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1章 〜マイナスからのスタート
冷たい戸
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「何で、あんなところに捕まってたんだ?」
広い通りに沿って歩きながら、俺はランジアに質問した。彼女はふわふわと俺の前を飛びながら、くるりと振り返って答えた。
「ダンジョンの中で寝てたら、いつの間にか人間に捕まっちゃったんだ。瓶に閉じ込められて、外に出たと思ったら、何だか分かんないけど凄い音がして、それから静かになって…で、キミに助けてもらった」
「ダンジョン? …って、荒野にある?」
「うん、そうだよ」
どうやら、彼女はドラノイドのダンジョンで寝ていたところを、冒険者に捕まったらしい。そのまま戦利品として売り飛ばされるところだったが、ダンジョンを出たところで冒険者たちがさっきの盗賊に襲われ、そのままアジトに放置されていたようだ。恐らく、盗賊どもは、まさかあの汚い小瓶の中に、妖精が閉じ込められているとは思わなかったのだろう。
ここで、ランジアの方が俺に質問してきた。
「それにしても、ボクを見ても驚かないんだね」
「ああ。まあ、妖精には前にも会ったことあるし…」
俺の住んでいた山奥の村は、周囲を森に囲まれている。そこには鹿や猪は勿論、森に住むモンスターや妖精の類もいた。あれほど憎らしかった母親の言葉を、懐かしく思い出す。
___夜に、一人で森に入ってはいけない。魔物を見たら、挑んではいけない。そして
「…妖精さんには、親切にしなさい。て、お袋が言ってた」
「へぇ…キミのふるさとは、自然と調和した素晴らしいところなんだね」
「うっ…そ、そうとも言う」
いちいち自然の顔色を伺う暮らしが嫌だった。周りの森を切り拓けば、もっと豊かな暮らしができると思っていた。しかし、そんな村の生き方は、ランジアのような自然の化身には好ましく映るようだ。
歩き続けること数時間。空が白み始めた頃、ようやく道の脇にぽつぽつと民家が見えてきた。俺はその中の一つに歩み寄ると、戸を叩いた。
「おーい、誰かいないかー」
しかし、返事がない。耳を澄ますと、向こうで微かに物音がするので、人はいるようだ。
もう一度、戸を叩く。
「開けてくれー、頼む!」
「…」
戸が、細く開いた。
「! ごめん、助けて…」
「レジテイジなら、あっちだよ」
冷たい女の声が返ってきた。
「それどころじゃないんだよ。もう歩き通しで、腹も減って、死にそうなんだ」
「ウチは民泊なんてやってないよ。他を当たりな。大体、今いつだと思って」
「お願い、入れてあげて!」
その時、俺の後ろに隠れていたランジアが、ふわふわと前に飛んできて訴えた。すると、戸の向こうで女が一瞬、黙り込んだ。
やがて、ぽつりと言う。
「…妖精? 本物の?」
「そうだけど…なあ、頼むよ…」
すると、戸が開いて中年の女が顔を出した。
「何だぁ、それならそうと早く言っておくれよ! さ、入って入って」
先程までの邪険な態度とは打って変わって、にこやかに招き入れた。俺は困惑しながらも、ありがたく入らせてもらうことにした。
家に入ると、女は俺をダイニングの椅子に座らせ、台所に向かいながら言った。
「静かにしておくれよ。旦那と子供が上で寝てるんだ」
「ああ、気をつける」
「ちょいと待っててね。冷や飯はあるけど、雑炊にしたほうが良いだろう…」
「ランジアは、何か食べなくて良いのか?」
「うん、ボクは水と日光があれば大丈夫」
「便利だなぁ…」
安全なところに辿り着くと、積もりに積もった疲労と眠気が、どっと押し寄せてきた。俺はおかみさんが出してくれた温かい雑炊を何とか掻き込むと、そのままテーブルに突っ伏して眠り込んでしまった___
「…て! 助けて!」
「騒ぐんじゃないよ!」
「ん…?」
苛立った声に、俺は目を開けた。椅子に座ったまま、いつの間にか寝ていたらしい。寒さに震えながら顔を上げると、耳元にランジアがくっついていて、声を上げた。
「! ソータ、助けて!」
「そいつをこっちに寄越しな!」
見ると、空の麻袋を持ったおかみさんが、じりじりとこちらに近付いているところであった。
「な…何する気だよ」
「何って、お代を頂くのさ。…その妖精を、あたしに寄越しな」
