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本編 最強冒険者
story165/説教と大泣き
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嬉しい事実と共に夢から覚め、愛おしくお腹を撫で擦り、感慨深く思っていたら、
外から「ヴォン、ドゥルル」という懐かしいエンジン音が聞こえてきて、同時にパパとエクシェル兄様の気配を感じとった。
「ユリウス兄様に、ニクス、そしてエクシェル兄様とパパ……フォルティエ家が全員集合だね。
あ、全員じゃないか。セバスリンさん、コックドゥさん、セオドアさん家族が居ないもんね」
部屋で1人、お腹に語りかけてたら、ポコンと反応してくれるのが嬉しくて、そのまま話し続けた。
「君のパパがね、ここ数日コソコソと何かやってるんだよぉ~?
ふふふ。何とな~く分かるんだけどね、この間プロポーズされたし。
でも、確信は無いから知らんぷりしてるんだぁ」
「そういえば、名前を決めないとねぇ。“アレクレス”と“翔馬”からは取りにくいねぇ。
カケル、アユム、ミライ。う~ん、トレーフル、フォリオ……何が良いかなぁ~?」
ポコン、ポコンポコン…
「!?痛ッ、たたた。元気いっぱいだなぁ。……おっ?およよ…ゔッ…きもちわる…。
ふぅ、悪阻がキツいけど、君が元気な証拠だもんね、だから耐えれるよぉ。
早く会いたいねぇ、僕達の天使ちゃん」
そんな事を1人でブツブツと喋っていたら、部屋に近付くエクシェル兄様の気配に気付いた。
コンコン(妖精ちゃ~ん、寝てるかなぁ~?)コソッ
「ふふふ。エク兄様、起きてるよ。遠いところ来てくれてありがとう!そして懐妊おめでとう!」
「ありがとな!妖精ちゃんもおめでとう!
っと、具合悪いのか?顔真っ青じゃないか!アレクレス呼んでくるか?侍医呼ぶか?」
「あはは。大丈夫だよぉ、ちょっと悪阻が酷いだけなんだぁ。
ごめんね兄様、おもてなし出来なくて……パパも一緒に来たよね?何処へ行ったの?」
「おもてなしなんて気にしないで大丈夫。横になってて。
父上は、外でアレクレスとばったり会って、そのまま一緒にいるよ」
気配を辿ったら、幼稚園の裏に居るのが分かった。それも数人固まってその場に留まってる。
「そっかぁ、ふふ。そういえば、凄い音したんだけど、もしかしてバイク?」
「そうなんだよ!ヴァイクって魔導具でね、創造神様からの贈り物なんだよ!
凄い速く走れてな、領地から数時間でガーディアンに到着したんだよ!
妖精ちゃんの故郷の乗り物なんだよね?ニクスも「懐かしい」って泣いてたんだよ」
(フェリス様の贈り物……妊婦にバイクは危険じゃないですかね?)
そんな事を思いながらエク兄様と話をしていたら、突然ルナの魔力が膨れ上がったのを感じ取った。
そして次の瞬間には、パパの気配が裏庭から家の横の庭へと移動しており、
その数分後にはアレクの気配が瞬時に移動した。
エク兄様も気付いたみたいで、窓に走り寄り、下を覗き込んでから僕に質問してきた。
「妖精ちゃん、父上とアレクレスが、いきなり横の庭に移動してきたよ!
