異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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最終章 プリシータで商売人

再びギルドへ

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男神から、ジョディス無事帰還の報酬だと
タブレットをプレゼントされ、
アイコンを1つ1つ確認していこうと
ホーム画面を見たら、
時計やヘルスメーターや地図、天気と
まぁ、日本で使ってた機能と同じ感じだな~?
と最初は思ったわけだ。

そしたら怪しいアイコンがチラホラと……

独裁国家を築きあげ、捕虜を使い
収容所で残虐行為を繰り返していた
某国の昔の政治家や

若い女性ばかり攫っては
拷問を繰り返し、血を集めたり
拷問器具で有名な針の付いた棺を作った
某国の貴婦人やら

日本のアニメキャラのアイコンやら
男なら絶対見たくなる18禁アイコンやら

まぁ、色々あったわけだよ。
アニメキャラのアイコンは
何となくわかったんだ。

だから1つずつ開いていくたびに納得したさ。

ムツ○ロウは魔物図鑑だったよ
シェ○ロンは精霊や妖精、龍の生態図鑑
デビ○マンは亜人と呼ばれる種族の特徴
ジャ○お○さんは食事処と宿の紹介だった

ここでおわかりだろうか?
ベッドのアイコンがあったんだよ、
それが宿の情報かと思ったわけだ。

でもな?違ったんだよ……
キミは何かわかったかい?

俺は開いてびっくりしたよ!
そのアイコンこそ18禁だったよ!
風俗店の情報や女の子の情報だったんだよ!

マジでまぎらわしぃぃー!

で、色々弄ってるうちに寝ちゃってて
気付いたら朝だったわけだ(笑)

そして今に至る。

直斗が起きて来るまでデッキで
コーヒーでも飲もうとテントを出ようとしたら
外から絶叫が聞こえてきた。


{ギャーー!先輩!この人達何ですか!!}


「あ、あのチンピラ共の事忘れてたわ
アイツ部屋に居たから昨日の出来事知らねぇわ」


あの男共の話しをしに、テントを出て
直斗の元へ行くと、俺に詰め寄って来たので
事のあらましを説明したら


「状況はわかりました。まあ、見るからに
盗賊か野盗かな?とは思いましたけどね。
びっくりして声を上げたのは、
アレです、アレ!あの水溜まり!
漏らしてるじゃないですか!!」


「うげぇ。マジで~?汚ぇなぁ~」


「飛鳥先輩、汚いのは当たり前です!
言いたいのはそういう事じゃないんです。
何で捕縛したまま放置したんです?
すぐに衛兵か、騎士か、傭兵かに
引き渡さなきゃダメじゃないですか!
何でそのままにしたんです?」


「キャー、直斗君怖いぃ~。
でも耳と尻尾がピーーンとしてて
怒っても可愛いだけだから!わははは」


「飛鳥先輩!もーーー!
僕、あの水溜まり片付けますから、
先輩は衛兵さん呼んで来て下さいね!
僕が行っても話せない気がするのでね
頼みましたよ」


直斗に船を任せて、衛兵を呼びに行く為
港を離れようと思ったんだが……


「こりゃ、見られてますねぇ。
視線が…………8人くらいか??
ふむ、どうするか?
あの男共の仲間か……別の集団か……」

港を離れた瞬間に船を襲いそうだな……
直斗1人にしたらダメだ殺られちまう

船の周りに結界張って離れても心配だな。
あ、あのおっちゃんに衛兵呼ぶの頼んで
船に結界張って、到着待ちますかね。


「おう!おっちゃん、おはようさんです
めちゃくちゃ強そうっすね~!
筋肉モリモリじゃないっすか!」


「ん?おう、あんちゃんはこの凄ぇ船の主か
オレが強そうってか!がっはっはっ!
こうじゃなきゃ船乗りになれねーからな!」


(ちょっと頼まれてくれません?
船の中に賊が居て、この辺の建物の影にも
何人も隠れてるんですよ。
仲間が中に居て、
まだ子供なので放置して
衛兵呼びに行けなくて困ってるんすよ)コソコソ


(賊だと!?しかも中に子供が……
そりゃ大変だ、わかった。
オレが連れてくっからよ、子供守ってやれ)コソコソ


(ありがとう。気をつけて)コソコソ


これで衛兵は大丈夫だな。後は、結界張って

《結界!》キィーーーン

あとは、船の前で到着待ちますかね。



それから正味15分くらいかな?
衛兵が来てくれて、船の中に居る
賊を引き渡した。

衛兵の人は船に驚きつつもスムーズに
引き渡し手続きを終わらせ
後で事情聴取をしたいので詰所までと言ってた

俺は駆け付けた衛兵さんに
見覚えがあって驚いた。
噴水広場での騒動の時に
詰所で応対してた衛兵さんだった。

そんな再会をしたが、街の人から
記憶を消去していた為、覚えてる訳もなく
当たり障りの無い会話をして
賊騒動はとりあえず終わり。

衛兵を呼びに行ってくれたおっちゃんに
お礼として日本酒各種を渡したら
ニカーーッていい笑顔で、あんがとよ!
と言って仕事に向かっていった。

俺は船に戻り、
直斗に賊がまだ徘徊してる旨をつたえてから
船を降り、結界張るより収納の方が
安全なので、収納にポイッとしてから
冒険者ギルドまでの道を歩き出した。


「先輩は、愛し子ですから、魔法やスキルが
沢山あって羨ましいです。
僕魔法は使えるみたい何ですが、
自分のステータスが見れないので
何を使えるのかわかんないんですよ。
教会でわかるんですかね?」


「まあ、そうだよな。普通の奴は
こんなバカみたいなスキルや魔法は使えんよな

直斗のステータスか?
見てもいいなら、俺が鑑定してやるか?」


「え!是非お願いします!見られていいです!」


「あははは!了解。んじゃ」《鑑定!》


「出たわ。名前がジョエル(黒崎直斗)
10歳、狐獣人(憑依者)、体力7650 
魔力25000(黒崎直斗の人格時)
レベル43、属性魔法・闇、無、空、植物
スキル・イベントリ、言語理解、隠蔽、付与、
テイマー、料理。レアスキル・限界突破」


「な、何だかいっぱい有りましたね。
後で紙に書いて貰えませんか?」


「おう、了解。書いて後で渡すわ。
さぁ、ほらあそこに見えるのが
冒険者ギルドだ。
とりあえず登録だけしてこようぜ」


「はぁ~、ふぅ~。良し、大丈夫だ。
ちょっと緊張しますね(汗)
テンプレとかあるんでしょうか……
不安になってきちゃいましたぁぁ」


「ははは!テンプレあっても大丈夫だ!
怖かったら抱きついててもいいぞ~?
なんなら抱っこしてってやろうか?ニヤニヤ」


「そ、そ、そんな事しませんからー!
抱っこもいりませーーーーん!」


「まぁ、まぁ、遠慮すんなって!アハハは!」


そんなこんなしてたら到着!



「さ、着いたぜ!プリシータ冒険者ギルドだ」
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