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本編 最強冒険者

story47/ ブラックアウト

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(うぅぅ(泣) 叩いた僕が負傷したぁ~
この筋肉ムキムキマッチョマンめ! 許さぬ)


「アレックス、そこに座って?」


「え?ショウマ……何言っ」


「い、い、か、ら!座るの~!ムギギ!動け!」


「何何?何でだ?あ、いやはい。座るって」


「コホン。ぼ~く~は~、何て言ったかな?
今日はアナルお休みだって言ったの」


「…………ああ、聞いたぞ?」ニコニコ


「んもぅ!僕怒ってるの!何でニコニコなの!
ちゃんと聞いて?……あ!ちょっと待ってて!
ちょっと服着るから待って、お座りね!」


そうアレックスに「待て」「お座り!」させて
着替える為、部屋から一旦退散。




(くくくっ。怒ってても可愛いから、
説教なんて幾らでもきけるぜ?。
威嚇してる小動物にしか見えねぇんだよ)



もうもうもう!アレックス、怒られてると
思ってないよね!

というか、さっき思いっきり叩いたから
手がジンジンするぅ~(泣)

あ!そうか、魔法使って治せばいいか!
僕、闇以外使えるって事だから~
治癒魔法も使えるんだよねぇ……


「とりあえず、着替えてから
ちょちょいっと治してみるか」


今日の服は~、白のダメージジーンズと~
白のVネックシャツでしょ~?
靴は、今はクロックス履いて~。
よし、シンプル・イズ・ベスト!

あ、下着は豹柄のTバックだょ?くふふっ。
アレックスにお願いされたからねぇ~
前世では絶対選ばない柄に挑戦するのだ!

というか、アレックスにも
ビキニパンツ履かせたい……
いや、無難にボクサーパンツ……

お願いしてみよう!そうしよう!


{ショウマー!まだかー?立っていいかー?}


「あ、説教の途中だった。
ダメダメーー!今行くのーー!」


ガチャ

「お!今日は真っ白の服か!いいな、それ!」


「えぇ?そ~お?へへへ~♪……はっ!
服の事は今はいいのぉ。
今からアレックスにお説教するんです」


「くくくっ、はい聞きますよ」


「もぅ!アレックスは、お猿さんみたいなの。
お猿さんは年中発情しててね?
交尾が大好きなの。それと同じなの。
アレックスは発情しすぎだと思うの……

今日はお休みって言ったでしょ?
毎日あんなにSEXしてたら
僕のアナルゆるゆるになっちゃうと思うの……」


「毎日発情するお猿さん?俺が?
交尾が大好きな猿ねぇ。なら俺は猿でいいな
セックスが大好きな猿じゃなくて、
ショウマとのセックスが大好きな猿な。

それと、毎日セックスして、
ゆるゆるになっても、
嫌いにならないから大丈夫だ」


「んん?ん?えぇぇん!アレックスのおバカ!
そうじゃなくてぇ~、
そのお猿さんにならないでって言いたいのぉ~
それに、毎日SEXは絶対やなの~~」ぎゅっ


「それはさ、ムリだと思うぞ?ぎゅっ
いつも言うけど、可愛いすぎるから悪い。
まあ、毎日セックスは……善処する。
お猿さんになるのは許せ。
大好きだから仕方ないんだ。ちゅっちゅ

今日はセックスしないって約束する。ちゅっ
それと
(こんな可愛い説教ならいつでも大歓迎)コソッ」


「うわぁん!ねぇ、じゃあさ、僕がイヤだって
言う時はしないって約束して?ね?ね?」


「……善処する。約束はしない!」ちゅっちゅ


「んもぉぉう!僕のお願いも聞いてよーー!」


アレックスに全く勝てない(泣)
説教向いてないなんて、わかってるもん~
バカバカバカ!アレックスのわからず屋~!




「ところでショウマ、身体はもう平気か?
ちょっと出掛けたいんだが、行けるか?」


今、僕はアレックスの膝の上に座って
服のコーディネートを考えてるのだ。

今日着てもらう服を選んでたら、
出掛けたいと言われた。


「身体はもう平気だよ?出掛けるの?どこに?」


「ここから馬車で5日掛かる街に行くんだ」


「馬車で5日も掛かるの!?遠いねぇ。
その街には何があるの?
まさか、冒険者の依頼とか?」


「冒険者の依頼はその街に着いたらする。
出発は明日の朝、行き先は  “フォルティエ“」


「“フォルティエ” ふ~ん。いいけど、
態々そこで冒険者活動する為に行くの?」


「いや、依頼は次いでなんだよ。
絶対行かされる事になるから避けられん。
それと、“フォルティエ”  へ行く目的は……」


「絶対行かされる事になるの???
よくわかんないけど、目的は?何?」


「俺の実家だな。兄上に会いに行く」


「…………えぇぇぇぇぇ!!実家ぁぁー?
しかもお兄ちゃんに会いに行くの?

あ!そうだ!実家で思い出した!
ねぇ、アレックスって貴族なの?」


何でいきなり実家なの!?
そこに僕が行く必要ある?留守番でいいよ!
しかも兄上呼び……絶対貴族だよこの人!


分かってたけどさ……えぇぇ?
僕行ったらマズいって(汗)平民なんだけど……

貴族×平民のドロドロ愛憎劇にならないよね?

あ、う、おえぇ。なんか気持ち悪くなってきた……


(ダメダメ、手切れ金渡されるのかな?
手を出した罰で幽閉されたり?
国外追放になったらどうする?
教会行って神様の所へ行くとか?)

あぁ…なんか頭グラグラしてきた……
気持ち悪い……目眩までする…… グラッ

━━━━━━━ブツン━━━━━━━━

僕の意識はここでブラックアウトした……



「ショウマ?え?おい!ショウマ!どうした!」

ペチペチ「おい!」「何でいきなり!?」

ショウマが固まって動かくなったから
どうかしたのか?と思ってたら
いきなり気絶しやがった。

何で?いったいどうして?

貴族なのか聞かれたから
答えようとしてたのに……

俺は貴族だけど、3男だし
自由にしていいと言われてるんだ。

除籍して貰おうと願ったけど
家名に傷が付くとか言われて

“アレクレス・フォルティエ” は名乗らずに
ただの “アレックス” で冒険者をしている。

貴族であって、貴族では無い。
厳密に言うと、貴族としての責任は無いのだ。

政略結婚も無ければ、婚約者もいない。
たがら、ショウマを連れて行っても問題ないんだ


それを伝えようとしてたら、ショウマが気絶した。
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