コレって転移魔法だよね?君の他に使える人が居るなんて凄いな!」
「…僕も知ったばかりなの。使ったのはインプ族の子供で、2、3歳児なんだよぉ。
何か気に入らない事があったら、対象人物をポイッて別の場所に飛ばしちゃうの……
良い子なんだけど、凄い悪戯っ子でね……」
「はぁ」と溜息を吐きながら、ルナの事を話していたら、階下がザワザワと騒がしくなり、
外に居た人達が家に入ってきたのが分かった。
エク兄様がソワソワと落ち着かなくなり「ニクス…」と呟いたのが聞こえたので、
「ふふ。行っていいよ兄様。ニクスの傍にいたいんでしょ?僕は体調良くなってから行くから」
と伝えたら「あ、その。妖精ちゃんごめんね」と言いながら、いそいそと部屋から出て行った。
その後ろ姿を、微笑ましく思いながら手を振り見送った。
「今のがね、君のパパのお兄ちゃんで、エクシェル叔父さんだよぉ。
お腹にね、君の従兄弟も居るんだよ、仲良く出来るかな~?」
その後も、赤ちゃんに話し掛け、時折訪れる悪阻と戦いながら、ベッドの中で幸せに浸っていた。
「そういえば、絵本の読み聞かせとか、音楽聞かせると良いって聞いた事あるなぁ。
ユアゾンで色々購入してみようかなぁ~?赤ちゃんグッズとか見てみようっと」
«ユアゾンさん赤ちゃんグッズ見せて~»と心の中でお願いしたら、
またデカデカとトップ画面に“初産婦さんにオススメ赤ちゃんグッズ”と出てきた。
「またか…」そう呟いてラインナップを確認してみた。
「何この“雄っぱいで授乳くん”って……」
⦿雄っぱいで授乳くん:乳首に装着して授乳出来る魔導具。男性乳首用授乳用品。
「何コレぇ!面白いけど要らないよ!次は……」
⦿3人揃って枝豆くん:赤ちゃん用ベッド。3人並べて寝かせ、蓋を閉めたら枝豆に見えるベッド。
「あ、コレは可愛い!で、あとは……」
⦿カンガルーカー:ベビーカー。カンガルー型ベビーカー。袋に赤子を入れてお散歩。
「わぁ!コレも可愛い!」
⦿お出掛けキノコ:外出用おくるみ。キノコ柄の帽子を被せれば、可愛いキノコの完成。
「……う~ん。可愛いとは思うけど…色がな…茶色のキノコって…アレに見えてしまう…」
⦿雲のゆりかご:ふわふわな雲に乗せてゆらゆら揺れる自動ゆりかご。
「なんで黄色なんだろ?筋斗雲をイメージしたのかな?
あとは、咥えたら耳がデカくなるおしゃぶり……
なんで態々、耳を大きくさせるの?猿に見えるのが可愛いから?」
まぁ、オススメだし買うか~とカートにINした所で「エク!」と、ニクスの叫び声が響いた。
吃驚して、慌てて部屋から出て階下へ降りたら、
ブスくれるルナと、苦笑しているユリウス兄様と、困惑してオロオロするマイキーが居た。
「ユリウス兄様、どうしたんですか?マイキーおいで、何があったの?」
兄様に問い掛けたあと、マイキーを呼び寄せ、目線を合わせて問い掛けた。
「ふふふ。ルナちゃんの王子様が、エクシェルと夫夫なのが気に入らなかったみたいですね。
マイキー君が頑張って説明したのですが、癇癪起こしてしまったのですよ」
「ごめんねショウ兄ちゃん。オレが上手く説明出来なくて、
ルナが怒ってエクシェルさんを転移させちゃったんだ」
(1度説教しないと、この先何度も繰り返すな)そう思い、マイキーの頭を撫でてから、お説教タイム。
「ルナ、自分が何やったのか話してみなさい」
「…おーじたま、エクおいたん、ふーふ、ちあう。
ルナ、ふーふなりゅ、かりゃ、ないないちた」
「ルナはいつから悪い子になったのかな?ママは優しい良い子のルナが好きだから、
悪いルナちゃんはポイッてしちゃおうかな?」
「ルナ、わりゅい、ない!まんま、ちゅき、ぽいちないぃ…うわぁぁぁん!」
「ママもルナが大好きだけど、すぐにポイッ!ってするルナは嫌いだな。
