異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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第3章 無人島開拓

収納新機能

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「坊主、〈カピトーネ〉はな、
この、皮が気持ちわりぃんだよ
ヌルッヌルしててよ
そして、デカいだろ?んで、硬い!!
ここのこの背の部分にな
骨があんだよ、ここから尻尾まで
切り込み入れて!  グヌヌ
こいつぁ、顔は醜いはヌルヌルするわ
硬いわ!ろくなもんじゃねぇ!
っと、やってやったぜ!!

これでこの皮を剥がす!!!!!
んだぁ~!剥けたな...戦闘より疲れんな
この皮もな~、一応防具の材料として
取り扱いしてっけどなぁ~
いらんな!捨てるぞ!
ここまで終わったら、いつもは
要らねぇ部分纏めて燃やすんだがな
坊主これ、食べるんだろ?
まぁ、取っとけや。
解体の流れはわかったか?
そっちのヤツ1尾やってみろ」

なるほど...ふむふむ...
それにしてもデカいな……
解体の流れはわかった。
ただな~。
ウナギは是非食べたい!
そりゃあこんな
天然物、絶対美味いだろ?

俺はさ、動画チャンネルで
解体シーンをアップする
配信者じゃねーのよ。わかる?
普通の……異世界飛んじゃった
普通の男の子なの……

え?異世界行ってる時点で
普通じゃないだと!?
ええ、ええ、わかってますとも。
言わずもがな!!
だからな、普通だけど
普通じゃなくなったから普通に…………
普通、普通、煩いな!誰だよ!俺だよ!
いや、話しズレたな。

コホン。えーっと
何が言いたいかと申しますと、
こんな気持ちわりぃの触りたくない!
から、誰か解体してくれ!ってな?
だから悩んでんだよ……
まてよ……
俺さまチート様。魔法はイメージ。
そして、現代っ子の本の知識……
収納の中で解体出来るんじゃ?

「ん~ん~……」ブツブツ……

「な、なあ坊主。どうしたんだ?
お~い。坊主?リョウゴ?もしもーし
愛し子様~」

「愛し子って呼ぶな!!あれ?
あ、レーガーごめん(汗)
今ちょっと素晴らしいアイデアが
浮かんでな。
ちょっとだけ待っててくれ。
あ、これ飲んでろよ
これな、〈カピトーネ〉用に
用意した酒、故郷の酒でな
〈日本酒〉って言うんだ。
美味いから飲んでみ~
俺は解体作業してるから」

「新しい酒か!〈ニホンシュ〉な
頑張って解体しろよー!」

収納機能を弄れないかな~
《収納一覧、パネル出て来い!》

ヴォン
【リョウゴ・アスカの収納一覧】
出たなコラ!お前の機能を弄らせろ!
ん?このマークはゴミ箱だな。
不要な物はここから捨てられるのか
んで、このメニューってなんだ?

【メニュー】
1.収納内の温度変更
2.収納内の時間経過<ON or OFF>切り替え
3.収納内の時間経過速度変更
4.収納内解体
5.収納内新規フォルダ作成

なにこれ、しゅごい。
え、温度変更だと!?
しかも時間経過速度変更っとな!
あ、解体あるじゃん!
え?今更?最初からあったか??
じゃあ、あのマグロ擬きを
えっちら解体した俺の苦労は!?

おい!男神!!ちゃんと説明しろよ!

----------------------------------------------

「あ?したら、その収納の中で
解体したって?そんな機能
聞いた事ねーぞ!?
いや、さすが愛し子様ってか?
女神様に愛されてますな~アッハッハ」

「俺も知らなかった新事実だしな!
それと!愛だと!?
レーガーは知らないから
言えるんだよな~
アイツ女神じゃなくてな
《ピーピーピー》なんだよ
あ?《ピーピーピー》っっ!
なんだ?
《ピーピーピー》《ピーピーピー》」

「坊主、ピーピーピーうっせえよ!
何してんだよ!耳痛ぇな!
女神様がなんだって?」

なんだ?言葉喋ろうとしたら
警告音なるんだけど!?
絶対フェリーチェだな!
言わせない気か!!
言われたくなかったら
雄っぱいだけ作ってないで、
顔も美少女に変えれよ!!全く!

「いや、レーガー悪ぃ。
女神からお告げでな、
禁句だから喋れないみたいだ
だから、言いたくても言えない!
悪いな。
めっちゃ言いたいんだけどな

それでさ、解体済んだし
これから作るんだけど、
俺、こっちで白焼き作るから
レーガーは蒲焼き作ってくんない?
焼きの作業の時だけ手伝ってくれ
下準備はやるからさ
それまで、ほら、あそこ!
アチャが何かやってるから見てきて
たぶん、エンザイムタイム中だと
思うけどさ(笑)
ほら、酒持ってっていいから!
後で呼ぶわ!」

「あ?〈カバヤキ〉?な
わかった。焼けばいいんだな?了解!
しっかし、女神様のお告げねぇ~
な~に言おうとしたんだか(笑)

んじゃ、アチャんとこ行くぜ
後で呼べよ~!」

じゃあ、下準備するか!
大量のお湯で茹でて~
弱火で10分くらいかな。
茹で終わったら、
蒲焼きはネット購入したタレでいいか
これに漬けといて。
白焼きは、白だしとみりん、醤油と
砂糖を合わせたタレに漬けこんでっと
後は焼くだけだな!

BBQコンロじゃなくて~
《ネット検索、業務用うなぎ焼き器》
これこれ、これよ!
それと、炭火っと。購入~

《着火!》《ウィンド!》
よしよし。後は焼くだけ~!

レーガーに法被とねじり鉢巻させたい
絶対似合うよな!?
買おうかな~!着てくれるかな~!
いや、結構ノリノリで着てくれそうだな
《ネット検索、うなぎの法被と鉢巻》
ウヒヒヒ。購入~

「レーガー!用意出来たから焼こうぜ!」
「あ?おう!」
「レーガー、焼く時はコレ着るんだよ
頭にこれ巻いて。っと 完璧!
まさに“職人!”って感じだな!
レーガーが焼くのはこっちね
ここに乗せて、焼けたらひっくり返して
で、反対も焼けたらタレに漬けて
また焼く。これを3回繰り返して
出来上がり!簡単だろ?
ククク…じゃあ焼いてこうぜ!」

「こりゃ、すげぇ服?だな!
似合ってっか?フフん!
んじゃ、焼いていっか!」

ジュージュー

「おや、これは!いい匂いですね~
これがあの〈カピトーネ〉ですか!?
それにしても...
レーガーのその格好はなんでしょう?
興味深いですね~
その芸術的な……」

「やめんか!ベシッ!お前はすぐそれや!
今はやめとけ!
それにしてもこりゃ美味そうやないか
〈カピトーネ〉とは思えんな!」
        ・
        ・
        ・
        ・
「レーガー焼けたか?こっちは
終わったぜ!」

「「「「師匠達!遅いっす!」」」」

「あ?おうお前達!作業は終わったか?
これから飯食って飲むから
ここに座れ!な!坊主、いいか?」

「いっぱいあるから食べてってよ
酒もあるしな!
んじゃ、コップ持って~!乾杯!!」

「「「「「乾杯!!」」」」」



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