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469 光の精霊さんの、番!
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お布団かぶったまま、むくっておっきした光の精霊さん。
『ぷりん。何?食べる』
プリンが何かは分からないけど、みんなが美味しいって言ってたから、おっきしたみたいです。そして、食べる気満々です。
『おはようさん。おれはゲンだ。よろしくな。起きたばかりだからな、まずは水分補給だ。りんごジュースでいいかな。栄養あるしな』
おいちゃんが、自己紹介しながらりんごジュースを出します。
はちみつレモン味の経口補水液は、さっき飲んだもんね。
『りんごジュース?』
くぴ
『おいしい。さっきのも美味しかった。けど、これも好き』
くぴくぴ
気に入ったみたいで、くぴくぴ飲んでます。
『そうか。そりゃ良かった』
おいちゃんも、一安心したみたいです。
『美味しかった。ぷりん。食べる』
りんごジュースとプリンは別腹だったみたいです。
「おいちかっちゃ?ぷりんも、おいちいよ」
『楽しみ。ところで、誰?』
「う?」
誰?と、聞かれてしまいました。そうだよね~自己紹介まだでした。
「はじめまちて。さーや、だにょ。よりょちくにぇ?」
『サーヤ?』こてん
「あい」こくん
頭こてんされちゃいました。でも、サーヤはサーヤだよ?
『⋯光の。サーヤは今代の愛し子様』
だいちゃんが教えると
『愛し子様の、サーヤ、様?』
って、繰り返してます。
「しゃま、いりゃにゃい。さーや、にゃの」
『分かった。サーヤ。ぷりん。ちょうだい』
「ぷりん⋯」
ふおう。プリン強い。
『ブレませんね。光の』
『ガハハ!すげえ食い意地だな?』
そう言う、みーちゃんとはーちゃんを不思議そうに見上げる光の精霊さんは
『もしかして、水のと、火の?』
「ふえ?」
今、気づいたのかな?
『そうですよ。久しぶりですね』
『おう!何だよ、今ごろ気づいたのか?』
みーちゃんとはーちゃんが、呆れながら、笑ってます。
『⋯もしかして、僕、まだ気づかれてなかった?』
『あ。地のだ』
『⋯いいけどさ』ふんっ
だいちゃん、心配してたに、かわいそう⋯
『私たちだって』
『いるんだからね!』
『まったくもう!』
『『光のの、おばか』』
らんちゃんたちも、涙うるうるさせて、プンプンしてます。
『みんな、なんで巨大化してるの?それに、老けた?』
ビキンッッ!
しーん⋯
あっあっ、な、なんてことを⋯
『あ~、言っちまったな』
「あわわわわわわ」
みんなのコメカミに、何かがピシッと⋯
わなわなわなわな⋯ぷつんっ
『『『縮んだのはお前だ!』』』
『『『老けてない!』』』
『『成長しただけ!』』
ああ、みんな、そんな一斉に⋯
『まあ、キレるよな』
『そうだね』
『さすがに『老けた』は』
『禁句だね』
『『『俺たちでも分かるな』』』
「あわわわわわわ」
おいちゃん、おかみさんたち、そんな悠長な
『縮んだ?私が?そんなはずはない。みんなが老けた』
ひいぃぃっ!ま、またぁっ
『『『なぁんですってぇ!?』』』
あ、あ、らんちゃんたち落ち着いてっ
『⋯もう一度眠らす?』
『いいですね』
『名案だな』
『『私たちがやる』』ぼきぼきっ
わーっ物騒なこと言わないでーっ
白黒コンビは指ぼきぼき鳴らさないでーっ
『サーヤは巨人族の子?』ぽやん
「う?」
巨人族?なに?それにしても、みんながこんなに怒ってるのになんともないの?
『大物だな~』
おいちゃん、感心してる場合じゃないよ。
『『そんなわけない』』ビシッ
白黒コンビは冷静にツッコミ。
『⋯サーヤは人間の子。ね?』
「あい。にしゃい」
だいちゃんの言う通りですよ。
『う~ん?おかしい。それじゃあ、本当に私が縮んだ?』
や、やっと分かってくれた?
