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連載
ある日のもふもふハロウィン日記 後編 番外編
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あの後もみんなのリクエストに応えてジーニ様がぱっちんぱっちん。いくら魔法でお着替えとはいっても、ちょっと疲れたよ?
『お~い。そろそろ飯にするぞ~。みんな、せめて飯が食える服装でなぁ~』
「あ~い!」
やった~!ごはんだ~♪
『ジーニ様~ご飯だって~』
ぴゅいきゅい『『なんのかっこ~?』』
〖うふふ~♪これよ!〗パチンっ
『あ~みんな猫耳~』
ぴゅいきゅい『『あれ~?』』
『『サーヤだけ』』
『『『メイドさん?』』』
みゃ~『みみと、しっぽ~。あと、あんよ~』
「ふお~?」くるり
真っ黒ふりふりメイドさん。黒い猫耳としっぽ。それから猫足スリッパ!肉球と爪がかわいいです!
〖うふ♪混ぜてみたのよ?〗
〖お母様、中々いい仕事しますね〗
『かわいいですわ』
『かわいいにゃ!』
「えへ~♪」
やった~♪
パンパンっ 手を叩く音がしました。
『はいはい。サーヤ、皆も、そろそろ行きますよ』
〖皆さんをお待たせしてはいけません。行きましょう〗
バートさんとエル様が、並んで、にこってしてます。にこって。
「あい!」ビシッ!
みんなで、はい!です。逆らっちゃいけません!
『〖なにか?〗』にっこり
いいえ!みんなでブンブンです。
食堂に近づくと、いい匂いがしてきました。
「ふわぁ~」
『いい匂い~』
ぴゅいきゅい『『たのちみ~♪』』
絶対おいしい~♪
ドアを開けると
「ほわ~」
『すご~い』
ぴゅいきゅい『『ふよふよ~』』
『『きれいだね~』』
『『『いつもとちがうね』』』
みゃあ『すごいにゃ』
サーヤたちが作った飾りと、おいちゃんが作ったジャック・オー・ランタンがたくさん浮いてます。
いつもよりお部屋がちょっと暗くてジャック・オー・ランタンがオレンジ色にぽわって光ってます♪
きゅるるん『『『ぼくたちもてつだった!』』』
きゅるるん『『『『ほんもののくものす~』』』』
「お~!」
ぱちぱちぱち!確かに本物!
〖うふふ。いいでしょ?〗
『ああ。ジーニ様、ありがとな』
みんな大興奮です!
『さあ、みんな座りましょうね』
『サーヤ、持ち上げるぞ~』
「あ~い」
フゥが椅子を引いてくれてクゥが座らせてくれました。
「あいがちょ」
『『いえいえ』』
テーブルを見るといつもと違う紫のテーブルクロスに、ここにも光るジャック・オー・ランタン!それに美味しそうなご馳走が~
『今日は大皿料理メインだからな。ちゃんと、平等に!仲良く!取り分けてくれな』
おいちゃんがすでに血走った目で料理を狙ってる人達に、笑顔で釘を指してます。
『今日はカボチャづくしだな!あと、リンゴな』
わ~い!すご~い!
『それじゃあ、いただきます!』
「いちゃだきま~しゅ!」
みんなも『いただきます!』
さあ、ごはん!
まずは、サラダです!お野菜大事!シャクシャク!甘い?酸っぱい?でも美味しい~!この日のために種をいっぱい出したかいがありました!
『美味しいですか?かぼちゃとリンゴと干したレーズンのヨーグルト風味のサラダです』
『マヨネーズとヨーグルトの組み合わせも驚きましたけど、かぼちゃの種が食べられるとは思いませんでした』
そう!干しぶどう用のぶどうを出しました!かぼちゃの種はね~普通はびっくりだよね?
『種なの~?』
ぴゅい『おなかから』
きゅい『かぼちゃはえちゃう!?』』
『『ええ?本当?』』
『『『や~!!』』』
ちびっ子おおさわぎです!
『大丈夫。生えないよ!』
おいちゃんが慌てて言います。
みゃ~『ほんとにゃ?』
『ああ。ほんとだ。そういやサーヤも同じこと言って騒いだな~』ちろり
なんのことですか?しゃくしゃく。
みゃ~『じゃあ、おそろいにゃ~』
「しょだね~♪」
『認めたな』
あっしまった⋯
『おいちゃん、これなに~?お肉の匂い混ざってるよ~?』
さすがハク!するどい!
