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本編 最強冒険者

story143/ ★性欲モンスター

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「…………眩しっ」

激しい性行為を繰り広げた翌朝、ゆっくり目を覚ました。

部屋は窓から差し込む光で包まれており、
心地良い朝の香りが漂っていた。

両腕を高く掲げ、身体を解すように伸びをした。
 そして、未だ熟睡している愛しい人に、ちゅっ、
と軽く口付けをしてから、ベッドから降りた。

眠気がまだ残っていたので
«ウォーター»で顔を洗い、強制的に覚醒させた。

「ショウマまだ寝てんな……はぁ、可愛い……」

そう呟いて幸せそうな顔して寝てるのを暫し観察。

「……乳首見えてるぞ……桃色の可愛いのが…」

ショウマの眠り顔に視線を落とし、唇が欲望のままに妄想を膨らませた。

「お前の身体、まるで芸術品みたいだよな……」

性交の後の艶っぽい姿に、身体は熱くなっていった。

一瞬躊躇いがあったが、
どうしても我慢できずに美肌に触れたくなった。

そっと寝顔の傍に近づき、指先を身体に置いた。

「ショウマ……」

俺は語りかけながら、桃色乳首を指でなぞった。

ふっくらとした形が愛らしく、
興奮と欲望が入り混じった感情が支配していく。

「……ぁっ……」

その時、ショウマの唇から漏れる溜息が聞こえた。

「愛しい……はぁ……ごめん、我慢できん……」

ショウマに対する欲望を隠さずに告白すると同時に、
ぷくっと隆起した乳首を激しく舐め回した。

「……ぁッ……んッ……」

その刺激にショウマは感じ始めたが、未だ熟睡してる。

ショウマの体が微かに震え、快感に悶えているのが分かる。

しかしまだ眠り続けている。
俺はその姿に興奮し、胸が高鳴るのを感じた。

ぢゅっ……「……んぁっ」

乳首を強く吸い上げると、眠り顔に嬌声が漏れ出た。

その可憐な声がまた聞きたくて、乳首に歯を立てた。

「……っ……んんッ」

「ショウマ、可愛い……もっと聞かせて」

そう呟きながら、乳首を指先で弄りながら舌を這わせた。

ショウマの口元に微笑みが浮かび、快感による苦しげな吐息が漏れ続ける。

「……んっ…あぁっ…」

甘い声が真っ赤な唇から漏れるたび、俺の欲望はより一層燃え上がった。

身体全体を舐め回し、快感の波がショウマを襲うようにした。

「ふあッ……んァ…………んんッ……」

ショウマの息遣いが荒くなり、
無意識に快感に応えるように腰を動かし始めた。

俺は興奮の極致に達し、妖艶な身体に溺れた。

「ショウマの喘ぎ声がたまらねぇ。
もっと感じて、乱れた姿が見たい……」

俺は舌先を敏感な脇腹に這わせ、体全体でショウマを求めた。

真っ白な肌が徐々に赤く染まり、熱く火照りだし、
俺の愛撫がショウマを次第に目覚めさせていく。

「あっ…きもち……んんッ……もっと……」

濡れた甘い声が部屋に響き渡り、俺はその声に酔いしれた。

ショウマの身体は俺の愛撫に溺れ、深い快楽に飲み込まれていった。

「起きたか……ちゅっ……なぁ、抱きたい」

俺の声が部屋に響き渡った瞬間、
ショウマが吃驚した顔で完全に覚醒した。

「!?夢じゃなかったの……?」

「ん?夢見てたのか?ちゅっ」

「んッ……アレク、また寝てる時に悪戯したの?」

「んー?……お前の乳首が俺を誘ったんだ」

「そっか……僕の乳首に誘われたなら仕方ないね」

「だろ?俺に“弄って“って訴えてくんだよ」

そう言いながら、火照りの収まった肌を指でなぞった。

「んやっ……」 「ショウマのその声可愛い」

「っ…アレク」 「ん?もっとして欲しいか?」

そう言ってニコッと笑ったら、
ショウマもニコッと可愛い笑顔で応えてくれた。

それに気を良くした俺が、身体に舌を這わそうとしたら、
ゴンッと思い切り拳骨を頭に落とされた。

「!?痛っくないけど、え?何で殴った?」

「僕のほうが痛かったぁ……うぅっ。
“何で殴った?“じゃないよ、バカ猿!
乳首が誘うわけないでしょ!?ほんとバカ!」

「え?だってよぉ…桃色乳首が誘惑すんだもんよ…」

「そんな訳ないでしょ!もう……。
で?な・ん・で、ちんこビンビンにしてんの!
蜜まで垂らして…あ、コラ!擦り付けないでよ!」

「そりゃ、お前が甘い声で誘惑してきたんだぜ?
寝てるのに可愛い喘ぎ声出して悶えてたんだぞ?
“もっと”って“きもちい”って言ってさぁ?」

「そ、それは!夢だと思ったんだもん」

「夢か…ふ~ん…夢ねぇ?エッチな夢見てたのか?すっげぇ可愛くて……なぁ、挿れたい」

