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♡お姉さんのボヨンボヨンがドリブルで暴れて暴れて暴れん坊♡

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 住宅街の中にポツンとある公園にはバスケットのリングが一つあって、いつも中学校が終わると、放課後そこでバスケをするのが、僕たち仲良し5人組の日課だった。

 でも最近は梅雨だったので、バスケが出来なかった。ようやく今日、長い梅雨が明けて、できるのだ。夏本番の陽射しが容赦なく肌に突き刺さって痛い、そんな金曜日だった。

「暑いから今日はバスケやめない?」

 隆が言った。

「賛成」

 慶喜が言った。

「バスケ飽きてきたわ」

 晴太が言った。

「家でアイス食べたい」

 フェルナンデスが言った。

「バカヤロー!!」

 僕は怒鳴った。

「夏なんかに負けてどうする!!こんなことで挫けてちゃ、NBA選手になんかなれないだろ!!」

 僕は4人に向けて檄を飛ばした。

「お前らがやんなくても、俺1人でもやるからな!!」

 僕はいつも持ち歩いているボールをケースから取り出し、ドリブル練習を始めた。すると、公園の入り口から、いとこのお姉ちゃん(25)ぐらいの年齢の、ミニスカートとキャミソール姿の綺麗な女の人が入ってきた。

「君、ドリブル上手ねえ」
 
 お姉さんが声をかけてきた。僕は少し照れながら、コクリと頷いた。

「ねえ、お姉さんにもボール触らせてくれない?」

 僕はドリブルをやめて、お姉さんにパスした。

「うふふ、ありがとう」

 お姉さんはそう言うと、ドリブルをつき始めた。力強く、速い。股の下を何回もボールが行き交う。その度にスカートが上部に擦り上がっていって、パンツが見えそうになる。

「もうちょいで見えそうだな」

 隆がそう僕の耳元で言った。僕はバカヤローと言った。

「そこじゃないだろう、あの、弾む胸を見ろよ、ボヨンボヨンだよ、ボヨンボヨン」


 慶喜が言った。そう、お姉さんはボヨンボヨンなので、ドリブルをつく度にそのボヨンボヨンが加速度的にボヨンボヨンボヨンとなる。バカヤロー、と僕はまた言った。

「ふう、ありがとう」

 お姉さんはそう言うと、僕にボールを返した。

「汗掻いちゃった」

 お姉さんはそう言うと、胸元をパタパタとし始めた。谷間がくっきりと見える。汗ばんでキラキラと輝いている。

「舐めちゃいなよ」

 晴太が言った。

「舐めとっちゃいなよ」

 フェルナンデスが言った。

 僕はバカヤロー!!と言いながら、胸元に顔を突っ込んだ。

「きゃーーー!!!!!」

 お姉さんの叫び声が住宅街に響き渡った。だから勿論僕は逮捕されて、以上のことを警察の方にお話ししている次第であります。

「で、いつも君は“一人“で公園でバスケットの練習をしている、って事?」

「え?」

「お姉さんの話だと、いつも見かける度に一人でぶつぶつ言いながら練習してるから、可哀想だから、今日、君に声をかけたんだと」

「…え?」

 蝉の声が聴こえる。蝉の声だけが、そこには鳴り響いていた。


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