上 下
216 / 273
第七章 混沌の交易都市

7-12 孤児院への帰郷

しおりを挟む
 雨粒が石畳をしとしと叩く昼下がり。

 ニグラスと一緒に街の様子を見て回った後、都市の北西部にある孤児院へと足を向ける。俺の古巣だ。

 昨今の動乱に悪天候も相まって、やはり街を歩いていても営業している店は少なかった。幾らか営業していた服飾店で服を買えた現状は幸運とも言える。

「雨の街というものは不思議な空間だ。人の生活というものは感じられるのに、肝心の人の姿が見当たらない。建物はそのままにして、住む人々だけが消失してしまったかのようだ」

 氷の傘を差して隣を歩く白髪ショートな美女は静かに、しかし興味深そうに呟く。

「詩的っすね。ニグラスって雨の日は出歩かなかったんだ?」

「余程のことがない限り動かずじっとしていた。昔人の街を見た時も晴れた日であったし、雨の街というものは昨日と今日だけが私の経験だ」
「ほぇー。一切出歩かないってのもまた凄いな。しがらみのない精霊ならではって感じ……いや、どこぞの古き竜も、全くねぐらから出ないとか言ってたか」

 ニグラスの言葉から深淵竜エレボスの引きこもり発言を思い出し、彼の魔力から生まれたらしい彼女との意外な関連性が浮かび上がる。

 そうやって竜と精霊の共通項をぼんやり考えている内に、目的地へ到着した。

 大人の背丈ほどの塀に囲まれた広い敷地と、まばらに雑草の生えた土の地面。その中でたたずむ赤と白の煉瓦れんがで作り上げられた、鈍角どんかくの屋根や丸みを帯びた屋根を持つ建造物。

 俺だけでなく盗賊団の頭領も暮らしていたこともあるルカス孤児院は、以前より少し雑草が目立つ姿で出迎えてくれた。

「おぉ~。二か月程度だし当たり前なんだけど、あんまり変わってなくて安心する」

(ここがロウの育った場所ですか)(ボルドーの修道院よりはずっと小さいな)
「ロウが世話になっていたという建物か。外壁がせているが、しっかりとした造りをしている」

「この孤児院ってなんかの神様の加護があるとかなんとか聞いた気がするし、神の加護で強度が増してんのかもなー。当時神に見つからなくて良かったわ、マジで」

 雑談を交わしながら氷の傘を水に変え、孤児院の戸を開ける。普段から開放されているし入り口付近には誰もいないことも多いため、ノック不要で入れるのだ。

「お邪魔しまーすっと」

 中へと入れば、石造りの建物独特のひんやりとした空気に囲まれる。

 天井の採光窓は雨天でほとんど用をなさないため、壁の高い位置に取り付けられた魔道具の明かりだけが広い室内を照らしている。昔と変わらないその空間は、しかしどこか陰気さがかおっていた。

「ちょっと暗い感じだなー。人気がないというか、息をひそめてるというか」
「人の気配はあるようだが……うん?」

 二人して足音を鳴らし歩いていると、近付いてくる気配あり。少し待つと成人間近といった青年が現れる。

「誰だ、こんな雨降りの日に。竜への供物くもつを捧げろとかなんとかってんなら、ここには出せるもんなんて無いぞ。前にも言ったがな」

 茶目茶髪の青年はじろりとこちらをねめつけると、不機嫌さを隠さずに開口した。

 ここリマージュで竜信仰の一団がどのような活動しているか──その一端を彼の言葉から垣間見ることができたが、私用でここを訪れている今の俺には関係のない話である。掘り下げて機嫌を損ねても悪いし、まずは話を進めよう。

「突然お邪魔してすみません。俺はロウと言いまして、竜信仰とは何の関係もない、昔ここに世話になった子供なんです。今日はソニア院長に挨拶出来たらなと思い足を運びました」

「んん? そうだったか、すまない。君もそちらの女の人も身なりが良いし、つまらない勘違いをした。俺はノリス。君の後輩、ということになるか?」
「そうなるんですかね? 俺の方がずっと年下ですし、なんとも不思議な気分です」

 訪れた理由をきちんと話せば、青年ノリスは警戒の色を消して応じてくれた。そのまま案内してくれるというのでニグラスを連れ彼の後に続いていく。

「ロウは相当小さいときに引き取られたんだな? 俺がここへ引き取られたのは三年前だし、その時は見なかったはずだし」
「俺がここを出たのも三年前ですね。七歳の時だったんだすけど、丁度入れ違いになったのかも?」
「七歳で、か。黒髪で目立つし顔もいいし賢そうだし、やっぱり引き取られるのは外見が良い奴からなんだな」

「失敬な。これでも他の子供たちをまとめ上げるっていう実力を示したうえで、引き取りに来た人に認められたんですよ」
「七歳で……いや、引き取られた時の話だから、もっと小さい頃か。そんなんで纏めるとか、どんだけだよ」
「腕っぷしには自信がありましたからねー」

 等々、孤児院ならではの会話を挟みつつ院長室に到着。内開きの木製扉は、俺がいた時よりも更に飴色あめいろが強くなっている。

「おばさーん、お客がきたぞー。開けて大丈夫かー?」

「どうぞー」「えっ、ちょっと待ってくださいよ院長!」

 そんな扉をノックしたノリスに部屋の住人が応じたところで、院長室へ入場する。

 視界に広がったのは執務机に書が並ぶ本棚、それに来客用のソファとテーブルが並ぶだけの質素な室内。

 部屋にいたのは机で作業している老年が近づき始めた女性と、ソファから腰を浮かし茶器を片付けようとしている若い女性。いずれも修道院で着るような、ゆったりとした濃紺のうこんの服を着ている。

 片方は俺も知るソニア院長だが、もう片方の修道士らしき若い女性は覚えのない顔だった。以前は院長の親戚だという高齢の女性が仕事を手伝っていたが、それも変わってしまったのかもしれない。

「なんだシェリル姉、ここにいたのか」
「むっ。今日は雨の中畑の様子を見に行くっていう仕事をしましたもんねー。ちゃんと働いたうえで休んでるんですー」
「なにいきなり怒ってんだよ。別に悪いとか言ってないだろ」
「いーや、言い方が私がここにいることを非難するような感じだったね!」

「あんたたち、来客中ってこと忘れてない? 騒ぎ立ててしまい申し訳ありません、今日はどういったご用件でしょうか?」

 膨れっ面となっているシェリルなる女性をたしなめた院長ソニアは、俺たちをソファへいざないながら用件を問う。

 それを見たニグラスは、前情報と違うのではないかと疑問を挟んできた。

「お前が言うには知り合いということだったが、初対面のような反応だ」
「最近顔出してなかったからなあ。お久しぶりです、ソニアおばさん。ここでお世話になって、『バルバロイ』に拾われたロウです」

「……あら! あんた、ロウじゃないか! 綺麗な女の人がいて上品な格好して、全然分かんなかったよ」

 応じつつ両手をひらひらさせてアピールをすれば、記憶と容姿が繋がったと合点する院長。俺のことを間近で見ようと接近した彼女は、そのまま俺をハグアンドホールドしてきた。

「ほぶッ」

「久しぶりじゃないか! バルバロイがあんなことになったってのに全く顔見せなかったから、こっちは心配したんだよ?」
「すみません。あの時は色々バタバタしてたもので、顔出せなかったんです。『異民と森』のメリーさんから話聞きました?」

「話も聞いたしありがたい支援も頂いたさ。けど、あんたが襲撃された拠点で集めてきたって聞いた時には、私は寿命が縮む思いだったよ……。欲かいて死ぬなんて一番つまらない死に方だ。もう無茶な真似なんてするんじゃないよ、いいね?」
「うひー。ソニアおばさん、お変わりないですね」

 ホールド状態を引きはがしつつ情報元を聞くと、世話を焼く言葉が追加されて戻ってきた。

 孤児院の院長というだけあって、彼女は大変に子供好きだ。

 様々な要因でこの孤児院へくることになった子供たちを分けへだてなく愛する彼女は、時に子供たちの尻を容赦なく引っ叩き、読み書き計算をしっかりと覚えるまで叩き込む。ここの子供たちにとって、彼女は正しく母親代わりなのだ。

 これは俺にとっても同様で、二年という長くはない時間ながら、彼女からは多く愛情を受け取った。母親を殺害された当時の俺が世に絶望することなく前を向けたのも、きっと彼女の愛があったからこそだろう。

 そうやってソニア院長という人物を脳内で振り返っていると、青年の言葉で思考を中断することとなった。

「ロウお前、あの『バルバロイ』にいたのか!? 凄いじゃんか!」

「盗賊団なんで褒められたもんじゃないですよ。それにもう、壊滅しちゃいましたし」
「ノリスー? バルバロイはあんなことになったんだから、あんまり詮索しちゃ駄目でしょ。……こんな可愛い子がどんな風に働いてたとか、この綺麗な女の人はどういう関係なのかとかは気になるけど」
「シェリル、あんたも余計なこと聞くんじゃないよ? とにかく、よく来てくれたね、ロウ。もうこっちに戻ってきたってことになるのかね?」