『そうよ。光の、力を使いすぎたのよ』
『何があったか覚えてないの?』
『危ないところだったのよ』
『⋯クゥが気づいてくれてよかったよね』
いまだに納得出来ない様子の光の精霊さんに、らんちゃんたちが聞くと
『う~ん?⋯⋯』
ひ、光の精霊さん?考え込んだまま固まっちゃった?
『『光の?』』
白黒コンビが声をかけると
『⋯ぷりん、食べたら、思い出す。かも?』
ずるっ
みんなが滑りました。
「ぷりん、ちゅよい」
『本当にプリンが何か知らないんだよな?』
そのはずだよ
『さすがプリンだね~』
ぴゅいきゅい『『さいきょう』』
『『おいしいしね~』』
『『『とろけちゃうしね~』』』
「あい。おいち」
プリンはいくらでも食べられます♪
『いや、ダメだろ。食いすぎは』
「うぎゅ~」
おいちゃん、意地悪。
『ぷりん。食べる』
あ。最初に戻っちゃった。
『ん~。それなんだけどさ、食ったらまた寝ちまうかもしれないだろ?先に名前つけた方が良くないか?』
「ふあっ?」
そうかぁ、おいちゃん、頭いい~
『名前より、ぷりん』
え~?
『⋯光の。プリンはみんなが張り切って、光のの為にたくさん作ってくれた』
あれ?だいちゃん、ヒジでみーちゃんを突っついてる?それに気づいた、みーちゃんは、ああ、って小さく言ってから
『そうですよね。たくさんの種類を作ってくれたのですよね?サーヤたちで』
「う?あい!」
作ったよ~
『濃厚たまごぷりんに~♪』
ぴゅいきゅい『『みりゅくに~♪』』
『『抹茶に~♪』』
『『『チョコ~!』』』
ね~♪他にもあるよ~
みんなで教えてあげます!
『お~!凄いな!ちびっ子共!楽しみだな!ガハハ』
そうでしょ~?
『たくさん。ぷりん』じゅるり
わあ、光の精霊さん、お口がキラキラ!
『いつものサーヤだな』
「ぶー」
そんなことないでしょ?
『ほんと楽しみね~でも残念ね。光のだけ』
『そうよね~体が大きくないと沢山食べられないわよね?』
らんちゃん?なるちゃん?
『あ。ずるい』
「うにゅ?」
ずるい?
『でもぉ、サーヤに名前付けてもらったら、体大きくなるんじゃない?』
氷花ちゃん?
『たしかに私たちは若返ったけど』
『逆にハクは大きくなった。ね?ハク』
白黒コンビが、今度はハクに?
『ぼく~?そうだよ~。ぼく、まだ赤ちゃんなんだよ~。ほら~』ポンッ
「うきゃ~!!はく~♪」
ちびっこハクになった~!だっこ~!
『うふふ。いいよ~』
ぴょんってハクがお膝に乗ってきました!ぎゅ~
「うきゃ~♪かあい~にぇ~♪でみょ、もふもふ~♪」
すりすりもふもふ♪
『そうでしょ~♪小さくなってもぼく、もふもふだよ~♪』
「あい!もふもふもふもふ~♪」
もふもふしまくりです!ふへへへへ。
『名前、つけてもらったら、ぷりん、いっぱい』じゅるり。
ん?あれれ?
『⋯そう。大きくなればプリンたくさん』
『全種類制覇も夢じゃないかもしれませんね』
『ガハハ!俺様は全種類食うぜ!』
だいちゃんたちは、なにを言ってるのかな?
『ぷりん。全種類』じゅるり。
んんん?
『そうよ~。でも』ニヤ
『もし光のが今のままなら』ニヤ
『そうよね~?』ニヤ
『次起きたら』フッ
『ないかもね』フッ
らんちゃんたち?悪いお顔?
『それは、だめ。私のぷりん』
んんんんん?
『⋯じゃあ』
『どうしますか?』
『俺様が光のの分も食ってやるぞ?ガハハ』
『名前。ちょうだい。ぷりんのために』
「ほえ?」
プリンのため?
『じゃあ、サーヤ』ニヤリ
『やっちゃいましょ♪』ニヤリ
『光のが起きてるうちにね』ニヤリ
『『やっておしまい』』フフフッ
「ふお?」
『くくっ。してやったりだな』
おいちゃん?
