677 / 682
連載
書籍化記念SS あの時の神様たち
しおりを挟む
愛し子と双子のドラゴンを何とか地上に送り出し(突き落とし)た女神シア様。
〖乱暴な送り出し方になってしまってごめんなさい。将来の守護精霊たち、愛し子たちをどうかお願い〗
追ってくるヤツの気配に父である主神イリュースはこの場を離れてしまった。その後も一人ギリギリまで愛し子の記憶操作をしていたが⋯⋯
〖まさか、お父様を出し抜いてこちらに来るなんて⋯⋯〗
記憶操作を途中でやめて、愛し子を起こし、簡単な説明だけしてあんなやり方でこの場から逃がすしかなかった。そして、私の魔力は愛し子を守るためにほとんど渡してしまった。あの小さな体、お父様がいくら強い体にしたとはいえ、天界から地上まで何もしなければ風圧に負けてしまうかもしれない。あるいは心が挫けてしまうかもしれない。そう思い突き落とす際、保護する魔法をかけた。あとは⋯⋯
〖ここにも来させない。愛し子にも手出しはさせない。《 隠匿・結界》〗
残り少ない魔力を絞り出すようにして結界を張り、この場と愛し子の痕跡を辿らせぬよう、一帯に隠匿魔法をかけた。
〖でも、あまり長くはもたないかも⋯⋯お父様、お母様⋯⋯〗
お願い、愛し子を⋯⋯
〖〖シアッ〗〗
お⋯とうさ、ま⋯おかぁさ、ま⋯⋯ドサッ
〖〖シアッ〗〗
〖主神っ何があったの!?〗
倒れたシアに主神様と魔神様がかけつける。
〖ごめん、説明は後で!ヤツが来る!シアをお願い〗
〖⋯⋯っ、分かったわ!みんなも呼ぶわ!〗
念話で天界にいる神々を呼び寄せると
シュンッ!
切羽詰まった様子に神々が一瞬で集まったが、倒れているシアを見て
〖何があった!?〗
〖シア?〗
〖医神!シアをお願いっ!〗
〖分かりました〗
主神様に詰め寄った。
『主神様、何があったのです?』
〖愛し子を追ってヤツが来たんだ〗
『なんですって?』
〖おい!そりゃどういうことだ!?〗
〖待ちなさい。武神。よく見れば主神もボロボロじゃないですか。今は問い詰めるより優先することがあるでしょう〗
〖⋯⋯悪かった。主神、何をしたらいい?〗
〖ヤツも僕以上に深手を負ってるはずなんだ。だけど執拗に愛し子を追ってここへ来ようとしてる。みんなでヤツを消し去るほどの神気を放って欲しい。絶対に愛し子は追わせない〗
〖分かった。おい!やるぞ!〗
〖分かってるよ〗
〖いつでもどうぞ〗
〖シアの分までやってやるわ〗
〖ありがとう。それじゃ、よろしくね!いくよ!〗
カッッ!
シア以外の神々の力がひとつになって眩い光の矢となって四方に放たれた。すると
【ギャアアアアッ!オノレッアキラメヌゾ カナラズ マタ⋯⋯】
呪いの言葉を残し、近づいていたヤツの気配は去った⋯⋯
〖ふぅ⋯⋯〗
〖消えた?〗
〖ああ。だか⋯⋯〗
〖仕留めきれませんでしたか〗
ひとまずは、危機は去ったかな。でも、こちらこそ次は必ず⋯っ
〖〖おい〗〗ガシッ
〖あ⋯⋯〗
〖説明〗
〖してもらおうか?〗
〖あ、あはは⋯⋯〗
危機、去ってなかったかも?武神と鍛治神のぶっとい腕で両方から肩を抱きこまれた。
〖す、するけどさ、ちょっと待ってよ。魔神ちゃん、医神、シアはどう?〗
先に娘の無事を確認させてよ。
〖魔力切れですね。数日は目を覚まさないかもしれませんね。神が魔力切れを起こすほど魔力を使うなんて、どんな無茶をさせたんです?〗
医神に睨まれてしまったね。
〖いや、あの、色々あってね⋯⋯〗
〖その色々が何かって聞いてんのよ。二人で何をしてたのよ〗キッ!
