先生、僕って…なんか転生してるみたいなんですけど

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第一章 青葉

22 誰が死んだら許してやるって言った?

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「裸になって抱き合って…キスかぁ…」
「あたしそんな事した事無いなぁ…なんかこっぱずかしいなぁ…」
「…」

「でもみんな私の体見たでしょ?今はもう普通になってるけど全部元通りになるの。だからあいつらにやられた事を無かった事に出来るの」
「でも無理してキスしなくてもいいんだよ。みんなが男に嫌な思いをしてきたの、私たちも分かってるから。そんな事をしてまで元の体になりたくないって思うのもそれは自由なの」

美里と冬美さんの言葉に梅原さんと阿部さんは真剣に考えてる。そしてチラチラと僕を見て迷ってる感じがある。
「…元通りって言った?」
「元通りよ。違う?」

「そんなの体が元に戻っても…」
顔をクシャってさせて五藤さんが体を震わせながら冬美さんをすごい目で睨んだ。

「体が戻ったからなんなの!?そんなの何も変わらないじゃない!」
「後藤さん?…どうしたの?あなたもあんな事したかった訳じゃないんでしょ?だったら…」
「したくなかったわ!他の男となんてあんな事…もう嫌!あなた達はそんなチビなモブ男に可愛がってもらって幸せになれるかもしれないけど、私にはもう誰も居ないのよ!!」

パン!

びっくりした…美里が後藤さんの頬を叩いた…美里ってこんなに熱い子だったの?
「なんて言ったの?…今新之助君の事をなんて言ったの!謝りなさい!」
「絶対に謝まらない!そんな奴に愛されてるって勘違いしてる奴に…また騙されるだけなのに!絶対に謝らない!!」
「お前は!新之助君の事、何も知らないくせに!」
「うるさい!顔とスタイルがちょっといいだけでなんでも手に入る売女が!調子に乗んな!」

わわわわ…髪とか引っ張たり蹴ったり殴ったり…このままじゃまずい!

「殴り合いはあかんよ!」
僕はとりあえず美里の腰の辺りを左腕で抱き止め、後藤さんを押しのけたら勢いよく飛んで行ってソファーのひじ置きにぶつかって止まった。

「あぁもう…こんなに顔を腫らすとかダメだってば。ったく」
美里が荒い息をしながら炎が見えそうな目で五藤さんを追ってる。

えっと…そう言えばナイフとか持ってなかったな。冬美さんの荷物も隣の部屋か…しょうがない。指を何本か折って治癒するか。

「美里、ちょっと動くなよ。いいな?」
「…うん」
あー…こりゃぁだめだ、返事はしたが、たぶん美里…僕の腕がほどけたら走って行くな。
完全に頭に血が上ってて無理だ。

どうするか…一回帰って仕切りなおすとしても、たぶん五藤さんはもう僕たちの前には現れない気がする。
ソラ先生はリストの子を全員どうにかしたいって考えてたみたいだから、後々めんどくさい事になる気がするなぁ。

それぐらいなら、とりあえず驚かして意識をリセットさせる感じで…有言実行と行くかぁ。

まさかここまで自分がするとは思って無かったなぁ…痛いだろうなぁ…後でいっぱいエッチなご褒美もらうからな。おっぱい洗って待ってろよ美里、冬美♪

せーのっ…フンッ!


ブチッ!ブチュッ!パシャッ…


「っ!!」「君!何してんの!?」「新之助君!?」「っっ!?」
全員が息を呑んで動きを止めた。

「えっ…ちょっと!ダメ!アァ…血が!!」
美里が暴れて僕の腕を取りに行こうとしてるけど今離れられてら困るんだ。

「動くなって言ったのに何勝手に動いてんだ?美里、ちょっとこっち来い」
「ダメ!腕が取れた!動かないで!止まらないよ!ダメ!!」

ずいぶんとショッキングな感じだなぁ…きれいなカーペットが僕の血で真っ赤に染まり始めてる…っとちょっと急いだほうがいい感じだな。

「こうすればすぐに治るから」
僕の腕を持って血だらけになってる美里を抱き上げ、口の中に舌を入れて掻き回しつつ回復魔法を掛けた。

一回の回復では痛みが止まらなかったのでもう一回…もう一回……なんとか痛みは止まったか?