パパもお兄ちゃんも、そんなルナは嫌い!ポイッてしたらどうする?」
「…うぇぇえん…いやのぉお、ぐすっ、めんねー」
「それとね、ニクスはエクお兄さんの王子様なの。ルナとは夫夫になれません」
「…ちあう、ぐすっ、ちめしゃまと、おーじたまが、ふーふなりゅの…ぐすっ」
「(ちめしゃま??)ルナの王子じゃありません!夫夫にもなれないんです」
そんなやり取りを続けていたら、アレクとパパが帰ってきた。
状況に困惑してたので説明したら「ふむ」と頷いてからルナを抱き上げ、ゆっくり問い掛け始めた。
「ルナ、魔法で「ポイッ」として、家族を傷付けちゃダメだ。ここに居る皆はルナの家族なんだぞ?」
「……かじょく、ぽいちない、ぐすっ」
「それと、王子様もお姫様も、絵本の中の人なんだ。ココには居ないんだよ?」
そう言ったアレクの一言で(あ、そういう事か)と納得しながら、成り行きを見守ってた。
「……いにゃい、おーじたま、ちあう?」
「ああ。ニクスは王子様じゃない。本物は大きいお城に居るんだぞ?分かるか?」
「…おちろ…おーじたま、いにゃい、わかっちゃ」
「お!分かれば良いんだ。ルナはいい子だもんな、悪い事した時はどうするんだっけ?」
「……ぐすっ、ぱーぱ、めんしゃい。じーじ、めんしゃい。まんま、めんしゃい」
「すぐ謝れる子は偉いぞ。あとでエク叔父さんにも謝ろうな。出来るかな~?」
「…あい、ルナ、できりゅ。めんね、しゅる」
話しながら背中をトントンとしてたら、アレクの腕の中で、ルナが泣き疲れて眠ってしまった。
その様子を見て、一同「ホッ」と一息ついた所で、エク兄様とニクスが戻ってきた。
僕とアレクがそれぞれ2人に謝ったんだけど、
「吃驚したけど、気にしてねぇよ!寧ろあの歳の子が転移使える事に吃驚だ!ははは!」
と全く意に介してなかったのに毒気を抜かれてしまった。
その後は、パパを空き部屋に案内してから、各々部屋に戻り、
ご飯を食べ、風呂に入り、就寝時間を迎えた。
そして「ほら、マイキーもベッドに入って。今日は4人で寝るよ~」
と、恥ずかしがる長男を強引に引きずり込み、皆の頬に、ちゅっ、としてから布団に潜った。
毎日、色々な事が起こる、騒がしい一家の明日は、どんな1日になるのかな?
それでは「皆、おやすみ、また明日ね」
外から「ヴォン、ドゥルル」という懐かしいエンジン音が聞こえてきて、同時にパパとエクシェル兄様の気配を感じとった。
「ユリウス兄様に、ニクス、そしてエクシェル兄様とパパ……フォルティエ家が全員集合だね。
あ、全員じゃないか。セバスリンさん、コックドゥさん、セオドアさん家族が居ないもんね」
部屋で1人、お腹に語りかけてたら、ポコンと反応してくれるのが嬉しくて、そのまま話し続けた。
「君のパパがね、ここ数日コソコソと何かやってるんだよぉ~?
ふふふ。何とな~く分かるんだけどね、この間プロポーズされたし。
でも、確信は無いから知らんぷりしてるんだぁ」
「そういえば、名前を決めないとねぇ。“アレクレス”と“翔馬”からは取りにくいねぇ。
カケル、アユム、ミライ。う~ん、トレーフル、フォリオ……何が良いかなぁ~?」
ポコン、ポコンポコン…
「!?痛ッ、たたた。元気いっぱいだなぁ。……おっ?およよ…ゔッ…きもちわる…。
ふぅ、悪阻がキツいけど、君が元気な証拠だもんね、だから耐えれるよぉ。
早く会いたいねぇ、僕達の天使ちゃん」
そんな事を1人でブツブツと喋っていたら、部屋に近付くエクシェル兄様の気配に気付いた。
コンコン(妖精ちゃ~ん、寝てるかなぁ~?)コソッ
「ふふふ。エク兄様、起きてるよ。遠いところ来てくれてありがとう!そして懐妊おめでとう!」
「ありがとな!妖精ちゃんもおめでとう!