『それはな、かぼちゃのスコップコロッケだ!ボア?ってやつのひき肉入ってるから、多分その匂いだろな。コロッケは普通丸めて揚げるんだけどな?今日は揚げずに焼いたから、油っこくはないだろ?』
『うん!でも、しっとりしてて美味しいよ~♪』
『そうか!そりゃよかった!』
「おいちゃん!こにょ、かぼちゃしゃんは?」
ドン!とお顔が彫ってあるカボチャさんが!どーん!
『これはな~?』
おいちゃんが頭をパカッと開けると、ふわ~
湯気と一緒にいい匂い!
「ふわ~あ」
おいしいやつ~♪
『すごいわ。かぼちゃの中からお料理が!』
『ゲンさん、これお米ですか?』
フゥとクゥもびっくり!のぞきこんでるけど、大丈夫?熱くない?湯気バンバン出てるよ?
『お!クゥ正解!牛たちに牛乳とか出してもらって作ったクリームリゾットだぞ!もちろんかぼちゃも入ってるぞ!グラタンも作りたかったけど、それはまた今度な。お腹パンパンになりすぎたら、デザート食べられないだろ?』ニヤリ
そ、そのお顔はっ
「で、でじゃーと、いっぱい?」
『おう!サーヤたちはむしろそっちだろ?』ニヤリ
みんなで首をたてにブンブンです!じゅるり
『さあ、ドリアよそってやるからな。熱いからみんな気をつけて食べるんだぞ?じゃないと、ああなるぞ?』
おいちゃんがジト目で見た先には
〖あつっ!あふっ!でも美味しい!でも痛い!医神ちゃん助けて!〗
〖主神!あなたは少し落ち着いてください!〗
〖あっ!バートあなた何独り占めしようとしてるの!〗
〖転移魔法は禁止ですよ!〗
『⋯⋯』もぐもぐもぐもぐ
しーん⋯
『⋯な?』
「⋯あい。分かっちゃ」
みんなも、うんうんしています。
ふーふーして食べます。やっぱり美味しい~♪こってりクリームソースにお米とかぼちゃが包まれてます!あつあつっ!
『大人の方はミートローフとかもあんだけどな?フゥたちどうする?ミートローフは明日でも食えるけど?』ニヤリ
『ううっデザート沢山あるんですよね?』
『しかも、初めてのとかですよね?』
『おお!むしろそっちに力を入れたからな!』ニカッ
『はい!我慢して』
『お腹に隙間残してます!』
次に何が待ってるか知ってる山桜桃ちゃんと春陽くんが言うと説得力あります!それを見てフゥもクゥも
『『我慢します』』
そうでしょうそうでしょう!
『それでは!』
『ご用意します!』
うわぁ!山桜桃ちゃんたちすごいニコニコだ~。ルンルンしてます!
『まずはリンゴのゼリーです!』
『赤いゼリーが宝石みたいですよね!』
みんなに甘くやわらか~くしたリンゴが行き渡るようによそってくれます。
『『はい!どうぞ!』』
わ~い!パク!ん~つるんっぷるんっ
パクっ!しゃくしゃく!リンゴからジュワッて甘酸っぱいのが!
美味しい~
しーん⋯
あれ?みんな?しずか?
『もう、ない⋯』
ぴゅいきゅい『『ひとくちで』』
『『なくなっちゃった⋯』』
『『『⋯⋯』』』
妖精トリオは言葉もない感じです。
みゃ~『つぎ。つぎがあるにゃ~』
みんな、泣いてる
「ちゅ、ちゅぎ、いこう!」
『そ、そうですね!』
『次はこちらです!』
次もぷるぷる系です。
『かぼちゃのプリンです!』
『もーもーさんと、コケコッコーさんがまた頑張ってくれました!』
『裏ごししたかぼちゃが入ってるぞ』
わ~い!ぱくっ
いつものプリンにほんのり、かぼちゃの甘みが!美味しい~♪
しーん⋯
あ、あれ?またみんなが?
『プリン、幸せ⋯』
ぴゅいきゅい『『じっくりたべるの』』
『にいちゃん、わたち、いきてるだか?』
『兄ちゃん、オイラ、ここにいるだか?』
『大丈夫なんだな。いるんだな。多分?』
わ、わ~。みんな、噛み締めてる!ぽぽちゃんたち、大丈夫!ここは現実だよ!
