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蜜子

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 三越に入っているファンシーショップで働くアラサーの蜜子は、ストレスいっぱい胸いっぱい。

「頭パーン!」

 売り物のファンシー達を身体に詰め込めるだけ詰め込む。髪の毛の中、胸の谷間、アソコの割れ目などなど、詰め込む。いつものことなので周りは気にしない。温かいお茶を入れて待つ。隣のベビーショップの松永君がタップダンスで景気をつける。

 走る蜜子、エスカレーターを客を薙ぎ倒しながら逆走して階下へと向かう。

「おーとこーと~おーんなーが~そーれそれそれ!!」

 累々となった人の山を踏みつけ階下に到着する。その山上にファンシーを置く。

「ファンシズム!!」

 蜜子の目当てはこの階に売ってある大好きなみたらし団子だ。

「おひとついかが?」

 売り子の瓜田子満が団子を蜜子に差し出す。

「いらないわよ!」

 蜜子は子満の両乳首をファンシーで交互に素早くつつきながらつつきつつき、つつききききいきいいきいききききいい!!!!

 飽きたから蜜子はみたらし団子の蜜を舐めとりながら言う。

「ピッチャピチャピチャビッチャリピッチャピチャー。ペロベロ。」

 白くなった団子は一体何団子なのかとその様子を恐怖に慄きながら見ていた大学生の男の子たちの集団に聞いてまわっている。

「君はどう思う!?」

 そういって手を掴んでは胸に持っていき、ファンシーにまさぐりながら聞いていく。5人ほど。

「ボッキボキー!!!」

 男の子達の股間に向けて大股開きでしゃがみ込みながらコールアンドレスポンスを求める蜜子。レスポンスのポンスはポン酢なのだろうかと内閣に明日聞きに行こうと思っている。それならばファンシーなのだが。

 蜜子は満足して階上へ向かう。今日は7ストレスに対して4ファンシーなので、上々だ。お茶はすっかり冷めてしまっているが、その帰りを待つ気持ちには一抹の翳りもない。
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