「ねぇ美里?キスの時って女の子って目をつむるのが礼儀なんじゃないの?目が合ったままディープなキスってさすがにちょっと恥ずかしかったなぁ」
「バカァ…なんて事するのよぉ…バカァ!」


うっ!?首が締まるかと思うぐらい抱きしめられた。


「ねぇ新之助君。腕が元に戻ってるけど…こっちに落ちてる腕ってどうしたらいいのかな?」

「あ、僕の腕だ…へー腕とか取れたらこんな感じに再生するんだね。初めて知った…美里の顔も…髪も、なんとなく元に戻ってるな。もうあんなケンカとかだめだからな?分かった?治すのがすごく痛いから顔とか体もだけど、できれば傷を作るなよ?約束だからな?」
「…ン…ン………ン…ン」
美里が何度も頷いてるけど首に回ってる腕が離れないので出来れば顔の傷だけは何とか見ておきたいが…


あっ、梅原さんと阿部さんがソファーの上に立ってクッションと…阿部さんが持ってるのはフロアライトか?それぞれ持ったものを構えたまま固まってる。
五藤さんは…ケガとかは無さそうかな?
「冬美さん、ちょっと美里が離してくれそうにないから、五藤さんにけがが無いかだけ確認してくれる?」
「えっ?ケガ?…あぁ、ケガ…そっか、うん。…わかった」

冬美さんが後藤さんの近くにゆっくり歩いて近づいて顔の辺りと体を見てるけど…大丈夫そうかな?

「なんか驚かしてゴメンね。美里って一回教えておかないといけないって思ってたからちょうどいいって思ってチョット過激な感じにしたんだけど…できればその…この汚した分は綺麗にしてから帰るんでお金で請求は出来れば勘弁してもらえたら助かるんだけど…」



誰も反応してくれない。



「さすがに無理?…じゃぁカードローン男の60回払いぐらいでなんとかなる様にお願いしたいんだけど…これもダメ?」
確か冬美さんがこのホテルの娘さんみたいに言ってた梅原さんが交渉先になると思って語りかけてるんだけど…クッションの後ろから見てるだけなのは…どうしたらいいんだ?

あ、クッション降ろしてくれた。なんとか交渉できそうな予感♪

「いや…カーペットは別にいいんだ。これは家具とかと違って汚れるのが前提なんで保証してもらう対象では無いからお金はいらないけど…」
「おぉ~それならよかった~♪僕毎月のお小遣いが5000円だから昼ご飯を抜いても月に1万円も返せないんだ。ハァ~助かった♡」
「新之助君…君ってなんかすごいんだね?あたしバカだからよく分かんないけど…でも今のが普通の人に出来る事じゃないってのは分かるよ」
「さすがに驚き過ぎて息が止まってるのを忘れてたわ。本当に腕は大丈夫なのよね?って言うか二人とも全身真っ赤よ。一回お風呂に入って洗ってきたらどう?その間に服を調達しておくから」
「お風呂かぁ…血だらけであんな高い車にはさすがに乗れないもんな。それにこんな姿で電車に乗ったら絶対に職質されるの分かってるし。美里?どうする?お風呂入るか?」
「…ン」

頷いてるけど腕は離さないのね。

「えっと…冬美さんチョットだけ手伝ってもらってもいいかな?」
「んっ?おっぱいで洗ってあげたらいいの?」
「そんなこと一言でも言ったか?二人っきりでお風呂に入ることがあったらその時に頼むよチョッ…ギブギブ!!嘘ですから!僕が一緒に入るのは美里だけだから!ゴメンって!」
美里は一応僕の言ってる事は理解してたみたい。首絞められた。

「美里をお風呂に入れてくれたらそれで十分だよ。これならいい?」
「…ン」
「分かったわ。じゃぁ…梅原さんどこの浴室使ったらいいかしら?」
「えっ…あぁ、そうだな。主浴室を使ってくれ。そこが一番広いから」
僕は美里に首を絞められながら抱っこしてお風呂場に運んで、やっとの事で腕を離してくれた美里を冬美さんに頼んでリビングに一回戻った。

