異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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第2章 始まりの街<プリシータ>

噴水広場から衛兵詰所へ

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ここが噴水広場だな。
え~っと トリオニちゃんはどこかな~?
お!いたいた。  
ん~?猫耳の男の子と手を繋いでますよ!奥さん! 
おませちゃんです事!
なんてな!初々しいカップルだな(笑)

「トリオニちゃん、こんにちわ~!
お父さんから特別なプレゼントを預かって来たよ~ 
お隣の子は……(女の子だった)お友達かな~? 」

子猫ちゃんは女の子でした(汗)    危機一髪!
あれ?なんか<シャー!!>ってされてない?
あ、怪しくないぞ~(汗) 
可愛い子に声掛ける変態さんじゃないぞ~(汗)

「あ、アメのお兄ちゃん!こんにちは~!
どうしたんですか? お父さんからのプレゼント? 
あー!昨日ね、リオが貰ったアメ
お父さんが2個も食べたの!!
 お兄ちゃんが1日1個ずつって言ってたけど、
勿体ないから大事に食べようと思ったのにさ!
それで、プレゼントって何? 」
「リオちゃん、この兄ちゃんが 
アメの兄ちゃんにゃ? ジロジロ」

…………え~っと、トリオニちゃん?ん?
いや、違う!子熊ちゃんはこんなハキハキ喋らない! 
トリオニちゃんの皮を被った偽物だな!?
お兄さん頭の中????????????だよ?

(あ、ねぇそこの小猿ちゃん。
アレはトリオニちゃんの偽物だよね?  
本物はどちらに?コソコソ)
「オラオラ!俺は小猿じゃねーぞ!
トールって名前だぜ!
それに、偽物ってなんだってんだ?
トリオニはトリオニだろ?」

「アメのお兄ちゃん!
(食堂の時のトリオニは、皆に秘密なの! 
お父さんが!普通に喋ると拗ねるのよ!
だからあんな喋り方してるの!コソコソ)
それで、プレゼントって?これ中見ていいの?」

(……あ~。なるほど……普通に喋ると拗ねる……
お父さん、残念さんだね……コソコソ)
「トリオニちゃん、それは君へのプレゼントだから
家に帰ってから開けてみてね~」

えーとトールくんに、子猫ちゃんと…
真っ黒ちゃんと 子うさぎ君ね!  
真っ黒ちゃんは顔まで隠れちゃってるけど
恥ずかしがり屋さんかな?

「みんな、こんにちは!冒険者のリョウゴだよ~。
みんなには俺からプレゼントをあげよう!

みんな手を出して~!これは、指輪の飴
指に嵌めて
ここの宝石みたいな所を舐めるお菓子ね。」

「「「「何コレ!?キラキラ!
甘い!?」」」」

「次はコレ!動物…じゃなくて、魔物クッキー!
色んな魔物の形した焼き菓子ね」

「「「うわ!ゴブリン、オーク
スライムとか!いっぱいいる!?」」」

「そんでコレ!くちびるの形したグミね」

「「「キャハハ!?口だよ!コレ!」」」

「最後は~コレだ!魚の形したスナック菓子!」

「「「きゃーー!!これ海の悪魔!!」」」
「なーなー!リョウゴ兄ちゃん!
冒険者じゃなくて商人だろ?
こんなん見た事ねーもん!」
「そうだにゃん!見た事ないにゃん!
本当に貰っていいのかにゃ?」
「………………………………キラキラダネ、コレハクニニイルヨ」
「見たことひとつもないやつばっかやで!
魔物のクッキー食べたら強なれるかな!
なーなーりょうご!持って帰ってええんか?」

「商人じゃないぞ~!一応冒険者だな!
家持って帰ってもいいぞ~」

……なんか気付いたら囲まれてるぞ?
ん?コレか?売り物じゃないっすね
欲しい?売ってくれって?
あ、なんかいっぱい寄ってきた(汗) 
これはヤバイぞ!子供達が危ないな!
やっちまった!目立ちすぎた!

衛兵「この騒ぎはなんだ!!そこのキミ!
原因はきみかね? ちょっと詰所まで来てもらおうか。
子供達はお家に帰りなさい
ほら、散った散った!!」
        ・
        ・
        ・
        ・
この人検問してたおっちゃんだな!
詰所ってか!? 
ようは日本で言う所の警察署って事だよな!? 

取り調べ室で「目撃者の証言、現場での異物の発見
お前が実行犯だという証拠はここにある!
目撃者の証言もあるんだぞ!
認めないことはもはや無駄だ。ドンっ!!
腹割って話そうじゃねーか
カツ丼だ食え!
そして洗いざらい白状しろ」
的な?的な?カツ丼出てきちゃう?

衛兵「まぁ、そこに座れ。それで? 
リョウゴ・アスカ君だね
あそこで何をしていたか話して貰えるかな?
何やら子供達に怪しい物配ってたみたいだが」

キターー!尋問ってやつだな!
カツ丼はないけどね! あっ、睨まれた(汗)
すみませんすみません!

「自分悪くないっす。
トリオニちゃんのお父様から預かった物を
渡しに行ったら、子供達がワラワラと居てですね 
お菓子をあげてたんすよ~ 
そしたらいつの間にか周りが!
人!人!人!ってね!
あ、お菓子ってわからないのかな?
コレですコレコレ!
飴ちゃんとクッキーとグミとスナックね!
だから、俺無罪!!」

衛兵「リョウゴ君の話しはわかった。
ふむ、お菓子な
宝石キャンディ、ぷるぷるグミ、モンスター
クッキー、ぎょっとっと
面白い!キミは商人なのかね? 
俺は王都出身だが、こんな物は見た事ないが 
他国出身なのかね? 
買いたい場合はどこへ行けばいいのかね?
おっと、話しが逸れてしまったな!
今日はもういいぞ。

最後に1つ忠告だ。この領は治安は良いが
全員が良い奴じゃないのはわかるか?
悪い事する奴だっているからな
目を付けられて困るのは自分と周りのヤツだ。
気を付けるようにな」

「はい!ご忠告感謝します! 
あと、商人じゃなくて冒険者なんで!
それでは、ご迷惑お掛けしました!」

さっきの衛兵さん、鑑定したのかな?
てか、お菓子のネーミングセンスよ!
ぎょっとっとって!! 吹き出しそうになったわ!!
それにしても、目立ち過ぎたな~

う~ん……  なんか付けられてるな。

「…………ギョッ…ナンカイル…
ワルイジャナイ…ヤッツケル…グッ…」

(おう、オスクリタ。悪いヤツじゃないのか?
ならほっといていいぞ。コソコソ
でも付けられてるのは気分悪いな…
なぁ、影渡りで宿まで帰れねーか?)

「…………デキル…マカセロ…カゲワタリ…」

------------------------------------------------

??「あれ?居なくなっちゃった!」
??「消えたな。ちょっと話ししたかったんだけど。」
??「あの時噴水広場に居た子供達使って
接触してみますか?」
??「!?バカヤロウが!
そんな事出来るわけないだろ!? 
お前、まさか今までそんな事やってたのか?」
??「いやいやいや!誤解ですって!
そんな事しませんよ! 
と、兎に角あの子供達の中に
<オルスの宿>のトリオニちゃんが居たから、居場所知ってるなら
教えて貰おうと思っただけですよ!」
??「それならいいけど。
とりあえず、ギルドに戻ってギルド長に話してみるか」
??「「「了解!!」」」


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