異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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第1章 異世界へようこそ

森の番人

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《クスクスクス  ネテルネー》
《フフフ ネテマスワネ》
《キャー♡ネテル~  ヘンナカオ~》
《…………zzz》
《ナンデ?ナンデ? ネテルノ!デス!》
《ツンツン、アソボ、アソボ、ツンツン》

んー?なんだ?誰かいるのか?
 おい、だれだよツンツンしてるのは! 
俺はまだ眠いんだよ……


「はっ!?キョロキョロ    ギャーっ!!
あ、精霊達かよ、寝起きに心臓に悪いわ!」


「「「「キャハハ、キャハハ」」」」


「あれ?フォーコは?」


「火のセイレイなラ
モリのバンニンのトコロだヨー」


森の番人??


「そっか、森の番人な!って誰だよ!?」

-------------------------------------------

「さて、朝ご飯の用意するか。
精霊達も食うか?」


「「「「食べる~~!!」」」」


んじゃ、作るか
まずは、牛乳に卵と砂糖と少しの塩入れて 
混ぜる。そこにスーパーで買ってきた
《フランスパン》を浸して
液を染み込ませてる間に
スープ用のお湯沸かしとくか~

カセットコンロを…… 
あれ?ガスボンベがない!
代わりに赤い石がくっついてる。
どうやって使うんだよ!!

あれか?異世界仕様なのか!?  
はぁ……使い方わからんから 
焚き火作ってお湯沸かすか。


「リョウゴ、飯作ってんのか? 手伝うぞ」


「お、フォーコ。おはよう~  
手伝ってくれるのか? 
ならさ、コレの使い方わかるか?」


「これは?魔道具か?  
この魔石に魔力込めると使えるぞ」


「魔道具? へぇー  この赤い石
魔石っていうんだ。  魔力を込める……」


触ればいいのか? ボッ!   
おおー!火が付いた! しかし、魔道具?
に魔石ねぇ~
あの女神が変えたのか?  
変えるなら使い方くらい教えろよ!


「フォーコ、俺こっちでパン焼いてるからさ
このテーブル広げて皿とカップ並べといてくれ」


「任された!!」


ジュワジュワジュージュー

「イイニオイがスルー!」
「イイニオイですワ~」
「キャー♡オイシソ、オイシソ~」
「…………ニオイ…イイ…ビミ」
「ナンデ?ナンデ?オイシソウ!デス!」
「ニオイ、イイニオイ、タベタ、アソボ」

よし、焼けたな。
あとはカップにスープの素入れて、お湯を注ぐ。
今日のメニューは
フレンチトーストと即席コーンポタージュだ!  
フォーコは そのままでいいか
精霊達は小さくしてやるか。


「完成~  さ、食べるか!  いただきます」


「美味そうだな!!いただきます!」


「「「オイノリ??イタダキマス」」」


「リョウゴ!美味い!
ジュワッとカリッとトロッとしてる!?
このパンの上に掛かってるのはハチミツか?
最高じゃん!美味い!」


「「「オイシー!!アマーイ!!」」」


「パンの上に掛けてるのはハチミツだな。
美味いか?そりゃ良かった。
ところでフォーコよ
そのお隣にいらっしゃる
キラキラしたオオカミ?は どなた??
この世界に来る時に川のほとりにいた 
オオカミ?にそっくりなんだが……」


「森の番人!いつの間に!
リョウゴ、この方は森の番人で 
この森を守護している神獣様だぜ」


「神獣……」


『神の愛し子よ、我は神獣。
ここ精霊の森の番人をしておる。
昨日から こ奴等がソワソワと落ち着かんでな
様子見に来てみたんじゃよ。
して、愛し子よ
火の精霊に名付けして契約したとな?
お陰で下級精霊が
上級に進化してしまったわい!
ワハハ!
きっとそなたの役に立ってくれるだろうて』


「はぁ……」オオカミ?が喋ってる!?


『ところでな、そのお主らが食うておる  パンか?  
我は神獣ゆえ食事は取らなんだが
食うてみたいよの~』


「え!?これ?食べたいんすか? 
別にいいですけど……」


普段食事しないのに
こんなの食わして大丈夫なのか? チラッ
フォーコが無言で頷てるから 大丈夫か


「神獣様、こちらどうぞ」


『うむ、頂こう。モグモク』



ワオーーーーーーーーーーーーーン!!!
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