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♡珍凸撫でると前屈み♡
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凛子は近所の交差点で青信号になるのを待っていると、雨がポツリと頬を撫でた。
「変態!」
そう言って上を向くと、すぐそこに信号機があった。手を伸ばしたら届くぐらい。
信号が変わって向かいから人が小走りで渡ってくる。その中の一番背の高い男を捕まえる。
「あんたちょっと飛びなさいよ」
「え?」
「いいからここで飛びなさい」
「な。なに言ってんだあんた、こんな雨の中で」
雨は勢いを増す。凛子の圧も勢いを増す。
男は仕方なくジャンプした。チャリンと音がした。
「馬鹿ね、手を伸ばして飛びなさいよ」
「は、はい」
「馬鹿、もっと本気で飛びなさいよ」
「は、はい!」
男は思いっきりジャンプした。手が信号機に触れた。
「なるほどね」
凛子は納得した。そして男のポケットに手を突っ込み、珍凸を少し撫でた。
「あっふっ!」
男は前屈みになった。去り行く凛子の手には、小銭が握られていた。
「変態!」
そう言って上を向くと、すぐそこに信号機があった。手を伸ばしたら届くぐらい。
信号が変わって向かいから人が小走りで渡ってくる。その中の一番背の高い男を捕まえる。
「あんたちょっと飛びなさいよ」
「え?」
「いいからここで飛びなさい」
「な。なに言ってんだあんた、こんな雨の中で」
雨は勢いを増す。凛子の圧も勢いを増す。
男は仕方なくジャンプした。チャリンと音がした。
「馬鹿ね、手を伸ばして飛びなさいよ」
「は、はい」
「馬鹿、もっと本気で飛びなさいよ」
「は、はい!」
男は思いっきりジャンプした。手が信号機に触れた。
「なるほどね」
凛子は納得した。そして男のポケットに手を突っ込み、珍凸を少し撫でた。
「あっふっ!」
男は前屈みになった。去り行く凛子の手には、小銭が握られていた。
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