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♡芳美のちゅぽんぬっ!♡

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 芳美は秋空の下、公園のベンチに座りお弁当を食べていた。

「おにぎり一つ、くれんかね?」

 薄汚れた中年男性が芳美に声をかけた。

「お礼は?」

 芳美が聞いた。

「宝の地図でどうかのぅ?」

「わかったわ、それでその地図はどこ?」

「この中じゃ」

 そう言うと薄汚れた中年男性は芝生の上に仰向けに寝転がり、両足を膝を曲げた状態で上に上げ、ズボンとパンツを下ろした。

「この門の向こうじゃ」

「わかったわ」

 芳美が門の中に指を入れようとすると、薄汚れた中年男性は、

「ちょ、ちょっと待ってくれ!これを、使ってくれ。門の鍵じゃ」

 そう言って芳美にローションの入ったミニボトルを渡した。芳美はそれを門に差し込んだ。

「おっつ」

 そしてボトルを握り締め、中身を全部門に注いだ。

「いいぞ」

 芳美は門の中へと入っていった。

「あっ、たっ、ふっ、うぅぅ」

 そして中にあった小さく折り畳まれた地図を引き抜いた。

「ちゅぽんぬっ!」

 地図を広げる。本物だ。

 芳美は引き抜いた手でおにぎりを掴み、薄汚れた中年男性に渡した。

「ありがとう」

 芳美は明日、宝探しに行こうと思った。晴れるといいな。

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