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本編 最強冒険者
story158/心に刻み込んで
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友人2人の結婚をお祝いする為、数日前から1人黙々と準備を進めてきた。
ユアゾンで、テーブルとかクロスとか買おうとしたら、また神様が気を利かせてくれたのか、
トップ画に、フラワーアーチとか、ハート型の風船とか出てきて、迷わず購入。
そうして会場を、可愛く、華々しく飾り立て、
料理やお酒、ソフトドリンクを用意し、招待客を出迎えた。
砂浜でアレクと話をした日から3日後の今日、澄み渡った空の下、本番を迎えた。
その期間、朝から出掛けていたアレクが夕方頃帰ってくる度に、飾り付けを見て落胆してたけど、
理由を聞いても教えてくれないので、
少し不安を抱えたまま、来場してくれる人へ挨拶を繰り返した。
来る人来る人、異様な建物に驚き、会場を見渡して驚き、料理やお酒に驚きと、
同じ反応を示していたのが面白かったけど、同時に不安も増した。
でも「素晴らしい!」「可愛い!」「綺麗!」「美味しい!」
と言いながら楽しんでくれてるのを見て、ホッと安堵し、不安な気持ちは消え去った。
そして、主役の2人がお父様を伴って到着し、招待客が全員揃ったところで、
「ユアン、シェリー、おめでとう!」と拍手と歓声を贈った。
そのあと、各々談笑を始めたんだけど、僕はユアンのお父様に興味津々で、話し掛けた。
「ユアンのお父様は、ガーディアンにお住いなのですか?」
「貫禄があって、歴戦の猛者!って感じがしますね!」
「物語に出てくる勇者みたいで格好良いです!」
そう話し掛ける度に、ユアンが「ガハハ!」と笑いながら色々教えてくれた。
なんと、国に2人しかいないS級冒険者の1人らしく、本当に勇者だった。
そんな事実に「きゃあきゃあ」とはしゃいでいたら、アレクに肩を叩かれコソッと囁かれた。
(ショウマ、入り口見てみろ。知らん奴が呆然と突っ立ってるぞ)コソッ
(……本当だ。誰だろアレ?でも見た事あるね)コソッ
(この間、浜辺で声掛けて来た奴じゃねぇか)コソッ
(浜辺…ああ!ヴィオラだか、ヴィヴィアンだかって名前の男爵芋さんの従者か!)コソッ
「ブハッ!可愛いな本当にお前は。ヴィツィオ男爵な、芋じゃねぇよ。はははっ!」
そんな風にアレクと笑い合ってたら、我に返った従者君が大声で叫んだ。
「その建物の権利について交渉にきた!晩餐会を中止し、所有者だという平民の者よ出て参れ!」
その瞬間、ピタッと音が止み、シーンっと静まり返った。
そして一斉に、無礼な従者君に目線を向けたら、
「ヒッ!」と小さく悲鳴を上げ、カタカタと震え出した。
「僕が建物の所有者ですが、交渉はしません!
今日は大事な友人を祝う為に、パーティを開いているんです!
関係ない方はお帰り下さい!迷惑です!」
そう僕が大声で言い募ったら、目線を合わせて「あ!あの時の!貴方が所有者だったのですか!」
そう言いながら、他に目もくれずツカツカと無遠慮に近寄って来た。
そんな状況から僕を守ろうと、アレクとユアンとそのお父様が立ち塞がった。
そして、従者君は怯えながらも声を発した。
「ぼ、冒険者風情共、そこを退いて下さい。わ、私はその平民に用があるのです!
この建物はヴィツィオ様のような高貴な貴族にこそ相応しいのです!
冒険者や平民の貴方には分不相応だと思います。ヴィツィオ男爵様が有意義にお使い下さいます!
ですから今すぐ明け渡しなさい!」
そんな物言いにアレクが冷静に言い返した。
「それは出来ねぇな。この建物は“幼稚園”又は新しい“孤児院”だ。
行き場の無い子供達の為の施設であって、貴族の方が有意義に使う建物じゃねぇよ」
「こ、孤児院?この豪華な建物がですか?その様な嘘はいけませんよ?