「どうした?一緒にはやっぱり入らなかったのかい?」
「美里が随分と強く独占欲を発揮してくれてるみたいでね。冬美さんの裸を僕が見るのを嫌がったんだ。だから後で入るから少しここに居させてもらってもいいかな?」
「んーそうだな。とりあえずここの惨状を何とかする為にフロントにさっき連絡したから…少し外で気持ちを落ち着けるとかどうかな?それに私達も君に癒してもらう為に、もう少しだけ君と仲良くなっておきたいって思ってるんだけど…どうかな?」
「全く知らない状態でキスとかさすがに恥ずかしいから、少しでも話が出来るなら僕も助かるかな?」
「じゃぁ行こうぜ♪ここのテラスはすごいんだぞ。あたし何度か理彩りさが呼んでくれてここに泊った事あるけどビビったもん」
「後藤さんも一緒に行きましょう。治療を受けるかどうかは今は考えずに、新之助君の事を少しでも知るのは悪い事じゃない気がするよ」
僕を見てすごく怖がってる様な…なんだろ?近づきたくなさそうなのは何となく分かるんだけど…やっぱりよく分かんないなぁ…

梅原さんが先行してテラスへ行き、阿部さんが後藤さんの手を引いて移動したのに続いて僕もテラスへ移動した。

「そう言えば新之助君は今…群堂さんと付き合ってるのかい?それとも真壁さんと?まさか他の人が居るとか言わないよね?」
「そりゃぁさすがにないだろ?だって冬美のあそこにあんなに大量に出してんだぞ?…っとこれはナイショだったね…アハハ…ハ…ごめん。あたしやっぱバカだ…ハァ」
「実は僕が2人と知り合ったのも今日でね…だからまだその…付き合うとかって話もまだなにもした事なくって…ね」
さすがにこの状態ではどっちって言っても後に響きそうで明言は避けておきたい所なんだけど…
色とりどりの花が咲くテラスに間接照明で照らされた木や草花に霧のような何かが吹き付けられてる。

「こんな夜に水をやるんだな…」
んっ!?
「あれっ?もう夜!?うっそ!?まずい!愛奈に電話しないと」
僕が焦って立ち上がったら梅原さんと阿部さんがぽかんとした顔で僕を見た。

「ん?まだ…3時を少し過ぎたぐらいだよ?」
「あっ、騙されてる~♪ここって全体が偏光ガラスになってて気分によって光の加減が変わる様になってるんだぞ」
阿部さんがすごく嬉しそうに教えてくれてるけど…
「マジで?なんて無駄遣いって言うか…とんでもなくお金がかかってるって言うか…」
「無駄使いは無いだろ?夏場などはけっこういい感じに涼しくなって光熱費の削減にもなる技術なんだからね」
「へー…よくわかんないな」
「あらら。新之助君にはこのテラスはあまりお気に召してもらえない感じかな?」
「そんな事無いですよ?できればここには妹も連れてきてやりたかったなって思ってる」
「あっ、群堂さんと真壁さんがお風呂から上がったみたいだ。ちょっと話をしてくるよ阿部さん頼むね」
「はいよ!ってあたしみたいなガサツなのに相手されても面白くないだろうけど悪いな」
阿部さんはあまり自分が女らしさを持ってない事を自覚しているみたいだ。
「まぁ、阿部さんってどっちかと言えばお淑やかってイメージじゃないかもしれないけど、でも、確か陸上で大会とか結構出てるんでしょ?確か校内放送で何回か聞いた覚えがあるよ」
「そりゃぁスポーツ特待生枠で学校に来てんだから、それぐらいはしないともう来るな!ってガッコから追い出されるからな。やる事はやるさ。でもなぁ…できればこう…もう少しくびれたりさぁ、おっぱいが真壁ぐらいまでとは言わんけど、もうちょっとあったらもっといい男とそんな関係になれたかもしれんなって思うからさぁ」

バン!

ビックリした…後藤さんがいきなり立ち上がって座っていた椅子が倒れた音が響いた。
「なんだ?後藤?どうした?あたしまたなんか気に入らない事言ったか?」
「えっ…あっ…」
あっ…後藤さん涙が…
「おいチョット…なんか本当にあたし言っちゃダメな事言っちゃったみたいだ…すまん。あたし本当にバカだからデリカシー無いとかずっと言われててそれがどういう事かも分かんねぇんだ」
阿部さんが後藤さんに近付いて肩に手を置こうとしたが、怖がるような反応で逃げる五藤さん。

「私…私…もう嫌…梅原さんも阿部さんも真壁さんも…群堂さんも…みんな私と違う…私には…もう…」
もしかして今の会話の中に五藤さんの逆鱗ワードみたいなのがあったのか?

