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本編 最強冒険者

story202/漏れ聞こえる声で

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異世界に転生、転移かな?して、約2年の日々を、
亜神ヴェルムに掛けられた精神支配の魔法の後遺症で全て無くしちゃった僕、翔馬。

お父さんとの感動の再会を果たし、幼少期から焦がれていた“家族との食事“の最中と、
旦那様であるアレクレスさんの至近距離に迫ったご尊顔で鼻血を出した時、
その2つのシーンで、断片的にだけど一瞬だけ記憶が戻った。

「思い出話をすれば、記憶が蘇るかも」そうアレクレスさんに伝えたら、嬉しそうに語ってくれた。

出会って二日目に恋人になったり、Cランク魔物のオーガを大剣で討伐したり、
トライキーという三輪バイクで旅をして、スタンピードに出会し、“銀髪の血濡れ天使”という二つ名が付いたり、
製紙工場を建てたり、魔力暴走を起こした後、容姿変更してアレクレスさんの侍従として傍にいたり、
王都のスラム街を商店街に変えたり、教会の闇を暴いて粛清したり、自宅の敷地内にAI幼稚園を建てたり、
と、まぁ吃驚仰天エピソードを、色々と話して聞かせてくれた。

目の前で話す彼は、今の僕を通して過去の僕を見ているようで、その目は慈愛に満ちていた。
それを目の当たりにし、“記憶を取り戻そう“と決意したんだけど、思い出話を聞いただけでは記憶は元に戻らなかった。

それを申し訳なく思い、苦笑を浮かべ俯いていたら、
僕の手を優しく握っていた彼の手の平が頬に添えられ、その温もりに身を委ねた。

(あ…僕、アレクレスさんにこうされるのがとっても好きだな。前の僕が好きだった仕草なのかな…)

「やっぱり本質は変わってないな。お前は俺がこうすると、安心したように目を閉じて身を任せるんだ」

(やっぱり…ふふっ。そう言われると凄く嬉しいな)

最初にアレクレスさんが旦那さんだと告げられた時は、(まさか顔に惚れたんじゃ)と情けなく思ったけど、
彼の内面から溢れ出る優しさに惚れたんだなと、数々のエピソードや仕草を通して本能的に悟り、「ホッ」と胸を撫で下ろした。

まあ、最初は見た目にクラッとしたんだろうな…

だって、僕が大好きなBL漫画のキャラクターにソックリなんだもん。
だからといって惚れた訳じゃなく、見惚れたんだと思うけどね。

そして多分だけど、自分を受けキャラ主人公に置き換えて、妄想して脳内で「きゃあきゃあ」言ってたと思う。

なんか想像出来てしまう。だって、今まさに「きゃあきゃあ」と脳内お花畑状態だもん。

「あの、アレクレスさん」「“さん”付けんなよ」

「あ、そ、そうですよね。えっとアレクレス」

「なんだ?ショウマ。ちゅっ」

うひゃぁあ!「ちゅっ」て、おデコに「ちゅっ」て!耐性レベル1なのぉ、うッ…ご馳走様です…

「くくっ。顔真っ赤。可愛いなお前は。で、どうした?ちゅっ」

「うッ…またなのぉ…もぅ…。
えっとね、僕たちの息子エスポアちゃんって、あの、どこに居るか分かりますか?会いたいなぁって…その…」

「ああ。……エスポアはマイキーと一緒にいるな。
アイツはなぁ…産まれた直後からマイキーにベタ惚れなんだよ。ルナいわく、“運命の相手”らしいぞ」

“運命”その言葉を聞いた直後、またもや過去の情景が過ぎった。

ただそれは、怪我を負ったアレクレスの身体から鮮血が舞い散るシーンと、
人間が異形の化け物に変化するシーン、全裸の男性が無数に床に転がってるシーンで、
あまりの惨たらしい過去の出来事に、思わず眉根を寄せて自分の身体を抱き締めてカタカタと震えた。

そんな僕の様子に、「また何か思い出したか?その様子を見るに、あまり良いものじゃないな」と心配し、
「顔色が悪い。ベッドに横になるか」と僕を軽々しく抱き上げ、寝室のベッドに優しく降ろしてくれた。

その一連の流れに、顔を覆いキュンキュンしていたら、また別のシーンが浮かび上がり、今度は羞恥に震えた。

「くくくっ。青くなったり赤くなったり忙しいヤツだな。その反応をみるに…」

(セックスシーンでも思い出したか)ボソッ。

まさにその通り!

