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♡ くっちゅくっちゅしゃわしゃわしゅー ♡

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 夜の高校の一室。

 机の足に踏まれたい。義男はそうずっと思っていた。

「4つの足で?」

 田上みどりが義男に言った。

「理想は一つ。他の3つは宙に浮いている。無重力空間でなら可能なんだ」

「だから将来の夢が宇宙飛行士なのね」

「うん。僕はそれを実現するために今頑張って勉強をしているんだ」

「目的がどうであれ、結果さえ出せば何も問題はないものね」

「そうなんだ。結果も出さずごちゃごちゃ言ってる人間が一番嫌いなんだ。そんな奴は何一つ結果を残すことができない」

「その通りね。君は努力しているもの。ただまだ何一つとして結果は出てないけど」

「僕の成績はこの高校でも上位だ。きっと宇宙飛行士になれる」

「なれるかもしれないけど、結果が出てないのは変わらないわ」

「うるさいブス。早くその足をどけろ。俺を踏んでいいのは机の足だけだ」

「私、結果も出さないのにごちゃごちゃ言う馬鹿が一番嫌いなの」

 みどりは義男の尊大な部位をくちゅくちゅっと器用に足の親指と人差し指でこすり上げた。

「あっふぅっ、たっはっ…」

 手足を縛られて床でのたうち回る義男の尊大がまた一段と立派になる。

くっちゅくっちゅしゃわしゃわしゅー

「あおぅ!うひぃぃぃいいっっ!!!僕は…きっと…出す!!」

 ドクドク!ドクドクドク!!

「結果も出さないのに出さなくていいものは出す馬鹿はもっと嫌いよ」

「僕は…きっと…出す…」

 みどりは足にかかった義男の決意を拭いながら窓の外を見た。

「ねえ、明けの明星が、綺麗」
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