楽園・ゲーム

marks

文字の大きさ
上 下
11 / 149
第一章 召喚前?

08 被害者と加害者の区分とは?

しおりを挟む
人間とは…自分の苦手な事をしなければならない状態を目の前に迎えてしまうと意識的か無意識的にかはその人次第とは言えど結構な頻度で他にしなければならない事を探してしまうらしい。

人はこれを現実逃避というが…っていうか同じ様な事を最近考えた事があったなぁ…あれは確か…
いや、今しなければならないのは自分の置かれている状況を正確に認識する事だろう。
さすがにこんな事を考えて韜晦している場合じゃない。


日本の法律においては強姦の被害者を女性だけとは断定してはいないらしい。
だがしかし…強制性交等罪という罪を犯したというのが前提にならなければ男がレイプされたという扱いにはならない。
簡単に説明すると、暴行または脅迫を用いて13歳以上の人に性交、肛門性交または口腔性交をする事らしい。


そうか…俺は暴行も脅迫もされてないけど気付いたら事後だったな。
ついでに言うなら13歳辺りが焦点として気にされている様だが、そもそも俺は31歳なので、とりあえず…パズル的要素を見ればかなりおしい気がするが年齢と言う項目で見ればかすりもしない訳だ。
なるほど、レイプでは無いと太鼓判を押された気がした。
ニナは無罪判決が言い渡されるのが決定した。

ふっ…おめでとうニナ…俺は塀の中から君が幸せになるのを祈っているよっ♡
ちなみに俺がなぜ塀の中に居るという前提で話をしているのかと言うと、ニナは約80%程度の確立で13歳未満だと思われる。

…そう、重い罪状だとすれば児童福祉法で俺は裁かれてしまい、13歳以上だとしても淫行条例などでえらいこっちゃな状態になる訳だ。

ニナ…君はアレか?私を社会的に抹殺する為に送り込まれたエージェントか何かだったのか?


とりあえずニナの愛液で濡れていそうな感覚のある股間をそよ風が撫でていくのを感じつつもロリ風味100%な少女が全裸で自分の上に挿入状態で寝ているというのは現実逃避を繰り返したくなる程度にはヘヴィーな状況であった。

ちなみに俺の下半身は自分の目で見た訳ではないのだが、スラックスは脱がされている様でブリーフに関してはどうも破られている様な感じがする。
足元にスラックスが引っかかっているので一応原形を留めているのは分かるのだが、脱がせたならスラックスよりも強く足を内側に引っぱるはずのブリーフの収縮力を足首近くのスラックスの辺りに感じられない。
ついでに言えば自分の尻の左右の辺りに手を持っていくとニナのスベスベな足があるのでちょっと分かり辛いが端切れっぽい何かがあるのを感じる。
…そう、伸縮性に富んだ自分の体によく装着していたブリーフの生地がそこそこ暴力的に千切られている気がする。

俺なんでここまで無理矢理脱がされているのに起きなかったんだろうか…
あの岩山の踏破はそこそこ大変だったけどそんなに熟睡するほどに疲れていたのだろうか…

おっと…自分が起きなかった原因を考えていたらニナが目を開けて俺の顔を見た。

「おはようニナ。」
「んっ。」
こんな自分の与り知らぬ状況下で性的なことが行われていたなどという経験が皆無な俺はどの様に話を切り出せば良いのかがまったく分からない。

でも1個だけ聞いておかなければならない事があるのに気付いたので先に確認しておくとしよう。
「ニナ、その尻尾は昨日も生えていたのか?」
「…?」
首を傾げてクエスチョンマークを頭の上に浮かべていそうな顔をするニナ。
どうもニナには俺がニナに聞いている事は伝わっていないらしい。

ニナは俺の上に重なる様に乗り今現在収納状態のまま尻尾を高く持ち上げて左右にフルンフルンと振っている。
根元が見えている訳ではないが、尻尾の振れている向きと角度から尾てい骨の辺りから…50cmぐらいの長さがあるか?
直径3cm程度の太さの短毛な尻尾がゴキゲンっぽく振られ続けている。

そしてニナ、俺の上から退く為に俺の胸の所に両手を押し当てて体を起こしたのかと思ったら腰をゆっくりと動かし始めた。
「んっ♡はふうっ♡んっ…♡」
そう言えば目が覚めた瞬間は俺の性器は完全にアイドリング状態に戻っていたのにニナが自分の上で寝ているのに気付いてニナの膣の中に性器が入り込んでいるのに気付いた瞬間からあっという間に暴走モードに移行していた。

たぶんニナはそんな変化を感じて目を覚ましたのだろう。
とりあえず朝焼けを背景に大自然の中俺とニナは気持ちイイ朝を迎えられた♡

「良いかニナ?服を脱がすのはまぁ…まぁ程々にして欲しいが、出来れば俺の意識がある時に言ってくれれば自分で脱ぐのでその様に頼む。」
「ԊՉՅՄ?」
やはり言葉は双方向で理解できないか。
俺の予想ではレテーナ同様何がしかの行為(キスとかSEXとか)をしたら意識上か言葉を介してかは分からないがなんとなく考えている事が伝わりそうな気がしていたのだが…

まぁでもこんなちっぱいな少女と生きていくのも悪くないかなぁ…

なんとなく下半身が主張する意見に迎合していきつつあるきよしだが、未だここがどこなのかも確認できていないので時期尚早というしかないのだが奥手な男の思考回路が暴走しているのか自分が犯されたという事はまったく意識から無くなり責任を取らなければならないとの強迫観念に近い思いを感じていた。

