先生、僕って…なんか転生してるみたいなんですけど

marks

文字の大きさ
上 下
25 / 57
第一章 青葉

24 妹って言い訳はダメ?

しおりを挟む
「…ねぇ。なんであなたが一緒に車に乗ってるの?勝手にドコにでも帰りなさいよ。ホテルまでは自分で来たんでしょ?」
「ほーら美里さん。そんなに意地悪言わないの」
美里と冬美さんが並んで座り、僕と後藤さんがその正面に座って移動中。ちなみに後藤さんは簡易椅子を出してそこに座らされてる。
ちなみに僕達が座っている椅子がファーストクラスで五藤さんのがエコノミークラスぐらいの差を感じる。

「でもぉ…この子新之助君にあんな事させたのよ?新之助君の服があんなになるまで新之助君がケガしたんだよ?」
「んー?それって…新之助君が自分の時よりも痛い目にあって五藤さんを助けたのが気に入らないって言ってるのかしら?美里さんの時は新之助君自分で腕を引き千切ったのよ?あなたの顔をほんのちょっと癒す為に」
「それは…私のはそうかもしれないけど…その、違う…よ?…気に入らないとか言ってないよ。………だから2人ともその目は止めてって言ったでしょ!」

僕と冬美さんは美里さんの可愛さを発見するタイミングがよく似てるみたいだね♪
冬美さんとはもっと色々な事でも楽しめそうな気がするなぁ♡体の相性以外にも色々相性良さそうだもん♡

「ゴメンナサイ。私、今…友達の所を泊まり歩いてたから…梅原さんと阿部さんとは泊まらせてもらえるほどは仲が良い訳じゃなくて…」
「…」「…」「…」
「私の家には泊まらせてあげられないわ。あの事で夜中まで出歩く事が増えて交友関係をすごく細かく調べられる様になったの。だから友人を家に招く事も少し前からほとんど出来なくなったの」
そう言えば今日、いきなり訪ねた時にも困るって言ってたな。
もしかしたら帰ってから色々言われるのかもしれないのか…

「私は二人っきりになりたくないから無理。それに後藤さん最近ずっと学校に行ってないんでしょ?私は仕事もあるし学校にも行くから、私の部屋を勝手に使わせるとかできないわ」
殴り合いのケンカしたからこれはしょうがないね。時間が経ったら関係は変わるかもしれないけど直近は無理だろうね。

2人の言い分はしょうがない気がする。だからって僕の家にって訳にはいかないんだが…

「とりあえずソラ先生に聞いてみるか」
「自分で聞けばいいでしょ?なんで新之助君がそこまでこの子の面倒を見ないといけないの?!変でしょ!」
おっと美里の我慢がけっこうギリギリまで来てるなぁ…

「そりゃぁ僕が面倒見ないといけないって事は無いけど…」
今の後藤さんって愛奈と同級生ぐらいに見えてちょっとほっとけないんだよなぁ。
「まぁあれだよ。ほら、僕の事もソラ先生に聞く必要があるから、そのついでって事で、今度しっかりと埋め合わせするから許してもらえないかな?」
「あら?美里と明日デートにでも行くの?じゃぁその次の日は、私と一緒にちょっとエッチなホテル巡りデートしましょ♡」
「冬美さん何言ってるの!?勝手に決めないで!」



「じゃぁまた明日連絡ちょうだい」
「絶対連絡ちょうだい。絶対だよ!」

「はーい分かってるよ」
僕と後藤さんが冬美さんの車に乗った二人を見送ったのは、とあるラブホテルの前だった。
「…」「…」
そこそこ気まずい。

僕はなんで最初に男とラブホテルに入って、次は妹と…よく見たら妹よりも背の低い少女とラブホテルに入らなければならないのだろうか…

この絵面。どこからどう見ても兄と妹なんだよね。

「今の後藤さんすごくランドセルとか似合いそうだけど、一緒にここに入ったら、僕…通報されないかな?」
「命の恩人にこんな事言いたくないけど…金玉蹴飛ばしてやろうか?今なら膝蹴りが簡単に当たるぞ?」
「それは勘弁してほしいけど…」
僕は周囲を見渡してため息が漏れた。

