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332 お楽しみは何かな?

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    衝撃のもーもーさんたちと、コケコッコーさんたちから、色~んなミルクと卵をもらって来ました。

古くからのお友達の急な進化においちゃんがショックで倒れるという、貴重な姿も見られました。

    そんなこんなでやっと朝食です。おいちゃんが

『まあ、こんなこともあるよな。うん、俺だってサーヤだって若返ったんだし。うん、そうだ。そういうことにしよう。そうだな、せっかく美味い牛乳と卵が手に入ったんだしな。おし!今日は取っておきのお楽しみを用意してやるからな!』

と、ブツブツ言ったあげく、開き直りました!
お楽しみってなんだろね?
わくわくですね♪

カチャカチャカチャカチャ

『わ~い!来たみたいだね~』
ぴゅい!『おたのちみいってたね!』
きゅい!『たのちみだね!』
『くんくんくん』
『うわぁ~』
『『『いいにおい~♪』』』
みゃ~『おいしそうにゃ~』
「にゃにかな~♪にゃにかにゃ~♪」
美味しいもので間違いない匂いです!

カチャカチャカチャカチャ

『お待たせしました』
『お配りしますね』
『今日はサラダと野菜スープに、しぼりたての牛乳、ヨーグルト。メインはホットケーキだな』

「ほっちょけーき~!!」じゅるり
おいちゃん!ありがとう!

『うわぁキラキラだなぁ』
『ほんとに。お目目のキラキラはいいけど、お口のキラキラはふきましょうね』
「あい」
フゥがふきふきしてくれます。

『ホットケーキ~なに~?』

「んちょ、まるいので~、うしゅいにょも、ぶあちゅくてふわふわふわも、おいちい」

ぴゅい『うすいの?』
きゅい『ぶあついの?』
『丸いことは』
『分かったね~』
おいしいんだよ~

「おいちゃん、あんまりあみゃくにゃい。おやちゃい、べーこん、ちゃまごのっけりゅ、じょうず」

『これ、においは』
『あまいよ?』
『あまくないの?』

今回の匂いは~
「あみゃいの、しゅっっっごく!おいちい!はちみちゅ、めーぷりゅちろっぷ、ばたーじゅわ~」
甘くておいしいんだよ~ばたばたばたばた

『サーヤ、あんよバタバタはやめておきましょうね』
『口もふこうな』
「あい」
今度はクゥがお口ふいてくれました。

「あちょはぁ、ふるーちゅとかぁ、くりーむとかぁ」
『あとは、アイスとかな』
おいちゃん!待ってたよ!

『お待たせしました』
『こちらのテーブルはお子様特別仕様だそうですよ』
山桜桃お姉ちゃんと春陽お兄ちゃんも来ました!すっかりお食事メンバーです。

『うふふ。やっぱり食事はサーヤのそばにいるべきね』
『ホントだな。大正解だ』
フゥ?クゥ?サーヤをだしにしてますか?

『大人の席はな、普通サイズのを、甘いのと、甘さ控えめなのを置いてきたぞ。トッピングも置いてな?』
あれだぞ。と、言うので見たらドーン!と、山積みのホットケーキが…うわぁ~。しかも、みるみる減ってる?

『あんまり見ない方がいいぞ…』
「あ、あい」
でも、みちゃいます。怖いもの見たさってやつ?

『こちらは小さめに作ってあります』
『だから、色々な味を楽しめますよ』
「ふわぁ~あぁ」
お野菜もあるけど、フルーツと、生クリーム、フルーツソースに、はちみつにぃ

『メープルシロップはその内だな』
そうだね。でも、これだけあったらじゅうぶんだよ!

『ふふふ。最後の一枚分は空けとけよ。スペシャルにしてやるからな』
なに?なに?スペシャルなに?

『まあまあ、最初の一つは野菜と目玉焼きにしような。半分にしてやるから』
「あ~い。ふわふわは~?」
ふわふわのおいしいやつ~

『スフレバージョンはまた違う日におやつにな』
「あ~い。たのちみだね~♪」
よくばっちゃいけません。次のお楽しみです。

『そうだな。さて、食うか』
「あい!いちゃぢゃきましゅ」

おいちゃんはさすがに普通サイズです。だけど最初のだけ小さいのにお野菜と目玉焼き乗っけて半分こしてくれます。サラダだけじゃダメだって。

『ベーコンが欲しいな。なんか代わりになる肉あるかな?』
「あちょで、じーにしゃまにきこう」
『そうだな』
もぐもぐもぐ。食べました。

「ふぉぉ、ちゃまご」
おいしい~~♪
『うん。味濃くて美味いよな。黄身なんか箸でつかめたしな』
「おお!しゅごい!」
おいしかったから、あっという間に

「おいちゃん、たべちゃ」
ペロりって食べちゃいました。

『おし。じゃあ、あとは、自由にしていいぞ』
「あ~い!んっちょ!ばたーちょ、はちみちゅ!」
まずは基本の一枚です。バターじゅわ~です。

『おれも。マネしよう』
『わたしも』
『『サーヤの真似が一番な気がする』』
「うに?」

見たらフゥとクゥだけじゃなくてみんながこっちみてます。びっくりです。みんな自由にすればいいのに?

