空からの手紙【完結】

しゅんか

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アイスクリーム

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 冬本番。夕方5時を過ぎればもう、空は程よく薄暗い。


『坂巻くん、槙本先生くるなら早めに帰ったほうがいいよ』

『え?』

『だから、今日はここで。』

『……うん。じゃあ、ここで。』

『また、明日ね。』

『また、明日。』


 まだ薄く広がる明るさがあった1時間前の正門で、哀しく微笑みながらも手を振ってくれた相手を思い出す。瞼を下ろせば、真上から包むように染まる闇。吸い込まれそうな色に負けないよう、家路を急いだ。
 
 数ヶ月前、坂巻くんと付き合った当日には立ち止まった自宅、マンション内へと今度は自ら足早に収まる。縦長いエレベーターに乗り込み少し汚れている“7”のボタンを押せば、居心地悪い緊張が全身を走って。


 私が、先か。それとも、後か。考えても仕方ないの予想を胸に、運んでくれた箱に背を向け見慣れた玄関を前にする。鍵を回す前にドアノブを押せば、返ってくる硬い抵抗。小さなそれに、ほっとして。少し、息は詰まった。


 矛盾した自分を嘲笑いながら、鍵を開け中へと入る。視界に入れずとも分かる四角いスイッチは、スルーしたまま。つけない電気の変わりに丸いスイッチを回せば、室内は柔らかいオレンジ色で染まった。

 電気ヒーターから発せられる熱は、くらくらと脳内を揺らしているようで。足下から伝わるカーペットの、心地よいふわふわな毛糸にくすぐられているようで。崩れ落ちるようにその場に座り込み、ミニテーブル上に突っ伏す。


 ひとりぐらしには十分な大きさのワンルームで、襲ってきた睡魔に、じわじわと侵食される別の意識に、抗うことなく瞼を閉じた。真っ暗の視界の中、熱を発する暖色だけを、感じながら。






 私の、家族。
 お父さんと、お母さんと、私。

 幸せな、3人、家族。

 それは、私が7歳になる年までのこと、だった。





『おとうさーん……なな、アイス食べたい。バニラのやつ。』》》


 小学校へと入学して間もなかった、春。夜の8時を大きく過ぎていた、時間。微熱を出していたこどもな私は、大好きな両親に思い切り甘えたくて、くだらない欲求を諦められなくて。お母さんの『明日にしよう?』という優しい宥めにも一切耳を貸さず、駄々をこね続けていた。


 そんな私の頭を、ぽんぽん。と大きな手のひらで撫でてくれたのは。

 
『じゃあ、ななのためにお父さん、ひとっ走り行こっかなあ』》》

『ほんと?やったぁ。なな、おとうさんだいすき~』》》

『もう……!本当、娘に弱い父親ねえ!』》》

『おかあさんのことも、ななだいすきー』》》


 頼りがいのある優しいお父さん。


 家族みんなで顔を見合わせて、笑い合う。


 ここから後のことは、もう、殆ど覚えていない。お父さんが車にはねられた、と家の電話に連絡がきたこと。お葬式を、したこと。お母さんが、声をあげて泣き崩れていたこと。

 その程度の、断片的なぽつぽつとした記憶しか、もっていないけれど。幾つかの言葉、はっきりと頭に残っている声はあった。





 ななが言わなかったら、おとうさんはいきてた。じぶんのことを、じぶんのかんじょうを、言っちゃったから。おとうさんは、きえてしまった。

 わたしが、ころした。





 それは。繰り返しボタンを設定したまま永遠に再生されてしまう、壊れたレコーダーのように。溢れ出て止まない、自分自身の言葉たち、だった。


 誰も知らない、私の異常。誰も責めない、私の罪。目には映らないそれらに押し潰されそうになりながら、残されたお母さんが私との生活のために必死にがんばっている背中を前に、口を閉ざすことに決めて。自分の感情を希望を、吐き出すこと抱くことを、放棄して。