「いえ、今も旅の途中でして、ちょろっと立ち寄っただけですね。実はバルバロイの面々のお墓を建てようかと思いまして」

 脱線しつつあった話を強引に戻した院長の問いに対し、ここを訪れた目的を話す。

 それなりに広い敷地を持つこのルカス孤児院には、畑や子供が運動できるような裏庭が存在する。そこの一部に墓を建てさせてもらおうという寸法だ。

 墓を建てる以上裏庭が多少手狭となってしまうが、そこは元出資者の難題ということで無理を言わせてもらおう。

 盗賊団バルバロイにはここの出身者が幾人も居たし、時には子供と遊びにくることもあった。

 団長のルーカスも元はここの孤児院出身だ。きっと彼も、ここに墓があった方が嬉しかろう。

 俺の言葉を聞いて少しの間瞑目めいもくしていたソニアは、しんみりとした表情で頷き賛成の意を示してくれた。

「お墓か。そうだね、きっとあの子らも喜ぶだろう。随分と世話になったし、私が立派なものを建てようか?」
「いえ、俺が建てます。実は精霊魔法を使えるようになりまして、土を操るのは大得意になっちゃったんですよね。なので費用なんかも一切なしです」

「精霊魔法! そりゃあ凄い。もしかして、今日建ててしまう気なのかね?」
「はい。裏庭のどの辺りを使っていいかを教えて頂ければ、すぐにとりかかろうと思ってます」

 急な話で驚かれたものの、彼女はこころよく裏庭の一区画を譲ってくれた。これもバルバロイの行ってきた支援の積み重ねがあったからこそだろう。

 案内してくれるというノリスとシェリルの後ろにつき、俺たちは敷地内を進んだのだった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

前世で眼が見えなかった俺が異世界転生したら・・・

y@siron
ファンタジー
俺の眼が・・・見える! てってれてーてってれてーてててててー! やっほー!みんなのこころのいやしアヴェルくんだよ〜♪ 一応神やってます!( *¯ ꒳¯*)どやぁ この小説の主人公は神崎 悠斗くん 前世では色々可哀想な人生を歩んでね… まぁ色々あってボクの管理する世界で第二の人生を楽しんでもらうんだ〜♪ 前世で会得した神崎流の技術、眼が見えない事により研ぎ澄まされた感覚、これらを駆使して異世界で力を開眼させる 久しぶりに眼が見える事で新たな世界を楽しみながら冒険者として歩んでいく 色んな困難を乗り越えて日々成長していく王道?異世界ファンタジー 友情、熱血、愛はあるかわかりません! ボクはそこそこ活躍する予定〜ノシ

胡蝶の夢 ~帰蝶転生記~

剣太郎
ファンタジー
ごく普通の女子高生は、謎の蝶の夢から覚めると戦国時代に転生していた。 転生した彼女が呼ばれた名は……帰蝶。 美濃の蝮、斎藤道三の娘であり、戦国の魔王、織田信長の妻になる人物である。 はじめは困惑するばかりだった帰蝶だが、優しい母親や愉快な妹達のお陰で徐々に戦国の世に慣れはじめていた。 ……だが、ここは血で血を洗う戦国時代。 腹に一物秘めてばかりの血生臭い戦国男子達は、現代っ子の帰蝶には刺激が強すぎるものであった。 (小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+様にも投稿しております)

異世界転生したら何でも出来る天才だった。

桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。 だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。 そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。 =========================== 始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

家族に辺境追放された貴族少年、実は天職が《チート魔道具師》で内政無双をしていたら、有能な家臣領民が続々と移住してきて本家を超える国力に急成長

ハーーナ殿下
ファンタジー
 貴族五男ライルは魔道具作りが好きな少年だったが、無理解な義理の家族に「攻撃魔法もろくに使えない無能者め!」と辺境に追放されてしまう。ライルは自分の力不足を嘆きつつ、魔物だらけの辺境の開拓に一人で着手する。  しかし家族の誰も知らなかった。実はライルが世界で一人だけの《チート魔道具師》の才能を持ち、規格外な魔道具で今まで領地を密かに繁栄させていたことを。彼の有能さを知る家臣領民は、ライルの領地に移住開始。人の良いライルは「やれやれ、仕方がないですね」と言いながらも内政無双で受け入れ、口コミで領民はどんどん増えて栄えていく。  これは魔道具作りが好きな少年が、亡国の王女やエルフ族長の娘、親を失った子どもたち、多くの困っている人を受け入れ助け、規格外の魔道具で大活躍。一方で追放した無能な本家は衰退していく物語である。

