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本編 最強冒険者

story48/小悪魔

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怒れる大魔神を何とか魔界へ送り返し、終始甘々な仲直りエッチをした後、
頭を、撫でこ撫でこ  されながらベッドで微睡み、
ちょっと睡魔が襲って来たので寝る訳にはいかん!とアレックスを誘導して、
準備の為1度階下へと降りた。

ここで僕は思ったの。準備って何するの?

僕はフェリス様の愛しい子だしぃ~
魔力♾で、スキル盛り盛りの

〈俺TUEEEE!〉なんだよねぇ

ぷぷぷ。全く冒険者活動してないから
〈俺TUEEEE!〉なんて言ってたらダメだね(笑)

そうそう、それでスキルの中に
日本の製品取り寄せ出来る〈ユアゾン〉があるし
イベントリの中にもいっぱい色々はいってるの…

だから、敢えて用意する物が無いんだぁ~。
だからぁ~。僕何すればいいのかな?

「アレク、旅の準備って何するの?
僕の荷物って全部イベントリにあるからさ特に用意する物ないと思うの…」

「旅の準備は何も服とかだけじゃないぞ?
5日間の移動中、宿に泊まれ無い場合とかがあってな?
食料品準備したり、魔物に遭遇した時の為に装備のチェックや、テントとか、あとは馬車の用意な」

「それは解ってるの。でもね?
テントも僕のが有るし、食料品も出せるでしょ?
魔物に遭遇した時はアレクが居るしぃ~?

用意する物って馬車だけじゃない?」

「…………いや、あー。ん?そ、そうか……
(コイツが規格外な存在だって忘れてた)
えっと……したら馬車用意するか……
あ、馬車じゃなくて馬でもいいぞ?」

「ふふふ。そうだよ~?僕規格外だから!(笑)
馬車とさぁ、馬はどっちが揺れない?
乗った事無いし~。お尻が心配なのぉ」

(お尻……小せぇよなぁ……)ムニムニムニムニ。

「ほわっ!!アレク何でお尻揉んでるの?
触ってみて解る?肉が無くてね?薄いの……
ガタガタ道とかに耐えられないと思うの……」

ムニムニ「ん~。こりゃ耐えられんか……
なら馬車辞めて馬にするか?
でも、どっちみち揺れるからなぁ~?
覚悟するしか無いな。」ムニムニムニムニ

「アレク?セクハラ親父みたいだよ?
じゃあさ、準備無いし時間あるから何処かで馬乗れない?それで大丈夫なら馬で行こうよ」

僕は馬にも馬車にも乗った事が無いので、どのくらいお尻が痛くなるのか実際には解んない。
ただ、転生物の小説とか漫画だと絶対に「ケツ痛ぇー!」って言ってるの。
だから、僕の尻、肉無くて薄いからさ~途中で悲鳴あげると思うの……

馬車がダメなら馬だよな~?って思って聞いて見たけど……
どっちみち揺れるんだよねぇ。

お尻にクッション敷くとか対策するかなぁ~?

「馬なら俺の愛馬が街の馬屋に居るぞ?行ってみるか?」

「え?愛馬?う~ん街かぁ……」

嫌な思い出ばっかりであまり行きたく無いんだよなぁ……

何か無いかな~?他の移動手段……

……!!あるじゃん!!
アレックスが乗ったら絶対かっこいいヤツ!

山とかで乗って走れるのだからガタガタした道でも平気じゃない?
ユアゾンで売ってるの見たんだよぉ~!ちょっとお高い買い物だけど……
お尻死守出来るなら安いと思うのぉ~♪

ギュウゥゥ「んーーー!!アレックス!!」

「おわっ!どうしたいきなり抱き着いて
(全くコイツは……可愛い全開で煽るなよ)
ん~!可愛い!馬見に行くか?」ちゅっ、ちゅっ。

「えへへ~♪ねぇ?いい事思いついたの!
馬車でも無い、馬でも無い、移動手段あるの!」

「そんな物あんのか?あ、転移か?でもあれって
1度行った事ある場所しか転移出来ないだろ?」

「転移出来ないのは知ってるの。
ちょっと待っててくれる?庭に行くの!
………いいって言うまで覗かないでね?」ちゅっ

(かぁぁー!何だあの生き物は!可愛い過ぎ!
「覗かないでね♡」なーんてさ!小悪魔か!)
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