上 下
47 / 66

♡純白の下着がチラリズム!だから岡田もシコリズム!♡

しおりを挟む
 残業が終わり山手線に乗り込む凛子。

「ラッキー、座れるわ」

 安堵と疲労から、凛子は席に座るなりうとうとと眠りについた。それに伴いスカートを履いた足が徐々に開き中身が見えそうになるのを見逃さないのが向かいに座る”シコリスト岡田”だ。 

 彼は山手線をホームグラウンドにしており、満員の山手線内においても周囲にバレることなくシコる事が出来る”神の右手”を持っているのだ。

 鴨がネギを背負ってやって来た。予めポケットに突っ込んである右手(もちろんそこには穴が空いている)を、電車のリズムに合わせて動かす。左右に座る乗客は岡田の動きに気づくそぶりはない。

(さすが神の右手を持つ岡田、動きに一部の無駄もない)

 そう感心したのはドア付近に立っている同じシコリンピックに出場し、惜しくも岡田に負けてシコリストの称号に一歩届かなかった”シッコく島田”だ。ちなみに彼の得意技は超微細に腰を動かすことによって生じる摩擦によって、手を使わずに果てると言う、”ブラウン運動”だ。今も凛子を見つめながら行っている。

「うう~ん…」

 凛子が動き、足がまた広がる。純白の下着がチラリズム!だから岡田もシコリズム!

(岡田が本気を出した!だが問題はこれからだ!)

 島田がブラウン運動を続けながら思った。

「うぅぅっっ!!!」

『ドクドクッ!ドクドクドクッ!!』

 (白濁液はゴムを付けているから問題ない、問題なのはイク時の表情と体の反射だ!…さすが岡田だぜ、無表情のまま微動だにせずイキやがった…へ、さすが俺を破った男だけあるぜ)

 シコリンピックではイッた後の動作の滑らかさも採点の一つになる。果てた後膝がガクついたり、足元が覚束ないことがあるが、さすが岡田、すっと立ち上がり、右手でゴムを凛子の鞄に入れ、五反田の駅で降りた。

(岡田、来年こそは…)

 年の瀬にリベンジを誓う島田であった。ううっ…ドクドクドク!!



しおりを挟む
1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

闇メン【エキスパート裏メンバー派遣会社 】~牌戦士シリーズepisode2~

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:7

9番と呼ばれていた妻は執着してくる夫に別れを告げる

恋愛 / 完結 24h.ポイント:97,610pt お気に入り:3,098

ヒマを持て余した神々のアソビ

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:675pt お気に入り:7

ようやく幸せになりました!〜泡沫の華々たち《異譚》

恋愛 / 完結 24h.ポイント:475pt お気に入り:3,106

処理中です...