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本編 最強冒険者
story129/ 正体判明。そして王都へ
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追跡者達の姿を目にして、
僕は驚きと困惑が交錯する気持ちに襲われた。
騎士団の制服を身に纏った彼らが、
僕たちに向かって一斉に騎士の礼を取り、
頭を垂れる光景に困惑。
「ええ!?」
そして先頭の馬に乗ってる人と、
アレクが親しげに話してるから更に困惑。
なぜ彼らが追跡していたのか、
そしてなぜ彼らがアレクと親しげに話しているのか、
全く理解できないんですけど!?
アレクは僕の疑問に気づいたのか、
こちらに振り向き真実を述べた。
「彼らはエクシェル兄が指示した護衛隊だ。
彼らは俺達の安全を守るために、
後ろからついてきただけなんだってよ」
アレクの言葉に、僕は一瞬驚きを感じた。
エクシェル兄が指示した護衛隊なのか。
アレクは微笑みながら、さらに説明を続けた。
「彼らはフォルティエ領の騎士団の一員であり、
エクシェル兄の特命を受けて結成した護衛だ。
俺達の旅路を案じて後ろから見守ってたんだと」
それを聞いて、初めて彼らの存在が理解できた。
彼らの追跡は僕達の安全を守る為の行動だったんだ。
そして、アレクと彼らが親しげに話しているのも、
騎士団で一緒に訓練した仲だからなんだな。
「アレクレスの婚約者殿、
貴方様を驚かせてしまい申し訳ありませんでした。
途中で見失ってしまいましたが、
無事を確認できて安心しました」
と騎士団の一員に謝罪されたけど、
彼らは僕達の安全を第一に考え、
追跡を通じて行方を見守っていたのだ。
その姿勢に僕も彼らに謝罪と感謝の意を示した。
「頭を上げて下さい。本当に申し訳ありません。
僕達は追跡の最中、貴方達に多くの心配と
手間をかけてしまいました。
確かに少し怖かったけど、心遣いに感謝してます」
僕は頭を垂れながら、謝罪の言葉を発した。
すると、先頭の騎士さんが胸に手を当て言葉を紡いだ。
「我々の使命は、如何なる状況下でも
貴女方の安全を守ることです。我々が護衛することで、
安心して活動できるように心掛けます。
どんな場面でも、心配せずに我々に頼ってください」
そのあと別の騎士団員が話し出した。
「此度の王宮への招致の際には、
私たちがぜひ護衛役としてご一緒させていただきます。
副団長の指示通り、その場面までが私たちの任務です。
王宮への招致は特別な催しであり、
重要な人々が集まる場所です。
私達はその重要性を理解し、万全の態勢で警護します」
まさかの厳戒態勢に困惑を極め唖然としていたら、
また先頭の騎士様が話し出した。
「我々は騎士の誇りを胸に、
貴女方を守り抜く覚悟でこの使命に臨みます。
心からの信頼をお寄せいただければ幸いです。
どんな状況においても、我々に頼ってください。
貴女方の安全と幸福を守るため、全力を尽くします」
最後にそう締め括り、
また全員一斉に騎士の礼をするもんだから、
ビックリし過ぎて固まっちゃった。
暫く放心していたらアレクに肩を叩かれて、
僕は一瞬で我に返り、深呼吸をしてから姿勢を正し、
騎士団員達に向かって再度頭を下げ、
僕は感謝の言葉を口にした。
「あ、あの。ありがとうございます。
そんな大層なご厚意を頂きまして……感謝してます」
そして頭を下げたまま、
隣で笑顔を浮かべてるアレクに小声で文句を言った。
(アレク!大袈裟過ぎないかな!!
それに、途中で気付いてたんでしょ!?)コソッ
(ああ。先頭の団員が昔馴染みの友達なんだよ。
だから、気配で気付いてた)コソッ
(な、ん、で!それを僕に言わないの!!)コソッ
(いや、オロオロしてる顔が可愛くて……)コソッ
そう言われた瞬間ブチッとキレた僕は、
尻に蹴りを入れて大声で叫んだ。
バシッ!「巫山戯るなぁ~~!バカアレク~!
