先生、僕って…なんか転生してるみたいなんですけど

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第一章 青葉

29 進捗と企み

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「僕何も悪い事してないはずなんだけどなぁ…」
とりあえず逃げる様に保健室に来た僕を、出迎えてくれた碧がベッドに座って膝枕してくれて、よしよししてくれた。
「まぁほら、かっこいい男ってやっかみが酷いってよく聞くよ?」

「でもよかったじゃない。あなたゲイの噂が立ちそうになってたそうだけど、今日はそんな話一切出てないんでしょ?」
ソラ先生がとんでもない事を言いだした

「えっ?そんな噂があったの?マジで?」
「お前ゲイの趣味も持ってたのか?」
「待て碧。僕はそんな趣味は持ってない。僕はシスコンとロリコンと健全なエロの趣味しか持ってないはずだ」
「だからそろそろ言いきれよ。ホントにお前と付き合って行ってもいいのか不安になるだろ?」
「大丈夫よ。新之助君はゲイじゃないわ。そんな噂が立たない様に昨日ちょっと手伝ってあげたでしょ?」



…何を?…何を手伝ってくれたの?



「えっと…ソラ先生は僕にゲイの噂が出ない様に何かしてくれたの?」
「幸之助君に一昨日ぐらいに、『あいつこのままじゃ男に掘られたい系に落ちるからマジでなんとかしてくれ。絶対昨日天さんがやり過ぎたんだよ!』なんて言われてね。ちょっと反省して一肌脱いだのよ。うまく行ったでしょ?」


一肌脱いだ…?うまく…?
本当に何をしたの?意味がわからないんだけど?


「全く気付いてなかったみたいね。あのね、昨日の過去を見る魔法を使った時なんだけど、本当なら私は服を脱ぐ必要が無かったの。でも、それをしたおかげでみんなが裸になる必要があるって思ったんじゃない?」

…思ったね。

「なぁ、あたしの言った事当たってたんじゃないか?」
「あら、碧さん気付いてたの?すごいじゃない♪あなた少し私の助手でもしてみない?少しぐらいはバイト代出すわよ?」
「バイト代は嬉しいけど…」
怖いよね。分かるよ。うん。


僕、ソラ先生の企みが昨日の最初の魔法行使の時に始まってたって全く気付かなかった。
「じゃぁ回復魔法で乳首を合わせる必要ってそもそも無かったの?」
「そうよ。触れてるのと触れてないでは、少しは違いがあると思うけど、そもそも濡れてない乳首が当たっていてもそれほど違いは無いはずよ。それにしても途中で本当に気づかなかったの?最初に実験した時に全身に汗をかいてやった時にも差があったし、昨日水に浸かった状態で触れてないのに魔法が伝わったって話も君がしてきたんだよ?とりあえず簡単に例えるなら…そうね、正常位でする時に、女は頭を抱かれて抽挿されたらすごく気持ちいいけど、男は特に気にならないでしょ?その程度の差だと思ったらいいんじゃないかしら?だから、セックスしながら愛液まみれになった状態でキスしながら回復するのが、どんな状態かとかもう少ししっかりと考えたら、答えにたどり着けてもおかしくないはずなんだけど?」

Oh…マジカー…

そう言えば美里が冬美さんに説明する時にも…僕言ったな。脱ぐ必要は無いかもしれないけど、ソラ先生が脱いでキスしたって事は何か意味があるかもって、美里を裸で僕に乗せた事にもやっぱり意味があるんじゃないかって、美里も同じ様に思ってた。…それで体が綺麗になった2人が実体験を元にホテルでも説明したから、みんなそうだと思って当然の様に裸で回復するって流れになって…


Oh…マジデスカー


「ちなみにソラ先生はこうなるって思ってたんだよね?…えっとどこまでが想定内なの?」
「んーそうね…昨日君が会った子全員が中出しされてるのは一応想定内かしら。新之助君とキスして回復した子があの気持ち良さを無視できるなんてまったく思えなかったもの。最低でも2~3人は生セックスしたがると思ってたわ。それと、私の本当の目的は新之助君に仲の良い女の子を増やしてゲイの噂が無くなる事だから、裸になってキスするだけでも十分だったのよ。そんな事してたらどこかで会った時に必ずお互い意識するはずだからね。でも、若返ってるっていうのはさすがに想像してなかったわ」

ソラ先生って、自分が少しだけ脱ぐ事で、僕にリストの女の子達が全員中出しさせられる所まで予想できるんだ…この人、人間か?

「あっ、新之助なんで先に行くのよ」
「あっ居た♡」
芽瑠と小晴が一緒に保健室に入ってきた。

そして少しの間小晴と緑の間に緊張感が漂っていた。

僕に向かって、『ロリ枠もういたのか!?』『お前小学生が対象枠に入ってたの?マジデ!?』なんて心の声が届いていたが、相手が自分と同族性を持つ事に気付いた2人は握手をして勝手に情報交換を始めていた。
小晴ともそう遠くない内にセックスするのかなぁ…

そして美里と冬美さんが少し遅れて入ってきて昼食が始まった。

「一応昨日話をした人が集まったから、進捗状況を伝えておくわね。そうそう、真壁さんと五藤さんには一応先に昨日の辺りまでは説明してあるから大丈夫よ」
ソラ先生がバナナを食べながら2枚タブレット端末を渡してくれて、近くの者達で集まって見ながら話を聞いた。
冬美さんを見たら舌で唇舐めて答えてくれて、碧は僕の股間に手を伸ばしてヒトナデして答えてくれた。