僕視点から捉えたアレクレスさんの裸体と艶っぽい表情が次々と思い出され、その性描写でまた鼻血が出そうになった。

(やっバイ!何あの肉体美!ダビデ像みたい!あれ本物かな…美化されてないかな…)チラッ。

ジーー「顔もイケメン…身体もイケメン…まさに神…」

指の隙間からジロジロとアレクレスの身体を睨めつけ、心の中で呟いた。つもりだったのに…

「くくっ。お前、俺の身体大好きだもんな。…見るか?触っても良いぞ」

無意識に声を発していたらしく、次々と衣服を剥いでいき、僕の眼前に惜しげも無く裸体を晒した。

「ひゃぁあ!か、カッコイイ…凄いッ、エイトパック…き、綺麗な身体ですね…眼福ですぅ…」

ちょッ…若干オッキしてますが…通常サイズも大きかったけど、お元気になられた後は更に巨大ですね…

「ほら、顔隠してないで手を避けろよ。存分に見て良いぞ。触っても良いし」

そう言って彼は僕の手を顔から外し、そのままその手を自分の男性器に導き、「ほら」触れさせた。

途端にググッと更に硬く大きくなり、片手じゃ握り込めないほどに膨張し、先端からツツーっと蜜が零れた。

その淫靡な光景に視線が釘付けとなり、溢れる唾液をゴクッと音を鳴らして嚥下した。

(ぁあ!恥ずッ…飲み込んだ音が聞こえちゃったかも!)

「なぁショウマ。普段と同じ行動をとれば記憶を呼び覚ます事が出来るんじゃないか?」

「…!?な、なるほどなのです。普段通り…えっと…ではそのように…」(手淫で良いのかなぁ?)

「いつもなら口淫で愚息を可愛がってくれるんだ。その小さい可愛い口で美味そうに咥えて、一生懸命な」

「ふぁっ!?く、口で!?」

(それってフェラですよね!マジかぁ!以前の僕ってかなり積極的だったんだなぁ…何か取り憑いてたのかな?)

えぇーい!男は度胸!前の僕が出来てて今の僕が出来ないわけないよね!

という事で気合いを入れて、「わ、分かりました!」大きく口を開けてパクっ……と咥えられない!デカい!

「す、すみません。全部入らないですぅ…もう少し小さく…は無理ですよね…手…じゃダメですか?」

「いや、悪ぃ。ちょっと調子に乗って言っただけだ。だから、そんな泣きそうな顔すんなよ。な?」

「え、で、でも…出さなきゃツラいですよね?手でなら出来ますよ…」

そう言ったら、「はは…そうだな…」ひどく悲しそうに顔を歪ませ、頭をクシャッと撫でてから、
床に脱ぎ散らかした服を拾い、「ふぅ」と息を吐き、ゆっくりと着衣していった。

何故そんな顔をするのか、何故着衣するのか、理由が分からず困惑して見つめていたら、突然抱き締めてきた。

「雰囲気に流されて身体を重ねても虚しいだけだろ?俺はどんな姿形になっても変わらずお前を愛しているが、
…いまのお前は、俺に愛情を抱いていないだろ?
日々一緒に過ごす中で、俺を好きだと、愛してると、そう感じた時に抱かせてくれ」

その言葉に、僕は何も答えることが出来ず、抱き締めてくれる腕の中で、(ごめんなさい…)と小さく呟くしか出来なかった。

そうして暫くベッドの上で抱き合っていたら、
「くぅぅ」とシリアスな場面に似つかわしくない音が部屋に響き、
「くくっ。可愛い腹の音が聞こえたし、飯にするか。ちょっと待ってろよ。ちゅっ」
腹を押さえて蹲る僕の頭にキスを落とし、アレクレスさんが部屋を出て行った。