 そうした生きるコツを、少しずつ覚えて5年が経った頃。


『実はね、結婚を前提に、つきあってる人がいるの。』


 6年生へと進級していた私は学校を終えすぐに帰宅して、夕食作りを手伝っていた。照れを滲ませ微笑んだ、お母さんの横に並んで。


 鍋の中シチューを混ぜていた手は、不自然に止まる。持っていたお玉を握るそこに、知らず知らずに力が籠った。



『……おめでとう、お母さん。』

『……ありがとう。』

『そっかあ……知らなかったよ、もう。』

『……相手の方にはね?菜々子と同じ歳の、息子さんがいるの。』

『うん』

『その人と息子さんと……菜々子、会ってくれる…?』

『もちろん。どんな人か、楽しみ。』

『………………』

『いつにする?』

『……菜々子、』

『うん?』

『……ごめんね。』

『……ううん。』


 祝福して、
 声を高らかにして、
 頷いて、微笑んで、
 視線を交わして、首を傾けて、

 唇を、噛み締めた。


 お母さんが謝った理由は、訊ねずに。
 
 私はいつまでも、謝れずに。





 次の休日、その頃いちばんのお気に入りだったワンピースに着替えお母さんと共に高級感漂うレストランへと向かった。大人っぽいデザインのネイビーブルーのワンピースの裾をこっそりと握りながら、中へと入る。イタリアン専門のそこは、12歳のこどもにとって大きな緊張感をもたらす場所だった。そして、お母さんに続いて奥の隅、周りから死角となっていた4人席と対峙する。そこに座っていたのは、今の私のお父さんとお兄ちゃんで。爽やかなゆーちゃんのお父さんと、幼いゆーちゃんだった。


 ゆーちゃんのお父さんは、ゆーちゃんが物心つく前に離婚し、男手ひとつでゆーちゃんを育ててきた人で……優しくて理想のいいお父さん。そんな父親の息子であるゆーちゃんも、ただただ優しい男の子だった。


 そこからの長い時間、たくさんの思い出をを4人で共有し……私とゆーちゃんが中学2年生になった年に、2人は無事に籍を入れることとなる。


 そして。私の家族は、ゆーちゃんのお父さんと、お母さんと、ゆーちゃんと、私。4人、家族。そうならなければ、そうしなければ、いけなかった。


 けれど。新しい家族で新しい家に住み、新しい名字で久原菜々子ではない自分で、学校に通う。もう、この世界のどこにもいないお父さんとの接点だった“久原”を放棄して、環境を変える。


 どうしてもどう考えても、私には出来なかった。私が殺したお父さんに、申し訳なくて。苦しくて。結局、我が儘を貫き通した私は、14歳のときから……新しい家族が正式に増えたときからずっと1人暮らしをしていた。
 

 きっとその時期、この決断をしてからだろう。それまでは、表面的にはわだかまりなど見えなかったお母さんと2人きりになる空間に、異質を覚えて。たまにしか会うことがなくなったお母さんとの会話は、昔のような団欒さが消えてしまった。


 どの辺がと訊かれてしまえば、的確な言葉で表すことは出来ないけれど。それでも、お母さんは昔と変わらず優しい雰囲気を纏って、月初めには必ず私の元へマンションへ足を運び様子を観に来てくれている。


 休日なら、午前中に。平日なら、夕方か、夜に。私が帰宅する前か、後に。やってきて、少しの間、居てくれた。


 だから、表面的には分からないところで、お互い気付かぬフリをしていたとしても。私とお母さんの関係が昔と比べよそよそしくなった……そんな現実があっても、私はどこかで思っていた。


 お母さんは、私のことを心の中でも責めたりしてない。

 お母さんは、お父さんが死んだこと私の所為だと考えてない。


 馬鹿なことを勝手に理解し無意識の内に、安心に溺れていた。





 そんな甘い夢のような現実なんて、ある筈もないのに。





 いきなり降ってきた眩しい光に、瞳を開き顔を上げる。窓から覗く漆黒に染まっていた空は、カーテンが閉められたことにより遮断した。……どうやら私は、ミニテーブルに突っ伏したまま、完全に夢の中だったらしい。


