異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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第3章 無人島開拓

殴り込みだ!!

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教会作りに、
妖精達の住処になってる
森の手前までやって来ました~。
結構歩いた……
最適地を求めて、三千里……
険しい山々を登り…
時には嵐にも立ち向かい…
それでも俺は諦めなかった!!
あ、いや。嘘だよ?嘘。
ちょっと話し盛っただけさ!

最適地に到着したらな。
ネコ耳男児、拾いました~
傷だらけで倒れてたんだよ……
びっくり仰天だよね~
そりゃあ驚いたってもんさ!
でもな、冷静に俺のチートパワーで
傷を綺麗に治してやったぜ!
さすが俺!
え?結構オロオロしてたとな?
何?見てたの?LOOKでMEなの!?
やめてやめて~、忘れて~!

そ、そんな事があってな、
ちゃんとベッドで休ませようと
その場に家を出してあげようと
ネットで検索したわけよ……

そしたらな、1番最初に“ドン!”と
デカデカと、表示された画像が
〈お菓子の家〉……何故?
小さい家って検索したのに…。
何故お前が出てきた!と思ったけど
ネコ耳君を早く休ませる為に、
仕方ないから、その家購入したさ。
〈お菓子の家にネコ耳男児…萌える…〉
なんて思ってないんだからね!!

その後な、起きた後な。
聞いた内容に、無いよ~!!って
思ったよ。
人間の恐ろしさを垣間見たよ…
虐待に、強制戦闘……そして奴隷……
こんな小さい子に…
多分、この子だけじゃ無いんだろうな
他にも、こういう子がいるんだろ

んで、話し聞いた後
強制睡眠からの~男神だよ
女神じゃないよ?男神!
めっちゃイケメンのね!
その神様がさ、俺の元にネコ耳君を
連れてきたってわけよ。
それはいいのだよ。
そんな環境から救ってあげたんだから。
でもさ、森に行き倒れみたいに
置くのはどうなの??
あの神様の演出だよね!
普通に連れて来れなかったの!?

で、ネコ耳君が落ち着いたので
今からお話しを、したいと思います。

「それで…えっと、ネコ耳君
お名前は? 俺は〈リョウゴ〉ね
お兄ちゃんでも、リョウゴでも
好きに呼んだらいいよ」

「にゃ…名前は〈ジェイル〉…
あ、あの…お兄ちゃん…」

「〈ジェイル君〉ね。よろしく!
それで、実は君が寝てる間に
女神様に色々聞いたんだよ、
ここに居た理由とかね。
先ず、元の場所で負傷して、
命の危機だった所を救ってくれたのは
この国の  “女神、フェリーチェ様”で
1番安全な場所、つまりこの島ね
ここに連れて来たのも、女神様。
傷は俺が綺麗に治したから
もう大丈夫だからね。」

「女神様に聞いたにゃ??
女神様が助けてくれたにゃ……
じゃ、じゃあ!
他の子は?  他にも同じ子居たにゃ
僕より小さい子も……うぇぇぇん……

あの子…達は?…ヒック…
魔物…ヒック…に、
食べら…ヒック…れちゃったにゃ?
僕達…ヒック…いっぱい…の人居る所で
戦うにゃ…ヒック… 出来な…ヒック…いと
クビ…ヒック…のこれ、ビリビリにゃ…
痛いのイヤにゃ…ヒック…
でも、しないと…ヒック…
もっと怖いにゃ…。大きい魔物…ヒック…
倒さないと…ヒック…死んじゃうにゃ…ヒック…
うにゃぁぁぁん……」

な、な、なんて!?おおぅ、ヨシヨシ。
まさか、コロッセオ??
闘技場で強制的に
魔物と戦うって事か!?
ジェイルの他にも同じ子が何人も…
しかもまだ小さい子もいるって!?

ジェイルは……たぶん8歳くらいかな?
それより下って事は5歳とか??
ちょっとリョウゴ君、久々に
キレそうっす。

フォーコに相談してみるかな…
冒険者やってんなら、
詳しい話し知ってるヤツ居そうだし…。
他の子は、俺が  “絶対”  助ける!

「そうか…そんな事が…
もう大丈夫だからな?
ジェイルはこの島で
安心して過ごせ!な?
他の子は、お兄ちゃんが助けるよ。
これでも強いんだぞ~!」

コンコン。カチャ…

「リョウゴさん、闇精霊様が
お呼びとの事で来ましたが……
おや?その子は?
ん~なんか知ってるような……
知らないような?
泣いてますね、どうなさいました?
まさか、リョウゴさんが
泣かしたのですか?いけませんね~
こんな小さい子を……」

「エンザイムか!良く来てくれた!
昨日の夜、話しの中で出てきた
〈暴れて、牢に入れられた子〉
と、同一人物だな。
俺が泣かしたんじゃねーからな!?
実はな…………
        ・
        ・
        ・
        ・
って事なんだよ。
だから、冒険者やってる
フォーコに情報集めて貰って
助けに行こうと思ってさ」

「なんと!?闘技場ですと!!
ならば帝国でしょう。
おぞましい…なんと卑劣な…
同胞も同じ目にあってる
可能性ありますね……

この国には、私の知る限りですが
闘技場は無かったと思いますね。
リョウゴさんがお救いになると?
それでしたら、
レーガーと行けばよろしいかと。
私は戦闘向きでは有りませんので
プロを連れて行きなさい。
ジェイル君は、預かりますので。

フォーコさんなら精霊様ですし
何か知ってるかもしれませんね」

「…………フォーコ…ムリ…
テイコク…クワシイ…チガウ…
フィアマ…イル…カザン…アル…」

「オスクリタ!
フォーコじゃなく、フィアマか!
ならちょっと聞いて来てくれ!
俺はレーガーに話してくるぜ」

「…………マカサレタ…」

場所は帝国か……
胸糞悪いったらないぜ!
「武力至上主義!」
って唱ってるのはいいさ!
それはその国の指針だからな!

しかーし!子供を!
なんの罪もない子供を!
娯楽の1つとして扱うのは許せん!
闘技場で強制戦闘だと!?
巫山戯んなよ~~!
許さぬ!ぷんすこ!

絶対助けてやるからな!
待ってろクソ帝国!
そんな闘技ショーなど潰してやるわ!

「ジェイル、これからお友達を
助けに行ってくるからな?
このドワーフと一緒に居てくれな。
その前に、そのクビの枷外すか……
《外れろよ!解除!》キィィン
お!成功!
よし、お利口にしてろよ~

エンザイム、頼んだ。
あと、これ食べ物預けとくから
食わしてやってくれ
んじゃ、行ってくるわ!」

「!?お、お兄ちゃん!凄いにゃ!
魔導師様だにゃ!
うん!僕良い子で待てるよ!

ありがとうにゃ……待ってるにゃ……」
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