『次、いっていいか?』
おいちゃん、ひくひくしてます。ここまでとは思ってなかったみたいだね~
『りんごとかぼちゃのケーキです』
『お切りしま⋯?うわっ!?』
みんながケーキと聞いてバッと、一斉に春陽くんたちを見ます。
『え、えっと、二種類あるんですけど』
『ど、どうなさいますか?』
びくびくしながら聞く山桜桃ちゃんたちに、みんなの答えはもちろんひとつ!!
『『『『『「どっちも!」』』』』』
『は、はい』
『かしこまりました』
かぼちゃを練りこんだ生地に焼いたリンゴがた~くさん乗ったケーキ、逆に角切りリンゴが入った生地のかぼちゃのモンブラン!
どっちも美味しい~!!
しーん⋯
あ、あれ?また?
『大事に一口ずつ噛み締めないと』
『お腹いっぱいなはずなのに、まだ食べたい』
フゥ?クゥ?目をつぶって噛み締めてる?
『おいしいよ!おいしいよ~!』はぐはぐ
ぴゅいきゅい『『ああ!あとひとくちだけちかない!』』
『かわりばんこに』
『一口ずつ』
『『『うまうまうま』』』
みゃ~『おいしいにゃ~』
きゅるるん『『『『『『『ほっぺおちちゃう~』』』』』』』
『『『しあわせだ~』』』
ちびっこたちは食べ方色々です。
『生きててよかった』
『生まれてきてよかった』
山桜桃ちゃん?春陽くん?
『ここは平和だな~』
おいちゃんが遠い目をして見るその先には⋯
『蜂蜜酒なんぞ、甘くて飲めないと思ってたのによ!』
『これはうめえな!』
『これはレモンの皮の苦味か!?』
『ストレートもいいけど』
『このリンゴ入りもいいね』
『色々試せそうだね!』
『み、みなさんもう少しお控えになった方がっ』
『ご主人、無駄にゃ』
ど、ドワーフさんたち?酒盛り?
『アルコン様はリンゴ酒の方がお好みですか?』
『そうだな。このシュワッと感が面白いな』
『確かに面白いですな』
『ええ。舌がピリッとします』
アルコン様とギン様ファミリーまで?
〖キャハハハ 何コレ!美味しい!〗
〖キャハハ!ほんとれすね!〗
〖ちょ、ちょっと魔神ちゃん?シア?飲みすぎじゃないかな?〗
〖〖あ?〗〗ギロッ
〖い、いえ、あの、だからね?〗
〖バート、苦労しますね〗
『いえ、医神様。たいしたことは⋯』
〖まあ、飲みなさい〗
『ありがとうございます』
神様たち?
『酒は飲んでも飲まれるな。とはの』ちび
『ゲンの言う通りだのぉ』ちび
じぃじたち、しみじみ?
う、うわぁ
『ここは、平和だなぁ。酒、作ったのは失敗だったかなぁ』
そ、そうだね~
「あっ、おいちゃん、とりっくおあとりーちょ♪」
お菓子くれないと、こちょこちょしちゃうよ♪
『ん?食べたばっかりでよく⋯』
「だっちぇ~」ちろり
『ああ、あれじゃ言えないな。ほい。いっぺんに食べるなよ』
「わ~い!あいがちょ!」
おかし~♪
『おいちゃん、ぼくたちも~』
『『『『『トリック・オア・トリート~♪』』』』』
『はは。分かってるよ。ほら!』
『『『『『ありがと~♪』』』』』
かぼちゃの形のバケツに入ったお菓子セットゲット♪
ちゃんと明日食べるね!またやりたいね!
『お~い。そろそろ飯にするぞ~。みんな、せめて飯が食える服装でなぁ~』
「あ~い!」
やった~!ごはんだ~♪
『ジーニ様~ご飯だって~』
ぴゅいきゅい『『なんのかっこ~?』』
〖うふふ~♪これよ!〗パチンっ
『あ~みんな猫耳~』
ぴゅいきゅい『『あれ~?』』
『『サーヤだけ』』
『『『メイドさん?』』』
みゃ~『みみと、しっぽ~。あと、あんよ~』
「ふお~?」くるり
真っ黒ふりふりメイドさん。黒い猫耳としっぽ。それから猫足スリッパ!肉球と爪がかわいいです!
