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460 青葉ちゃんたちの紹介?
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怪しい笑みを浮かべながら、じぃじに迫る光の精霊王様⋯
『うふふ。ケルピーさんまでいらっしゃるのね。これからよろしくお願い致しますですわ』
『これはこれは。こちらこそよろしくお願い致しますじゃ。ケルピーの青磁と申しますじゃ。もっとも皆からは、じぃじと呼ばれとりますがの。ほっほ。そしてこれは』
『え?じぃじ?お若いですわよね?それに、これって?』
亀の甲より年の功、さすがじぃじ。内面の焦りを微塵も出さずにご挨拶。しかも
のそのそ⋯後頭部の方にいた亀じぃが、いつもの特等席、じぃじの頭の上に
『え?亀さんですの?』
目をぱちくりさせる光の精霊王様
『初めましてですのぉ。光の精霊王様におきましてはご機嫌麗しゅう。ワシは蒼と申しましてのぉ。このケルピーと共に古くからこの地におりますじゃ。まあ、ワシも亀じぃ、最近ではサーヤに名前を付けてもらいましたからのぉ、蒼じぃなどと呼ばれとりますのぉ。よろしくお願い致しますのぉ』
亀じぃも正に亀の甲より年の功!
こちらも内心の動揺は感じさせません!
『え?亀じぃ?じぃだなんて、あなたもお若いですわよね?』
驚きを隠せない光の精霊王様。
じぃじたちは見事に時間稼ぎと、のんびりした会話で、光の精霊王様の毒気を消して、青葉ちゃん達から気をそらせました。さすがじぃじたち!素晴らしいコンビネーションです!
『ほっほ。若いなどと、とんでもないですじゃ。ほんの数日前まで、泉の底で隠居生活をしとりました、ジジィでしてのぉ』
『ええ?まさかっ』
『ところがですの、サーヤに出会い、名前をつけてもらったところ、なんと若返ってしまいましての。更に驚くことに』
『肉体も魔力も最盛期の頃より強くなってしまいましてのぉ。ほんに、人生何が起こるか分かりませんのぉ。ほっほ』
じぃじたちが若返ったことを伝えると
『そ、そういえば、アイナもお母様も若返って⋯』
呆然としながら先程のアイナ 様達との会話を思い出す光の精霊王様。
『そうですの。ですが、若返ったのは私どもだけではないのですじゃ』
『ええ?』
光の精霊王様、もう驚くばかり!
『エンシェントドラゴンのアルコン様やフェンリルのギンたちもですのぉ』
そう言われて周りを見渡す光の精霊王様。
『そ、そうですのね。言われてみれば皆さまお若く、力もみなぎってらっしゃいますね』
更に確認する様に周りを見渡す光の精霊王様。落ち着きを取り戻したようです。
そこで、してやったり。とばかりに
『まあ、年寄りや大人は若返ったわけですがのぉ』
『逆に名を頂いたことで成長したものもおるのですじゃ。ハクやフゥ、クゥは中でも大きく変化しとりますの』
『そうなのですか?』
『はい。フゥとクゥはサーヤと出会った時は手のひらサイズの妖精だったそうですしの』
『ハクはまだ赤子にも等しい子犬ですしのぉ』
『ええ?』
まさか!というお顔の光の精霊王様に、じぃじたちはハクやフゥたちを引き合いに出して説明を始めます。
そしていよいよ
『成長著しいのは、ハク達だけではないのですじゃ』
『さあ、お前たち、そろそろ出ておいで。大丈夫じゃからのぉ』
優しく声をかけるじぃじたち
『え?』
誰に話しかけているのかと思う光の精霊王様。すると
さわさわさわ
じぃじのたてがみが揺れ、中から
ぴょこぴょこ
と、顔を出す、泉の精霊たちと妖精達。そして、青葉ちゃん。
『あっ。あなた達が?』
まさか、鬣から現れるとは思っていなかった光の精霊王様。びっくりして固まってます。
それを見逃さないじぃじたち。
『ほれ、青葉たち、ちゃんと挨拶せねばの』
『元の姿でのぉ』
小さいままよりかは、大きい姿の方が安全だと判断。光の精霊王様が固まってるうちに、それとなく元の姿になるように促しました!すごい!
『は、はい』
『『『分かったよ~』』』
すーっと元の姿に戻る青葉ちゃんと、千草たち精霊三人。妖精さん六人はそのままです。
でもぉ、青葉ちゃんはフゥたちとそんなに変わらないけどぉ、千草たちは、サーヤと同じくらいだからぁ
『あ~ん、可愛いですわ~♪』
あ~やっぱり~?