魔神ちゃん、目が怖いよ。
〖説明を待っているのは〗
〖皆同じなのですが?〗
『さあ、説明して頂きましょうか?』
ずおおおっ
〖あ⋯⋯〗
後ろも前も怖いよ~
〖はぁ⋯⋯まあ、何をしていたにしても、手当はしましょう。ハイヒール〗ぱぁぁぁ
〖ありがとう。医神ちゃん〗
おかげで楽になったよ。
『それで?何があったんです?』キュイーンっ
わあっ目が光ってる!光ってるよ!
〖バ、バート、抑えて抑えて、ね?⋯⋯やっと愛し子を探し当てたんだよ〗
本当に、やっとね。また、ちゃんと助けられなかったけど⋯⋯
〖〖〖〖〖愛し子っ!?〗〗〗〗〗
『それは本当ですか?』
〖うん。本当だよ。奪い返してきたんだ〗
〖なら何処にいるのよ!?〗
〖それは⋯⋯〗
〖お、とぅさま⋯⋯〗
〖シアっ大丈夫?ごめんよ。一人にして⋯⋯それで愛し子は?〗
〖ご、めんなさぃ⋯⋯つき、落とすしか、なくて⋯⋯愛し子たちに、ごめんなさいって⋯⋯〗すぅ⋯⋯
〖分かってるよ。シアっ?〗
〖主神。眠っただけですよ。まったく、親子で何を無茶してるんです。おそらくシアは数日は目を覚まさないでしょう。部屋で寝かせてあげましょう〗
〖そうだね。天女ちゃんたち、頼んでいいかな?〗
『『『かしこまりました』』』
〖お願いね〗
ゆっくり休むんだよ。
〖ん?シアはなんて言ってた?〗
〖確か、愛し子たちを突き落としたって⋯⋯〗
〖あ⋯⋯〗
バレちゃった
〖〖〖 突き落としたぁ!?〗〗〗
〖どどど、どういうこった?〗
〖武神!おおおっ落ち着きなさいよっ!!〗
〖そ、そうだな、落ち着こう。こんな時は⋯⋯そうだ!水鏡っ〗
だだだだっ
みんなで地上を見るための水鏡を覗き込むと⋯⋯
「わんちゃんもふもふ~っ」
『『こ、こらっ』』
『だからね?』
『わんちゃんじゃないんだ~』
「や~っ!わんちゃん、もふもふもふもふ~っ」
〖⋯⋯良かった、無事みたいだね〗ほっ
妖精たち。よく頑張ってくれたね。間に合って良かったよ。
〖おお、無事か⋯⋯〗ふぅ
みんなも安心してくれたようで何よりだよ。
〖そうね。どうやらシアが双子のドラゴンと一緒に突き落としたのね〗
魔神ちゃんが水鏡の一部を使って何があったのかを映し出していた。
『あの妖精たちが頑張ってくれたようですね』
〖やるじゃねぇか〗
〖そうですね〗
うんうん。みんな水鏡に夢中になってるね。それじゃ
〖僕は、説明に行ってくるね〗す~
今のうちに地上に行ってこようっと
〖〖〖〖〖えっ?〗〗〗〗〗
『やりやがいましたね?』
〖あとでちゃんと説明するから~〗
〖待ちなさいっ!主神!!〗
〖待ちやがれ!〗
『この駄神が⋯⋯』はぁぁ
あ、あはは、あとが怖いけど、許して~
そして⋯⋯
〖いやぁんっ!みんないい子じゃない~♪加護あげちゃう♪〗
〖あっ!ずりぃぞ魔神!それなら俺様だって!〗
〖それなら俺だって!〗
〖なら私も〗
〖じゃあ、私だって〗
〖あっちょっと!その子には私があげようとしたのに!〗
〖早い者勝ちだろ!〗
主神と話す森の子たちがいい子すぎて、バンバンバンバン加護の嵐
『ちょっと、皆さん、いい加減に⋯⋯』
ひとり冷静なバートが止めに入るが
〖あっ!抜けがけすんなよ!〗
〖どっちがですか!〗
〖いやぁん♪この子も可愛い~♪〗
〖魔神、論点ズレてきてますよ。あ、この子もいいですね〗
まだまだバンバンバンバン⋯⋯
『ちょっと⋯⋯いい加減に、しなさい!!!』バリバリバリっ!バシャーンッ!バシャーンッ!
