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第1章 海辺の喫茶店【シナプる】

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「いらっしゃいませ」

 “飛鳥さん“は“松方さん“のテーブルに水とブレンドコーヒーをコトリと置きながら言った。

「おう!ありがとう!!今日もかわいいな!!」

 “松方さん“はそう言って“飛鳥さん“のお尻をペロンと撫でた。そしてミニスカートの中に手を突っ込んで、中をクチュクチュした。

(・・・え?)

 “旅人“は驚いた。そして隣で一服している“マスター“に聞いた。

「あ、あれ、良いんですか?」

「・・・何が?」

「何がって・・・あれですよあれ」

 “旅人“は“飛鳥さん“と“松方さん“の方を指さして言った。まーだクチュクチュしている。

「・・・ああ、君、外から来た人?」

「え・・・あ、はい、そうですけど」

「はっはっは、外から来ていきなりねぶられ団子に10万も出すからてっきり【ちゅっぽんCITY】の住人かと思ったよ、そーかそーか、外からの人か、そりゃ驚くよね、あはははは」

 “マスター“は渋い声で笑った。

「そう言えばブレンドコーヒーも普通に飲んでたし、あの時に気付くべきだったな、ははは」

「・・・普通に飲んだらダメなんですか?」

 “旅人“は首を傾げながら言った。

「いやーダメって事はないんだけど、まずは〈ぬるぬるブレンド〉する人がほとんどだね」

「ぬ、〈ぬるぬるブレンド〉?」

「ほら、あれだよ」

 “マスター“は“飛鳥さん“と“松方さん“の方を指さして言った。“松方さん”がコーヒーカップを持ち上げ、テロテロと“飛鳥さん“の胸にブレンドコーヒーを垂らし始めた。

「あっ・・・あつ・・・・」

 “飛鳥さん“がくねくねしながら“松方さん“の攻撃を耐えている。

「ちょ、ちょっと!何してんですかあの客!!」

「何って、あれが〈ぬるぬるブレンド〉だよ」

 と“マスター“が事もなげに言った。

「はぁ!?」

「君も、してみるかい?」

「・・・え?」

 “旅人“は“マスター“からの提案を受けて“飛鳥さん”にブレンドコーヒーを垂らしている自らの姿を想像して、股間を硬くした。

「いやぁ・・・えへえへ」

「ほら、僕にかけてごらん」

(あんたにかよ!!)

 “旅人“は“マスター“から手渡されたブレンドコーヒーを、“マスター“の渋い胸板に向かってテロテロと垂らした。
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