っと、具合悪いのか?顔真っ青じゃないか!アレクレス呼んでくるか?侍医呼ぶか?」
「あはは。大丈夫だよぉ、ちょっと悪阻が酷いだけなんだぁ。
ごめんね兄様、おもてなし出来なくて……パパも一緒に来たよね?何処へ行ったの?」
「おもてなしなんて気にしないで大丈夫。横になってて。
父上は、外でアレクレスとばったり会って、そのまま一緒にいるよ」
気配を辿ったら、幼稚園の裏に居るのが分かった。それも数人固まってその場に留まってる。
「そっかぁ、ふふ。そういえば、凄い音したんだけど、もしかしてバイク?」
「そうなんだよ!ヴァイクって魔導具でね、創造神様からの贈り物なんだよ!
凄い速く走れてな、領地から数時間でガーディアンに到着したんだよ!
妖精ちゃんの故郷の乗り物なんだよね?ニクスも「懐かしい」って泣いてたんだよ」
(フェリス様の贈り物……妊婦にバイクは危険じゃないですかね?)
そんな事を思いながらエク兄様と話をしていたら、突然ルナの魔力が膨れ上がったのを感じ取った。
そして次の瞬間には、パパの気配が裏庭から家の横の庭へと移動しており、
その数分後にはアレクの気配が瞬時に移動した。
エク兄様も気付いたみたいで、窓に走り寄り、下を覗き込んでから僕に質問してきた。
「妖精ちゃん、父上とアレクレスが、いきなり横の庭に移動してきたよ!
コレって転移魔法だよね?君の他に使える人が居るなんて凄いな!」
「…僕も知ったばかりなの。使ったのはインプ族の子供で、2、3歳児なんだよぉ。
何か気に入らない事があったら、対象人物をポイッて別の場所に飛ばしちゃうの……
良い子なんだけど、凄い悪戯っ子でね……」
「はぁ」と溜息を吐きながら、ルナの事を話していたら、階下がザワザワと騒がしくなり、
外に居た人達が家に入ってきたのが分かった。
エク兄様がソワソワと落ち着かなくなり「ニクス…」と呟いたのが聞こえたので、
「ふふ。行っていいよ兄様。ニクスの傍にいたいんでしょ?僕は体調良くなってから行くから」
と伝えたら「あ、その。妖精ちゃんごめんね」と言いながら、いそいそと部屋から出て行った。
その後ろ姿を、微笑ましく思いながら手を振り見送った。
「今のがね、君のパパのお兄ちゃんで、エクシェル叔父さんだよぉ。
お腹にね、君の従兄弟も居るんだよ、仲良く出来るかな~?」
その後も、赤ちゃんに話し掛け、時折訪れる悪阻と戦いながら、ベッドの中で幸せに浸っていた。
「そういえば、絵本の読み聞かせとか、音楽聞かせると良いって聞いた事あるなぁ。
ユアゾンで色々購入してみようかなぁ~?赤ちゃんグッズとか見てみようっと」
«ユアゾンさん赤ちゃんグッズ見せて~»と心の中でお願いしたら、
またデカデカとトップ画面に“初産婦さんにオススメ赤ちゃんグッズ”と出てきた。
「またか…」そう呟いてラインナップを確認してみた。
「何この“雄っぱいで授乳くん”って……」
⦿雄っぱいで授乳くん:乳首に装着して授乳出来る魔導具。男性乳首用授乳用品。
「何コレぇ!面白いけど要らないよ!次は……」
⦿3人揃って枝豆くん:赤ちゃん用ベッド。3人並べて寝かせ、蓋を閉めたら枝豆に見えるベッド。
「あ、コレは可愛い!で、あとは……」
⦿カンガルーカー:ベビーカー。カンガルー型ベビーカー。袋に赤子を入れてお散歩。
「わぁ!コレも可愛い!」
⦿お出掛けキノコ:外出用おくるみ。キノコ柄の帽子を被せれば、可愛いキノコの完成。
「……う~ん。可愛いとは思うけど…色がな…茶色のキノコって…アレに見えてしまう…」
⦿雲のゆりかご:ふわふわな雲に乗せてゆらゆら揺れる自動ゆりかご。
「なんで黄色なんだろ?筋斗雲をイメージしたのかな?
