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♡おぽこちシコ太郎と望月祐奈の深夜の冒険♡

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 毎夜、おぽこちシコ太郎は都会のストリートを彷徨い、シコの対象を探している。

 彼はとてもポンコツな男で、いつも何かしらのトラブルに巻き込まれていた。

 そんなある日、彼は偶然、家出中の女子高生の望月祐奈と出会った。

「大丈夫?」

 祐奈が道端に座り込んでいるおぽこちに声をかけた。

「え?ああ、うん、大丈夫さ」

「見た目はそうとは言ってないけど」

「・・・大丈夫さ・・・君こそ、こんな時間に大丈夫なのか?」

「え?うん、まあ。で、何でこんな所に座り込んでるの?」

「・・・ああ、実は、ちょっとしたトラブルに巻き込まれちまってな」

「トラブルって何?」

「え?いや、初対面の女子高生に言うのはちょっとな・・・」

「じゃあ右向いて」

「え?」

「いいから」

 祐奈はそう言って、おぽこちはそれに従い右を向いた。

「これでいいのか?」

 右を向いたままのおぽこちが言った。

「じゃあ、元に戻って」

 祐奈のよく分からない発言に意味もわからず元に戻すと、

「はい、これで2度目ましてだね」

 と笑顔で言った。おぽこちはこれはシコいな、と思った。

「えっと、実は、店で買い物をしていたら、財布を失くしちまってさ・・・」

「え?お店に財布を落としたってこと?」

「探したんだけど、ないんだ」

「それは大変、手伝ってあげようか?」

「いや、結構探したんだ。店の人も一緒に。それでも見つからなかったんだ」

「どこのお店?今見つかってるかもしれないし、新しい目でもう一度探してみるべきだわ」

 祐奈はそう言っておぽこちの手を引き、二人は一緒にお店へと向かった。

「え?ここ?」

 そこは大人のおもちゃを売っているお店だった。

「・・・うん」

 祐奈は戸惑ったが、言った手前後に引けず、店に入り、財布の事を聞いた。

「ああ、あれからも探したんだけど、やっぱり見つからなかったっすね」

 と店員が言った。

「もう一度だけ、調べても良いかしら」

 と祐奈が言った。

「あー君高校生でしょ?高校生の方の来店はちょっとねー」

 と店員が言った。

「高校生じゃないわ」

 と祐奈が言った。

「え?でもその制服・・・」

「コスプレよ、彼が好きなの」

 と祐奈は言った。店員は疑ったが、祐奈の物怖じしない受け答えに押され、店内に入る事を承諾した。

 財布を探し始める2人。しかし、なかなか見つからない。

「ああ、どうしよう・・・今月ピンチだというのに・・・このままでは家にも帰れない」

「大丈夫だよ、きっと見つかるよ」

 そう言って、祐奈はおぽこちの手を握りしめた。おぽこちのおぽこちがぽこちした。

 祐奈は色々な場所を探した。おぽこちは祐奈似の今夜のおかずを探した。

「よし、これでイケるぜ!」

 おぽこちは無事祐奈似の女優を発見した。女子校生モノだった。

「うーん、ないなぁ・・・他の店の可能性はない?」

 祐奈がおぽこちにそう言うと、おぽこちは驚いて手に持っていたDVDを床に落としてしまった。祐奈がそれを拾い上げる。

「・・・財布も探さずに、何してたの?」

「・・・いやぁ・・・はは」

 祐奈がDVDを自分の顔の横に近づけて言った。

「どう?似てる?」

「・・・ああ・・・そうだな・・・あんまり、かな?」

 おぽこちはそう言ったが、内心では激似だと思っている。

「胸は私の方が、ちょっと大きいかな」

 と祐奈が言うもんだからおぽこちはDVDの女優と祐奈の胸を見比べた。おぽこちのおぽこちがぽっちぽち!!

「これ欲しいの?」
 
 祐奈が言った。

「いやぁ、そんな訳ないじゃないか、ははは、バカだなぁ」

「代わりになってあげようか?」

「え?」

「これの代わりに、私がなってあげようか?」
 
 おぽこちは祐奈からの突然の提案に驚き、そして葛藤した。だがやはり

「ははは、大人をからかうんじゃないよぉ~」

 と言ったら祐奈は

「そう」

 と言って、DVDを棚に戻した。おぽこちは金ができたら速攻買いに戻って来よう、と心とおぽこちに固く誓っている所に祐奈がおぽこちに近づいておぽこちの固くなったおぽこちをさすっと触って言った。

「こんなになってるのに?」

 おぽこちーん!!

「すみません!ご存知の通りお金がなくて・・・でも、この商品を必要としている人がいるんです!!もし、この商品の支払いをツケにしてもらえたら、後日倍にしてお金を払いますから!!」

 とおぽこちは店員に先ほどのDVDを見せながら言った。

「・・・え・・・ああ・・・はい」

 店員はおぽこちの勢いに押されてそれを承諾した。おぽこちはDVD片手に店を飛び出し、あっという間に夜の闇の中へと消えていった。

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