みんな、びくうってしてます。それでも勇気をだして
『あ、あの、青葉です。水の精霊樹の精です。光の精霊王様、よろしくお願い致します』
ぺこっとお辞儀する青葉ちゃん。すっごく緊張してるのが伝わって来ます。
そうです。サーヤにさえ、それが分かるのに⋯
『ああああっ』
むぎゅうううう
『え?え?』
あっ、青葉ちゃんが取り憑かれた⋯
『いやぁん、そんな他人行儀になさらないで、お姉様って呼んで下さいませぇ』
『え?え?』
『あ~ん、可愛いですわ~♪』むぎゅううう
ああ~⋯
『う~ん、大きくなっても意味はなかったかの?』
『抱き潰されるサイズじゃないからのぉ。まだ良いのではないかのぉ』
『じぃじ~』
『ぼくたち』
『どうしよう~?』
不安そうにする精霊三人
『う~ん、三人そうやって固まっておったら簡単には抱き潰せないとは思うがのぉ』
『そうだの。いざとなったら小さくなって逃げるかの?』
『『『う~ん』』』
みんなの目がまた青葉ちゃんと光の精霊王様に戻ると
『あ~ん、こんな可愛い妹が知らないうちにいたなんて~。ああ、可愛いですわ~♪』
ぐりぐりぐりぐり
『あ、あの、そろそろ離してくださ⋯』
『いやぁ~ん、お姉様って呼んで下さいませ!でないと離してあげませんわぁ!ほらぁ、呼んでみて下さいませ?お・ね・え・さ・ま♪』
『え、えっとあの』
あ~恥ずかしがり屋さんの青葉ちゃんが、困ってる~
『ほら、お・ね・え・さ・ま!ですわよ』
『あ、あの、お、お姉様⋯よ、呼んだので、は、離し⋯』
『キャーっ可愛いですわ♪可愛いですわ~♪聞きましたか?聞きましたか?アイナ!』むぎゅうう~
『あああ、あのあのっ』
興奮して更に抱きしめる光の精霊王様。
『光のお姉様、分かりましたから青葉ちゃんを離してあげてくださいませ』
『そうにゃ!青葉ちゃんは聖域一の恥ずかしがり屋さんにゃ。もうお顔真っ赤にゃ!可愛そうにゃ!離すにゃ!』シャーッ
アイナ様とニャーニャにゃんが離すように言ってくれたけど
『嫌ですわ!可愛い可愛いですわ~♪』むぎゅうううう
『え?え?あのあのあのっ』
あああっ青葉ちゃんが~
『ふふっ、ふふふ⋯こんな可愛い子を長い間知らずに来たなんて⋯』
『え?え?』
あ、あれ?光の精霊王様?様子が?
『あ、青葉ちゃん!こちらへ!』
『青葉ちゃんっ速くにゃ!』
『は、はいいっ』
光の精霊王の様子が変わって、力が緩んだ隙に、アイナ様たちが青葉ちゃんを取り戻しました!
そして、
『レンゲさん、アカシアさん、ハチさんたちも』
『結葉様から離れるにゃ!』
ハッとしたハチさんたち、
『総員退避!』
『イソイデクダサイ!』
『『『『『⋯⋯っ』』』』』ぶーんっ
一目散に逃げ出しました。
『んもう。この髪治るかしらぁ?』
そんなことに気づかずに、もらったハチミツに、精霊樹の樹液を混ぜて髪を整える結葉様
『お母様?何をなさってらっしゃるのですか?』
『え~?光ちゃんにチリチリにされた髪をねぇ⋯え?ひ、光ちゃん?何かしらぁ?』
結葉様、ピンチ再び
『ふふ、ふふふ⋯お母様?先程のでお話し合いが終わったとお思いですか?』ゆらり
『え?終わりよねぇ?』
『ふふ、ふふふ⋯そんな訳ありませんでしょーっ!そこへ直れーっ』
ピシャーンっ
『いやぁ~ん』
たちまち逃げ出す結葉様
『お待ちなさいっ』
ピシャンピシャーンっ
『いやぁ~あん』
あ~あ。また始まっちゃった。
『ねぇ?じぃじ~亀じぃ~私たち元に戻っていい?』
『あいさつ出来そうもないよ?』
『いつ終わるか分からないよ?』
『そうだのぉ』
『困ったの』
『わ、私は助かった?のでしょうか?』
『まあ、一先ずは?という感じでしょうか?』
『そうにゃね~』
『お待ちなさい!お母様!』ピシャーンっ
『いやぁん』ひょいっ
あ~あ⋯
『うふふ。ケルピーさんまでいらっしゃるのね。これからよろしくお願い致しますですわ』
『これはこれは。こちらこそよろしくお願い致しますじゃ。ケルピーの青磁と申しますじゃ。もっとも皆からは、じぃじと呼ばれとりますがの。ほっほ。そしてこれは』
『え?じぃじ?お若いですわよね?それに、これって?』
亀の甲より年の功、さすがじぃじ。内面の焦りを微塵も出さずにご挨拶。しかも
のそのそ⋯後頭部の方にいた亀じぃが、いつもの特等席、じぃじの頭の上に
『え?亀さんですの?』
目をぱちくりさせる光の精霊王様
『初めましてですのぉ。光の精霊王様におきましてはご機嫌麗しゅう。ワシは蒼と申しましてのぉ。このケルピーと共に古くからこの地におりますじゃ。まあ、ワシも亀じぃ、最近ではサーヤに名前を付けてもらいましたからのぉ、蒼じぃなどと呼ばれとりますのぉ。よろしくお願い致しますのぉ』
亀じぃも正に亀の甲より年の功!
