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♡穴に入れろ!ペットボトル!!♡

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 中学校の放課後、幼馴染の十夢と岬がいつも通り帰路に着いていると、後ろから同じクラスの庄治が2人に声をかけた。

「おい、お前ら、公園でペットボトルゲームやろうぜ」

「え?何それ?」
 
 と岬が首を傾げながら言った。

「ああ、今男子の中で流行ってるんだよ」

 と十夢が言った。

「ペットボトルを肛門に詰めて、一番長く持ちこたえたやつが勝ちなんだ。簡単だろ?」
 
 と庄治が説明した。

「バカじゃないの?男子って暇なのね」

 と岬が言った。

「負け惜しみか?」

 と庄司が言った。

「は?」

「負けるのが怖いんだろ」

「はっ!私が負ける?笑わせないで」

「じゃあ決まりだな。ハンデとしてお前は肛門じゃなくてもいいぞ?」

 と庄治が言った。

「お気遣いありがとう」

 と岬は言った。

 3人は公園に行き、自販機で各々好きなペットボトルを買った。それを飲みながら、コンディションを高めていく。

「じゃあ、やるか」

 と庄治が言って、ズボンを脱いだ。岬はスカートの上からパンティを脱ぎ、準備を整えた。

「何してんのよ、早く脱ぎなさいよ」

 と岬が十夢に言った。十夢はペットボトルゲームをするのが初めてだった。

「ほら、早くしろよ」

 2人に急かされて嫌々十夢はズボンを脱いだ。

「よーし、じゃあいくぞ~、レディー・・・GO!」

 3人は同時にペットボトルを肛門に詰め込んだ。

「ウキュゥ!!」

 十夢は産声を上げた。そしてそれはすぐに悲鳴へと変わった。

「痛い!痛い!取ってくれ!」

 と十夢が叫ぶ中、岬と庄治は顔を見合わせ、はあ、とため息を吐いた。

「ほらよ」

 庄治は乱暴に十夢のペットボトルを引き抜いた。

「イタッ!!」

 トムは顔を真っ赤にして、泣き出した。そして

「もっと優しく引き抜けよバカ~!!」

 と言いながらズボンを半分だけ履いて肛門から血を垂れ流しながら走って去って行った。

「はあ、情けない」

 と岬。

「やる気削がれちゃったな」

 と庄治。

「今日はもうおしまいね」

 と岬がスカートの中に手を入れ、ペットボトルを引き抜いた。

「なあ、どっちの穴に入れたんだ?」

 と庄治が聞いた。

「どっちだと思う?」

 と岬は言い、ペットボトルを庄治に渡し、公園を後にした。

 庄司はペットボトルの口をクンと嗅いだ。春の犬の匂いがした。
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