ヴィツィオ男爵様がこの街に威光を示すためには、この立派な邸宅がふさわしいのです。
貴族の方々はこのような壮麗な場所で楽しいひと時を過ごすべきなのです」
その言葉に反論したのは、ユアンのお父様だった。
「貴族の威光だと?それに何の意味があるんだ?
孤児の子達が安心して暮らせる場所を奪って、傲慢で横暴な貴様ら貴族が何の威光を示すと?
示したいなら、その立場を使って未来を担う子供達を支援するべきだろ?
ふんぞり返って娯楽を享受したいなら、他の場所でやれよ。
帰んな。祝いの場所にお前の存在は分不相応だ」
そう言われても後に引けないのか、尚も言い募ろうとした所で、
アレクとトラモント様が言葉を遮った。
「いいか、お前の主はフォルティエ辺境伯家に喧嘩を売ったんだ。それ相応の報復を覚悟しておけ」
「神殿は、皆平等に接しますが、それにも限度があります。
あなた方は辺境伯家に敵対的行動を取っただけでは無く、創造神にも牙を剥きました。
神は公正である一方、厳正な判断を下す事もあるのです。それをお忘れなく」
フェリス神様の存在を引き出されて、青ざめた顔で僕を凝視した後「まさか愛し子様…」
そう呟いて気絶しそうになったので、慌てて駆け寄り身体を支えた。
「勇者様も神官長様もアレクも、皆んな詰め寄りすぎだよ。迷惑なのは変わりないけどさ。
この人は男爵芋に命令されて使命を果たす為に来ただけなんじゃない?」
そう言いながら3人を見回した後、従者君に視線を移し、言葉を発した。
「貴方は、主様の言い分が正しいと思いますか?先程の言葉は貴方の本心なんですか?
そうだとしたら僕は許せないし、この場から強制的に退場させます。迷惑なので。
でも違うなら、そんな傲慢な主様は見限るべきだと思いますよ?」
そう僕が問い掛けたら、従者君の目から大粒の涙が流れ、嗚咽を漏らしながら語りだした。
「私は、ヴィツィオ様に雇われてから日が浅く、初めて与えられた命令が今回の件なのです。
その命令に疑問も沸いたし、傲慢だと横暴だとも思いました。
でも、雇われたからには忠実に従おうと、数日奔走して情報を集め、この場に来たのです。
先程口から出た言葉は…私の本心です。ですが、主様の事は今回限りで見限ります!」
そう言ってバッと立ち上がり、ガバッと勢い良く頭を下げ、謝罪してきた。
「なので天罰だけは止めて下さい!愛し子様、神官長様、皆さん、
お祝いの席を荒してすみませんでした!」
そしてまたガバッと勢い良く頭を上げ、
「即刻退場します!本当に申し訳ありませんでしたー!」
そう言って踵を返し、脱兎のごとく走り去った。
その一連の流れに、一同呆然と立ち尽くし、暫し固まってた。
その静寂を破ったのは、マイキーとルナの明るい声だった。
「ショウ兄ちゃ~ん!なんかあったの~?ルナが起きたから連れて来たんだけど~!」
「まんま、ぱーぱ、だっこ」
明るく走り寄って来たマイキーからルナを受け取り、
「何でもないよ、ちょっと悶着があっただけ。もう解決したから大丈夫。
ほら、マイキーもパーティに参加してユアンとシェリーをお祝いしてあげて」
そう言ってから、大人達が頷き合い、気を取り直して宴を再開した。
その後は何のトラブルも無く、終始笑顔で過ごした。
宴の終盤に、巨大なウェディングケーキを用意して、
「切りたくないっす!」というシェリーとユアンに無理やりナイフを持たせ、
入刀させた所をポラロイドカメラでパシャ。
そのあとも、楽しむ皆の様子を写真に収めつつ、僕もパーティを楽しんだ。
そして夜空に星が瞬いた頃、宴は幕を閉じた。
帰りの際に、一人一人に写真とお土産を渡したら、感動しながら帰って行った。
その後ろ姿を手を振りながら見送り、幸せな一時が静寂と共に終わった。