ソラ先生の住んでるラブホテルって、それほど郊外って言える様な場所にある訳じゃない。そこそこ人通りが多い幹線道路沿いにある。
とりあえず冬美さんの車の中からソラ先生に電話したら、『それなら私がそっちに帰ったら部屋に呼ぶから、それまでどこかの部屋を借りて待ってなさい』って言われたんだ。だからこのエロ臭プンップンのラブホテルに入って、どこかの部屋で待たなければならないんだけど…

『今から僕たち愛し合います♡』って感じの人達が結構頻繁に入っていくラブホテルのドアに五藤さんと一緒に入るっていうのはナカナカに気合いが必要な感じだったりする。

「ねぇ。谷口君。少しの間近くの広場みたいな所で待って入った方が良くない?今ちょうど仕事してる人が帰る頃だから…」
五藤さんのいう事ももっともなんだけど、僕は出来れば早く家に帰りたい。
時間が5時を少し過ぎた辺りだから愛奈ももう家に帰ってきてる頃で、僕が居ないか部屋を見て回ってる頃のはずなんだ。

電話で連絡すればいいって思っただろ?

でも僕のスマートフォンは今手元に無い。たぶんあのビルの瓦礫のどこかにカケラか何かになって落ちてると思うんだ。もしかしたらもっと高い所で僕からパージして落下の衝撃でお亡くなりになってるかもしれない。
だからソラ先生に連絡するのも美里にスマートフォンを借りた。
それで、スマートフォンを使ってる人なら分かると思うんだけど、僕は自分の家族の連絡先を頭に記憶してない。
何なら僕のスマートフォンの番号も覚えてない。一回家に戻らないとどうにもならないの。

ね?だから早く帰りたいって思う僕の気持ちもしょうがないって思えるでしょ?

そんな訳で早く部屋に入って五藤さんを置いて、僕だけでこっそり一回家に帰りたいなーなんて思ってる訳なんだけど…

「ハァ…」
「命の恩人にこんな事言いたくないけど…顔見てため息とかケンカ売ってんのか?」
「そうじゃないんだけどさぁ。五藤さんがこんなチンチクリ…イッタイ!失礼。可愛らしい感じになる前の姿だったら腕でも組んで入ったら普通に一般人のカップルに見えてたんだろうなって思ってさぁ」

「…そんな風に見えるかな?」
「確か身長もそんなに変わらなかったし五藤さんの普段着なら普通に大人の女の人って思われるだろうからね。もしかしたら姉と弟って思われるかもしれないけどカップルに見られる方が多いんじゃないかな?」
「…まぁそっか」

「君達はそこで何をしているんだ?」
ん?おっと…警察官。
「…なんもしてない…た…えっと…お兄ちゃん行こう」
「えっ?あぁ。何でもないんで!失礼します」

「…」



「びっくりした…警察官に職質とかされた事無かったけどドキドキするのね」
「職質って…あんなのどうせ変な仕事を増やすなとか思ってるような奴だからさっさと離れたらいいの」
「なんか慣れてる?」
「…まぁ少し」

僕らはラブホテルの前に居る事が出来なくなり、小道に入ってなるべくソラ先生の家のラブホテルの周りに待機できそうな場所を探して歩きまわっていたんだけど、どうも変な連中に目をつけられたみたいだった。

「なぁニーチャン。その子可愛いね。ちょっと遊びたいからお小遣いとその子をこっちによこさない?」
「明日ぐらいにはもしかしたらかえしてやれるかもしれないからさぁ」
「俺らは可愛い女の子を可愛がるのが大好きなんだ。なんなら1週間ぐらい遊んでやるからなっ」
「おい、返事ぐらいしろよ。何無視してんだ!」
「こいつ調子に乗ってんな。痛い目に遭いたいみたいじゃん」
「ニーチャンもしかして自分も遊ばれたいって変態か?仲間にはそっちが好きなド変態も居るから一緒に来るか?」
「俺はどっちも行けるぜ?ギャハハハッw」


