異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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最終章 プリシータで商売人

呵呵大笑!

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討伐した“海の悪魔”を食べてみたいと言う
ジョディスくんの為に、直斗の為に、
そして俺の為に!
タコ料理を作ってます。

もう、足1つがクソデカいわけ。
〈のぞみ号〉くらいあんじゃね??
ってくらいデカくて長いんだよ。

全部部屋に出せないから、付け根部分から
30cmを切ったんだけど、
直径も大きいから包丁が負けるんだよ……
仕方ないから剣で切り落とした。

その足とタコ焼きの材料を出し、
直斗に渡してから、俺はネットで焼き台を購入。
カピトーネを焼いた時に使った
業務用焼き台があるので、購入したのは
穴ポコポコの鉄板。あと油用ハケね。

そこで気付いた。

船内で炭燃やしたらダメじゃね?と

なので折角購入した鉄板を渋々収納内へ。
新たに購入したのが、魔導具になってる

〈悪魔を丸めて!ホットプレート〉

というダサいネーミングのたこ焼き器。
誰のセンスだ?
名前だけ見たら唯の討伐用魔導具だよ!
びっくりするわ。

ホットプレートだから、炭おこしも無いし
俺の準備終わってしまった……


「直斗、俺準備終わったからさ
お前のリクエスト、タコから作るわ」


「飛鳥先輩!ありがとうございます。
僕も準備出来たんで焼いていきますね」


二手に分かれて料理する事にしたのだが
船のキッチンだからな、狭いんだよ。
だから、今は使う予定ないBARで料理する為
1度全部収納へと仕舞い、
直斗を連れてBARへ向かった。


「ここで作ろうぜ。そこのテーブル使えよ
俺こっちで作ってっから」


そう言って、携帯コンロを出し、
揚げ物用鍋を出し、油を適量入れてから
タコの処理を始めた。


さぁて、始まりました!
久々にリョウゴcookingの時間です。
本日はゲスト無しで進行していきますので
期待されていた方には申し訳ございません!

それでは作っていきましょう~。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

〈リョウゴの、約30分cooking!〉

先ずは、タコさんの足を適当な大きさに
ぶつ切りしていきます。

この時左手は、猫の手ですよ~

切ったタコを水が沸騰した鍋に入れ
柔らかくなるまで煮ます。
柔らかくなったら、取り出し水気を切ります。

煮だったタコは熱いですから気を付けて~

フライパンに、みじん切りした玉ねぎ、
ニンニク、生姜を入れ、炒めてくださいねぇ~
そこにぶつ切りしたタコを加え、
醤油、酒、塩コショウを加え炒め煮します。

ここでしっかり味をつけてね~

炒め煮したタコに唐揚げ粉をまぶし、
揚げ油を170°Cまで温めてから
タコをIN!IN!IN!

タコは暴れん坊なので油はねに注意して~

きつね色になった所で、バットに取り出し
油をきります。
お皿に盛り付け、かんせーーーい!

お好みで、マヨネーズやレモンをどうぞ~


〈リョウゴの約30分cooking〉終了です。

       ありがとうございました~

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「直斗、こっちは作り終わったぞ」


「あ、先輩。僕の方も結構良い感じです」


「美味そうだな!いい匂い~。
これを摘みながらビール飲みたいぜ!」


「僕も今日は飲みたいですねぇ。
ビール久々です!」


「直斗は元26だが、今は10歳だろ?
未成年なんだからダメじゃねぇか」


「先輩、ここは異世界ですよ?
お酒の年齢制限は有りませんて。
10歳なら飲んでる子もいると思いますよ?」


そうだったぁー!えぇ~!
そしたら13歳で転生してきた時飲めたのか?
それなら、あの神は何故20歳まで成長させた!
まあ、少年より青年のほうがいいから
今のままでいいがな。


「それなら、お前も飲むか。
あ、でもジョエルは大丈夫なのか?
酒受け付けんのかね?」


「さあ、そこはわかりませんね。
飲んでみればわかるんじゃないですか?」


「お前楽観的だな……
ま、酔っ払ったら介抱してやるから
好きなだけ飲め、な!」


そうこうしている内に、料理が完成。
タコ焼きとタコからだけでは味気無いので
カルパッチョとアヒージョも作った。
俺は我慢出来なくて、ビールをプシュッと……
直斗に怒られながら、ゴクゴク、プハー!


「ちょっと、先輩!飲むのは良いけど
食べちゃダメですって!あーもー!
僕、皆さん呼んで来ますので、
大人しくしてて下さいよ!
摘んじゃダメですよ!良いですか!」


「悪ぃ!あはは!大人しく待ってるから、
んな、怒んなよ~。可愛い顔が台無しだぜ!
んじゃ、呼んで来てくれ~」


「そういうセリフは、僕じゃなく
女性に言って下さい!もう!」


直斗がプリプリしながら出て行った。
ジョエルの体だから、猫耳と尻尾があるので
怒るとピーーンってなって
毛が逆立つから可愛いんだよな。

ジョエルの人格だったら、モフモフ出来るのに。
直斗にやったら、猫パンチ喰らいそうだぜ(笑)




「リョウゴっち~、いい匂いするっす~。
オレっちも食べにきたっす!」


「…………リョウゴよっ…来た…悪魔…食う…
フォーコ…無し…最高…グッ…」


「アクアにオスクリタか。いっぱい作ったから
食ってけ食ってけ!
それより、前から思ってたけどさ、
オスクリタってフォーコ苦手なのか?」


「…………フォーコ…煩い…アホ…苦手…
嫌い…違う…いると…ムカ…イラ…」


「オスクリタは静かっすからね、
フォーコとは対極なんすよ。
ルーチェも明るいっすからね~
スオーロとピアンタとオスクリタは
トリオっすよトリオ!」


成程ね、火と光と水が明るくて、
闇と土と植物は静かで大人しい。
エオリカは、中間にいる感じか。


そんな事を思ってると、ドアの向こうが
ザワザワしてきた。

さあ、タコ料理お披露目といきますか!




「リョウゴさん、お待たせ致しました。
皆が、悪魔を食べるのに難色示していたので
無理矢理連れて来ました。お腹ペコペコです。

さあ、皆んな。悪魔を食べて
襲われたあの日を、悔しかったあの時を
払拭しようじゃありませんか!

悪魔を食べ、呵呵大笑!声を上げ大いに笑え!」
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