異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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第1章 異世界へようこそ

ソロキャンプへ向かいます

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「お疲れ様~!」

「おつかれ!お前明日からの連休どうすんの? 
10日もあったら何していいか困るよな」

「まぁなぁ~でも
お前は家族サービスすんだろ?」

「そりゃそうだけどさ
あっち行こう こっち行こうって
五月蝿いんだよなぁ~」

「家族持ちは羨ましいけど
大黒柱は色々と大変だな(笑)
俺は、久々の大型連休だし
趣味に費やすかな~って 
ちょっと遠出してキャンプしようかと思ってね。
空気の綺麗なところでリフレッシュだな!」

「いいよなぁ~、自由で。
そっちのほうが羨ましいよ!!  
ま、無い物ねだりってやつだよな。  
結婚の予定とかないのか?彼女いたよな?」

「あ~。いや、結婚はないな。
家族には憧れるけど、多分むいてないと思う。
昔から縁が無いし
束縛されたり自由に色々出来ないと
ストレス溜まるしな。
それに、あいつは彼女というか……
ま、そういうお友達ってやつだな(笑)」

「そっか。お前すげー多趣味だしな!
それに付き合ってくれるような
奇特な奴ってそうそういないか!!
って、あの子彼女じゃなかったのか(笑)
そういうお友達ってか!
モテる奴は羨ましいな、おい! 
自由恋愛!いいね!  でも、程々にな(笑)  
そのうち刺されるぞ~」


こいつのこういう所に救われるよな~。
深く追求してこないし
笑って流してくれる。


俺は、家族に恵まれなかった。
両親共に忙しく
小さい頃から1人で過ごしていた。
育児放棄って訳じゃないけど
親の愛ってのを感じた事は無かった。
父親は大企業の社長で
母親は医者をやっているから 
裕福だったけど、家にいない日のほうが多くて 
幼少期は家政婦さんが家事をしに来ていた。 

中学に上がる頃、成長期がきて背がぐんぐん伸び  
運動神経も良く頭も良かったので
まぁモテた。 
黒髪黒目の所謂「日本人顔」では無く
金に近い茶髪に青みかかった目。
母方の祖父が外国人なので  
゛クォーター゛なのだが
その容姿もあって兎に角モテた。

そのせいで良い事も悪い事も沢山あった。
悪い事といえば
幼少期から家事をしに来ていた家政婦が 
女の顔をして迫ってきた事だろうか。 
あれは本当に怖かった。 
何も知らない子供だぞ? 
30過ぎたおばさんに迫られたら恐怖しかないだろ!  


幸い、運動神経が良いのもあって逃げ出せたけどな! 
その後すぐクビにして貰ったよ。
この時初めて両親に頼み事をした。
事のあらましを説明して、クビにしてくれと。 
少しは心配してくれるかな?と思ったけど
あっさりしたもんだったよ…。
その時思った、「期待してもムダだ」って。
ついでに「女も怖い」って。
それからかな
周りとは一線引いて付き合うようになったのは。
告白されても「女」ってだけで気分が悪くなる。 


一目惚れ?目が合ったから?
荷物を持ってくれた優しい?
は?それで好きだと? 
愛だの恋だのは信じない。
まぁ、愛だの恋だのは信じないけど 
男の子ですからね、欲は溜まるもんで……
そういうお友達を相手に欲を発散させていました。 
今も変わらずですが……(笑)


そんな学生時代を過ごし社会人になったわけですが 
高校生の時にアニメや漫画に嵌り
大学で入ったサークルでアウトドアスポーツに嵌り
社会人になってからも色んな趣味が出来
最近専ら嵌ってるのが
「ソロキャンプ」都会の喧騒から逃れ
大自然の中で自由に
好きな事をするのがいいんだよね!!
明日からの大型連休!最高に楽しみだぜ!


「ははは!自由恋愛な!
ま、刺されないよう気をつけるよ(笑)
じゃーな~!また休み明け会社で!!」

「おう!また会社でな!」
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