〖キャーっ〗
〖〖〖〖うぎゃあっ〗〗〗〗
神々にバートさんから教育的指導⋯⋯だが、時すでに遅し
『見なさい。聖域が出来てしまったではないですか』はぁ
⋯⋯
〖〖〖〖〖ごめんなさい〗〗〗〗〗土下座~
見事に聖域ができ上がり
〖ん?なら、もう一人くらい、降りられるんじゃねぇか?〗
しーん⋯⋯
〖じゃあ俺が!〗
〖バカヤロウ!俺様に決まってんだろ!〗
〖何を言ってるんですか脳筋は引っ込んでなさい〗
〖腹黒も引っ込んでるべきだと思いますよ〗
ギャーギャー
『まったく、結局煩いんですね。ここは私が⋯』
ん?そういえば、魔神様が参加してない?⋯⋯ハッ!
『皆さん!危なっ⋯⋯』
ドッカーン!!ドコンドコン!!
〖〖〖〖ギャアアアアッ〗〗〗〗
『間に合わなかったですね⋯⋯やりましたね?魔神』じとぉ
〖〖〖〖⋯⋯うぅ〗〗〗〗プスプス
死屍累々⋯⋯
〖ふっふっふっ⋯⋯誰が最初に行くって?この私、魔神ジーニに決まってるじゃない!〗ふんっ!
〖くっ⋯⋯不意打ちとは〗
〖汚ぇぞ、魔神⋯⋯〗
うぐぐぐ
〖何とでも言いなさい!じゃあねん♪〗しゅんっ
〖〖くそぅ⋯⋯〗〗
〖〖覚えてなさい、魔神⋯⋯〗〗
『ふふふ、大丈夫です。二人分の仕事、しっかりと用意させてもらいますよ。ええ、たっぷりとね。ふふふふふ⋯⋯』
〖〖さすが⋯⋯〗〗
〖〖バート、後は任せますよ⋯⋯〗〗ガクッ
あ~あ⋯⋯
〖待ってて♪かわいいかわいい愛し子たち♪今、いくからね♪〗ルンルン♪
こうして、キラーンッ!ドゴーンッ!へと続くのでした。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
いつもお読みいただきありがとうございます。本日『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました』発売日を迎えることが出来ました。皆様のおかけです。ありがとうございます。
巻末にありますQRコードからアンケートにお答えいただくと、特別番外編がお読みいただけますので、お手に取って頂けたら嬉しいです。
書籍はもちろん、電子書籍派の方もよろしくお願いします。
これからもよろしくお願い致します。
〖乱暴な送り出し方になってしまってごめんなさい。将来の守護精霊たち、愛し子たちをどうかお願い〗
追ってくるヤツの気配に父である主神イリュースはこの場を離れてしまった。その後も一人ギリギリまで愛し子の記憶操作をしていたが⋯⋯
〖まさか、お父様を出し抜いてこちらに来るなんて⋯⋯〗
記憶操作を途中でやめて、愛し子を起こし、簡単な説明だけしてあんなやり方でこの場から逃がすしかなかった。そして、私の魔力は愛し子を守るためにほとんど渡してしまった。あの小さな体、お父様がいくら強い体にしたとはいえ、天界から地上まで何もしなければ風圧に負けてしまうかもしれない。あるいは心が挫けてしまうかもしれない。そう思い突き落とす際、保護する魔法をかけた。あとは⋯⋯
〖ここにも来させない。愛し子にも手出しはさせない。《 隠匿・結界》〗
残り少ない魔力を絞り出すようにして結界を張り、この場と愛し子の痕跡を辿らせぬよう、一帯に隠匿魔法をかけた。
〖でも、あまり長くはもたないかも⋯⋯お父様、お母様⋯⋯〗
お願い、愛し子を⋯⋯
〖〖シアッ〗〗
お⋯とうさ、ま⋯おかぁさ、ま⋯⋯ドサッ
〖〖シアッ〗〗
〖主神っ何があったの!?〗
倒れたシアに主神様と魔神様がかけつける。
〖ごめん、説明は後で!ヤツが来る!シアをお願い〗
〖⋯⋯っ、分かったわ!みんなも呼ぶわ!〗
念話で天界にいる神々を呼び寄せると
シュンッ!
