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きらきら~
「ふわぁ~きりぇ~!しゅご~!ふわぁ~ふわぁ~」キラキラ
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん、キラキラ~』』キラキラ
『すごいね~』キラキラ
『『色んな色キラキラ~』』キラキラ
『『『まぶしい~』』』ぎゅうっ
みゃあ『すごいにゃ~』キラキラ
『うん。すごいな。キラキラだ』
『みんなの目もキラキラね』
フゥとクゥが言う通り、ちびっこたちの目がキラキラ。妖精トリオだけが眩しすぎて、見たいのに見れなくて苦労しています。
『こ、これが、山を吹き飛ばしたエンシェントドラゴン様だか…納得なんだな』
ぽぽちゃんはお口あんぐり。ようやく自分の聞いた昔話が、事実だったと実感したみたいです。
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん、まえとちがう?』』
『うん。前より大きくて強そう~』
「ほんちょだ~」
久しぶりに見たドラゴン姿のアルコン様は前に見た時よりも大きくなってました。虹色に輝く鱗も前より光輝いています。波打つ度に変化する色がすごく綺麗です。広げた翼も大きく立派です。体も筋肉が脈打つようです。やっぱり、前見た時より強そうです。
『ねぇ、ジーニ様と結葉様はなんだか』
『にやにやしてる?』
『でも~』
『ほかはみんな~』
『びっくりしてる~』
みゃ~『すごいにゃ~』
もぐらさんたち、腰抜かしちゃったみたいです。あわあわしてます。もぐらさん以外も
『驚いたな。初めてアルコン様のあの姿見たけど、あんな凄いドラゴンだったのか』
おいちゃんのお口もあんぐりです。おいちゃんも初めて見たんだっけね。
『素晴らしいのぉ。あのお姿を拝見したのは、何百年ぶりかのぉ』
『相変わらず美しく凛々しいお姿じゃの。また拝見できるとはの』
『『ありがたいの(ぉ)』』
亀じぃ、手を合わせて拝んでる?
じぃじはお座り?
ぴゅいきゅい『『じぃじたち、おとうしゃん、みたことあるの?』』
『ずっと昔に一度だけのぉ』
『ここらを飛んでらしたのを見たことがあるんじゃよ』
『『思わず拝んだの(ぉ)』』
昔も拝んだんだね…
そして、アルコン自身も•••
『ふぅ。久々にこの姿になったが驚いたな。若返ったとは思っていたが、力が滾るだけではないな、かつてないほど力も体も大きくなっているか?』
人型の時でも強くなったと実感があったからな。本来の姿になれば更に強くなってるのではと思ってはいたが、これは想像以上だな。さて、どうすべきか…
〖ちょっとアルコン、間違ってもブレスなんか吐かないでよ?この辺りを更地にした時より大きいじゃないの〗
見透かしたようにジーニ様が話しかけてこられたな。
『ふむ。分かっているのですが、しかしこれ程とは。ジーニ様、一度どこかで力を測れませんかな?』
口では軽く言っているつもりだが、これは…。
内包する力に戸惑っていることをジーニ様も感じ取ったのだろう。念話が聞こえてきた。
〖〖アルコン、それは本気よね?〗〗
その通りです。自分の上限が分かりません。力を誤り周りを危険に晒す訳には•••
今は子らも含め、大切な仲間がいるからな
〖〖それ程なのね。分かったわ〗〗
さすがジーニ様だ。瞬時に理解し対応して下さった。有難い。
〖分かったわ。主神に相談してみましょう〗
『それは助かりますな。よろしくお頼みいたします』
わざとらしく言い合いながらも内心は真剣そのものだ。おそらくは…
『ジーニ様、アルコン様、その時は私もお願いします』
やはり、ギンもか•••
〖ギンもね。了解よ♪〗
その時•••
ぴゅいきゅい『『おとうしゃ~ん』』
『『あっ!モモ!スイ!』』
声が聞こえた方を見ると飛んでくる子らの姿と、フゥとクゥがこちらに向かってペコペコしている姿が見えた。先程のハクに続いてモモとスイもか•••
ぴゅいきゅい『『すごいすごい!かっこいい~!』』
子らはくるくる周りを飛んだと思ったらペトっとくっついてきた。
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん、おとうしゃん!おそらとんで!』』キラキラ
『空をか?』
ぴゅいきゅい『『うん!』』キラキラ
『ふむ』
威圧を与えるにはそれも手か?
何より子らが(滅多にない)期待に満ち溢れた目で見上げてくる。期待に答えるべきではないか?
『いいんじゃなぁい?あそこで羨ましそうに見てる子達も沢山いるわよぉ(滅多にない、絶好のチャンスよねぇ)』くすくす
結葉がおかしそうに、双子と同じように目を輝かせているサーヤたち見ている。
結葉、どさくさに紛れて考えてることが、丸わかりだぞ。我は大人だからな。今は見逃してやるがな。
『ふむ。たまには空の散歩も良いか?』
このようなキラキラな目を向けられたら応えたくなるではないか?いや、応えねばなるまい。父として
〖そうねぇ。(父の威厳を見せるいい機会じゃない?滅多にみせられないし?)フゥとクゥを一緒に乗せれば大丈夫じゃない?心配ならゲンと、そうね、蒼と青磁がシールド得意よ。あなたも一応シールドは張るでしょうけど〗くすくす
ジーニ様も勧めて下さっているしな。だが、要らぬことも伝わってきますぞ。
『そうですな。では行くか』
ぴゅいきゅい『『やったぁ!』』
〖良かったわね。行ってらっしゃい(やっといいとこを見せられるじゃない?)〗にやにや
『行ってらっしゃ~い(ダメダメが少しは返上できるんじゃなぁい?)』にやにや
『では、お言葉に甘えまして、行ってまいります(わざわざ余計なことを•••)』
とにかく、久々の空の旅に行くか。
双子を張りつけたまま、ドスンドスンとサーヤたちの元へ。
ぴゅいきゅい『『みんな~おそらいこ~!』』にこにこ
ふむ。子らが嬉しそうで何よりだ。
「ふぇ?おそら?」
ふふ。サーヤの目が面白いほど開いているな。
ぴゅいきゅい『『おとうしゃんがつれてってくれるって!』』にこにこ
『アルコン様ほんと~?』キラキラ
ふむ。皆のキラキラの目がますます我に。悪くないな。
『ああ。ジーニ様のお許しももらった。フゥとクゥ、ゲンと、シールドが得意な蒼と青磁がいれば大丈夫だろうとな。もちろん我もシールドは張るぞ。どうだ?空の散歩に行くか?』
「いくー!」
『『やったーっ』』
『『『ありがとうっ』』』
みゃあ『うれしいにゃ!』
『すご~い。ありがとう~』
わ~っと喜ぶサーヤたち。
『私たちまで?』
『い、いいのかな?』
フゥとクゥまで嬉しそうにしているな。
『な、なんとワシらがエンシェントドラゴン様の背にかの?』
『な、なんと恐れ多いことかのぉ』
『『冥土の土産になるの(ぉ)』』
いや、亀じぃたち、何も拝むことはなかろう•••
『分かった。では行くか』
ふむ。期待に応えねばな。しかし•••
『ところで、ハク縮んだな。さっきの反動か?大丈夫か?』
先程は流れだったとはいえ、無茶を言ってしまったからな
『分かんないけど~、どこも痛くないよ~』
ハクはなんともないと言うが
『そうか。無理させて悪かったな。あとでジーニ様に見てもらおうな』
『うん!』
何事もなければ良いが•••
アルコン様が心配していると
〖今来たわ〗しゅんっ
「ふわっ」
『わっジーニ様!』
『ジーニ様』
ジーニ様が突然現れました。びっくり!
〖悪かったわね。ハク。ちょっと見せてね〗
『は~い』
ジーニ様が小さくなったハクを抱っこして様子を見ます。
〖うん。大丈夫そうね。魔力を思ったより使ったのね。魔力が戻れば元に戻るでしょ〗
『ありがとう~ジーニ様』
〖どういたしまして。でも、今度から何かあったらすぐに言うのよ。命は何より大切なんだから。あなたは本当はまだこんな赤ちゃんなんだから、気を使う必要は無いの。分かった?〗ピンッ
ジーニ様がハクのお鼻を軽くピンッて弾きました。
『は~い。分かったよ~』
〖いい子ね。それじゃあ、私は戻るわね。アルコン、あとは頼むわよ〗チュ。
ジーニ様が、弾いたハクのお鼻にチュッて、キスしてからサーヤに渡してきたよ。
『チュッされちゃった~』
「しゃれちゃったにぇ~」むぎゅう
サーヤはむぎゅうして、すりすりです。
『分かりました』
〖じゃあ、みんな気をつけていってらっしゃい〗
「あ~い!」
ジーニ様が手を振ってモグラさんたちの所へ戻ったので、アルコン様の背中に乗せてもらいます。
子グモさんたちも一緒だよ。あとね、山桜桃ちゃん達とアウル達も一緒です。じぃじたちがいるから小さくなった青葉ちゃん達も一緒です。まだまだ余裕です!すごいね~。みんなでお空のお散歩です!
『では、行くぞ。シールド頼むぞ』
『『かしこまりましたですじゃ』』ぽわんっ
じぃじたちがシールドを張ってくれます。
『フゥ、クゥ、青葉たち、ちょうどいい機会だ。蒼達から学ぶといい』
『『『はい』』』
アルコン様が、フゥたちに言うと、みんなしっかり頷いてます。フゥも膜張るの上手だよ。
『それではしっかり捕まっているんだぞ』
ぴゅいきゅい『『しゅっぱーつ』』
アルコン様が、バサッと、羽を広げて羽ばたきました。大きい音がするかと思ったら、風はすごいけど音はあんまりしません。
『風も飛び立つ時だけだ。音がしないのは音で相手に悟られぬようにするため、ドラゴンなら必ず身につけなくてはならないことなのだ』
「ももちょ、すいも?」
今はパタパタだもんね。可愛いけど。
『その通りだ。飛ぶ練習もせねばな。将来サーヤを乗せたいのだろう?』
きゅいぴゅい『『うん!がんばる!』』
「がんばりぇ~!」
サーヤも乗りたい!
ぴゅいきゅい『『うん!いつかサーヤたちのせたげるね!』』
「あい!」
やったー!
そんな話をしながら一度羽ばたいただけでアルコン様は空高く舞い上がりました。
「ふわぁっしゅご~!」
すごいすごい!
「ふわぁ~きりぇ~!しゅご~!ふわぁ~ふわぁ~」キラキラ
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん、キラキラ~』』キラキラ
『すごいね~』キラキラ
『『色んな色キラキラ~』』キラキラ
『『『まぶしい~』』』ぎゅうっ
みゃあ『すごいにゃ~』キラキラ
『うん。すごいな。キラキラだ』
『みんなの目もキラキラね』
フゥとクゥが言う通り、ちびっこたちの目がキラキラ。妖精トリオだけが眩しすぎて、見たいのに見れなくて苦労しています。
『こ、これが、山を吹き飛ばしたエンシェントドラゴン様だか…納得なんだな』
ぽぽちゃんはお口あんぐり。ようやく自分の聞いた昔話が、事実だったと実感したみたいです。
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん、まえとちがう?』』
『うん。前より大きくて強そう~』
「ほんちょだ~」
久しぶりに見たドラゴン姿のアルコン様は前に見た時よりも大きくなってました。虹色に輝く鱗も前より光輝いています。波打つ度に変化する色がすごく綺麗です。広げた翼も大きく立派です。体も筋肉が脈打つようです。やっぱり、前見た時より強そうです。
『ねぇ、ジーニ様と結葉様はなんだか』
『にやにやしてる?』
『でも~』
『ほかはみんな~』
『びっくりしてる~』
みゃ~『すごいにゃ~』
もぐらさんたち、腰抜かしちゃったみたいです。あわあわしてます。もぐらさん以外も
『驚いたな。初めてアルコン様のあの姿見たけど、あんな凄いドラゴンだったのか』
おいちