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アリスの装備を一新させて二人でイワクニシティーで受けられるクエストを消化してると、町中で従魔COMPをいじりながら何やらブツブツ独りごとを言ってる人がけっこうな数見られた。
俺から見える姿は腕に装着された従魔COMPの少し上の辺りを見る感じで指で何かを押したり広げたり…スマホの操作でもしてる感じの動きに見える。
「なぁアリス、あの男何してるか分かる?」
アリスは今お使いクエストで町の中のお店から指定された料理を運んでる最中だったりする。
「ん?どの人?」
「あの何かブツブツ言ってる人。」
「あぁ…あれたぶんブラウザ開いてる人だと思う。画面が他の人に見えないから判りづらいけどたぶんそうだと思うよ?」
ブラウザってのはWebサイトを見るアレだよな。
「なぁ何でここで見てるの?ちょっとゴーグルでも外せば普通に見れるんじゃないの?」
あっ…アリスの顔がちょっと得意げな感じになってる。
「ニョロリンってなんにも知らないのね♡しょうがないなぁ♪教えてあげるねっ♪実はね~少し前からって言うか私がこのゲームを始めた頃からなんだけどこのゲーム完全にバーチャル空間の再現が出来る様になったの。確か…どこかの企業が技術提供したとかってので…まぁ詳しくは私知らないからこれ見て。」
そう言ってアリスが着けている従魔COMPを操作する感じの動きをしたらアームバンドの上の部分に浮いた感じで画面が現れた。
「おぉ!ぐぐるんさんじゃないか?!でもなんか立体的になってる??」
メイン画面のあの色合いの文字が並んだだけの簡素なイメージを踏襲した感じでロゴの文字列だけが立体形状になって回ってるのが画面の枠の中に見えた。
「これで見れるの?」
「従魔が使えるかは知らないけど私が使うのには外で扱うのと同じ感じだよ?」
「なんか俺が使っていた頃のからかなり進化してる感じがする…もしかして俺すごく長い時間このゲームの中に居たのかなぁ…」
「それは気にしてもしょうがないよ。それで?知りたい事でも有るの?」
「あぁ外の情報が見れるならこのゲームの不具合情報とかがサイトで確認出来ないかと思ってね。」
「あぁ~…えっと…ちょっと待ってね。」
アリスが画面を操作してくれて新しくなってるサイトが表示された。
そしてその画面の中の運営発表のお知らせの部分を開いて確認したら書いてあった。
「どうもハギエリアって何かおかしな感じになってるらしいな。あの場所では運営が意図しない変な不具合が起きてるらしい。それとあの鍾乳洞の情報も有った。あれ新しく実装された場所だったのね。」
「じゃぁあのプラグイン?3個出たのは普通だったの?」
「それ自体がおかしいって事は無いんじゃないかな?お知らせで障害情報みたいなのが出て無いから。」
「じゃぁ気にしなくて良いって事?」
「とりあえずそこらは攻略wikiを見てみた方が良いかな?」
今度はアリスに操作してもらって攻略wikiのサイトを開いてもらった。
そこに書いてあった情報で判ったのは、あの場所のボスは新規で実装された過疎地域へ人を分散させる為のダンジョンの一つだったらしく、最近一気に人が増えて来た事でサーバー容量が限界に来てるらしい。
その対策としてプラグインがランダムで取れる場所を5ヶ所ほど作って有るらしく、人を集中させない様にしたらしいが、そのボスってのがどうも、四神と黄龍らしく、プレイヤーのレベルの合計で敵が替わるって感じらしい。
それとどのボスでも言える事らしいが、魔法で与えられるダメージがほぼ0か1で万能魔法をドカドカ撃ち込むか団体さんで物量作戦で飽和攻撃するしか倒せない位硬い奴らだったらしい。
しかも自然回復量が今まで実装されていた敵の数倍って感じらしく、継続してそこそこ多めのダメージを与えないといけないらしく、かなり倒し難いと書いてあった。
ただ、俺達が相手した龍の時はかなり倒しやすかったんだけど、青龍の攻略方法の一つに氷結反射相性を持つ従魔でチマチマ削るのが一番速いと書いてあった。
ただ…反射相性を持つのの最大の従魔は150%位の数値の従魔しか居ないので6人位でその従魔で囲んで反射し続けるとかしなければ倒せないとあった。
これは防御力の扱いについての話になるのだが、100のダメージを与えられる攻撃をしたとして、受ける敵が魔法防御が10有るなら90のダメージとして扱われる。
魔法防御力が50有るなら50のダメージとして扱われるのだが、魔法防御力が500とか有る場合、100のダメージを与える攻撃をしても-400のダメージしか与えられない。この場合1未満のダメージは全て1と処理されるが、場合によってはクリティカル攻撃となり、その防御力を無視してダメージが通る。
この辺りはまためんどくさい話でクリティカル扱いの計算ってのはプレイヤーとか従魔の運の数値で確立チェックをした後に、敵の運の数値を使い再度クリティカルに『ならない』チェックをすると。
このボス達かなり運の値が高いらしい。おかげでほぼダメージが1になると。
それと、反射でダメージが入る場合は、どうもこれらの計算とは違うそうだ。
今回の実装で色々試行錯誤をした結果判ったのは、物理と魔法の防御力とは別に固有防御力とかって数値が存在するらしいと。
反射でのダメージ計算ではその固有防御力のみを防御力として扱う感じになる事からチマチマとしたダメージでも入る感じになってるって事だった。
それともう一つ書いてあったのが、四神のボスは各対応する場所で倒すと一番ドロップしやすいのと、その方向から離れるほど弱体化してプラグインアイテムを出し難くなるって書いてあった。今回俺達が倒した龍ってのがたぶん青龍で本当なら東のダンジョンでドロップしやすかったらしいが、俺達がソロ攻略という状態で入ったのでレベルが低すぎてボスとして出てきたみたいだな。
それとどうもこの四神の青龍、朱雀、白虎、玄武と黄龍に関しては色違いのデータを用意しているらしい。
これは新規実装にはならないって事なのかな?