「一応教頭と校長がやっていた事はある程度裏が取れたわ。それで警察絡みで少しつついておいたから来週辺りまでは被害者の子達が呼ばれる事は無いはずよ」
タブレット端末には校長と教頭がやっていた事に関係していた地域の企業とか暴力団辺りの関係者の名前が羅列されていた。
「すごく大規模な犯罪だったって事?」
「どこの地方でも多かれ少なかれ似た様な事はやってると思うんだけど、ここはちょっと度が過ぎたみたいね。私が保険医をしてなければもしかしたら気付かなかったかもしれないけど、気付いてしまった以上そのまま放置はできないわ」
「そう言えばソラ先生ってなんでその犯罪に気付いたの?」
「そりゃぁここで休む女の子の胸の辺りをじっくり見て触って観察していたら誰でも気付くわ」


なるほど。あの時ソラ先生を保険医にした奴を縛り首にした方がいいって思ったけど、もしかしたらそいつには先見の明があったのかもしれないな。
鉄パイプ百叩きぐらいで許してやろう。


「それで、新之助君の回復の力…一応魔法って言葉は使わないようにしましょう。ちょっとバカっぽい気がしてやる気が萎えるから」

悪かったね!

「話を戻すわね、その回復の力だけど、昨日からの観察と少しの実験で分かったんだけど、新之助君の精液の、精子よりも分泌液側が主体になってるのだけど、それを体内に受け入れた子って少しの間体力とか反射速度、瞬発力、他にも思考速度などで違いがあるのが分かったわ」
「はい!先生!質問良いでしょうか?」
「なぁに南さん」
「今ここに居る昨日なんかしてそうな女達の体がピッカピカなのは、新之助の体液を体内に何度か注入されているって事で間違いありませんか?」
「そうね。何度か生で中出しされてるはずよ。もしかしたら経口摂取してるかもしれないけどどっちかまでは断定できないわ」

僕と碧と美里と冬美さんの顔が赤くなった。
フェラの事を経口摂取とか言うな。

「あんた達さぁ…サルじゃないんだからさぁ…どんだけやってんのよマッタク…ハァ」
小晴の一言が結構深く心に刺さった。

「それは…少しばかり込み入った事情があってですね?こちらとしてもその…碧、そこの隅の辺りででなにがあってお前がそんな姿になったのか説明してやってくれ。言える範囲でイイから」

僕は碧に説明責任をパスした。

「えっ?あのラブホテルの事とかも全部説明していいの?」
「ちょっと先に話をしようか。先生説明を進めておいてください」

僕は碧をキャッチして話が行われているテーブルから離れた。

「もうちょっと出すワードを考えろよ!2人でラブホとか一番ヤバいだろうが!?それにあれはソラ先生のせいで流されただけだろ!?そこら辺を除いて体が小さくなった辺りの話をしてくれって言ってるの!」
「えーそりゃぁ最初は流されたかもしれないけどぉ、あたし新之助なら赤ちゃんできてもいいかな?って思ってたんだよ?」
「そういう話はせめて結婚しても相手の男が警察に呼ばれ無い程度に体が育ってから言おうね。ほら、みんなの目がやばい感じになってきてるだろ?」
「結婚♡…まぁうん、分かった♡」

僕は何を失敗したんだろうか…
ここでもすごく居心地が悪くなってしまった。


バン!『あれっ?おい!』ドン!ドン!ドン!『おい開けろってば!!』

「阿部さんかしら?新之助君、ドアを壊されない内に開けてあげてちょうだい」
すごい剣幕でドアをガタガタ言わせてる阿部さんの方に近付きドアのカギを開けたら阿部さんが飛び込んで来た。
「新之助!お前来月から始まる陸上競技会の予選の専属マネージャーになってくれ!それでいっぱい突っ込んでくれ!お礼にお前が喜んでくれた口でするのいっぱいしてやるから!」
「ちょっと阿部さん、ドアは閉めてからそういう破廉恥な事言いなさいって何度も言ったでしょ?あっ、こんにちは新之助君♡!…ふぅ♡ホントだ♡」
阿部さんに抱き着かれて全身がメキメキ音をさせてる僕に梅原さんが近づいて来て頭を持ってキスしてくれた。

ホントだって何が?

「村雨先生、これ、午前中に計った阿部さんの記録です」
梅原さんがソラ先生に紙切れを渡して空いてる席に着きお弁当を開きだした。
「…すごいわね。これって注入から3時間ぐらいかしら?」
「恐らく中出ししてから2時間半ぐらいだと思います」

「あの、みんな?何か誤解してる様だから言っておくけど、僕は襲われた方だからね?みんなそんな目で見ないでね?」
「男に強姦被害者は居ないって知ってた?」
「男がその気にならないとムリだから、してる時点で合意してるって判断されるみたいね」
「でも、LGBT関連で少しその辺りが見直されるって話が出てたのニュースで見た事あるわ」
「新之助あんたホントに節操無いわね」
「新之助、あんたレイプされたの?どんな気持ちだった?ねぇねぇ詳しく聞かせて♡」
「な~ぁ~マネージャーになって毎日セックスしてくれよぉ~頼むよぉ~♡なんならアナルも使える様にするからさぁ~♡」
とりあえず頭の良さそうな人達が知識を披露してくれて、何かを企んでそうな子がニヤニヤした顔で僕を見て、頭そんなに良さそうじゃない奴か質問してきたりと、少しの間保健室がうるさかった。
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