そして痛いぃ!蹴った僕が負傷したぁ~(泣)」
「いや、本当に悪かった。そんな怒るとは……」
「怒るのは当たり前なの!
何もして来ないのが却って不気味なんだから!」
僕は怒りを抑えるために深呼吸をし、
アレクに向かって冷たい口調で言い放った。
「こういう事ばっかりするなら嫌いになるよ」
アレクは驚いたような顔で僕を見つめ、
本気で謝る言葉を口にした。
「え!?本当に申し訳なかった!許して!」
「…………ふん」
しかし、僕はまだ怒っていて、
一言も言葉を返さないまま黙っていた。
アレクは必死になって謝り、
もう二度と同じことはしないと約束してきた。
「ショウマ!もうしないって!な?悪かった!」
僕はその言葉を聞きながら、
顔を背けて笑いを堪えながら静まり返っていた。
余りにも必死になってるから、
怒りがどっか行っちゃったよ。
その様子を見ていた騎士団員達も、
笑いを堪えるようにしていた。
「くく、二人のやり取りが面白すぎるよ。
アレクも反省してるみたいだし、許してあげてくれ」
と、騎士団の一人が言うと、
他の騎士団員達も笑いながら頷いた。
僕は笑い顔を引っ込めながら、
1度深呼吸をしてアレクを見つめた。
「わかった。
だけど、もう本当に同じことはしないでね」
アレクはホッとした表情を浮かべながら、
頷きながら答えた。
「もちろんだよ。
本当に申し訳なかった、ショウマ」
僕はそんなアレクを抱き締めながら、
騎士団の皆と顔を見合わせて苦笑して頷き合った。
そして暫くしてから体制を整え、
今度は皆揃って王都へと向かった。
勿論トライキーは封印したよ。目立ち過ぎるからね。
団員の1人から馬を借り受けて、
アレクと一緒に騎乗して王都の入場門へと向かった。
王都の門では、ガードが厳重に立ちふさがっていた。
彼らは厳しそうな表情を浮かべ、武器を手に持っていた。
しかし、アレクの家の爵位と騎士団員達の地位、
そして、僕が持っていた王宮への召喚状が、
わずかながらガードたちを和らげていた。
迅速に通行許可を得た僕達は、王都の門をくぐり、
中心部へと進んでいく。
道沿いには立派な建物や美しい庭園が広がり、
王都の華やかさを物語っていた。
身を乗り出してアレクと共に進むと、
街の喧騒が次第に耳に入ってきた。
売り物を並べる市場では、
商人たちが元気に声をかけながら商品を売り込んでいた。
鮮やかな色の絨毯や美しい陶器、
新鮮な果物や野菜が並んでいて、人々の目を引いていた。
香り高い食べ物の匂いが立ち込め、外からでもその魅力が感じられた。
街角では、子供たちが駆け回っていた。
笑顔で遊び、踊り、歌っている彼らは、
王都の明るい未来を象徴しているかのようだった。
彼らの無邪気な笑顔は周囲の人々を和ませていた。
王都の中心部には、重要な政庁や王宮が建っていた。
その美しい建物は壮大さと力強さを感じさせ、まさに王都の象徴となっていた。
「凄ぉ~い!ガーディアンなんて比べ物にならないくらい華やかな街並みだね!」
「そりゃ、そうだろうな。国の中心だからな。
ここはまさに王権の象徴が集まる場所だ。
ただ、華やかなのは1部だけだぞ。
少し中心から離れただけで仄暗い場所が存在する。
それに、人が多い分、犯罪も多いんだ」
(へぇ。そんな1面もあるんだ……仄暗い場所か……)
そんな風に内心で思ってたら、団員の1人が言葉を繋げた
「そうですね。中心から離れた場所には、
貧困や社会的な問題を抱える人々が暮らす地域や、
廃墟と化した建物が立ち並ぶ場所があります。
そこでは華やかさとは対照的に、
孤独や絶望の色が漂っています。
また、犯罪の多発地域も存在し、
人々は日々の暮らしを守るために戦っています」
そんな話をしながら通りを歩き、
王都にいる間滞在する宿を目指して歩いていたら、
突然、僕の腰辺りに後ろから誰かに抱き着かれた。
僕は驚きと困惑が交錯する気持ちに襲われた。
騎士団の制服を身に纏った彼らが、
僕たちに向かって一斉に騎士の礼を取り、
頭を垂れる光景に困惑。
「ええ!?」
そして先頭の馬に乗ってる人と、
アレクが親しげに話してるから更に困惑。
なぜ彼らが追跡していたのか、
そしてなぜ彼らがアレクと親しげに話しているのか、
全く理解できないんですけど!?