「菜々子?」

「………お、かあ、さん…」

「ぐっすり眠ってたね?寝不足?」

「……ううん。ちょっと、うとうとしてただけ」


 自分の過去が、断続的に場面として思い浮かんでくる。実際に過ごしてきた時間を夢で見る自分が判らないながらも、熱の溜まった頬を抑え立ち上がる。柔らかく微笑むお母さんと、向き合った。


「ちゃんと、ごはん食べてる? 風邪とかは?」

「うん。大丈夫。お母さん、たちはどう?」

「大丈夫よ。変わりないわ。」


 今日は、12月1日。毎月、毎回。決まり事のように、繰り返される会話。私が変わりないことを確認し、家族の元に帰っていくお母さんを見送って終わる。たったそれだけの、月初め。


 これが、いつもの決まりごと。話し合って決まったもの、ではない。いつのまにか出来ていた、決まりごとだった。


「……ねえ、お母さん、」

「うん?」

「……私のこと、怒ってる?」


 4年ほど変わらず続いてきたそれを、壊したのは。


『大切に思われてるか、分かんなくなったら』
『確認、すればいい』
『家族、なんだから』


 数時間前の校舎で冷静に発した坂巻くんの声を思い出しながら、音のない静かな部屋でお母さんの正面に立つ、自分で。


「………怒ってる?」

「……うん」

「なに、に?」

「……お母さんたちと、住めなかったこととか、名字、ひとりだけ変えなかったこととか……お父さんの、こと。死んだのは、私の所為、だから……それに、怒って、る?」


 何年も何年も、幾度となく思い浮かべてきたそれらは。こどもの頃から、お父さんがこの世に存在しなくなった、あの日から。ずっと、訊きたくて。聞きたくて聴きたくてききたくて、キキタクテ。ただそれだけなのに。それでも怖くて、訊けないままの コト だった。



「……怒ってなんか、ないよ。菜々子。」

「ほんと……?」

「うん」

「……お母さん、私のこと、1回も責めなかったでしょ?」

「………………っ、」

「それは、」

「責めなかったのはっ……そう思ってても!菜々子を責めてること、そのまま菜々子にぶつけても!もう、一生、帰ってなんかこないでしょう!?だか、ら……っ、」



 私が、お父さんを ≪殺した≫ って、思ってないから?


 お母さんから視線を逸らさずに、呑気に続けようとした“希望”は。どこに触れることもなく固まって、なくなる。我を失ったように声を荒らげたお母さんは、はっと息を吸い込み瞳を揺らした。


「………………」

「ごめん……違うの……菜々子、ごめん。お母さん、駄目だね。最低。こんなの母親失格よ。」

「……そんな、こと、」


 相手の女性らしい優しい眼差しは今、絶望に染まっている。私は一体、どこまで能天気で馬鹿なら気が済むのだろうか。


 しっかり足を縫いつけて、歯を食いしばってでも、無にならなければ。早くここから、抜け出さなければ。


「……お母さん、菜々子のこと、とっても大切なの。健康に生きてほしい、幸せになってほしい。もちろん、そう思ってる……けど、でもね、やっぱり……私も、人間だから、どう、しても……」

「うん。それは、そうだよ。もちろん、当たり前、の、ことだから。それに……お母さんが、母親失格な筈がない。ここまで育ててくれて、何不自由ない生活させてもらって、私の我が儘いっぱい飲み込んでくれて、感謝してもしきれない。けどまだ私、高校生だから、いろんな面で助けてもらわなくちゃいけないけど……きちんと自立するから。それまで、迷惑かけちゃうけど、ごめんね。」