こちらも内心の動揺は感じさせません!
『え?亀じぃ?じぃだなんて、あなたもお若いですわよね?』
驚きを隠せない光の精霊王様。
じぃじたちは見事に時間稼ぎと、のんびりした会話で、光の精霊王様の毒気を消して、青葉ちゃん達から気をそらせました。さすがじぃじたち!素晴らしいコンビネーションです!
『ほっほ。若いなどと、とんでもないですじゃ。ほんの数日前まで、泉の底で隠居生活をしとりました、ジジィでしてのぉ』
『ええ?まさかっ』
『ところがですの、サーヤに出会い、名前をつけてもらったところ、なんと若返ってしまいましての。更に驚くことに』
『肉体も魔力も最盛期の頃より強くなってしまいましてのぉ。ほんに、人生何が起こるか分かりませんのぉ。ほっほ』
じぃじたちが若返ったことを伝えると
『そ、そういえば、アイナもお母様も若返って⋯』
呆然としながら先程のアイナ 様達との会話を思い出す光の精霊王様。
『そうですの。ですが、若返ったのは私どもだけではないのですじゃ』
『ええ?』
光の精霊王様、もう驚くばかり!
『エンシェントドラゴンのアルコン様やフェンリルのギンたちもですのぉ』
そう言われて周りを見渡す光の精霊王様。
『そ、そうですのね。言われてみれば皆さまお若く、力もみなぎってらっしゃいますね』
更に確認する様に周りを見渡す光の精霊王様。落ち着きを取り戻したようです。
そこで、してやったり。とばかりに
『まあ、年寄りや大人は若返ったわけですがのぉ』
『逆に名を頂いたことで成長したものもおるのですじゃ。ハクやフゥ、クゥは中でも大きく変化しとりますの』
『そうなのですか?』
『はい。フゥとクゥはサーヤと出会った時は手のひらサイズの妖精だったそうですしの』
『ハクはまだ赤子にも等しい子犬ですしのぉ』
『ええ?』
まさか!というお顔の光の精霊王様に、じぃじたちはハクやフゥたちを引き合いに出して説明を始めます。
そしていよいよ
『成長著しいのは、ハク達だけではないのですじゃ』
『さあ、お前たち、そろそろ出ておいで。大丈夫じゃからのぉ』
優しく声をかけるじぃじたち
『え?』
誰に話しかけているのかと思う光の精霊王様。すると
さわさわさわ
じぃじのたてがみが揺れ、中から
ぴょこぴょこ
と、顔を出す、泉の精霊たちと妖精達。そして、青葉ちゃん。
『あっ。あなた達が?』
まさか、鬣から現れるとは思っていなかった光の精霊王様。びっくりして固まってます。
それを見逃さないじぃじたち。
『ほれ、青葉たち、ちゃんと挨拶せねばの』
『元の姿でのぉ』
小さいままよりかは、大きい姿の方が安全だと判断。光の精霊王様が固まってるうちに、それとなく元の姿になるように促しました!すごい!
『は、はい』
『『『分かったよ~』』』
すーっと元の姿に戻る青葉ちゃんと、千草たち精霊三人。妖精さん六人はそのままです。
でもぉ、青葉ちゃんはフゥたちとそんなに変わらないけどぉ、千草たちは、サーヤと同じくらいだからぁ
『あ~ん、可愛いですわ~♪』
あ~やっぱり~?
