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本編 最強冒険者

story76/☆それでも好きだから

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その日、僕は料理長と一緒に
キッチンで料理を作っていた。

僕が教えるより、
レシピを見ながらの方が
素早く効率良く作れると言うので、
今は“”先生と生徒“”じゃなく、
一緒に美味しい料理を作る仲間みたいになってる。

今日もそうやって料理を作っていたら
何やら玄関の方が騒がしいのに気付いた。

(何だろ?)そう思ってたらニクスが来て

「翔馬くんを呼んでるみたいだ」

そう言われたので、料理長に断りを入れてから
ニクスと一緒に声のする方へと駆け出した。

聞こえてきた声がアレクのだと解っていたので、
(僕を呼んでるって……どうしたのアレク)

そうして玄関に着いた僕の目に映ったのは、
髪が乱れ、服装も乱れ、血走った目で怒鳴るアレクで…

僕の姿を捉えた瞬間「こっちへ来い!」と叫び、
驚愕して反応が遅れてしまった僕に焦れて、
「さっさとしろ!!」と怒鳴りつけ、
近寄った僕を力の限り抱き締めてきた。

あまりの強さに(身体が潰れる!苦しい)と思ったが
力を緩めることなく“”ぎゅうぅぅ“”と抱き締め続け
そのままの状態でニクスとユリウス兄様と話し出した。

僕は痛みと苦しさに耐える事に精一杯で、
何の話しをしてるのか解らずに、
苦しさに耐えきれず、そのまま意識を失った。




{……お……よ……ショ……おい…………マ}


(誰かに呼ばれてる…)


バシッ!(痛っ!何!?)


「!?うぅ、ア、ごほごほっ、アレク?」


アレクが頬を叩いたの!?最低!喉痛いし!


「アレク?じゃねぇんだよ。お前は俺のだよな」


そうだけどっ、何なのぉ!?
怒鳴ったり叩いたり、馬乗りで睨み付けたり、
あんたは癇癪起こした子供なのぉ!?
服もビリビリに破いてるしさぁ~!!


ふぅ。そんな事言うと火に油を注ぐだけだよね…

そう思って「何でこんな事?」と聞こうとしたら、
言葉を遮り、いきなり乳首を思い切り摘まれた。

鋭い痛みに悲鳴をあげたが、止める事もせず、
摘みあげたままグニグニと捻られ、
挙句こんな事になってるのは
「SEXを拒んだから」「他の男の話しをするから」
だと言う。

(嫉妬してこんな酷い事してるのぉ!?)

SEXを拒んだのはお互いの為だったのに……
しかもたった2日。それだけでこんな……

それとニクスの話しをしたからぁぁ~?
アレクだって、騎士訓練生の新人の話ししてたのに!!

「尻軽野郎だけど、剣筋はいいんだよ」とか
「無視してんのに毎回挑んで来て面白ぇ」とか
「弱そうなのに意外と根性あんだよ」とかさ!!

僕はダメなのに、アレクは良いって事ぉ~?
そんなの理不尽過ぎないかなぁ~!!

そう文句を言おうと口を開き掛けたら、
うつ伏せにひっくり返され、(え?何すんの!)
スボンを一気に引き摺り下ろされ、

驚愕して振り返った僕を見向きもせずに、
尻を高く持ち上げ、露になったアナルに前戯も無しに
指を2本唐突に刺し入れられ、「ひっ!!」

ピリッとした痛みを感じたと思ったら、
指を引き抜かれ、ジンジンと痛むアナルに
怒張しきってないペニスを宛てがい、一気に貫いた。


「あ゙がァァあ!ひ、酷いっ、い゙だぃぃ」


皮膚が裂けるような痛みが僕を襲い、
その激痛から逃れようと拳を握り締め
歯を食いしばってたら、生理的な涙が頬を伝った。


その後の行為は本当に酷くて

「痛い!」「最低!」「抜いてよ」「やめて…」

頭を振るい、泣きながら懇願しても抽挿は止まず、
それどころか


「なあ!痛いって言ってる割に
アナルがヒクヒクしてんじゃん!」


ぐちゅぐちゅ「あぐぅ」ずちゅずちゅ「ひぐっ」


「嫌だと言う割に、腰揺れてんじゃねぇか!
お前が誰の物なのか分からせてやるよ」


どぢゅどぢゅ「やめっ、も、やらっ!ぐすっ…」


(やめてよぉ、こんなのレイプだよぉ……うぅっ)


レイプのような非道なSEXをされても感じてしまうのは、僕が唯の淫乱だからなのか……

いや、それでも好きだから愛してるからだよ……


そんな風に無茶苦茶に犯されてた僕の背中に、
ぽたぽたっと滴が落ちたような気がして、

(今のは何?)

そう思って振り返ったら、苦悶の表情をし、
抽挿しながら涙を流すアレクが目に入った。


「…………!?ア、アレク……どうしたの?」


「あ?何がだよっ?黙って喘い…」


「ストップ!……アレク泣いてるでしょ?
もぅ……1回抜いてくれる?」


「嫌だ……お、前は、俺の大事なっ、恋人っ……」


「クスクス。大事な恋人なら乱暴にしちゃダメでしょ?
ほら、1回抜いて?そっち向きたいなぁ~」


「わ、かった…」

ずるっ…「んんっ、はァ…」


「ショウマっ、ごめんっ!ち、血が出てっ」


「あはは。だろうねぇ~
ピリッとしたからねぇ。でも、大丈夫だよ?
«ヒール» ほら、これでもう平気!」


(ふぅ。魔法があって良かったよ……。
嫉妬に狂った男は何とか止まったかな?)


「アレクおいで」ぎゅっ。「………」ぎゅうぅっ。


「結界解いてくれる?
ドアの向こうにユリウス兄様がいると思うんだ。
あと、ニクスとセバスさんも居るかな?」


「……ニクス……」


「うん。ニクス。僕の初めての友達ね?
そして、アレクが嫉妬で暴走した原因の彼だね。

“”共通の話題で仲良くなった“”

そう言った理由があるんだけどねぇ。
僕とニクスの共通点の話しは、
本人に了承得てからじゃないと話せないからさぁ~」


そう言った後、アレクは渋々、本当に渋々結界を解いた


結界が解かれた後、ユリウス兄様、ニクス、
セバスさん、そして何故かパパと
エクシェルお兄様がなだれ込んできた。

僕は、その勢いにビックリしたんだけど、
部屋の惨状に皆んなの方が驚愕しちゃってさぁ~

それもその筈、床には破られた服が落ちてるし、
ベッドには血が着いてるし、
僕の顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃだしね!あは!


そのあとパパが、怒りながらアレクを僕から剥がそうとしても離れず、
頭を振ってイヤイヤするもんだから、
皆んな一斉に溜息ついちゃったよ(笑)


「ごめんなさい、お騒がせしちゃって。
アレクも落ち着いたし、着替えて談話室行くから待っててくれる?」


「ショウくん…。
わかった、急がないでいいからな?
談話室で待っているよ」ちゅっ。


パパが額に口付けした後、ユリウス兄様、
エクシェルお兄様も順番に口付けを落とし、
セバスさん、ニクスと共に部屋を出て行った。


ニクスは、扉が閉まる直前に振り返り
ヤレヤレと頭を横に振って、
苦笑いしながら出て行った。


「アレク、ちゅっ。着替えよ?
そして皆んなに謝ろうね?
それから話すよ。
僕とニクスの何が共通点なのかさ」




「だから……その勃起ペニスは一旦封印してね?」
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