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本編 最強冒険者

story23/ 3日目の朝

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朝からアレックスの甘々攻撃をうけ、そんな空気に耐えられなかった僕は今、キッチンへと逃げて来た。

朝に誰かが隣に居るのにも慣れていないので、
朝食を作るという口実を使って、キッチンへと逃げて来たんだ。

アレックスは今まで恋人とか、好きになった人が居なかったって言ってたけど、
そうだとしたら、あのアレックスを知ってるのは僕だけなんだよね……。

そうだとしたら、凄い優越感!SEXの経験は有りそうだけど……セフレとか?
まさか……そういう相手がいるのか?だとしたら、僕大丈夫かな?

アレックスは不誠実な事しなそうだけど、相手はわからないよね?

えぇぇ……修羅場になったりしないよね?だとしたら怖いんだけど!

あ、それより朝食の準備しようかな……

……アレックスには後で確認しよう。あとで揉めるの嫌だもん……

朝は、軽めでいいよね?バターロールと、ウィンナー、
レタスの上にスクランブルエッグ置いて、スープはコーンスープかな。

ユアゾンで購入し終わったので、ウィンナーを焼いていたら、アレックスが降りてきた……。
キッチンに来たと思ったら、料理してる僕を、後ろから抱きしめながら、
耳元で「美味そうだ」とか囁くから、昨日の夜の行為がフラッシュバックした……

恥ずかしぃ。作ってる時はやめてよぉ~。
そんな羞恥にプルプルと耐えていると、また、「可愛い」だの「好きだよ」だの
頭や、頬にキスをしながら言ってくる……

「ご飯作れないからやめて」そう言うと、渋々、解放してくれた。「やれやれ」って!

ようやく完成したよ……

「アレックス出来たよ~!飲み物は何にする?僕はミルク飲むけど……」

この世界に、コーヒーとかあるのかな?やっぱり紅茶?

「飲み物?ショウマのオススメは?」

「え?オススメは、朝といえばコーヒーかな?」

「コーヒー?それはどんなのなんだ?飲み物といえば、
紅茶か水か果実水しか知らんな」

はぁ、やっぱりそうなんだ~

「コーヒーは、ん~?苦いよ!砂糖入れて甘くしたり、
ミルク入れて飲む人もいるけど、
豆本来の香りと味を楽しむのに、ブラックっていって、そのまま飲む人もいるかな~?」

「へぇ!じゃあ俺はそのコーヒーをブラックで」

「は~い♪すぐ持ってくる~」パタパタパタ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

はあ、朝からこの幸せ空間は何だ!
俺の恋人が可愛い過ぎて一日中抱き締めてたい!
あの華奢な身体を抱き締めると、俺の腕にスッポリ収まるんだよな…細い腰…抱いたら折れるんじゃねーか?

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「アレックスお待たせ~♪はいコーヒー」

持ってきたコーヒーを渡したら、引き寄せられて抱き締められた……
びっくりして、抗議の視線で見つめたら、頬に手が伸びてきて、またキスされた……

「んぁ…ちゅっ…もぅ…またぁん…ちゅっ…」

「はは!ごめんごめん!コーヒーありがとう
…………凄い真っ黒!? これ飲み物か?あ、匂いは凄ぇいいな…」コクコク

あはっ♪凄い顔して飲んでる。眉間に皺!どうかな?どうかな?とワクワクしていたら、

「これは、癖になるな…コク。
独特の味で、目が覚める感じするな…コク。
明日からも朝はコレがいいな。さて、朝食も美味しそうだ!食べようぜ」

その後、頂きますをして食べ始めた。
昨日も思ったけど、アレックスって食べ方に品があるというか……高貴な感じ?がするんだよねぇ。

まさか、貴族とか言わないよね?それなら恋人なんてムリだよ……僕は一般庶民、平民なんだから…

それと、さっき言った明日からもって何?僕ここに住むって事??
フェリス様から貰ったお金あるから、何処かで家を購入しようかな?とか思ってたのに。

色々考えてたら、食事が終わってた……
片付けはしてくれるらしいのでお任せしたよ。

とりあえず、生活の事は後で聞くとして、今日は冒険者としてデビューするのだ!

「アレックス!今日は冒険者デビューだから、着替えてくるね♪ふふふ♪」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

くくく。喜び過ぎだろ。
ギルドか…本音は行かせたく無いんだよな。
人目に晒したくない。
いっそパーティ組んで傍で見守るか?
……めちゃくちゃ嫌がりそうだな

はーあ、仕方ない。行くのは止められんな!
俺も着替えるかー。
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