異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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第3章 無人島開拓

最高の持て成しを

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え~、皆様。<こんにちは!>
<<<こんにちは~!>>>
この度は妖精の住むこの美しい島に
ご来島頂きましてありがとうございます。

この美しい島!楽しんで頂けてますかー?
<<<<楽しんでマース!>>>>
皆さん、いいお返事ですねぇ。
元気があれば何でも出来る!!

…………スマン…また1人芝居を…

昨日は大変だった!!
わかる?俺、スローライフ希望!
え?してるだろって?
そ、そうなんだけどね(汗)
聞いてよ…ちょっとだけ。ね?

いやぁ、それでさ。
2日前までは、ゆっくり、のびのび
島の開拓を楽しんでたわけよ。

ほら、噴水広場作ったり……
……の、農地開拓したり……
あれ?広場作っただけじゃない?
農地は<トラちゃん>と
<ピアンタとスオーロ>が
やってくれたな……

……あ!男神様像!と教会!
いや、作ろうとして
ジョエル見付けたのか……
あっれ~?おかしいな?
ホントなら今頃
<ドールハウス>で街づくり~!
してるはずなんだけどな……

何故か森に<お菓子の家>を
広場に<超豪華なホテル>を……
いや、それは必要だったから!
仕方ない!

そう!何が大変だったって?
あのホテルだよね~。キラッキラな
目がチッカチカする、あのホテル!
あの広場に置いたんだけどさ
なんか、どっかの金持ちの
別荘地みたいな空間になってんの!

そして、建てた瞬間の皆の反応ね!
顎外れるんじゃね!?ってくらい
「パッカーーーン」てさ(笑)
それでも子供の適応力の高さったら
凄いよね~。
我先に中入っていってさ~
中にいた<AIスタッフ>の
対応力もしゅっごいの~!
俺何もしなくても、スタッフ達が
やってくれるしさ~
そのまま放置して帰って来ちゃったよ!
あははははは~。

その後はもう朝まで爆睡よ!
スッキリお目覚め!シャキーン!
朝の海風を感じながら
1人浜辺を散歩している
俺、今、Now!
そこに、現れました!あの男!
そう!アホ赤毛フォーコ!

「リョウゴ!リョウゴ~!
なーなー!あの宿すげぇな!
俺様、昨日の夜泊まったんだぜ!
あの喋るゴーレム?あれすげぇの!
部屋の案内とかさ!風呂の案内とかさ!
部屋の説明も!全部ゴーレムがやんだぜ?
リョウゴも来てみろって!なーなー!」

「うるっさいんだよ!本当に!
興奮しながら迫ってくんな!
追いかけて来るな~!
恋人同士の追いかけっこみたいに
なってんじゃん!
なんでお前と
青春の1ページみたいな事してんの!?
や~め~ろ~!
ストップ!ステイ!
ギャーーー!捕まえんなよ!
キモイ~!羽交い締めすんな!
は~な~せ~!」

「リョウゴ!足遅いんじゃね?
鍛え方が足りんな!!あっはっは~
どうだ!俺様からは逃げられんぞ!」       ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
その頃2人を見てる人達が……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
{ねぇねぇ、ドワーフのおじちゃん
あの2人は何してるの~?
楽しそうだねぇ~
僕も一緒に遊びたいなぁ~}

{あ?あれか?
あれはな、砂の上を走って鍛えてるんだ
朝から訓練してんだな!}

{つんつん、違うにゃ
お兄ちゃん達の声少し聞こえるにゃ
恋人?とか追いかけっこ?とか
言ってるにゃ。}

{…………そ、そうだったのか…
あの2人がねぇ~。いや、まさか…
そうか、そういう事か……}

{レーガーここに居ましたか。
おや?あの2人は何をしておいでで?}

{あ!エンザイムにゃ~
2人で恋人の追いかけっこしてるにゃ}

{…………なるほどですね。
いえ、あれは……いやそうですか…}
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
誤解されてる事に全く気付かず
追いかけっこする2人……
それでいいのか!
リョウゴとフォーコ!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ん?向こう側にレーガーとエンザイムと
子供達がいるな?
こっち見て何か喋ってるけど。何だ?

「フォーコ、わかったから離せって
あそこに皆いるから、あっち行こうぜ」

「リョウゴ!ほんとだな!おーーい!」

なんであそこから見てんのか
知らんが、迎えに来たんかな?
折角だからホテル見に行こうかな~
その前に飯だな!

「おう!みんなおはよう~!
ジョエル~、元気になったな!
お、お猿君とうさぎちゃんも
元気そうで何よりだ!
飯食ったのか?」

「ウッキー!お猿君じゃないよ。
僕は〈シンミア!〉ご飯食べたよ!」
「わたちも~食べた~!
おいちかった!」
「「ねぇー!」」

「お兄ちゃん!おはようにゃ~
僕も!いっぱい食べたにゃ!
あの宿?デカくて、広くて!
喋る人形が何でもしてくれるにゃ!」

「そうかそうか~。後で見に行くよ
俺まだ飯食ってないからさ、
ちょっと食べてくるよ!
お前達は好きな事してていいぞ~
子供はいっぱい遊んで、食べて、寝る!
それが仕事だからな!

フォーコ!行くぞ!
エンザイムとレーガー後はよろしく!」

「はい。お任せ下さい。
さぁさぁ、貴方達。怪我しないように
遊んできなさい」

「坊主、オレは避難してきた獣人達と
話してくるぜ!また後でな!」

「「「お兄ちゃん達バイバーイ」」」

----------------------------------------------

「フォーコ、お前今日どうすんの?
冒険者フォーコさーん」

「リョウゴ!今日はな!
なんとかってヤツの護衛をしに行くぜ!
王都って所まで行ってくるぜ!」

「お、そうなのか?
したら暫くこっちに来ないんだな?
往復で14日くらいか?
ま、気を付けて行ってこいよ~」

「リョウゴ!寂しいか?な?
14日じゃなくて20日くらいだって
話だぜ!ごちそうさまでした!
行ってくるぜ~」パッ

なんなの?アイツ!!
寂しいか?だと!?
全く!これっぽっちも!
寂しくねーーよ!!クソが!

はぁ、朝から疲れんな!
んじゃ、ホテル見に行きますかね~
《転移!》       

「……ムダにデカい!ほんとムダ!」

«ようこそ、お越し下さいました
当ホテル、AIスタッフがご案内致します»

「はいはいどうも~!」

«お客様に最高の持て成しを!
当ホテルでは最高級のサービスを提供させて頂きます。お部屋は広々、上質な家具、美味しい料理。バスルームは展望にもございます。又、娯楽施設も充実しており、フィットネスルーム、遊技場、室内プール、屋外にはジャンボ滑り台付きプールも完備しております。
スタッフ一同、お客様にご満足頂けるよう
サポート致します。
それではお部屋にご案内致します。»

「………………はい、よろしく。」

男神様~!ほんとにやり過ぎだーー!


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