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♡凸に蜂蜜塗り込んで♡

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 達海は夜、人里離れた山の中を歩きながら考え事をしていた。

 虫の音だけが聴こえる。真の静寂とはこう言うものだと達海は思った。

「煩悩も、この場所には入り込めまい」

 そう呟くと達海は道中でチャックを下ろし、凸を取り出した。

 そしてポケットから蜂蜜を取り出し、凸に垂らして塗り込んだ。

「あぁ…いぃ」

 達海の凸は月明かりを受けてビクンビクンと脈打ちながら黄金色に輝いている。

 そこを目掛けて様々な虫が集まってくる。

「おう…うっふ…あふぅ♡」

 蛾やカナブン、カメムシなどが達海の凸の上で蠢いている。

 達海は恍惚の表情を浮かべている。

「ああぁ、イクよ、イクよ、イグゥゥゥゥ!!!」

 達海に集まったのは虫だけではなかった。

 煩悩の塊がいると通報された達海は、留置所で悟りを開いた。
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