 大きく息を吸い込んで一心不乱に喋り続ける私に、お母さんは哀しく顔を歪める。もがけばもがくほど、家族に暗い気持ちしか与えられないくだらない自分を葬りたくて。この後に及んでまで、自分勝手に痛む心臓を、殺してしまいたかった。


「……菜々子、」

「………………」

「……ごめんね。」

「どうしてお母さんが謝るの……お母さんは、なんにも悪くないよ。」

「………最低な母親で、ごめんなさい。」

「……やめてよ、」


 数年前とは違って、今度は尋ねることができた謝罪の意味だったけれど。答えが返ってくるわけでもなくて。深く深く頭を下げる姿に、息が詰まっただけだった。


「……17歳のあなたをこんなに“大人”にしたのは、私ね」

「……そんなの、」

「まだ、子どもなのに……ごめんなさい。ごめんね、菜々子」

「………………」

「……お母さんのこと、一生、許さなくていいよ。」


 ゆっくりと顔を上げたお母さんは音もなく足を運んできて、立ちすくむ私をそっと抱きしめる。それでも。私と同じように両手が震えている“大人”で“母親”で。恨んでいた“我が子”を立派に育て上げて。きっとこれからも変わることなく接し育ててくれる“家族”に。私は、何も出来なかった。


 気の利いた言葉も。頼もしい力も。純粋な感情も。つくるべき表情も。なにひとつ、動かなかった。


「じゃあ……、」

「うん。」

「また来月、来るね。」

「分かった。ありがとう。お父さんたちに、よろしくね。」

「うん。伝えておくね。」


 ふっ。と弱まった腕の力に、気合を入れる。振り絞るように、案の定続いていくらしい決まりごと、月初めの約束を交わした。視線を合わせられないままでも小さく笑って、お母さんを見送る。


 幼い頃から見てきた背中を、玄関ドアが断ち切って。がちゃん、と重い音が響いた。その場を動くことも出来ずに、力なく落ちた両腕もそのままに、側にあった壁に頭を預ける。


 さっきまで居た暖かい部屋と外へ出るための玄関を真っ直ぐつないでいる冷たく暗いこの空間が、知らない場所に思えた。T字状に伸びている廊下、部屋を出てすぐ右にあるキッチン、中間地点を曲がれば存在しているお風呂場やお手洗い、洗濯機。並ぶこれらの配置は、3年間なにも変わっていない筈なのに。


 深く強く瞼を落として、眉間を寄せる。





 お母さんも、私の所為でお父さんが死んだって思ってたのか。でも、そんなのは当然。事実、だから。お母さんは、何もしていないのに。いきなりに理不尽に、大好きな人を奪われた。

 私のことをずっと責めていたって、おかしくなんてない。現に私だって、きっとそうなんだろうなって考え付いていたくらいなんだから。ただ、勝手に勘違いして、横暴な希望を抱いてまっていたことが恥ずかしい。


 それに……お母さんは、そんな感情を私に向けることもないまま、ぶつけることもないままここまで育ててくれたんだ。そしてこれからも見棄てることなどしないまま、面倒だけをかけ続ける私に会いに来てくれると言った。育てることを金銭面を生活を援助することを、放棄することなどしないんだ。


 そんなこと、簡単に出来ることじゃない。誰もが立派に、務めあげられることなんかじゃない。





「いた、い。」


 壁に寄りかかったまま腕を組んで顔を下に伏せたまま、口角だけを上げた。治った筈の“それ”が、今更に襲いかかっている自分がおかしくて。馬鹿馬鹿しくて。


「……っ、」


 そのうち、立っていられないほどの“それ”に、容赦なく痛みが大きくなっていく“頭痛”に、顔を歪める。とうとう壁に身体が添ったまま、ずり落ちてしまった。冷え切ったフローリング状の床に、座り込む。





 痛みがいちばん酷い場所の上。

 髪の根元を鷲掴み俯いた私の頬を、熱をもった“なにか”が、伝っていった。



 その“なにか”は、下に向かって、堕ちて逝く。





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