遠くから流れてくる風の音が耳に心地よく響く。
思い出が詰まった写真を見返しながら、この素晴らしい一夜を心に刻んでいくのだろうと思った。
アレクの隣で永遠にずっと……
ユアゾンで、テーブルとかクロスとか買おうとしたら、また神様が気を利かせてくれたのか、
トップ画に、フラワーアーチとか、ハート型の風船とか出てきて、迷わず購入。
そうして会場を、可愛く、華々しく飾り立て、
料理やお酒、ソフトドリンクを用意し、招待客を出迎えた。
砂浜でアレクと話をした日から3日後の今日、澄み渡った空の下、本番を迎えた。
その期間、朝から出掛けていたアレクが夕方頃帰ってくる度に、飾り付けを見て落胆してたけど、
理由を聞いても教えてくれないので、
少し不安を抱えたまま、来場してくれる人へ挨拶を繰り返した。
来る人来る人、異様な建物に驚き、会場を見渡して驚き、料理やお酒に驚きと、
同じ反応を示していたのが面白かったけど、同時に不安も増した。
でも「素晴らしい!」「可愛い!」「綺麗!」「美味しい!」
と言いながら楽しんでくれてるのを見て、ホッと安堵し、不安な気持ちは消え去った。
そして、主役の2人がお父様を伴って到着し、招待客が全員揃ったところで、
「ユアン、シェリー、おめでとう!」と拍手と歓声を贈った。
そのあと、各々談笑を始めたんだけど、僕はユアンのお父様に興味津々で、話し掛けた。
「ユアンのお父様は、ガーディアンにお住いなのですか?」
「貫禄があって、歴戦の猛者!って感じがしますね!」
「物語に出てくる勇者みたいで格好良いです!」
そう話し掛ける度に、ユアンが「ガハハ!」と笑いながら色々教えてくれた。
なんと、国に2人しかいないS級冒険者の1人らしく、本当に勇者だった。
そんな事実に「きゃあきゃあ」とはしゃいでいたら、アレクに肩を叩かれコソッと囁かれた。
(ショウマ、入り口見てみろ。知らん奴が呆然と突っ立ってるぞ)コソッ
(……本当だ。誰だろアレ?でも見た事あるね)コソッ
(この間、浜辺で声掛けて来た奴じゃねぇか)コソッ
(浜辺…ああ!ヴィオラだか、ヴィヴィアンだかって名前の男爵芋さんの従者か!)コソッ
「ブハッ!可愛いな本当にお前は。ヴィツィオ男爵な、芋じゃねぇよ。はははっ!」
そんな風にアレクと笑い合ってたら、我に返った従者君が大声で叫んだ。
「その建物の権利について交渉にきた!晩餐会を中止し、所有者だという平民の者よ出て参れ!」
その瞬間、ピタッと音が止み、シーンっと静まり返った。
そして一斉に、無礼な従者君に目線を向けたら、
「ヒッ!」と小さく悲鳴を上げ、カタカタと震え出した。
「僕が建物の所有者ですが、交渉はしません!
今日は大事な友人を祝う為に、パーティを開いているんです!
関係ない方はお帰り下さい!迷惑です!」
そう僕が大声で言い募ったら、目線を合わせて「あ!あの時の!貴方が所有者だったのですか!」
そう言いながら、他に目もくれずツカツカと無遠慮に近寄って来た。
そんな状況から僕を守ろうと、アレクとユアンとそのお父様が立ち塞がった。
そして、従者君は怯えながらも声を発した。
「ぼ、冒険者風情共、そこを退いて下さい。わ、私はその平民に用があるのです!
この建物はヴィツィオ様のような高貴な貴族にこそ相応しいのです!
冒険者や平民の貴方には分不相応だと思います。ヴィツィオ男爵様が有意義にお使い下さいます!
ですから今すぐ明け渡しなさい!」
そんな物言いにアレクが冷静に言い返した。
「それは出来ねぇな。この建物は“幼稚園”又は新しい“孤児院”だ。
行き場の無い子供達の為の施設であって、貴族の方が有意義に使う建物じゃねぇよ」
「こ、孤児院?この豪華な建物がですか?その様な嘘はいけませんよ?