そして昨日妄想した『ほ~ら~行ってきますのちゅーしてよぉ~♡』な映像がもう一段進んで『ほ~ら~♡もう一回子作りしましょうよぉ~♡』な状況になっていたのは第2童貞を奪われたからかもしれない。

とりあえず朝から2回ほどスッキリな状態になった後ニナが清の上から降り震える脚で自分の服を畳んで置いていた後部座席に向かうのを手伝おうと思い立ち上がった時にスラックスのファスナーが破壊されているのに気付いた。
ファスナーってジャージの上着とかならスライダー部分が片側のチェーンに通ってる状態を見た事があるけどスラックスでは初めて見た。
そう言えばスラックスのファスナーって勝手に下がらない様にロック機構が付いていたな。
もしかしたらニナそのせいで開け方が分からなかったって事なんだろうか?

そしてファスナーを破壊してさっそく致そうと思ったら今度は伸縮性に富んだブリーフの登場と…
これだけ原形を留めているのが尻の下の部分だけってぐらいに千切られるほどにニナは大興奮状態だったのだろうか?

とりあえずニナが昨日着ていたワンピース状の服を頭から被り着たのを見て自分の下半身をどうしたものかちょっと困った。

とりあえずパンツに関してだが、俺はまだ外で履き替えなければならないほどに蛇口も門も緩んでなかったので、車に置いておく必要が無かった事から車を探してもたぶん無い。
スラックスに関してはファスナーのスライダーを無理矢理開く感じに力が掛かってチェーンをガイドしてスライドする部分が開く様に壊れている様なので、車に置いている工具を使えば直せそうな気がする。
ラジオペンチか何かでちょいちょいって感じに直せるんじゃないか?

ただ…一つ確定した未来が目の前に立ちはだかった…これから俺は…パンツ穿かない生活になるみたいだ。


…とりあえずファスナーを直す為に俺はフルチン状態で車まで移動した。
想定してない方法で開いたまま固まってしまっているスライドドアの辺りに座って工具を引っ張り出しなんとか修復作業を終え、一応人前に出られる姿になってニナの居るところに歩いて戻ると昨日の夕食に供されたパラミーの薄切り炙りが出来上がっていたので昨日同様ニナが取ってくれたものを受け取り食べた。

…なんだこのウレシハズカシな感情は。
笑顔で俺の顔を見続けているニナをチラチラと見る俺だが…どうにもこそばゆい感じがしてまともにニナの顔を見られない。

何にしてもこれから俺はニナと一緒に生きていく事になるんだ。気を引き締めてあらゆる悪意からニナを守らなければならないな♡
童貞期間の長い男にありがちな思考を続けながら一通り納得した清がレテーナが見える範囲に居ないことにやっと気付いた。

「ニナ?レテーナはどうした?」
言葉が伝わらない事は理解していたがあんな仲(体の関係を持ってるって事♡)になっておいて今更な感じがあったのと名前程度であれば伝わるのを期待して呼びかけてみたらニナも首を回して周囲を見て首をかしげた。

そう言えば朝起きた瞬間から今まで心に嵐が吹き荒れていたのでまったく気にも留めてなかったが…朝起きた時から居なかった?
思い返していたら何かに気づいたような動きをしたニナが砂浜に絵を描き始めた。
ニナが絵を描くのを正面近くで見下ろしていると気付いたら視線がニナの胸元とかひざの間に向いてしまう。

ニナの服…袖の辺りは緩い感じに切られている感じだが首の辺りは真ん中のあたりにスリットが入っていて紐で開き具合を調節できる様な作りになっていて、裸で寝ていても風邪を引いて無さそうな事からも分かると思うが日が海から昇り始めた頃でも特に寒くない。
おかげでそこそこ広く開いていて…もうさぁ、10代のSEX覚えたばかりの男子じゃないんだから自重しろと説教したくなる勢いで自己主張が始まる股間に溜息が漏れそうになる。

しかもニナが下に下着を穿いてない事を知っている俺は…自重しろってもう一回心の中で自分を叱っておいた。

そしてニナが描いていた絵がある程度出来上がったらしく俺を見てきたので確認してみたのだが…
「地図か…ここが俺達の居る場所だな。そして・・・この家がたくさん描いてある場所がニナとレテーナが住んでいた村って事か。そこにレテーナがパラミーの実を持って行ったって事か。」

なんとなく絵を見ながら解説する様に声が漏れてしまったのだが…もしかしたらニナの妹か弟が居るって話だったが、そこにレテーナが食べ物を持って行ったって事だろうか?
俺はニナが自分より年下の子が居るのに俺の家に行く事を優先させたと言う事を元に妹か弟は誰かに養われているのだと勝手に思っていたのだが…もしかしてそうじゃないって事なのだろうか?

もしかしてニナと所帯を持ったら即日弟か妹が出来るって事なのか?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

保健室の秘密...

とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。 吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。 吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。 僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。 そんな吉田さんには、ある噂があった。 「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」 それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

10のベッドシーン【R18】

日下奈緒
恋愛
男女の数だけベッドシーンがある。 この短編集は、ベッドシーンだけ切り取ったラブストーリーです。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

獣人の里の仕置き小屋

真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。 獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。 今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。 仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。

王女、騎士と結婚させられイかされまくる

ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。 性描写激しめですが、甘々の溺愛です。 ※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

処理中です...