ググッ「んあっ、やめっ……アレクっ!」

「ショウマごめん、後で殴って良いから……」

さっきまでのショウマの痴態を思い出し、
我慢できなくなった俺は問答無用で挿入した。

数時間前まで肉棒を咥えこんでいた後孔は、
何の引っかかりもなく男根を迎え入れた。

ショウマのアナルは、俺の硬く膨らんだ男根を締めつけ、
内部の濡れた熱で満たしていく。

「あぁ…ッ!ぃや…っ!んんッ」

ショウマはイヤと言いながら甘い声を漏らす。
その声にさらなる興奮が込み上げ、
俺は細い腰を掴みながら腰を激しく振り始めた。

「睨んでも可愛い…ッ…くッ、ショウマ締めすぎッ」

「……んあっ…もうッ!」

ショウマは睨みつけながら、後孔をキュッと締め、
俺の動きを止めようとしてきた。が。

その締めつけさえも、俺には甘美な快感をもたらした。

「はっ…堪らねぇ、ほんと可愛い」

その抵抗がますます俺の意欲を刺激し、
興奮の波が全身を駆け巡った。

「あぁッ……なんで大きく…やぁッ…」

ショウマの反撃にも俺は心地よい喜びを感じながら、
ますます強く彼の後孔を攻めた。

締めつけが更に力強くなるにつれ、
俺の興奮は頂点に達し、快感が全身を支配し始めた。

「気持ちい...最高だぜショウマッ」

「やらぁ…あァ…ぁぁんッ……はげしいッ」

肉棒で奥を攻めながら、律動に合わせて跳ねる
ショウマのちんちんを手淫した。

「奥を突きながら手淫されるの好きだろ?」

「あッ、んんッ…すきぃ…きもちいよぉ…あァ!」

快楽の声が次第に高まり、その甘い喘ぎ声が部屋中に響き渡る。

ショウマの身体は俺の腰の動きに合わせて次第に乱れ、
段々と快楽の渦に飲み込まれていくようだった。

「アレクっ…もっと…もっと…奥までほしいッ」

濡れた目で俺を見つめながら懇願してきた。

その色香に当てられ、果てそうになったが、
グッと堪えて、その欲求を満たすため、
ショウマの足首を肩にかけ、身体を浮かせた。

そのまま俺の腰を押し上げる深い角度で突き進み、アナルの最奥を貫いた。

「ひあぁっ……!」

ショウマの声が高まり、快感に溺れたまま俺の愚息を迎え入れている。

深い突きつけで、彼の内部を犯していく。
その刹那、ショウマの体が痙攣し始めた。

「あぁっ…!んんッ……も、もう…イ…くっ」

ショウマの声が途切れながら漏れる。
限界に近づいているのを感じながら、俺もまた快楽の果てへと昇っていく。

「一緒にイこう、ショウマ…っ!」

俺の言葉にショウマはコクコクと頷き、

「イッ…くッぁぁあッ!!」

身体を震わせながら嬌声をあげ、薄い精液を零した。

後孔の内部が愚息を包み込むように痙攣し、
俺はその至高の快感に身を震わせ最奥に射精した。

息も絶え絶えな、ショウマの身体を優しく抱きしめ、
頭を撫でながら額、目尻、唇に、ちゅっちゅっ、と口付けを送った。

少しずつ落ち着いていく呼吸に合わせ、
俺はゆっくりと腰を引き後孔から性器を抜いた。

その瞬間「……んぁッ」と小さく喘ぎ声が零れ、
その反応に愚息がググッと元気を取り戻した。

「抜くのにも感じたのか?敏感だな……
なぁ、お前の声に愚息が復活したんだけど……」

そう言って先端をアナルに擦り付けたら、
ショウマが驚愕した顔で俺に猛抗議してきた。

「アレク、いい加減にしてよ!
昨日から何回SEXしてると思ってるの!
も、もう本当に止めてよッ!絶倫モンスター!」

ショウマの脅える姿に「苛めたい」そんな感情が
フツフツと湧き上がってきて「このまま犯すか」
なんて事が頭を過ぎったが「これ以上は不味い」
そう思い直し、深呼吸して心を落ち着かせた。

「ふぅ。悪かったショウマ。
お前の可愛い反応に愚息がまた暴走する所だった」

「チンコのせいにしないの!アレクが性欲強いだけでしょ!!おバカ!」

ショウマの言葉に苦笑して優しく頬を撫でた。

「ごめん、お前の反応に、つい欲情してしまった」

ショウマが口元を歪めると、
その唇を再び奪いたいという欲望が湧いてきた。

「あ、んちゅ…アレ…ク、ちゅ…やらッ」

性懲りも無く口内を舌で愛撫して、
身体を抱き締めようとしたら、鳩尾に激痛が走った。

「……痛ッ!!」

それに驚いてバッとショウマを見たら、
こめかみをピクピクさせながら憤怒する表情を捉えた。

そして、イベントリから刃が交差してる謎道具を取り出し、
俺の性器をそのブツで指し示し一言呟いた。

「去勢してやろうか」

その瞬間、シュンっと俺の愚息が力なく息絶えた。
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