アレクは僕の疑問に気づいたのか、
こちらに振り向き真実を述べた。
「彼らはエクシェル兄が指示した護衛隊だ。
彼らは俺達の安全を守るために、
後ろからついてきただけなんだってよ」
アレクの言葉に、僕は一瞬驚きを感じた。
エクシェル兄が指示した護衛隊なのか。
アレクは微笑みながら、さらに説明を続けた。
「彼らはフォルティエ領の騎士団の一員であり、
エクシェル兄の特命を受けて結成した護衛だ。
俺達の旅路を案じて後ろから見守ってたんだと」
それを聞いて、初めて彼らの存在が理解できた。
彼らの追跡は僕達の安全を守る為の行動だったんだ。
そして、アレクと彼らが親しげに話しているのも、
騎士団で一緒に訓練した仲だからなんだな。
「アレクレスの婚約者殿、
貴方様を驚かせてしまい申し訳ありませんでした。
途中で見失ってしまいましたが、
無事を確認できて安心しました」
と騎士団の一員に謝罪されたけど、
彼らは僕達の安全を第一に考え、
追跡を通じて行方を見守っていたのだ。
その姿勢に僕も彼らに謝罪と感謝の意を示した。
「頭を上げて下さい。本当に申し訳ありません。
僕達は追跡の最中、貴方達に多くの心配と
手間をかけてしまいました。
確かに少し怖かったけど、心遣いに感謝してます」
僕は頭を垂れながら、謝罪の言葉を発した。
すると、先頭の騎士さんが胸に手を当て言葉を紡いだ。
「我々の使命は、如何なる状況下でも
貴女方の安全を守ることです。我々が護衛することで、
安心して活動できるように心掛けます。
どんな場面でも、心配せずに我々に頼ってください」
そのあと別の騎士団員が話し出した。
「此度の王宮への招致の際には、
私たちがぜひ護衛役としてご一緒させていただきます。
副団長の指示通り、その場面までが私たちの任務です。
王宮への招致は特別な催しであり、
重要な人々が集まる場所です。
私達はその重要性を理解し、万全の態勢で警護します」
まさかの厳戒態勢に困惑を極め唖然としていたら、
また先頭の騎士様が話し出した。
「我々は騎士の誇りを胸に、
貴女方を守り抜く覚悟でこの使命に臨みます。
心からの信頼をお寄せいただければ幸いです。
どんな状況においても、我々に頼ってください。
貴女方の安全と幸福を守るため、全力を尽くします」
最後にそう締め括り、
また全員一斉に騎士の礼をするもんだから、
ビックリし過ぎて固まっちゃった。
暫く放心していたらアレクに肩を叩かれて、
僕は一瞬で我に返り、深呼吸をしてから姿勢を正し、
騎士団員達に向かって再度頭を下げ、
僕は感謝の言葉を口にした。
「あ、あの。ありがとうございます。
そんな大層なご厚意を頂きまして……感謝してます」
そして頭を下げたまま、
隣で笑顔を浮かべてるアレクに小声で文句を言った。
(アレク!大袈裟過ぎないかな!!
それに、途中で気付いてたんでしょ!?)コソッ
(ああ。先頭の団員が昔馴染みの友達なんだよ。
だから、気配で気付いてた)コソッ
(な、ん、で!それを僕に言わないの!!)コソッ
(いや、オロオロしてる顔が可愛くて……)コソッ
そう言われた瞬間ブチッとキレた僕は、
尻に蹴りを入れて大声で叫んだ。
バシッ!「巫山戯るなぁ~~!バカアレク~!