『ワハハ!ほら、サーヤ』
『どっちがいいか聞いてみなよ』
『『そうだな』』
『『ほらほら』』
ドワーフさんたちも、みんなニヤニヤしてます。どうなってるの?まあ、いっか?それじゃあ
「あ、あい。えっちょ、「げっか」ちょ、「きき」どっちちましゅか?」
『え?』こてん
『サーヤ、ちゃんと説明しような』
「うにゅ?」
ごめんね?
『あのな、俺たちで光に関係する言葉から、名前になりそうなものを探したんだ。俺たちが前にいた世界の言葉なんだけどな』
「あい。かんじ、にもじ」
指二本、よいしょ。
『私たちも、サーヤとゲンさんに漢字二文字の名前付けてもらったのよ』
『光のも、二文字になるように考えてくれたの』
『みんな、お揃いよ』
『へ~』ぽやん
らんちゃん、なるちゃん、ひょうかちゃんも説明してくれました。
それにしても、光の精霊さん、ぽやぽやしてるけど、大丈夫かな?
『「月花」は、俺たちが前にいた世界の字でな、こう書くんだ。月の花。意味は月の光。「輝々」は、輝くという字を二つ重ねて照り輝く様を言うんだ』
おいちゃんが、例のごとく、テーブルの上にお水で漢字を書きます。お水は指先から魔法で出てるよ。はやく紙と鉛筆も作らなきゃね。
『⋯月花にしなよ』
『そうですよ。花を光に例えるなんて素晴らしいじゃないですか』
『俺様は輝々がいいけどな!』
だいちゃんたちも後押し!
「どうでしゅか?」
『嫌なら他を探すけど』
みんなで光の精霊の返事を待ちます。
『う~ん。月花かな。お花好き』
『⋯いいんじゃない?』
『いいと思いますよ』
『ちぇ~。ま、いいんじゃないか?ガハハ!』
だいちゃんとみーちゃんが推してた『月花』ちゃんに決まったようです。
お~それじゃあ、
「ひかりにょせいれいしゃん、げっか、いいでしゅか?」
『うん。私は月花。よろしくサーヤ』
ピカーッ
「ふぎゃあっ」
『あっしまった』
そうだった~目が~っ
ビタっビタっビタビタッ
「うにゅ?」
お顔が重い?
『ぷりん。何?食べる』
プリンが何かは分からないけど、みんなが美味しいって言ってたから、おっきしたみたいです。そして、食べる気満々です。
『おはようさん。おれはゲンだ。よろしくな。起きたばかりだからな、まずは水分補給だ。りんごジュースでいいかな。栄養あるしな』
おいちゃんが、自己紹介しながらりんごジュースを出します。
はちみつレモン味の経口補水液は、さっき飲んだもんね。
『りんごジュース?』
くぴ
『おいしい。さっきのも美味しかった。けど、これも好き』
くぴくぴ
気に入ったみたいで、くぴくぴ飲んでます。
『そうか。そりゃ良かった』
おいちゃんも、一安心したみたいです。
『美味しかった。ぷりん。食べる』
りんごジュースとプリンは別腹だったみたいです。
「おいちかっちゃ?ぷりんも、おいちいよ」
『楽しみ。ところで、誰?』
「う?」
誰?と、聞かれてしまいました。そうだよね~自己紹介まだでした。
「はじめまちて。さーや、だにょ。よりょちくにぇ?」
『サーヤ?』こてん
「あい」こくん
頭こてんされちゃいました。でも、サーヤはサーヤだよ?
『⋯光の。サーヤは今代の愛し子様』
だいちゃんが教えると
『愛し子様の、サーヤ、様?』
って、繰り返してます。
「しゃま、いりゃにゃい。さーや、にゃの」
『分かった。サーヤ。ぷりん。ちょうだい』
「ぷりん⋯」
ふおう。プリン強い。
『ブレませんね。光の』
『ガハハ!すげえ食い意地だな?』
そう言う、みーちゃんとはーちゃんを不思議そうに見上げる光の精霊さんは
『もしかして、水のと、火の?』
「ふえ?」
今、気づいたのかな?