「なんかここまでテンプレな小物が近づいてくるとこれもソラ先生の実験かなって思うよね?」
「ねぇ、10人ぐらい居るよ。逃げなくていいの?」
声を掛けられて五藤さんが走って逃げようとしたところを僕が止めたおかげで、彼女は逃げる機会を失った。
「これぐらいのチンピラならなんとでもなるよ。それにちょっと使ってみたい魔法もあるし良い相手じゃないかと思ってね」
「おいおいこのニーチャン魔法使ってくれるらしいぜ!」
「スゲーw俺、魔法とか大好きだぞ」
「俺は触手とか何本も出せるのが使いてぇ~w」
「とりあえずお前は一回ボコすの決ってー死ぬなよ?」
リーダー格の男がバイクのチェーンみたいなのを手に巻き付けて走り出し、他の連中も色々危険そうなモノをポケットとか腰の辺りから引っ張り出してギラついた眼をさせながら近づいてくる。

「ねぇ、逃げないとまずいって。あいつらこのへんでチーム作ってる奴らだからまだいっぱい来るよ!」
「大丈夫。五藤さんちょっとこっちおいで」
「なーっ!いきなり抱っ…ダァーー!!」
僕は子供みたいな体格の五藤さんを片手でお子様抱っこして近くのビルの3階辺りの窓枠に跳び上がった。

「なんだ!?あいつ、スッパイダーマンかよ!」
「ちげぇって!ジャンプキングーだって!ゲームの奴だ!」
「お前らあほか!このゲーム脳が!おい!お前ら中からイケ!」
半分ぐらいが建物の入り口に向かって走って行った。

「なぁ…重くないの?」
「別に?一応尻を腕に乗せてるけど支えられるのは脚ぐらいになるから、しっかり首に抱き着いてろよ…それと出来ればちょっとだけ耳を塞いでおいてくれないかな?」
「耳?…あぁ、それはいいけど?」
五藤さんが意味は分かってないけど一応僕の首に抱き着いたまま耳を塞いでくれた。

「よっし。五藤さん聞こえてないね?」
「…」
「後藤さんのおっぱい柔らかかったなぁ~もう一回吸いたいなぁー舐めまわすのでも…なぁ、蹴るなよ」
「お前胸吸ったの?いつの間に吸ったの?まさかあんな落ちてる時に吸ったの!?」
「吸える訳ないだろ?お前の服どうなってたんだよ?こっそり聞いて無いか調べる為にちょっと声に出していっただけ」
「!!!」
「だから蹴るなってば。ほら今度こそしっかり耳塞いでおけ。今度聞いてたら大声である事無い事言いふらすからな」
「クソッ…お前マジで覚えてろよ!」
「悪態吐く少女に抱き着かれるってのもなんかいいわぁ♡」

本当に耳を塞いでるみたいだな。詠唱とか僕も恥ずかしいから聞かれたくなかったの。さてと。

「ファイヤーダンス!炎よ踊れ!」
炎が出ない…ほにゃらら~まで必要?でもそれでも発動しそうにないなぁ…回路の位置は分かるけど、どうもワードで段階が進む感じみたいだから、僕は全部詠唱しないと魔法が使えないのかもしれない。
詠唱は分かるんだけど…

だとしたら、簡単な方で。


「焼き尽くし貫け!我が願う破壊を顕現せよ!ファイヤーアロー!!」



………うん。



もう攻撃系の魔法を使うのはやめよう。自分の体に使う系で簡素な奴だけしかもう使わない。

僕は自分の顔が火吹いてない?って感じるぐらいに熱い気がしてる。今、手の平から飛び出してる火炎の矢の魔法の熱源って実は僕が恥ずかしくて体が熱くなる熱の再利用なんじゃないかって思う。

「おい!あいつ火炎放射器持ってるぞ!」
「まずい!逃げろ!上からあんなの使われたら死ねる!!」

とりあえず外に居た連中はクモの子散らす様に一気に路地に逃げ込んで消えた。
後はビルに入った連中だけど…

なんか僕の居る窓枠がある辺りに入るドアが施錠されてるみたいで『卑怯者!ドアを開けろ!』とか『怖くて開けられねぇのか!』なんて言ってる奴が居るが…

「なんかアホ過ぎてちょっと相手してらんないって感じ?」
あっ、あれ裏口か?

地面に降りて背中をポンポンって叩いたら五藤さんが耳を塞いでたのを止めて僕を見てくれた。
「…何?」
「あれ裏口かな?」
僕が指示した辺りにちょっと派手だけど表よりは入りやすそうな入り口が見えた。

「あぁ、プレイランド・ドリームホープ・ムラサメって看板もあるな」
「そう言えばホテル名って今まで全く見て無かったけどずいぶんと夢と希望が詰まってそうな名前だな」

ソラ先生の夢と希望が詰まってるって意味じゃないよな?