ヴィツィオ男爵様がこの街に威光を示すためには、この立派な邸宅がふさわしいのです。
貴族の方々はこのような壮麗な場所で楽しいひと時を過ごすべきなのです」
その言葉に反論したのは、ユアンのお父様だった。
「貴族の威光だと?それに何の意味があるんだ?
孤児の子達が安心して暮らせる場所を奪って、傲慢で横暴な貴様ら貴族が何の威光を示すと?
示したいなら、その立場を使って未来を担う子供達を支援するべきだろ?
ふんぞり返って娯楽を享受したいなら、他の場所でやれよ。
帰んな。祝いの場所にお前の存在は分不相応だ」
そう言われても後に引けないのか、尚も言い募ろうとした所で、
アレクとトラモント様が言葉を遮った。
「いいか、お前の主はフォルティエ辺境伯家に喧嘩を売ったんだ。それ相応の報復を覚悟しておけ」
「神殿は、皆平等に接しますが、それにも限度があります。
あなた方は辺境伯家に敵対的行動を取っただけでは無く、創造神にも牙を剥きました。
神は公正である一方、厳正な判断を下す事もあるのです。それをお忘れなく」
フェリス神様の存在を引き出されて、青ざめた顔で僕を凝視した後「まさか愛し子様…」
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「勇者様も神官長様もアレクも、皆んな詰め寄りすぎだよ。迷惑なのは変わりないけどさ。
この人は男爵芋に命令されて使命を果たす為に来ただけなんじゃない?」
そう言いながら3人を見回した後、従者君に視線を移し、言葉を発した。
「貴方は、主様の言い分が正しいと思いますか?先程の言葉は貴方の本心なんですか?
そうだとしたら僕は許せないし、この場から強制的に退場させます。迷惑なので。
でも違うなら、そんな傲慢な主様は見限るべきだと思いますよ?」
そう僕が問い掛けたら、従者君の目から大粒の涙が流れ、嗚咽を漏らしながら語りだした。
「私は、ヴィツィオ様に雇われてから日が浅く、初めて与えられた命令が今回の件なのです。
その命令に疑問も沸いたし、傲慢だと横暴だとも思いました。
でも、雇われたからには忠実に従おうと、数日奔走して情報を集め、この場に来たのです。
先程口から出た言葉は…私の本心です。ですが、主様の事は今回限りで見限ります!」
そう言ってバッと立ち上がり、ガバッと勢い良く頭を下げ、謝罪してきた。
「なので天罰だけは止めて下さい!愛し子様、神官長様、皆さん、
お祝いの席を荒してすみませんでした!」
そしてまたガバッと勢い良く頭を上げ、
「即刻退場します!本当に申し訳ありませんでしたー!」
そう言って踵を返し、脱兎のごとく走り去った。
その一連の流れに、一同呆然と立ち尽くし、暫し固まってた。
その静寂を破ったのは、マイキーとルナの明るい声だった。
「ショウ兄ちゃ~ん!なんかあったの~?ルナが起きたから連れて来たんだけど~!」
「まんま、ぱーぱ、だっこ」
明るく走り寄って来たマイキーからルナを受け取り、
「何でもないよ、ちょっと悶着があっただけ。もう解決したから大丈夫。
ほら、マイキーもパーティに参加してユアンとシェリーをお祝いしてあげて」
そう言ってから、大人達が頷き合い、気を取り直して宴を再開した。
その後は何のトラブルも無く、終始笑顔で過ごした。
宴の終盤に、巨大なウェディングケーキを用意して、
「切りたくないっす!」というシェリーとユアンに無理やりナイフを持たせ、
入刀させた所をポラロイドカメラでパシャ。
そのあとも、楽しむ皆の様子を写真に収めつつ、僕もパーティを楽しんだ。
そして夜空に星が瞬いた頃、宴は幕を閉じた。
帰りの際に、一人一人に写真とお土産を渡したら、感動しながら帰って行った。
その後ろ姿を手を振りながら見送り、幸せな一時が静寂と共に終わった。
遠くから流れてくる風の音が耳に心地よく響く。
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