コレまでの情報から判るのは、どうも…俺の氷結反射率を300%にしたから倒せたって事らしいが…
フッ…そうか…俺、チーターさんにいつの間にかなってしまってたんだな…
でも開く所は開きたい、穴が有ったら入ってみたいって言うのは男の性みたいなものだから…まぁ大丈夫だよね?
でも、思い出してみたらそう言えばって感じは有るんだよな。
だって俺の氷結魔法で一瞬で回復してたダメージがあの龍が撃ってきた魔法の反射でだけはHPがごっそりと削れたんだから。
それともう1個情報が書いてあったんだが、龍とプレイヤーの合計レベルの差が大きいほどレアドロップの確率が高くなるって。
まぁそうだろうね。
だってアリスって九州エリアを出たばかりでしかも普通であれば火炎に対する耐性程度しか持って無い様なレベル帯の従魔しか使えない位のレベルなのにソロで倒したんだから。レア報酬出放題になるよね。
と言う訳で、俺とアリスはこれ幸いとあのダンジョンのヘビーローテーションをする事を決めた♡
この際だから集められる物は集めておこうって話になったんだ♪
だって俺が未熟セイリュウになったのは完全にシステム上問題無いロジックでおきたチョットレア現象だっただけなんで♡
ただチョットだけその従魔が人っぽい思考が出来たり♡自立行動が出来たり♡チョットだけ試練の祠で内部的にいじれる様な状態になれただけなんだから♡
俺から見える姿は腕に装着された従魔COMPの少し上の辺りを見る感じで指で何かを押したり広げたり…スマホの操作でもしてる感じの動きに見える。
「なぁアリス、あの男何してるか分かる?」
アリスは今お使いクエストで町の中のお店から指定された料理を運んでる最中だったりする。
「ん?どの人?」
「あの何かブツブツ言ってる人。」
「あぁ…あれたぶんブラウザ開いてる人だと思う。画面が他の人に見えないから判りづらいけどたぶんそうだと思うよ?」
ブラウザってのはWebサイトを見るアレだよな。
「なぁ何でここで見てるの?ちょっとゴーグルでも外せば普通に見れるんじゃないの?」
あっ…アリスの顔がちょっと得意げな感じになってる。
「ニョロリンってなんにも知らないのね♡しょうがないなぁ♪教えてあげるねっ♪実はね~少し前からって言うか私がこのゲームを始めた頃からなんだけどこのゲーム完全にバーチャル空間の再現が出来る様になったの。確か…どこかの企業が技術提供したとかってので…まぁ詳しくは私知らないからこれ見て。」
そう言ってアリスが着けている従魔COMPを操作する感じの動きをしたらアームバンドの上の部分に浮いた感じで画面が現れた。
「おぉ!ぐぐるんさんじゃないか?!でもなんか立体的になってる??」
メイン画面のあの色合いの文字が並んだだけの簡素なイメージを踏襲した感じでロゴの文字列だけが立体形状になって回ってるのが画面の枠の中に見えた。
「これで見れるの?」
「従魔が使えるかは知らないけど私が使うのには外で扱うのと同じ感じだよ?」
「なんか俺が使っていた頃のからかなり進化してる感じがする…もしかして俺すごく長い時間このゲームの中に居たのかなぁ…」
「それは気にしてもしょうがないよ。それで?知りたい事でも有るの?」
「あぁ外の情報が見れるならこのゲームの不具合情報とかがサイトで確認出来ないかと思ってね。」
「あぁ~…えっと…ちょっと待ってね。」
アリスが画面を操作してくれて新しくなってるサイトが表示された。
そしてその画面の中の運営発表のお知らせの部分を開いて確認したら書いてあった。
「どうもハギエリアって何かおかしな感じになってるらしいな。あの場所では運営が意図しない変な不具合が起きてるらしい。それとあの鍾乳洞の情報も有った。あれ新しく実装された場所だったのね。」
「じゃぁあのプラグイン?3個出たのは普通だったの?」
「それ自体がおかしいって事は無いんじゃないかな?お知らせで障害情報みたいなのが出て無いから。」
「じゃぁ気にしなくて良いって事?」
「とりあえずそこらは攻略wikiを見てみた方が良いかな?」
今度はアリスに操作してもらって攻略wikiのサイトを開いてもらった。
そこに書いてあった情報で判ったのは、あの場所のボスは新規で実装された過疎地域へ人を分散させる為のダンジョンの一つだったらしく、最近一気に人が増えて来た事でサーバー容量が限界に来てるらしい。