俺は、思わず立ち上がった。
「何でだよ!? 何でランジアなんだよ」
「妖精は、金持ちに高く売れるからね…」
麻袋の口を広げ、ランジアに迫る女。ランジアは天井近くまで飛び上がって逃げる。
「こ、この前の人間も、そんなことを言ってた…妖精は、金になるって…」
「!」
俺は、必死に頭を働かせた。こういう時、どうすればいい? 食堂で金が足りなかったことは、これまでもある。村から出てきた直後は、物々交換が通用しなくて苦労した。そんな時、店主から命じられたのは…
「…皿洗いでも掃除でも、何でもする。だから、ランジアは」
「間に合ってるよ。良いから、さっさと寄越せ!」
「薪割りでも荷物運びでも! 一日働くから」
「黙んな! その妖精は、一匹で大金貨2枚だ。あんたが一生かけて働いたって、稼げっこないね」
「そ、そんなに……っ、だったら」
ぎらつく女の目つきに、俺は怒りを覚えた。豊作の年の村の作物、全部売って小金貨10枚弱。それで村の人々の暮らしが3年は保つ。大金貨と言ったら、それの更に10倍だ。港町で船の荷降ろしを丸一日やって、せいぜい銅貨40枚だというのに…
「この、雑炊1杯で大金貨2枚なんて、おかしいだろ!」
空の皿を指差す。女はせせら笑った。
「この辺は、米も麦も高いんだよ。どこから来たか知らないけど、あんたの住んでるクソ田舎とは違うんだ」
「くっ、クソ田舎だと…っ、ああそうだよよく分かったな。だけど、こんな汚え皿に大金貨払う奴がどこにいるかよ! いいとこ銅貨3枚…いや2枚だな」
「ふざけんじゃないよ! 舐めたこと言ってると…」
その時、家の戸が開いて、頭に手ぬぐいを巻いた一人の男が入ってきた。
「おうマース、帰ったぞ…何だお客さん、まだいたのかい」
「! 今だ、ランジア!」
「うん!」
「おわあっ!?」
俺は女の夫と思しき男を突き飛ばすと、半開きの戸から勢いよく飛び出した。
「あっ、待ちな!」
「何、何だって…お、おい、今の」
外はもう明るく、荷馬車や行商人がちらほらと目につく。俺は隣を飛ぶランジアに手を伸ばすと、服の首元に突っ込んだ。
「うぇっ、臭っ」
「我慢しろ! 見つかったら、また狙われるぞ」
「! …」
ランジアが、服の中に顔を引っ込める。
俺は、昨日より軽くなった足で、レジテイジを目指して走った。
広い通りに沿って歩きながら、俺はランジアに質問した。彼女はふわふわと俺の前を飛びながら、くるりと振り返って答えた。
「ダンジョンの中で寝てたら、いつの間にか人間に捕まっちゃったんだ。瓶に閉じ込められて、外に出たと思ったら、何だか分かんないけど凄い音がして、それから静かになって…で、キミに助けてもらった」
「ダンジョン? …って、荒野にある?」
「うん、そうだよ」
どうやら、彼女はドラノイドのダンジョンで寝ていたところを、冒険者に捕まったらしい。そのまま戦利品として売り飛ばされるところだったが、ダンジョンを出たところで冒険者たちがさっきの盗賊に襲われ、そのままアジトに放置されていたようだ。恐らく、盗賊どもは、まさかあの汚い小瓶の中に、妖精が閉じ込められているとは思わなかったのだろう。
ここで、ランジアの方が俺に質問してきた。
「それにしても、ボクを見ても驚かないんだね」
「ああ。まあ、妖精には前にも会ったことあるし…」
俺の住んでいた山奥の村は、周囲を森に囲まれている。そこには鹿や猪は勿論、森に住むモンスターや妖精の類もいた。あれほど憎らしかった母親の言葉を、懐かしく思い出す。
___夜に、一人で森に入ってはいけない。魔物を見たら、挑んではいけない。そして
「…妖精さんには、親切にしなさい。て、お袋が言ってた」
「へぇ…キミのふるさとは、自然と調和した素晴らしいところなんだね」
「うっ…そ、そうとも言う」
いちいち自然の顔色を伺う暮らしが嫌だった。周りの森を切り拓けば、もっと豊かな暮らしができると思っていた。しかし、そんな村の生き方は、ランジアのような自然の化身には好ましく映るようだ。
歩き続けること数時間。空が白み始めた頃、ようやく道の脇にぽつぽつと民家が見えてきた。俺はその中の一つに歩み寄ると、戸を叩いた。
「おーい、誰かいないかー」
しかし、返事がない。耳を澄ますと、向こうで微かに物音がするので、人はいるようだ。
もう一度、戸を叩く。
「開けてくれー、頼む!」
「…」
戸が、細く開いた。