切羽詰まった様子に神々が一瞬で集まったが、倒れているシアを見て
〖何があった!?〗
〖シア?〗
〖医神!シアをお願いっ!〗
〖分かりました〗
主神様に詰め寄った。
『主神様、何があったのです?』
〖愛し子を追ってヤツが来たんだ〗
『なんですって?』
〖おい!そりゃどういうことだ!?〗
〖待ちなさい。武神。よく見れば主神もボロボロじゃないですか。今は問い詰めるより優先することがあるでしょう〗
〖⋯⋯悪かった。主神、何をしたらいい?〗
〖ヤツも僕以上に深手を負ってるはずなんだ。だけど執拗に愛し子を追ってここへ来ようとしてる。みんなでヤツを消し去るほどの神気を放って欲しい。絶対に愛し子は追わせない〗
〖分かった。おい!やるぞ!〗
〖分かってるよ〗
〖いつでもどうぞ〗
〖シアの分までやってやるわ〗
〖ありがとう。それじゃ、よろしくね!いくよ!〗
カッッ!
シア以外の神々の力がひとつになって眩い光の矢となって四方に放たれた。すると
【ギャアアアアッ!オノレッアキラメヌゾ カナラズ マタ⋯⋯】
呪いの言葉を残し、近づいていたヤツの気配は去った⋯⋯
〖ふぅ⋯⋯〗
〖消えた?〗
〖ああ。だか⋯⋯〗
〖仕留めきれませんでしたか〗
ひとまずは、危機は去ったかな。でも、こちらこそ次は必ず⋯っ
〖〖おい〗〗ガシッ
〖あ⋯⋯〗
〖説明〗
〖してもらおうか?〗
〖あ、あはは⋯⋯〗
危機、去ってなかったかも?武神と鍛治神のぶっとい腕で両方から肩を抱きこまれた。
〖す、するけどさ、ちょっと待ってよ。魔神ちゃん、医神、シアはどう?〗
先に娘の無事を確認させてよ。
〖魔力切れですね。数日は目を覚まさないかもしれませんね。神が魔力切れを起こすほど魔力を使うなんて、どんな無茶をさせたんです?〗
医神に睨まれてしまったね。
〖いや、あの、色々あってね⋯⋯〗
〖その色々が何かって聞いてんのよ。二人で何をしてたのよ〗キッ!
魔神ちゃん、目が怖いよ。
〖説明を待っているのは〗
〖皆同じなのですが?〗
『さあ、説明して頂きましょうか?』
ずおおおっ
〖あ⋯⋯〗
後ろも前も怖いよ~
〖はぁ⋯⋯まあ、何をしていたにしても、手当はしましょう。ハイヒール〗ぱぁぁぁ
〖ありがとう。医神ちゃん〗
おかげで楽になったよ。
『それで?何があったんです?』キュイーンっ
わあっ目が光ってる!光ってるよ!
〖バ、バート、抑えて抑えて、ね?⋯⋯やっと愛し子を探し当てたんだよ〗
本当に、やっとね。また、ちゃんと助けられなかったけど⋯⋯
〖〖〖〖〖愛し子っ!?〗〗〗〗〗
『それは本当ですか?』
〖うん。本当だよ。奪い返してきたんだ〗
〖なら何処にいるのよ!?〗
〖それは⋯⋯〗
〖お、とぅさま⋯⋯〗
〖シアっ大丈夫?ごめんよ。一人にして⋯⋯それで愛し子は?〗
〖ご、めんなさぃ⋯⋯つき、落とすしか、なくて⋯⋯愛し子たちに、ごめんなさいって⋯⋯〗すぅ⋯⋯
〖分かってるよ。シアっ?〗
〖主神。眠っただけですよ。まったく、親子で何を無茶してるんです。おそらくシアは数日は目を覚まさないでしょう。部屋で寝かせてあげましょう〗
〖そうだね。天女ちゃんたち、頼んでいいかな?〗
『『『かしこまりました』』』
〖お願いね〗
ゆっくり休むんだよ。
〖ん?シアはなんて言ってた?〗
〖確か、愛し子たちを突き落としたって⋯⋯〗
〖あ⋯⋯〗
バレちゃった
〖〖〖 突き落としたぁ!?〗〗〗
〖どどど、どういうこった?〗
〖武神!おおおっ落ち着きなさいよっ!!〗
〖そ、そうだな、落ち着こう。こんな時は⋯⋯そうだ!水鏡っ〗
だだだだっ
みんなで地上を見るための水鏡を覗き込むと⋯⋯
「わんちゃんもふもふ~っ」
『『こ、こらっ』』
『だからね?』
『わんちゃんじゃないんだ~』
「や~っ!わんちゃん、もふもふもふもふ~っ」
〖⋯⋯良かった、無事みたいだね〗ほっ
妖精たち。よく頑張ってくれたね。間に合って良かったよ。