その対策としてプラグインがランダムで取れる場所を5ヶ所ほど作って有るらしく、人を集中させない様にしたらしいが、そのボスってのがどうも、四神と黄龍らしく、プレイヤーのレベルの合計で敵が替わるって感じらしい。
それとどのボスでも言える事らしいが、魔法で与えられるダメージがほぼ0か1で万能魔法をドカドカ撃ち込むか団体さんで物量作戦で飽和攻撃するしか倒せない位硬い奴らだったらしい。
しかも自然回復量が今まで実装されていた敵の数倍って感じらしく、継続してそこそこ多めのダメージを与えないといけないらしく、かなり倒し難いと書いてあった。
ただ、俺達が相手した龍の時はかなり倒しやすかったんだけど、青龍の攻略方法の一つに氷結反射相性を持つ従魔でチマチマ削るのが一番速いと書いてあった。
ただ…反射相性を持つのの最大の従魔は150%位の数値の従魔しか居ないので6人位でその従魔で囲んで反射し続けるとかしなければ倒せないとあった。
これは防御力の扱いについての話になるのだが、100のダメージを与えられる攻撃をしたとして、受ける敵が魔法防御が10有るなら90のダメージとして扱われる。
魔法防御力が50有るなら50のダメージとして扱われるのだが、魔法防御力が500とか有る場合、100のダメージを与える攻撃をしても-400のダメージしか与えられない。この場合1未満のダメージは全て1と処理されるが、場合によってはクリティカル攻撃となり、その防御力を無視してダメージが通る。
この辺りはまためんどくさい話でクリティカル扱いの計算ってのはプレイヤーとか従魔の運の数値で確立チェックをした後に、敵の運の数値を使い再度クリティカルに『ならない』チェックをすると。
このボス達かなり運の値が高いらしい。おかげでほぼダメージが1になると。
それと、反射でダメージが入る場合は、どうもこれらの計算とは違うそうだ。
今回の実装で色々試行錯誤をした結果判ったのは、物理と魔法の防御力とは別に固有防御力とかって数値が存在するらしいと。
反射でのダメージ計算ではその固有防御力のみを防御力として扱う感じになる事からチマチマとしたダメージでも入る感じになってるって事だった。
それともう一つ書いてあったのが、四神のボスは各対応する場所で倒すと一番ドロップしやすいのと、その方向から離れるほど弱体化してプラグインアイテムを出し難くなるって書いてあった。今回俺達が倒した龍ってのがたぶん青龍で本当なら東のダンジョンでドロップしやすかったらしいが、俺達がソロ攻略という状態で入ったのでレベルが低すぎてボスとして出てきたみたいだな。
それとどうもこの四神の青龍、朱雀、白虎、玄武と黄龍に関しては色違いのデータを用意しているらしい。
これは新規実装にはならないって事なのかな?
コレまでの情報から判るのは、どうも…俺の氷結反射率を300%にしたから倒せたって事らしいが…
フッ…そうか…俺、チーターさんにいつの間にかなってしまってたんだな…
でも開く所は開きたい、穴が有ったら入ってみたいって言うのは男の性みたいなものだから…まぁ大丈夫だよね?
でも、思い出してみたらそう言えばって感じは有るんだよな。
だって俺の氷結魔法で一瞬で回復してたダメージがあの龍が撃ってきた魔法の反射でだけはHPがごっそりと削れたんだから。
それともう1個情報が書いてあったんだが、龍とプレイヤーの合計レベルの差が大きいほどレアドロップの確率が高くなるって。
まぁそうだろうね。
だってアリスって九州エリアを出たばかりでしかも普通であれば火炎に対する耐性程度しか持って無い様なレベル帯の従魔しか使えない位のレベルなのにソロで倒したんだから。レア報酬出放題になるよね。
と言う訳で、俺とアリスはこれ幸いとあのダンジョンのヘビーローテーションをする事を決めた♡
この際だから集められる物は集めておこうって話になったんだ♪
だって俺が未熟セイリュウになったのは完全にシステム上問題無いロジックでおきたチョットレア現象だっただけなんで♡
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