皆と自分が違うってのを気にしてる感じだけど…

「私にはここにいる資格が無い…もう…ダメ…」
涙が止まらない五藤さん…阿部さんも肩に置けなかった手をどうしたらいいか分からずに片手を上げたまま動けなくなってる。

「頑張ったのに…私…一緒に居たかっただけなのに…それなのに彼が…」
何を言ってるのか全く分からない…でもあの過去を見る映像みたいな事…もしかしたら僕が見て無い映像の中にはもっとひどい行為が行われていたとすれば、そこらが原因…そう言えば自分には何も無いって何度も言っていた。あと僕への敵意…これ、もしかしたら僕に敵意が向いてたわけじゃなくて…

「アハハ…校長と穴兄弟は嫌って…捨てられちゃった…アハハハ…ごめん…ねっ。あんな事言う気じゃなかったのに。アナタの事を侮辱する様な事…」


あー分かった。完全に分かったよ。そういう事ね。あのクソ校長とクソ教頭…


「群堂さんにゴメンねって…」

あっ!こいつやべぇ!なんだかよく分からないけど、今、五藤さんの精神が限界を超えたのが分かった。
僕はそんな人に会った事も無いし、自殺する様な人にも会った事がないけど…でも心が壊れた人には心当たりがあった。

あっちの僕が助けようとしたあの3人の女の人。
さっき後藤さんがあの3人の方に一気に飛び込んだイメージが見えた。

だから後藤さんが何をするかも分かった。
失敗した。僕は後藤さんが僕を避けていたから彼女から一番遠い所に座っていた。

彼女が自分の近くにあったテラスの外に出るドアを開けて飛び出して非常避難装置が設置してある所に飛び乗って…そのまま消えた。

「お前バカか!誰がそんな言葉を伝えるか!自分の口で言え!」
「おい!お前まで行くな!」
後ろで阿部さんが動く気配を感じたが僕は目の前を落ちて行く五藤さんにちょっと無茶して飛びついた。


「ダメ!」
「うっさい!黙ってろ!」
(地上68m 0秒)

ここ22階、高さどれぐらい、わからん!落ちたら僕もこの子もあの時の内臓みたいになる!
ブレーキ!落ちてるのにどうやって!?

視線を動かしたら後ろにビルの壁…これしかない。
「気合い入れてろ!」
そんな顔で見んな!回収すっから!

僕は後藤さんを強く押して運よく自分の足が向いてた方にあった壁に向かって体を移動させた。

「壁に当たったて遅くなった!ヤバ!!」
(地上38m 2.47秒)

僕は壁を強く蹴って五藤さんを無理やり掴みそのまま反対側のビルへ

さっき治したばかりの僕の左腕と元気だった左足…さようならぁ…(T_T)/~~~

僕は自分の左腕と左足がビルの壁に刺さって折れて、意識が飛びそうな思いをしながら千切れたり見たくない方向に曲がる手と足を何回も治し続けた。
(ビルの3階辺りに刺さった 地上8m 3.49秒)

そして2階層分ぐらいの壁とガラスを破壊して地面に落ちた。
(着地 7.2秒)

僕はアスファルトの上に五藤さんを抱いたまま少しの間倒れていた。

僕の腹の上に乗ってる五藤さんは意識は無いが、一応ケガとかは全く無さそう。
これはたぶん痣とかあったとしても完全に治ってるだろうな。
あれだけ回復連射したんだから。


そう言えば冬美さんが初めての経験を僕でできて嬉しかったみたいな事言ってたなぁ…冬美さんの時も僕痛みに我を忘れて回復連打したから…この子もそうなるよね?
あーでも服着てたなぁ…そこまででも無いか…でも今無傷っぽいから絶対に回復魔法は掛かってるんだよなぁ…


そして僕の目には隕石でも落ちてきて破壊されてる様なビルの壁とガラスが映ってるが…



さすがにビルの壁とガラスは…うん。弁償とかムリ。



「ごめんなさい!僕には払えないのでこの女に体で払わせますんで!」
僕は僕の腕に抱えられて意識を無くしている五藤さんを生贄に差し出す事を心に強く誓ってその場から逃げた。
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