〖おお、無事か⋯⋯〗ふぅ
みんなも安心してくれたようで何よりだよ。
〖そうね。どうやらシアが双子のドラゴンと一緒に突き落としたのね〗
魔神ちゃんが水鏡の一部を使って何があったのかを映し出していた。
『あの妖精たちが頑張ってくれたようですね』
〖やるじゃねぇか〗
〖そうですね〗
うんうん。みんな水鏡に夢中になってるね。それじゃ
〖僕は、説明に行ってくるね〗す~
今のうちに地上に行ってこようっと
〖〖〖〖〖えっ?〗〗〗〗〗
『やりやがいましたね?』
〖あとでちゃんと説明するから~〗
〖待ちなさいっ!主神!!〗
〖待ちやがれ!〗
『この駄神が⋯⋯』はぁぁ
あ、あはは、あとが怖いけど、許して~
そして⋯⋯
〖いやぁんっ!みんないい子じゃない~♪加護あげちゃう♪〗
〖あっ!ずりぃぞ魔神!それなら俺様だって!〗
〖それなら俺だって!〗
〖なら私も〗
〖じゃあ、私だって〗
〖あっちょっと!その子には私があげようとしたのに!〗
〖早い者勝ちだろ!〗
主神と話す森の子たちがいい子すぎて、バンバンバンバン加護の嵐
『ちょっと、皆さん、いい加減に⋯⋯』
ひとり冷静なバートが止めに入るが
〖あっ!抜けがけすんなよ!〗
〖どっちがですか!〗
〖いやぁん♪この子も可愛い~♪〗
〖魔神、論点ズレてきてますよ。あ、この子もいいですね〗
まだまだバンバンバンバン⋯⋯
『ちょっと⋯⋯いい加減に、しなさい!!!』バリバリバリっ!バシャーンッ!バシャーンッ!
〖キャーっ〗
〖〖〖〖うぎゃあっ〗〗〗〗
神々にバートさんから教育的指導⋯⋯だが、時すでに遅し
『見なさい。聖域が出来てしまったではないですか』はぁ
⋯⋯
〖〖〖〖〖ごめんなさい〗〗〗〗〗土下座~
見事に聖域ができ上がり
〖ん?なら、もう一人くらい、降りられるんじゃねぇか?〗
しーん⋯⋯
〖じゃあ俺が!〗
〖バカヤロウ!俺様に決まってんだろ!〗
〖何を言ってるんですか脳筋は引っ込んでなさい〗
〖腹黒も引っ込んでるべきだと思いますよ〗
ギャーギャー
『まったく、結局煩いんですね。ここは私が⋯』
ん?そういえば、魔神様が参加してない?⋯⋯ハッ!
『皆さん!危なっ⋯⋯』
ドッカーン!!ドコンドコン!!
〖〖〖〖ギャアアアアッ〗〗〗〗
『間に合わなかったですね⋯⋯やりましたね?魔神』じとぉ
〖〖〖〖⋯⋯うぅ〗〗〗〗プスプス
死屍累々⋯⋯
〖ふっふっふっ⋯⋯誰が最初に行くって?この私、魔神ジーニに決まってるじゃない!〗ふんっ!
〖くっ⋯⋯不意打ちとは〗
〖汚ぇぞ、魔神⋯⋯〗
うぐぐぐ
〖何とでも言いなさい!じゃあねん♪〗しゅんっ
〖〖くそぅ⋯⋯〗〗
〖〖覚えてなさい、魔神⋯⋯〗〗
『ふふふ、大丈夫です。二人分の仕事、しっかりと用意させてもらいますよ。ええ、たっぷりとね。ふふふふふ⋯⋯』
〖〖さすが⋯⋯〗〗
〖〖バート、後は任せますよ⋯⋯〗〗ガクッ
あ~あ⋯⋯
〖待ってて♪かわいいかわいい愛し子たち♪今、いくからね♪〗ルンルン♪
こうして、キラーンッ!ドゴーンッ!へと続くのでした。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
いつもお読みいただきありがとうございます。本日『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました』発売日を迎えることが出来ました。皆様のおかけです。ありがとうございます。
巻末にありますQRコードからアンケートにお答えいただくと、特別番外編がお読みいただけますので、お手に取って頂けたら嬉しいです。
書籍はもちろん、電子書籍派の方もよろしくお願いします。
これからもよろしくお願い致します。
290
お気に入りに追加
5,348
あなたにおすすめの小説
もふもふ相棒と異世界で新生活!! 神の愛し子? そんなことは知りません!!
ありぽん
ファンタジー
[第3回次世代ファンタジーカップエントリー]
特別賞受賞 書籍化決定!!
応援くださった皆様、ありがとうございます!!
望月奏(中学1年生)は、ある日車に撥ねられそうになっていた子犬を庇い、命を落としてしまう。
そして気づけば奏の前には白く輝く玉がふわふわと浮いていて。光り輝く玉は何と神様。
神様によれば、今回奏が死んだのは、神様のせいだったらしく。
そこで奏は神様のお詫びとして、新しい世界で生きることに。
これは自分では規格外ではないと思っている奏が、規格外の力でもふもふ相棒と、
たくさんのもふもふ達と楽しく幸せに暮らす物語。
異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました
ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】
ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です
※自筆挿絵要注意⭐
表紙はhake様に頂いたファンアートです
(Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco
異世界召喚などというファンタジーな経験しました。
でも、間違いだったようです。
それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。
誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!?
あまりのひどい仕打ち!
私はどうしたらいいの……!?
もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!
ありぽん
ファンタジー
いつも『もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!』をご愛読いただき、ありがとうございます。
10月21日、『もふもち』コミカライズの配信がスタートしました!!
江戸はち先生に可愛いジョーディ達を描いていただきました。
先生、ありがとうございます。
今後とも小説のジョーディ達、そしてコミカライズのジョーディ達を、よろしくお願いいたします。
*********
小学3年生の如月啓太は、病気により小学校に通えないまま、病院で息を引き取った。
次に気が付いたとき、啓太の前に女神さま現れて、啓太自身の話を聞くことに。
そして啓太は別の世界の、マカリスター侯爵家次男、ジョーディ・マカリスターとして転生することが決まる。
すくすくそだった啓太改めジョーディは1歳に。
そしてジョーディには友達がいっぱい。でも友達は友達でも、人間の友達ではありません。
ダークウルフの子供にホワイトキャットの子供に。何故か魔獣の友達だらけ。
そんなジョーディの毎日は、父(ラディス)母(ルリエット)長男(マイケル)、そしてお友達魔獣達と一緒に、騒がしくも楽しく過ぎていきます。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
召喚されたら聖女が二人!? 私はお呼びじゃないようなので好きに生きます
かずきりり
ファンタジー
旧題:召喚された二人の聖女~私はお呼びじゃないようなので好きに生きます~
【第14回ファンタジー小説大賞エントリー】
奨励賞受賞
●聖女編●
いきなり召喚された上に、ババァ発言。
挙句、偽聖女だと。
確かに女子高生の方が聖女らしいでしょう、そうでしょう。
だったら好きに生きさせてもらいます。
脱社畜!
ハッピースローライフ!
ご都合主義万歳!
ノリで生きて何が悪い!
●勇者編●
え?勇者?
うん?勇者?
そもそも召喚って何か知ってますか?
またやらかしたのかバカ王子ー!
●魔界編●
いきおくれって分かってるわー!
それよりも、クロを探しに魔界へ!
魔界という場所は……とてつもなかった
そしてクロはクロだった。
魔界でも見事になしてみせようスローライフ!
邪魔するなら排除します!
--------------
恋愛はスローペース
物事を組み立てる、という訓練のため三部作長編を予定しております。
小さな小さな花うさぎさん達に誘われて、異世界で今度こそ楽しく生きます!もふもふも来た!
ひより のどか
ファンタジー
気がついたら何かに追いかけられていた。必死に逃げる私を助けてくれたのは、お花?違う⋯小さな小さなうさぎさんたち?
突然森の中に放り出された女の子が、かわいいうさぎさん達や、妖精さんたちに助けられて成長していくお話。どんな出会いが待っているのか⋯?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました。もふもふとも家族になります!』の、のどかです。初めて全く違うお話を書いてみることにしました。もう一作、『転生初日に~』の、おばあちゃんこと、凛さん(人間バージョン)を主役にしたお話『転生したおばあちゃん。同じ世界にいる孫のため、若返って冒険者になります!』も始めました。
よろしければ、そちらもよろしくお願いいたします。
*8/11より、なろう様、カクヨム様、ノベルアップ、ツギクルさんでも投稿始めました。アルファポリスさんが先行です。
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。