みんな、びくうってしてます。それでも勇気をだして
『あ、あの、青葉です。水の精霊樹の精です。光の精霊王様、よろしくお願い致します』
ぺこっとお辞儀する青葉ちゃん。すっごく緊張してるのが伝わって来ます。
そうです。サーヤにさえ、それが分かるのに⋯
『ああああっ』
むぎゅうううう
『え?え?』
あっ、青葉ちゃんが取り憑かれた⋯
『いやぁん、そんな他人行儀になさらないで、お姉様って呼んで下さいませぇ』
『え?え?』
『あ~ん、可愛いですわ~♪』むぎゅううう
ああ~⋯
『う~ん、大きくなっても意味はなかったかの?』
『抱き潰されるサイズじゃないからのぉ。まだ良いのではないかのぉ』
『じぃじ~』
『ぼくたち』
『どうしよう~?』
不安そうにする精霊三人
『う~ん、三人そうやって固まっておったら簡単には抱き潰せないとは思うがのぉ』
『そうだの。いざとなったら小さくなって逃げるかの?』
『『『う~ん』』』
みんなの目がまた青葉ちゃんと光の精霊王様に戻ると
『あ~ん、こんな可愛い妹が知らないうちにいたなんて~。ああ、可愛いですわ~♪』
ぐりぐりぐりぐり
『あ、あの、そろそろ離してくださ⋯』
『いやぁ~ん、お姉様って呼んで下さいませ!でないと離してあげませんわぁ!ほらぁ、呼んでみて下さいませ?お・ね・え・さ・ま♪』
『え、えっとあの』
あ~恥ずかしがり屋さんの青葉ちゃんが、困ってる~
『ほら、お・ね・え・さ・ま!ですわよ』
『あ、あの、お、お姉様⋯よ、呼んだので、は、離し⋯』
『キャーっ可愛いですわ♪可愛いですわ~♪聞きましたか?聞きましたか?アイナ!』むぎゅうう~
『あああ、あのあのっ』
興奮して更に抱きしめる光の精霊王様。
『光のお姉様、分かりましたから青葉ちゃんを離してあげてくださいませ』
『そうにゃ!青葉ちゃんは聖域一の恥ずかしがり屋さんにゃ。もうお顔真っ赤にゃ!可愛そうにゃ!離すにゃ!』シャーッ
アイナ様とニャーニャにゃんが離すように言ってくれたけど
『嫌ですわ!可愛い可愛いですわ~♪』むぎゅうううう
『え?え?あのあのあのっ』
あああっ青葉ちゃんが~
『ふふっ、ふふふ⋯こんな可愛い子を長い間知らずに来たなんて⋯』
『え?え?』
あ、あれ?光の精霊王様?様子が?
『あ、青葉ちゃん!こちらへ!』
『青葉ちゃんっ速くにゃ!』
『は、はいいっ』
光の精霊王の様子が変わって、力が緩んだ隙に、アイナ様たちが青葉ちゃんを取り戻しました!
そして、
『レンゲさん、アカシアさん、ハチさんたちも』
『結葉様から離れるにゃ!』
ハッとしたハチさんたち、
『総員退避!』
『イソイデクダサイ!』
『『『『『⋯⋯っ』』』』』ぶーんっ
一目散に逃げ出しました。
『んもう。この髪治るかしらぁ?』
そんなことに気づかずに、もらったハチミツに、精霊樹の樹液を混ぜて髪を整える結葉様
『お母様?何をなさってらっしゃるのですか?』
『え~?光ちゃんにチリチリにされた髪をねぇ⋯え?ひ、光ちゃん?何かしらぁ?』
結葉様、ピンチ再び
『ふふ、ふふふ⋯お母様?先程のでお話し合いが終わったとお思いですか?』ゆらり
『え?終わりよねぇ?』
『ふふ、ふふふ⋯そんな訳ありませんでしょーっ!そこへ直れーっ』
ピシャーンっ
『いやぁ~ん』
たちまち逃げ出す結葉様
『お待ちなさいっ』
ピシャンピシャーンっ
『いやぁ~あん』
あ~あ。また始まっちゃった。
『ねぇ?じぃじ~亀じぃ~私たち元に戻っていい?』
『あいさつ出来そうもないよ?』
『いつ終わるか分からないよ?』
『そうだのぉ』
『困ったの』
『わ、私は助かった?のでしょうか?』
『まあ、一先ずは?という感じでしょうか?』
『そうにゃね~』
『お待ちなさい!お母様!』ピシャーンっ
『いやぁん』ひょいっ
あ~あ⋯
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