『そうですよ。久しぶりですね』
『おう!何だよ、今ごろ気づいたのか?』
みーちゃんとはーちゃんが、呆れながら、笑ってます。
『⋯もしかして、僕、まだ気づかれてなかった?』
『あ。地のだ』
『⋯いいけどさ』ふんっ
だいちゃん、心配してたに、かわいそう⋯
『私たちだって』
『いるんだからね!』
『まったくもう!』
『『光のの、おばか』』
らんちゃんたちも、涙うるうるさせて、プンプンしてます。
『みんな、なんで巨大化してるの?それに、老けた?』
ビキンッッ!
しーん⋯
あっあっ、な、なんてことを⋯
『あ~、言っちまったな』
「あわわわわわわ」
みんなのコメカミに、何かがピシッと⋯
わなわなわなわな⋯ぷつんっ
『『『縮んだのはお前だ!』』』
『『『老けてない!』』』
『『成長しただけ!』』
ああ、みんな、そんな一斉に⋯
『まあ、キレるよな』
『そうだね』
『さすがに『老けた』は』
『禁句だね』
『『『俺たちでも分かるな』』』
「あわわわわわわ」
おいちゃん、おかみさんたち、そんな悠長な
『縮んだ?私が?そんなはずはない。みんなが老けた』
ひいぃぃっ!ま、またぁっ
『『『なぁんですってぇ!?』』』
あ、あ、らんちゃんたち落ち着いてっ
『⋯もう一度眠らす?』
『いいですね』
『名案だな』
『『私たちがやる』』ぼきぼきっ
わーっ物騒なこと言わないでーっ
白黒コンビは指ぼきぼき鳴らさないでーっ
『サーヤは巨人族の子?』ぽやん
「う?」
巨人族?なに?それにしても、みんながこんなに怒ってるのになんともないの?
『大物だな~』
おいちゃん、感心してる場合じゃないよ。
『『そんなわけない』』ビシッ
白黒コンビは冷静にツッコミ。
『⋯サーヤは人間の子。ね?』
「あい。にしゃい」
だいちゃんの言う通りですよ。
『う~ん?おかしい。それじゃあ、本当に私が縮んだ?』
や、やっと分かってくれた?
『そうよ。光の、力を使いすぎたのよ』
『何があったか覚えてないの?』
『危ないところだったのよ』
『⋯クゥが気づいてくれてよかったよね』
いまだに納得出来ない様子の光の精霊さんに、らんちゃんたちが聞くと
『う~ん?⋯⋯』
ひ、光の精霊さん?考え込んだまま固まっちゃった?
『『光の?』』
白黒コンビが声をかけると
『⋯ぷりん、食べたら、思い出す。かも?』
ずるっ
みんなが滑りました。
「ぷりん、ちゅよい」
『本当にプリンが何か知らないんだよな?』
そのはずだよ
『さすがプリンだね~』
ぴゅいきゅい『『さいきょう』』
『『おいしいしね~』』
『『『とろけちゃうしね~』』』
「あい。おいち」
プリンはいくらでも食べられます♪
『いや、ダメだろ。食いすぎは』
「うぎゅ~」
おいちゃん、意地悪。
『ぷりん。食べる』
あ。最初に戻っちゃった。
『ん~。それなんだけどさ、食ったらまた寝ちまうかもしれないだろ?先に名前つけた方が良くないか?』
「ふあっ?」
そうかぁ、おいちゃん、頭いい~
『名前より、ぷりん』
え~?
『⋯光の。プリンはみんなが張り切って、光のの為にたくさん作ってくれた』
あれ?だいちゃん、ヒジでみーちゃんを突っついてる?それに気づいた、みーちゃんは、ああ、って小さく言ってから
『そうですよね。たくさんの種類を作ってくれたのですよね?サーヤたちで』
「う?あい!」
作ったよ~
『濃厚たまごぷりんに~♪』
ぴゅいきゅい『『みりゅくに~♪』』
『『抹茶に~♪』』
『『『チョコ~!』』』
ね~♪他にもあるよ~
みんなで教えてあげます!
『お~!凄いな!ちびっ子共!楽しみだな!ガハハ』
そうでしょ~?
『たくさん。ぷりん』じゅるり
わあ、光の精霊さん、お口がキラキラ!
『いつものサーヤだな』
「ぶー」
そんなことないでしょ?
『ほんと楽しみね~でも残念ね。光のだけ』
『そうよね~体が大きくないと沢山食べられないわよね?』
らんちゃん?なるちゃん?