〖うふ♪混ぜてみたのよ?〗
〖お母様、中々いい仕事しますね〗
『かわいいですわ』
『かわいいにゃ!』
「えへ~♪」
やった~♪
パンパンっ 手を叩く音がしました。
『はいはい。サーヤ、皆も、そろそろ行きますよ』
〖皆さんをお待たせしてはいけません。行きましょう〗
バートさんとエル様が、並んで、にこってしてます。にこって。
「あい!」ビシッ!
みんなで、はい!です。逆らっちゃいけません!
『〖なにか?〗』にっこり
いいえ!みんなでブンブンです。
食堂に近づくと、いい匂いがしてきました。
「ふわぁ~」
『いい匂い~』
ぴゅいきゅい『『たのちみ~♪』』
絶対おいしい~♪
ドアを開けると
「ほわ~」
『すご~い』
ぴゅいきゅい『『ふよふよ~』』
『『きれいだね~』』
『『『いつもとちがうね』』』
みゃあ『すごいにゃ』
サーヤたちが作った飾りと、おいちゃんが作ったジャック・オー・ランタンがたくさん浮いてます。
いつもよりお部屋がちょっと暗くてジャック・オー・ランタンがオレンジ色にぽわって光ってます♪
きゅるるん『『『ぼくたちもてつだった!』』』
きゅるるん『『『『ほんもののくものす~』』』』
「お~!」
ぱちぱちぱち!確かに本物!
〖うふふ。いいでしょ?〗
『ああ。ジーニ様、ありがとな』
みんな大興奮です!
『さあ、みんな座りましょうね』
『サーヤ、持ち上げるぞ~』
「あ~い」
フゥが椅子を引いてくれてクゥが座らせてくれました。
「あいがちょ」
『『いえいえ』』
テーブルを見るといつもと違う紫のテーブルクロスに、ここにも光るジャック・オー・ランタン!それに美味しそうなご馳走が~
『今日は大皿料理メインだからな。ちゃんと、平等に!仲良く!取り分けてくれな』
おいちゃんがすでに血走った目で料理を狙ってる人達に、笑顔で釘を指してます。
『今日はカボチャづくしだな!あと、リンゴな』
わ~い!すご~い!
『それじゃあ、いただきます!』
「いちゃだきま~しゅ!」
みんなも『いただきます!』
さあ、ごはん!
まずは、サラダです!お野菜大事!シャクシャク!甘い?酸っぱい?でも美味しい~!この日のために種をいっぱい出したかいがありました!
『美味しいですか?かぼちゃとリンゴと干したレーズンのヨーグルト風味のサラダです』
『マヨネーズとヨーグルトの組み合わせも驚きましたけど、かぼちゃの種が食べられるとは思いませんでした』
そう!干しぶどう用のぶどうを出しました!かぼちゃの種はね~普通はびっくりだよね?
『種なの~?』
ぴゅい『おなかから』
きゅい『かぼちゃはえちゃう!?』』
『『ええ?本当?』』
『『『や~!!』』』
ちびっ子おおさわぎです!
『大丈夫。生えないよ!』
おいちゃんが慌てて言います。
みゃ~『ほんとにゃ?』
『ああ。ほんとだ。そういやサーヤも同じこと言って騒いだな~』ちろり
なんのことですか?しゃくしゃく。
みゃ~『じゃあ、おそろいにゃ~』
「しょだね~♪」
『認めたな』
あっしまった⋯
『おいちゃん、これなに~?お肉の匂い混ざってるよ~?』
さすがハク!するどい!
『それはな、かぼちゃのスコップコロッケだ!ボア?ってやつのひき肉入ってるから、多分その匂いだろな。コロッケは普通丸めて揚げるんだけどな?今日は揚げずに焼いたから、油っこくはないだろ?』
『うん!でも、しっとりしてて美味しいよ~♪』
『そうか!そりゃよかった!』
「おいちゃん!こにょ、かぼちゃしゃんは?」
ドン!とお顔が彫ってあるカボチャさんが!どーん!
『これはな~?』
おいちゃんが頭をパカッと開けると、ふわ~
湯気と一緒にいい匂い!