とりあえず僕は五藤さんを抱っこしたまま周囲の視線が全く無いのを確認してぬるりと裏口に入り込んだ。




「対象の各種カメラ映像を回収しました。これより戻ります」
『了解。お嬢様がお待ちだ急げ』
「了解」

近くのビルの窓から新之助たちを見下ろしていた男が、どこかに連絡して、窓に向かって並べられていた高価そうな4種類のカメラを収納ボックスに収めて部屋を後にした。

「…どこがいい?」
「…女に聞かずにさっさと決めろよお前チンチン付いてな…何でもない」
「なんで蹴るんだよ。じゃぁここでいいな?」
「こっちがいい」
「…」
「…うるさい」
「なんも言ってねぇだろ。だから蹴るなってば」
僕が『ワンニャンランド♡ビーストモード』って部屋を選ぼうとしたら五藤さんが『Rabbit Mode back To The mine』って部屋を選んだ。

たぶん僕も五藤さんも他意は無い。安い部屋を選んだだけだ。だってソラ先生から連絡が来るまでの間一緒に居るだけの部屋だからどんなコンセプトの部屋でも一緒だからね。

ただ、気になるワードだったのは否定しない。
僕たちはエレベーターに乗って2階の選んだ部屋まで移動した。部屋に入って特に何を言った訳では無いが、僕はソファーに、後藤さんはベッドに別れて座った。


そして…すごく気まずい。


だって右の壁の先でも左の壁の先でも…皆さんそんな事をしてらっしゃるわけなんだよね?
そして部屋の中には健康な男と女が居る訳で…

「とりあえずこれ…どうなるか分かんないから先に半分渡しとくな」
五藤さんが自分の財布から二千円ほど出して僕に向けて手を伸ばして渡してきた。
「あー…とりあえず後でソラ先生から返してもらえると思うからそれはいらないよ」
このラブホ、自動販売機みたいなのでお金を入れたら鍵が出てくる感じになってて、ルームサービスは商品と代金を引き換えみたいな事が書いてあった。

「…わかった」
五藤さんが自分の財布にお金を戻して少しの間キョロキョロしていたが、何かを見つけたらしくガン見してる。

「何があったの?」
「!!…何も無い!大丈夫だからお前は見るな!」
そんな事を言われたら気になるんだが?
でも顔を赤くして何かを隠す様に移動した五藤さんを押しのけてみるとかしたらもっと気まずい空気になりそうだったので、僕はトイレに行くフリをして立ち上がり、チラッと五藤さんが隠したものを見てみた。

ベッドの横のクッション性の良さそうな小さな広場みたいな所にフタっぽいものが何ヶ所もあった様な気がする…?穴でも開いてるのかな?それか何かが出て来るとか?

トイレに入ったら、洋式便器が設置されていて、壁にあるディスプレイに何か光るボタンが点いていた。
「オトヒメみたいな設備かな?」
僕は何気なくボタンを押してみたらベッドの辺りが映った。

…これは何を求めてついてるの?彼女が寝てるのを見る為?

ディスプレイは立って見やすい場所と座って見やすい場所に設置してあって両方とも一応点けてみたんだけど、座って見る方は景観映像と共に川のせせらぎが聞こえてきた。

意味わからん。とりあえず出すもの出してチャックをそっと閉めていたら、ディスプレイの中の五藤さんが僕に隠したフタを開けて中に体を入れて…あいつ何してんだ?

尻を高く上げたり左右に振ったりしてるんだけど…?

とりあえず僕はディスプレイのボタンを押して消し、ドアを開けて部屋に戻った。
「なぁ、それ中に何があったの?」
「…何も無かったよ?」
一気に顔を赤くしながらそんな事を言われても…

まぁいいだろ。
「さすがに暇だから映像とか見てる?何なら僕チョットだけ家に戻ってきてもいいかな?」
「エッ…帰るの?」
「できれば一回妹に話をしてから着たいんだけどダメ?」
「あぁ、電話無くなったんだったね。ん。分かった。待ってる」

五藤さんに了承を得て僕は一回家に戻る事になった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

奇妙な日常

廣瀬純一
大衆娯楽
新婚夫婦の体が入れ替わる話

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

処理中です...