神の眼を持つ少年です。

やまぐちこはる
ファンタジー
ゴーナ王国のフォンブランデイル公爵家のみに秘かに伝わる、異世界を覗くことができる特殊スキル【神の眼】が発現した嫡男ドレイファス。  しかしそれは使いたいときにいつでも使える力ではなく、自分が見たい物が見られるわけでもなく、見たからといって見た物がすぐ作れるわけでもない。  食いしん坊で心優しくかわいい少年ドレイファスの、知らない世界が見えるだけの力を、愛する家族と仲間、使用人たちが活かして新たな物を作り上げ、領地を発展させていく。 主人公のまわりの人々が活躍する、ゆるふわじれじれほのぼののお話です。 ゆるい設定でゆっくりと話が進むので、気の長い方向きです。 ※日曜の昼頃に更新することが多いです。 ※キャラクター整理を兼ね、AIイラストつくろっ!というアプリでキャラ画を作ってみました。意外とイメージに近くて驚きまして、インスタグラムID koha-ya252525でこっそり公開しています。(まだ五枚くらいですが) 作者の頭の中で動いている姿が見たい方はどうぞ。自分のイメージが崩れるのはイヤ!という方はスルーでお願いします。 ※グゥザヴィ兄弟の並び(五男〜七男)を修正しました。 ※R15は途中に少しその要素があるので念のため設定しています。 ※小説家になろう様でも投稿していますが、なかなか更新作業ができず・・・アルファポリス様が断然先行しています。

人質から始まった凡庸で優しい王子の英雄譚

咲良喜玖
ファンタジー
アーリア戦記から抜粋。 帝国歴515年。サナリア歴3年。 新国家サナリア王国は、超大国ガルナズン帝国の使者からの宣告により、国家存亡の危機に陥る。 アーリア大陸を二分している超大国との戦いは、全滅覚悟の死の戦争である。 だからこそ、サナリア王アハトは、帝国に従属することを決めるのだが。 当然それだけで交渉が終わるわけがなく、従属した証を示せとの命令が下された。 命令の中身。 それは、二人の王子の内のどちらかを選べとの事だった。 出来たばかりの国を守るために、サナリア王が判断した人物。 それが第一王子である【フュン・メイダルフィア】だった。 フュンは弟に比べて能力が低く、武芸や勉学が出来ない。 彼の良さをあげるとしたら、ただ人に優しいだけ。 そんな人物では、国を背負うことが出来ないだろうと、彼は帝国の人質となってしまったのだ。 しかし、この人質がきっかけとなり、長らく続いているアーリア大陸の戦乱の歴史が変わっていく。 西のイーナミア王国。東のガルナズン帝国。 アーリア大陸の歴史を支える二つの巨大国家を揺るがす英雄が誕生することになるのだ。 偉大なる人質。フュンの物語が今始まる。 他サイトにも書いています。 こちらでは、出来るだけシンプルにしていますので、章分けも簡易にして、解説をしているあとがきもありません。 小説だけを読める形にしています。

悪役令嬢ですが、自分のスキルの代償がきつくて泣きそうです(仮)

秋桜
恋愛
主人公は突然、以前好きでやっていた乙女ゲームの悪役令嬢アリシアナ・ステラ・アステール・グラスフィリアとして目が覚める。10歳まで生きていた本来のアリシアナの記憶が全くなく、何一つ思い出せないが、とりあえず死にたくはなかったので、破滅のフラグを折ろうと決意する。 幸い以前の自分が日記をつけていた事と、 ゲームでの情報のおかげで自分は自殺ではないかと気づく事出来たが、他に情報はないし、記憶もない。 破滅の未来をどうやって回避するかさっぱりわからない。 ゲームの記憶がなんのヒントにもならない状況で 次から次にやってくる謎や騒動や問題に周囲を巻き込み、またある時は巻き込まれながらも、 幸せな長生きを目指す物語。 軽い謎解きなんかも入れられたらいいなー(願望)と思いつつ書いてます。どうなるかは分かりません。 ※作者はお豆腐メンタルです。どうか生暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。 ※素人の趣味作品なので『そういうものなのかなー』くらいの軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。 ※誤字脱字は教えてくれるととんで喜びます。

処理中です...