「ふわ~あ」
おいしいやつ~♪
『すごいわ。かぼちゃの中からお料理が!』
『ゲンさん、これお米ですか?』
フゥとクゥもびっくり!のぞきこんでるけど、大丈夫?熱くない?湯気バンバン出てるよ?
『お!クゥ正解!牛たちに牛乳とか出してもらって作ったクリームリゾットだぞ!もちろんかぼちゃも入ってるぞ!グラタンも作りたかったけど、それはまた今度な。お腹パンパンになりすぎたら、デザート食べられないだろ?』ニヤリ
そ、そのお顔はっ
「で、でじゃーと、いっぱい?」
『おう!サーヤたちはむしろそっちだろ?』ニヤリ
みんなで首をたてにブンブンです!じゅるり
『さあ、ドリアよそってやるからな。熱いからみんな気をつけて食べるんだぞ?じゃないと、ああなるぞ?』
おいちゃんがジト目で見た先には
〖あつっ!あふっ!でも美味しい!でも痛い!医神ちゃん助けて!〗
〖主神!あなたは少し落ち着いてください!〗
〖あっ!バートあなた何独り占めしようとしてるの!〗
〖転移魔法は禁止ですよ!〗
『⋯⋯』もぐもぐもぐもぐ
しーん⋯
『⋯な?』
「⋯あい。分かっちゃ」
みんなも、うんうんしています。
ふーふーして食べます。やっぱり美味しい~♪こってりクリームソースにお米とかぼちゃが包まれてます!あつあつっ!
『大人の方はミートローフとかもあんだけどな?フゥたちどうする?ミートローフは明日でも食えるけど?』ニヤリ
『ううっデザート沢山あるんですよね?』
『しかも、初めてのとかですよね?』
『おお!むしろそっちに力を入れたからな!』ニカッ
『はい!我慢して』
『お腹に隙間残してます!』
次に何が待ってるか知ってる山桜桃ちゃんと春陽くんが言うと説得力あります!それを見てフゥもクゥも
『『我慢します』』
そうでしょうそうでしょう!
『それでは!』
『ご用意します!』
うわぁ!山桜桃ちゃんたちすごいニコニコだ~。ルンルンしてます!
『まずはリンゴのゼリーです!』
『赤いゼリーが宝石みたいですよね!』
みんなに甘くやわらか~くしたリンゴが行き渡るようによそってくれます。
『『はい!どうぞ!』』
わ~い!パク!ん~つるんっぷるんっ
パクっ!しゃくしゃく!リンゴからジュワッて甘酸っぱいのが!
美味しい~
しーん⋯
あれ?みんな?しずか?
『もう、ない⋯』
ぴゅいきゅい『『ひとくちで』』
『『なくなっちゃった⋯』』
『『『⋯⋯』』』
妖精トリオは言葉もない感じです。
みゃ~『つぎ。つぎがあるにゃ~』
みんな、泣いてる
「ちゅ、ちゅぎ、いこう!」
『そ、そうですね!』
『次はこちらです!』
次もぷるぷる系です。
『かぼちゃのプリンです!』
『もーもーさんと、コケコッコーさんがまた頑張ってくれました!』
『裏ごししたかぼちゃが入ってるぞ』
わ~い!ぱくっ
いつものプリンにほんのり、かぼちゃの甘みが!美味しい~♪
しーん⋯
あ、あれ?またみんなが?
『プリン、幸せ⋯』
ぴゅいきゅい『『じっくりたべるの』』
『にいちゃん、わたち、いきてるだか?』
『兄ちゃん、オイラ、ここにいるだか?』
『大丈夫なんだな。いるんだな。多分?』
わ、わ~。みんな、噛み締めてる!ぽぽちゃんたち、大丈夫!ここは現実だよ!
『次、いっていいか?』
おいちゃん、ひくひくしてます。ここまでとは思ってなかったみたいだね~
『りんごとかぼちゃのケーキです』
『お切りしま⋯?うわっ!?』
みんながケーキと聞いてバッと、一斉に春陽くんたちを見ます。
『え、えっと、二種類あるんですけど』
『ど、どうなさいますか?』
びくびくしながら聞く山桜桃ちゃんたちに、みんなの答えはもちろんひとつ!!
『『『『『「どっちも!」』』』』』
『は、はい』
『かしこまりました』
かぼちゃを練りこんだ生地に焼いたリンゴがた~くさん乗ったケーキ、逆に角切りリンゴが入った生地のかぼちゃのモンブラン!