途端にシーンっと部屋が静まり返り、いたたまれなさに顔を隠すように布団に潜り、ブツブツと独りごちた。

僕の気持ちが見透かされてた…でも仕方なくない?
目覚めたら異世界で、男の人と結婚してるわ、子供はいるわ、死に別れたお父さんに会うわで、脳内パニック状態なんだもん。

アレクレスさんを格好良いとは思うけど、好きかどうかは分からない。だって恋したことないから。
優しい素敵な人!とは思うけど、それは恋心じゃないでしょ?
キスされても嬉しいドキドキじゃなくて、驚きのドキドキだしね。

それに、過去の話を聞いて、アレクレスさんの為に無くした記憶を取り戻したい!とは思ったけど、
暗くジメジメした性格の僕とは違い過ぎる、明るくハツラツとした僕が想像出来なくて、
アレクレスさんには申し訳ないけど、実は話し半分で聞いてたんだよ。

「あ、だから少しも思い出さなかったのかな?気持ちが伴えば、思い出すのかな」

気持ちが伴う…つまりアレクレスさんを好きだと、愛してると自覚するってことでしょ?

「一緒に過ごしていれば、いずれ自覚するのかな…分からないや…好きって、どういう気持ちなんだろ…」

{……んッ、ガイア…}

んん!?な、な、今の声なに?隣の部屋から聞こえたけど…お父さんの声だよね!?ガイアって誰?

……あ、僕が救ったっていう亜人族の人だっけ?まさか、お父さん襲われて…

……はわわわ!好き好き言い合ってるみたいだから、恋人ってことか!

布団から顔だけ出し、漏れ聞こえてくる艶めかしい声に耳を澄ませて色々妄想し、興奮していたら、
フィニッシュしたのであろう、一際大きい嬌声が隣りから轟き、
その声と共に膨大な記憶がフラッシュバックし、凄まじい頭痛に見舞われ頭を抱えて悶絶した。

「ァァァ…ぅぅぅ…痛いぃぃ…アレクぅ…」

その頭痛は数分間続き、治まった頃には全身が汗でビショビショに濡れており、
気怠い疲労感と脱力感からベッドに四肢を投げたし、大の字で天井を見つめ、「はぁぁ」と溜め息を零した。

(さすが妄想大好き腐男子。まさか実親の情事がキッカケなんて…凄い複雑…)ボソッ。

「さて、この事実をアレクに伝えるか否か!迷いますねぇ。伝えずに、気付いてくれるか試してみようかな…」

(あ、アレクの気配が部屋に近付いてきた)

ふっふっふっ~。それでは実験スタートです!

……アレク、記憶を取り戻した僕に気付くかな?
……いや、気付かないだろうな。実力派俳優並の演技力でキミを騙してあげよう。

ガチャ「ショウマお待たせ。お前の好きなスンドゥブっての作ってみたんだ…が…」ジー

「えっ!凄い嬉しいですぅ!アレクレスさん、ありがとう御座いますぅ!僕の好物を知ってるなんて、さすが旦那様ですね!」

「……ああ。そりゃあな。お前のことは何でも知ってるぞ。何でも分かるしな」(…そう、何でもな)

「そ、そうなんですね。以前の僕はとっても愛されてたんですね…あーあ、早く思い出したいなぁ」

「……くくっ。ほら、こっち来て座れ。冷めないうちに食おうぜ。
……あ、その前に、その汗まみれの服を着替えろよ?あと、全身にクリーン掛けるの忘れんなよ」

「はぁい」

(適当にロングTシャツと短パンで良いかな。アレクこの服装が好きだって言ってたしぃ)

言われた通りに、イベントリから服を出して着替え、全身に«クリーン»を掛けてからアレクの横に座った。

そして「頂きます」をして、いつも通りアレクと食べさせ合って楽しい食事時間を終えた。

その間、何故か苦笑を漏らしたり、一人頷いて「そうかそうか」と呟いていたアレクが不思議だった。

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