先生、僕って…なんか転生してるみたいなんですけど

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第一章 青葉

30 学校の改革

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僕達は、相変わらずいつも通りの生活をしながら、梅雨が明けて夏休みになる短い間の学校生活を送っていた。


愛奈との関係は特に大きく変わらないけど、キスとハグの回数はこの間までとは比べ物にならないほどに増えた。
キスの内容をディープな感じから少しづつ軽い感じに変えて行った事で、何気ない瞬間にもキスしたくなる愛奈が近くで見上げて目をつむる様になったのが小さな誤算だろうか。僕は約束した手前それを無視する事ができず、求められるままにキスする様になってしまったのだが、一応愛奈も軽いキスで笑顔を見せてくれる様になったので、毎日100回ぐらいしているキスの回数を減らしていくのが今後の目標といった所だろう。

それと先日愛奈に約束通り下半身の毛を剃られた。
僕は、体の関係のある全員にそれを見られて笑われてしまったのだが、早く生え揃ってくれる事を首を長くして待っている。
ブーメランパンツ(水着)を穿く分には全く問題無いけど全裸に対応できてない下の毛形状ってのは困る。
まぁでも愛奈と一緒に愛奈の友達と海に行く予定も決まってるみたいなので、夏休みになるのが楽しみだ。


碧はあれから3日ほど僕の家に泊って自分の家に帰って行った。
どうも親御さんから何度も安否の確認の連絡が着ていたらしく、これまでずっとスマートフォンの電源を切って無視していたそうだが、僕達と連絡を取る為に電源を入れる様になって本気で心配されている事に気付いたらしい。
学校に関しては、碧はソラ先生の助手として活動する事になって、そっち側から何か交渉が行われたらしく、一応夏が明けた辺りから復学する事になったらしい。

ちなみにまだ小学生みたいな体だけど、保健室にいつもいる事で同級生たちからずいぶんと餌付けされているらしく、ちょっとづつフクフクしくなってきてる様な気がする。
碧には腕とか脚とか切り取られないようにチョットだけ気をつけようと思う。


それと、今回僕の彼女最有力候補だと思っていた芽瑠。こいつ気づいたら幸之助と付き合っていた。
たぶんだけど、幸之助が友情出演していた件が芽瑠にバレたんじゃないかと思うけど、詳しくは聞いてない。
だって僕はあの動画の出演者に関しては誰にも言わない約束をしてるからね。
幸之助も芽瑠も僕にその事を確認してこない以上は僕から口を出す事じゃないだろう。

ちなみに芽瑠だけど、たまに授業中に僕の下半身をジーっと見てる時があるんだけど、お前のオチンチンは幸之助に付いてるからな?これはもうお前のモノじゃないからね?だから『一回試させてくれない?』なんて紙を送って来ないで。
僕はまだ幸之助との親友関係を解消する気は無いんだ。あいつが居たおかげで僕は彼女が出来たんだから♡


そうそう彼女と言う訳じゃないけど、冬美さんは自称セックスフレンド枠に進んで落ち着いてくれた。
最初彼女の座を巡って不穏な空気が漂う事があったが、冬美さんが『私はいつでもどこでもセックスする権利がもらえるなら彼女じゃなくてもいいわ♡』なんて事を言いだしたことで、『まぁ確かに』とか『あたしは毎日一回出来ればそれで充分』なんて事を他の子達が言ってくれて不穏な空気が薄くなっていった。
一応僕の彼女も少しばかり不満はあるけど今の所は冬美さんの提案を受け入れるつもりの様だ。

少し前に冬美さんがあのとき乗せてもらったベンツから、ワンボックスのすごく大きな車に乗り換えているのを見かけた事があり、冬美さんが僕に気付いて家まで送ってくれる事になったのだが、なんか後部座席がラブホテルみたいになっていた。
『これでお昼にも楽しめるよっ♡なんなら朝夕も裸で迎えに行ってもいいからネッ♡』などと言われて少しだけドキッ♡とした。

相変わらず冬美さんはセックスに前向きだった♡


それと小晴だけど…まだ何もしてない。碧と色々情報交換をしていたからすぐにでも突撃してくるかと思っていたのだが、その後も休憩時間にたまに僕の膝に乗ってお尻をグリグリ押し付けていく程度でキスする訳でもない。

やっぱり小晴はあの医者と結婚する気なんだろうか?

一応あの最新式のスマートフォンもまだ持ってるみたいだし…ンー気になる。
そう言えば小晴と梅原さんと阿部さんって、同級生でそれなりに交友があるらしく、もしかしたら僕の知らない所で色々画策してるのかもしれない?