どっちも美味しい~!!
しーん⋯
あ、あれ?また?
『大事に一口ずつ噛み締めないと』
『お腹いっぱいなはずなのに、まだ食べたい』
フゥ?クゥ?目をつぶって噛み締めてる?
『おいしいよ!おいしいよ~!』はぐはぐ
ぴゅいきゅい『『ああ!あとひとくちだけちかない!』』
『かわりばんこに』
『一口ずつ』
『『『うまうまうま』』』
みゃ~『おいしいにゃ~』
きゅるるん『『『『『『『ほっぺおちちゃう~』』』』』』』
『『『しあわせだ~』』』
ちびっこたちは食べ方色々です。
『生きててよかった』
『生まれてきてよかった』
山桜桃ちゃん?春陽くん?
『ここは平和だな~』
おいちゃんが遠い目をして見るその先には⋯
『蜂蜜酒なんぞ、甘くて飲めないと思ってたのによ!』
『これはうめえな!』
『これはレモンの皮の苦味か!?』
『ストレートもいいけど』
『このリンゴ入りもいいね』
『色々試せそうだね!』
『み、みなさんもう少しお控えになった方がっ』
『ご主人、無駄にゃ』
ど、ドワーフさんたち?酒盛り?
『アルコン様はリンゴ酒の方がお好みですか?』
『そうだな。このシュワッと感が面白いな』
『確かに面白いですな』
『ええ。舌がピリッとします』
アルコン様とギン様ファミリーまで?
〖キャハハハ 何コレ!美味しい!〗
〖キャハハ!ほんとれすね!〗
〖ちょ、ちょっと魔神ちゃん?シア?飲みすぎじゃないかな?〗
〖〖あ?〗〗ギロッ
〖い、いえ、あの、だからね?〗
〖バート、苦労しますね〗
『いえ、医神様。たいしたことは⋯』
〖まあ、飲みなさい〗
『ありがとうございます』
神様たち?
『酒は飲んでも飲まれるな。とはの』ちび
『ゲンの言う通りだのぉ』ちび
じぃじたち、しみじみ?
う、うわぁ
『ここは、平和だなぁ。酒、作ったのは失敗だったかなぁ』
そ、そうだね~
「あっ、おいちゃん、とりっくおあとりーちょ♪」
お菓子くれないと、こちょこちょしちゃうよ♪
『ん?食べたばっかりでよく⋯』
「だっちぇ~」ちろり
『ああ、あれじゃ言えないな。ほい。いっぺんに食べるなよ』
「わ~い!あいがちょ!」
おかし~♪
『おいちゃん、ぼくたちも~』
『『『『『トリック・オア・トリート~♪』』』』』
『はは。分かってるよ。ほら!』
『『『『『ありがと~♪』』』』』
かぼちゃの形のバケツに入ったお菓子セットゲット♪
ちゃんと明日食べるね!またやりたいね!
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ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
第十五回ファンタジー小説大賞で奨励賞に選ばれました!
4月19日、一巻が刊行されました!
俺の名前は中山佑輔(なかやまゆうすけ)。作業ゲーが大好きなアラフォーのおっさんだ。みんなからは世界一の作業厨なんて呼ばれてたりもする。
そんな俺はある日、ゲーム中に心不全を起こして、そのまま死んでしまったんだ。
だけど、女神さまのお陰で、剣と魔法のファンタジーな世界に転生することが出来た。しかも!若くててかっこいい身体と寿命で死なないおまけつき!
俺はそこで、ひたすらレベル上げを頑張った。やっぱり、異世界に来たのなら、俺TUEEEEEとかやってみたいからな。
まあ、三百年程で、世界最強と言えるだけの強さを手に入れたんだ。だが、俺はその強さには満足出来なかった。
そう、俺はレベル上げやスキル取得だけをやっていた結果、戦闘技術を上げることをしなくなっていたんだ。
レベル差の暴力で勝っても、嬉しくない。そう思った俺は、戦闘技術も磨いたんだ。他にも、モノづくりなどの戦闘以外のものにも手を出し始めた。
そしたらもう……とんでもない年月が経過していた。だが、ここまでくると、俺の知識だけでは、出来ないことも増えてきた。
「久しぶりに、人間に会ってみようかな?」
そう思い始めた頃、我が家に客がやってきた。
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