そして痛いぃ!蹴った僕が負傷したぁ~(泣)」
「いや、本当に悪かった。そんな怒るとは……」
「怒るのは当たり前なの!
何もして来ないのが却って不気味なんだから!」
僕は怒りを抑えるために深呼吸をし、
アレクに向かって冷たい口調で言い放った。
「こういう事ばっかりするなら嫌いになるよ」
アレクは驚いたような顔で僕を見つめ、
本気で謝る言葉を口にした。
「え!?本当に申し訳なかった!許して!」
「…………ふん」
しかし、僕はまだ怒っていて、
一言も言葉を返さないまま黙っていた。
アレクは必死になって謝り、
もう二度と同じことはしないと約束してきた。
「ショウマ!もうしないって!な?悪かった!」
僕はその言葉を聞きながら、
顔を背けて笑いを堪えながら静まり返っていた。
余りにも必死になってるから、
怒りがどっか行っちゃったよ。
その様子を見ていた騎士団員達も、
笑いを堪えるようにしていた。
「くく、二人のやり取りが面白すぎるよ。
アレクも反省してるみたいだし、許してあげてくれ」
と、騎士団の一人が言うと、
他の騎士団員達も笑いながら頷いた。
僕は笑い顔を引っ込めながら、
1度深呼吸をしてアレクを見つめた。
「わかった。
だけど、もう本当に同じことはしないでね」
アレクはホッとした表情を浮かべながら、
頷きながら答えた。
「もちろんだよ。
本当に申し訳なかった、ショウマ」
僕はそんなアレクを抱き締めながら、
騎士団の皆と顔を見合わせて苦笑して頷き合った。
そして暫くしてから体制を整え、
今度は皆揃って王都へと向かった。
勿論トライキーは封印したよ。目立ち過ぎるからね。
団員の1人から馬を借り受けて、
アレクと一緒に騎乗して王都の入場門へと向かった。
王都の門では、ガードが厳重に立ちふさがっていた。
彼らは厳しそうな表情を浮かべ、武器を手に持っていた。
しかし、アレクの家の爵位と騎士団員達の地位、
そして、僕が持っていた王宮への召喚状が、
わずかながらガードたちを和らげていた。
迅速に通行許可を得た僕達は、王都の門をくぐり、
中心部へと進んでいく。
道沿いには立派な建物や美しい庭園が広がり、
王都の華やかさを物語っていた。
身を乗り出してアレクと共に進むと、
街の喧騒が次第に耳に入ってきた。
売り物を並べる市場では、
商人たちが元気に声をかけながら商品を売り込んでいた。
鮮やかな色の絨毯や美しい陶器、
新鮮な果物や野菜が並んでいて、人々の目を引いていた。
香り高い食べ物の匂いが立ち込め、外からでもその魅力が感じられた。
街角では、子供たちが駆け回っていた。
笑顔で遊び、踊り、歌っている彼らは、
王都の明るい未来を象徴しているかのようだった。
彼らの無邪気な笑顔は周囲の人々を和ませていた。
王都の中心部には、重要な政庁や王宮が建っていた。
その美しい建物は壮大さと力強さを感じさせ、まさに王都の象徴となっていた。
「凄ぉ~い!ガーディアンなんて比べ物にならないくらい華やかな街並みだね!」
「そりゃ、そうだろうな。国の中心だからな。
ここはまさに王権の象徴が集まる場所だ。
ただ、華やかなのは1部だけだぞ。
少し中心から離れただけで仄暗い場所が存在する。
それに、人が多い分、犯罪も多いんだ」
(へぇ。そんな1面もあるんだ……仄暗い場所か……)
そんな風に内心で思ってたら、団員の1人が言葉を繋げた
「そうですね。中心から離れた場所には、
貧困や社会的な問題を抱える人々が暮らす地域や、
廃墟と化した建物が立ち並ぶ場所があります。
そこでは華やかさとは対照的に、
孤独や絶望の色が漂っています。
また、犯罪の多発地域も存在し、
人々は日々の暮らしを守るために戦っています」
そんな話をしながら通りを歩き、
王都にいる間滞在する宿を目指して歩いていたら、
突然、僕の腰辺りに後ろから誰かに抱き着かれた。
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