そうそう忘れてた。阿部さんの陸上競技会のマネージャーの件だけど、学校側からの正式な打診があり、今度ソラ先生と一緒に顧問に連れられて現地に行く事になった。

僕は、セックスする事でドーピング検査に引っかかるんじゃないの?なんて心配していたんだけど、どうもソラ先生と顧問がドーピング検査を何度か繰り返してみた結果、陽性反応を示す項目は見つからなかったらしい。
だからって中出しして1時間毎に確認するとか2回連続で中出ししたら違いがあるのかとか、体位での違いがどうとかって色々提案してくるのってどうなんだ?
ソラ先生は知的好奇心を満たせるらしく喜んで実験してるし顧問の先生もなぜか目をギラギラさせつつそんな提案をしてくるし…

まぁ…阿部さんの選手生命が消えない程度に頼みたいと切に願う僕だった。


そして僕の彼女…♡
さすがにもう分かってると思うけど、美里が皆に認められて無事僕の彼女になってくれた♡
「もうさぁ♡彼女とかさぁ♡僕にできると思って無かったんだよなぁ♡」
「まだ言ってるの?そろそろ2週間ぐらい経つのにそれ毎日言ってない?」


あぁ…僕を見てくれる僕の彼女の笑顔が眩しいよぉ…♡


「毎日だって言うよ。僕の彼女は読者モデルをしてる群堂美里なんだぞって♡どうだ羨ましいだろ!ふははははははっ♡」
「はいはい。ほら、あーんしてそろそろ食べて。急がないと午後の授業が始まっちゃうわ」

最近僕と美里は、お昼時間あの非常階段の一番上に入り浸る様になった。
毎日居る事で気づいたんだけど、どうもここって周りに秘密にして付き合ってる人達がこっそり会う為の場所だったらしく、そろそろ僕達も他に行って新しいカップルにここを明け渡さなければならない立場になってるみたいなんだけど…

「そう言えば美里って事務所から付き合ってる事を大っぴらにしない様に言われてるんだよね?」
「そうね。言われてるけど…でも私ももう高校2年よ?彼氏の1人ぐらい居てもおかしくないと思うんだけどなぁ…」
タコさんウインナーをフォークで口に入れてもらい、同じフォークで美里がアスパラベーコン巻きを口に運ぶのを見てドキドキしてる僕♡
間接キス~~♡やっぱり僕にはロリコン趣味は無かったらしい。だって碧には全くドキドキしなかったのに美里にはドキドキするもん♡
「あっ、待って」
口元を美里に舐められた♡
「綺麗になった…ってまたこの程度の事でそんなにしてぇ~♡困ったちゃんだなぁ♡」
美里はそう言って僕の股間を撫でながら髪を耳に掛けつつチャックを下げて引っ張り出した僕のオチンチンを口に含んだ♡
「ほうひうほほほへひふんっ…事が彼女の一番のメリットって感じる♡もっとエッチな気分になってもいいからね♡」
僕の出したのを全部飲み干して更に輝く様な笑顔を見せてくれる美里はなんだか女神様みたいだった♡




それとあの事件…事件と言うか悪事?
校長と教頭のやっていた事だが、最終的には社会的に無かった事になった。

そうなった理由に、被害者の中に、地元の資産家の娘とか、ホテル王の娘なんてのが数人いた事で、大っぴらにしたくない人達がそこそこ多く居たのが原因らしい。
僕はその現場に居た訳では無いので幸之助からのまた聞きで知ったのだが、地方警察の所長とかもあの件に絡んでいたらしく、官民一体となって事態のもみ消しが行われたらしい。
現場にソラ先生の知り合いがやってるらしい警備会社の精鋭たちが突撃して校長と教頭とそこに居た地場の企業の社長たちが一網打尽にされ、どこかの施設に運ばれた事で、大きな混乱は発生しなかったそうだ。

そして秘密裏に個別説得?が行われた結果、校長と教頭は体調不良を理由に役職を退く事になり、後任が来るまでの少しの間、校内に不穏な何か探る様な空気が充満していた気がする。
やはり少なくない学生が校長と教頭がやっていた事に気付いていたらしく、少しの間SNSなどに今回の件がぽつぽつと漏れたりしていたそうだが、その投稿に対して組織的な反応が見られた。

『妄想?』『学生はいいなぁーこんな事考えながら学校生活してるんだ…』『私ももう一回学校に通う頃に戻りたいなぁ~』『その高校の願書ってまだ間に合う?』などといった投稿が多く行われ、あっという間に話題になる事も無く消えて行ったらしい。

それと、校長からの繋がりで、教育委員会にも加害者が何人かいたらしく、そっち側でも色々揉めたらしいが、被害者の子達の生活を守る事を優先する様な決定が下った事で、無事に次の校長と教頭が決まった。


「で?僕はなぜ校長室に呼ばれたんですか?」
「あら?用事が無ければ呼んだらダメなの?」
「…保健室の先生からずいぶんな出世を果たしたソラ先生に、これほど気軽に呼ばれると心身共に引き締まる様な気がします」

こんな奴に権力持たせるとか本気か?こいつ寝てるJKのブラジャー取っておっぱいの生育状況を観察する様な奴だぞ?

「あらぁ~そんなに緊張しなくても大丈夫よ♡私と新之助君の仲じゃない♡乳首突き合わせてキスした仲じゃない♡」
新しく派遣されてきた教頭がギョッとした目で見てるよ?
そんな事した覚えはあるけど、そんな事言ってもいいの?

「それで?今日はどんな事をさせられるんですか?」
「まぁそう急がないの。童貞卒業してもせっかちなのは変わらないのねふふっ♡」
だから教頭がまた目を剝いて僕とソラ先生を首振り人形になって見てるよ。気付いてるよね?


たぶん僕の学校生活はまだまだ落ち着く事って無いんだろうなぁ…またため息が漏れた。


第一部 完
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