あとは、咥えたら耳がデカくなるおしゃぶり……
なんで態々、耳を大きくさせるの?猿に見えるのが可愛いから?」
まぁ、オススメだし買うか~とカートにINした所で「エク!」と、ニクスの叫び声が響いた。
吃驚して、慌てて部屋から出て階下へ降りたら、
ブスくれるルナと、苦笑しているユリウス兄様と、困惑してオロオロするマイキーが居た。
「ユリウス兄様、どうしたんですか?マイキーおいで、何があったの?」
兄様に問い掛けたあと、マイキーを呼び寄せ、目線を合わせて問い掛けた。
「ふふふ。ルナちゃんの王子様が、エクシェルと夫夫なのが気に入らなかったみたいですね。
マイキー君が頑張って説明したのですが、癇癪起こしてしまったのですよ」
「ごめんねショウ兄ちゃん。オレが上手く説明出来なくて、
ルナが怒ってエクシェルさんを転移させちゃったんだ」
(1度説教しないと、この先何度も繰り返すな)そう思い、マイキーの頭を撫でてから、お説教タイム。
「ルナ、自分が何やったのか話してみなさい」
「…おーじたま、エクおいたん、ふーふ、ちあう。
ルナ、ふーふなりゅ、かりゃ、ないないちた」
「ルナはいつから悪い子になったのかな?ママは優しい良い子のルナが好きだから、
悪いルナちゃんはポイッてしちゃおうかな?」
「ルナ、わりゅい、ない!まんま、ちゅき、ぽいちないぃ…うわぁぁぁん!」
「ママもルナが大好きだけど、すぐにポイッ!ってするルナは嫌いだな。
パパもお兄ちゃんも、そんなルナは嫌い!ポイッてしたらどうする?」
「…うぇぇえん…いやのぉお、ぐすっ、めんねー」
「それとね、ニクスはエクお兄さんの王子様なの。ルナとは夫夫になれません」
「…ちあう、ぐすっ、ちめしゃまと、おーじたまが、ふーふなりゅの…ぐすっ」
「(ちめしゃま??)ルナの王子じゃありません!夫夫にもなれないんです」
そんなやり取りを続けていたら、アレクとパパが帰ってきた。
状況に困惑してたので説明したら「ふむ」と頷いてからルナを抱き上げ、ゆっくり問い掛け始めた。
「ルナ、魔法で「ポイッ」として、家族を傷付けちゃダメだ。ここに居る皆はルナの家族なんだぞ?」
「……かじょく、ぽいちない、ぐすっ」
「それと、王子様もお姫様も、絵本の中の人なんだ。ココには居ないんだよ?」
そう言ったアレクの一言で(あ、そういう事か)と納得しながら、成り行きを見守ってた。
「……いにゃい、おーじたま、ちあう?」
「ああ。ニクスは王子様じゃない。本物は大きいお城に居るんだぞ?分かるか?」
「…おちろ…おーじたま、いにゃい、わかっちゃ」
「お!分かれば良いんだ。ルナはいい子だもんな、悪い事した時はどうするんだっけ?」
「……ぐすっ、ぱーぱ、めんしゃい。じーじ、めんしゃい。まんま、めんしゃい」
「すぐ謝れる子は偉いぞ。あとでエク叔父さんにも謝ろうな。出来るかな~?」
「…あい、ルナ、できりゅ。めんね、しゅる」
話しながら背中をトントンとしてたら、アレクの腕の中で、ルナが泣き疲れて眠ってしまった。
その様子を見て、一同「ホッ」と一息ついた所で、エク兄様とニクスが戻ってきた。
僕とアレクがそれぞれ2人に謝ったんだけど、
「吃驚したけど、気にしてねぇよ!寧ろあの歳の子が転移使える事に吃驚だ!ははは!」
と全く意に介してなかったのに毒気を抜かれてしまった。
その後は、パパを空き部屋に案内してから、各々部屋に戻り、
ご飯を食べ、風呂に入り、就寝時間を迎えた。
そして「ほら、マイキーもベッドに入って。今日は4人で寝るよ~」
と、恥ずかしがる長男を強引に引きずり込み、皆の頬に、ちゅっ、としてから布団に潜った。
毎日、色々な事が起こる、騒がしい一家の明日は、どんな1日になるのかな?
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