『この間のヨーグルトで学んだのよ』
『どうせなら最初から美味しい合わせ技がいい』
みんながうんうんって頷いてます。そ、そうなの?

『まあまあ、ほら出来たぞ』
「あいがちょ~」

では、ぱくっ!
「おいちい~♪♪」
ふわふわとちょっとカリカリです。味も、すっごくしっかりしてます。卵効果かな?バターもおいしい!でも、十センチ無いくらいの小さいのだから、すぐなくなっちゃいました。

『ん~、これだけ牛乳も卵も美味いと、色々作りがいあるなぁ。前に調べてみたりんごバターとか、いちごバターってやつとかも作ってみようかな』
「ふお~、にゃんか、おいちしょう」
絶対作って!

それじゃ、次は~

「べりーちょ、なまくりーむちょ、べりーそーしゅ♪」
『了解』

じーっ

「うにゅ?」
な、何かな?

『なるほど。フルーツと、生クリームと、更にフルーツソースと。おれは黄色いのにしてみよう』
柑橘系だね。

『わたしはサーヤのまね継続』
お、おぉ。みんなが真剣…

『みんな、自由にしていいんだぞ?』
おいちゃんもみんなに言います。そうだよね?

『大丈夫~』
ぴゅい『サーヤのまねしてから』
きゅい『いろいろするの~』
『サーヤはこの中で』
『一番食べないから』
『『『よゆ~う』』』
妖精トリオは、余裕というか、一枚を三人で食べてるもんね。

みゃ~『ココロはぜんぶ、さーにゃにゃんとおんなじにするにゃ!まだみんなみたいに、たくさんはむりにゃ!』

『そ、そうか…』
おいちゃん、顔が引きつってますよ。

『幸せです』
『美味しいです』
山桜桃お姉ちゃんと春陽お兄ちゃん、免疫ができたのか、マイペースです。

「おいちゃん、あちょ、にまいくりゃい」
残念です。でも、腹八分目ってやつで我慢です。

『そうか、それじゃあ、サーヤは一足先にスペシャル行くか』
すると、おいちゃんがわざわざ温かいのをインベントリから出しました。何するのかな?
すると、二枚それぞれにぽとっぽとっと。

そ、それは…っ!!

『ふふふふ。そう。ミルクアイスと、新作さつまいもアイスだ!』

「ふおおおおおおっ!」

新作!さつまいも!しかも、ペーストとゴロゴロが入ってます!

『これに甘さ控えめのホイップクリームを添えて、蜂蜜をちょろっと…』
「ふああああああああっ!!」
最強です!最高です!ほかほかホットケーキにアイスがとろ~り溶けてきました!

『ほい。完成!ほら、たんと食え~』
「うきゃあああああああっ!!!」
いただきます!ぱくっ
「ふにゅうううう~~っっ」
おいちい~いぃぃ!あつあつなのにひんやりがとろ~っです!
おいもアイスもお口に広がります!ごろっと感とねっとり感がたまりません!

『美味いか?』ニカッ
ぶんぶんぶん!頭たてにぶんぶんです!こくこくじゃ間に合いません!おいしい~♪

『そうかそうか。良かった…な?』

ん?どうしたのかな?
フォーク(おいちゃん作)お口に入れながら、おいちゃん見てみると、変な方見て震えてる?パシッ!
「んにゅ?」

『サーヤちゃん、見ちゃダメです』
『そうです。お皿だけを見て食べましょう』
『『溶けちゃいますよ?』』

はっ!そうだね。なぜかお耳塞がれてて食べにくいけど、溶けたらもったいないもんね!あぐあぐ。おいちい~♪♪にこにこ♪

『良かったです』
『そうですね』ちろっ
『『あれは、見せちゃダメです』』
山桜桃お姉ちゃん、春陽お兄ちゃん頑張った!


〖ゲン、それはなぁに?〗
〖そんなのテーブルになかったですよ?〗
〖師匠、出し惜しみはいけません〗

『い、いや、あのな?溶けたらダメだし、サーヤを驚かせたかったし?』
詰め寄る神様たち、と、その他お子様席にいなかった面々。

『甘いものは別腹』
『さっさと出す』
もはや、脅しです。

『は、はい⋯』
精霊さんたち、どこで別腹なんて言葉を⋯


『私たち、待ってましょうね』
『うん。分かった~』
ぴゅいきゅい『『まってる~』』
『ゲンさん、ぼくたちの分は渡さないでくださいね』
フゥとクゥも図太くなりました。

「おいちい~♪」うまうま♪
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