「! ごめん、助けて…」
「レジテイジなら、あっちだよ」
冷たい女の声が返ってきた。
「それどころじゃないんだよ。もう歩き通しで、腹も減って、死にそうなんだ」
「ウチは民泊なんてやってないよ。他を当たりな。大体、今いつだと思って」
「お願い、入れてあげて!」
その時、俺の後ろに隠れていたランジアが、ふわふわと前に飛んできて訴えた。すると、戸の向こうで女が一瞬、黙り込んだ。
やがて、ぽつりと言う。
「…妖精? 本物の?」
「そうだけど…なあ、頼むよ…」
すると、戸が開いて中年の女が顔を出した。
「何だぁ、それならそうと早く言っておくれよ! さ、入って入って」
先程までの邪険な態度とは打って変わって、にこやかに招き入れた。俺は困惑しながらも、ありがたく入らせてもらうことにした。
家に入ると、女は俺をダイニングの椅子に座らせ、台所に向かいながら言った。
「静かにしておくれよ。旦那と子供が上で寝てるんだ」
「ああ、気をつける」
「ちょいと待っててね。冷や飯はあるけど、雑炊にしたほうが良いだろう…」
「ランジアは、何か食べなくて良いのか?」
「うん、ボクは水と日光があれば大丈夫」
「便利だなぁ…」
安全なところに辿り着くと、積もりに積もった疲労と眠気が、どっと押し寄せてきた。俺はおかみさんが出してくれた温かい雑炊を何とか掻き込むと、そのままテーブルに突っ伏して眠り込んでしまった___
「…て! 助けて!」
「騒ぐんじゃないよ!」
「ん…?」
苛立った声に、俺は目を開けた。椅子に座ったまま、いつの間にか寝ていたらしい。寒さに震えながら顔を上げると、耳元にランジアがくっついていて、声を上げた。
「! ソータ、助けて!」
「そいつをこっちに寄越しな!」
見ると、空の麻袋を持ったおかみさんが、じりじりとこちらに近付いているところであった。
「な…何する気だよ」
「何って、お代を頂くのさ。…その妖精を、あたしに寄越しな」
俺は、思わず立ち上がった。
「何でだよ!? 何でランジアなんだよ」
「妖精は、金持ちに高く売れるからね…」
麻袋の口を広げ、ランジアに迫る女。ランジアは天井近くまで飛び上がって逃げる。
「こ、この前の人間も、そんなことを言ってた…妖精は、金になるって…」
「!」
俺は、必死に頭を働かせた。こういう時、どうすればいい? 食堂で金が足りなかったことは、これまでもある。村から出てきた直後は、物々交換が通用しなくて苦労した。そんな時、店主から命じられたのは…
「…皿洗いでも掃除でも、何でもする。だから、ランジアは」
「間に合ってるよ。良いから、さっさと寄越せ!」
「薪割りでも荷物運びでも! 一日働くから」
「黙んな! その妖精は、一匹で大金貨2枚だ。あんたが一生かけて働いたって、稼げっこないね」
「そ、そんなに……っ、だったら」
ぎらつく女の目つきに、俺は怒りを覚えた。豊作の年の村の作物、全部売って小金貨10枚弱。それで村の人々の暮らしが3年は保つ。大金貨と言ったら、それの更に10倍だ。港町で船の荷降ろしを丸一日やって、せいぜい銅貨40枚だというのに…
「この、雑炊1杯で大金貨2枚なんて、おかしいだろ!」
空の皿を指差す。女はせせら笑った。
「この辺は、米も麦も高いんだよ。どこから来たか知らないけど、あんたの住んでるクソ田舎とは違うんだ」
「くっ、クソ田舎だと…っ、ああそうだよよく分かったな。だけど、こんな汚え皿に大金貨払う奴がどこにいるかよ! いいとこ銅貨3枚…いや2枚だな」
「ふざけんじゃないよ! 舐めたこと言ってると…」
その時、家の戸が開いて、頭に手ぬぐいを巻いた一人の男が入ってきた。
「おうマース、帰ったぞ…何だお客さん、まだいたのかい」
「! 今だ、ランジア!」
「うん!」
「おわあっ!?」
俺は女の夫と思しき男を突き飛ばすと、半開きの戸から勢いよく飛び出した。
「あっ、待ちな!」
「何、何だって…お、おい、今の」
外はもう明るく、荷馬車や行商人がちらほらと目につく。俺は隣を飛ぶランジアに手を伸ばすと、服の首元に突っ込んだ。
「うぇっ、臭っ」
「我慢しろ! 見つかったら、また狙われるぞ」
「! …」
ランジアが、服の中に顔を引っ込める。
俺は、昨日より軽くなった足で、レジテイジを目指して走った。
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