『あ。ずるい』
「うにゅ?」
ずるい?
『でもぉ、サーヤに名前付けてもらったら、体大きくなるんじゃない?』
氷花ちゃん?
『たしかに私たちは若返ったけど』
『逆にハクは大きくなった。ね?ハク』
白黒コンビが、今度はハクに?
『ぼく~?そうだよ~。ぼく、まだ赤ちゃんなんだよ~。ほら~』ポンッ
「うきゃ~!!はく~♪」
ちびっこハクになった~!だっこ~!
『うふふ。いいよ~』
ぴょんってハクがお膝に乗ってきました!ぎゅ~
「うきゃ~♪かあい~にぇ~♪でみょ、もふもふ~♪」
すりすりもふもふ♪
『そうでしょ~♪小さくなってもぼく、もふもふだよ~♪』
「あい!もふもふもふもふ~♪」
もふもふしまくりです!ふへへへへ。
『名前、つけてもらったら、ぷりん、いっぱい』じゅるり。
ん?あれれ?
『⋯そう。大きくなればプリンたくさん』
『全種類制覇も夢じゃないかもしれませんね』
『ガハハ!俺様は全種類食うぜ!』
だいちゃんたちは、なにを言ってるのかな?
『ぷりん。全種類』じゅるり。
んんん?
『そうよ~。でも』ニヤ
『もし光のが今のままなら』ニヤ
『そうよね~?』ニヤ
『次起きたら』フッ
『ないかもね』フッ
らんちゃんたち?悪いお顔?
『それは、だめ。私のぷりん』
んんんんん?
『⋯じゃあ』
『どうしますか?』
『俺様が光のの分も食ってやるぞ?ガハハ』
『名前。ちょうだい。ぷりんのために』
「ほえ?」
プリンのため?
『じゃあ、サーヤ』ニヤリ
『やっちゃいましょ♪』ニヤリ
『光のが起きてるうちにね』ニヤリ
『『やっておしまい』』フフフッ
「ふお?」
『くくっ。してやったりだな』
おいちゃん?
『ワハハ!ほら、サーヤ』
『どっちがいいか聞いてみなよ』
『『そうだな』』
『『ほらほら』』
ドワーフさんたちも、みんなニヤニヤしてます。どうなってるの?まあ、いっか?それじゃあ
「あ、あい。えっちょ、「げっか」ちょ、「きき」どっちちましゅか?」
『え?』こてん
『サーヤ、ちゃんと説明しような』
「うにゅ?」
ごめんね?
『あのな、俺たちで光に関係する言葉から、名前になりそうなものを探したんだ。俺たちが前にいた世界の言葉なんだけどな』
「あい。かんじ、にもじ」
指二本、よいしょ。
『私たちも、サーヤとゲンさんに漢字二文字の名前付けてもらったのよ』
『光のも、二文字になるように考えてくれたの』
『みんな、お揃いよ』
『へ~』ぽやん
らんちゃん、なるちゃん、ひょうかちゃんも説明してくれました。
それにしても、光の精霊さん、ぽやぽやしてるけど、大丈夫かな?
『「月花」は、俺たちが前にいた世界の字でな、こう書くんだ。月の花。意味は月の光。「輝々」は、輝くという字を二つ重ねて照り輝く様を言うんだ』
おいちゃんが、例のごとく、テーブルの上にお水で漢字を書きます。お水は指先から魔法で出てるよ。はやく紙と鉛筆も作らなきゃね。
『⋯月花にしなよ』
『そうですよ。花を光に例えるなんて素晴らしいじゃないですか』
『俺様は輝々がいいけどな!』
だいちゃんたちも後押し!
「どうでしゅか?」
『嫌なら他を探すけど』
みんなで光の精霊の返事を待ちます。
『う~ん。月花かな。お花好き』
『⋯いいんじゃない?』
『いいと思いますよ』
『ちぇ~。ま、いいんじゃないか?ガハハ!』
だいちゃんとみーちゃんが推してた『月花』ちゃんに決まったようです。
お~それじゃあ、
「ひかりにょせいれいしゃん、げっか、いいでしゅか?」
『うん。私は月花。よろしくサーヤ』
ピカーッ
「ふぎゃあっ」
『あっしまった』
そうだった~目が~っ
ビタっビタっビタビタッ
「うにゅ?」
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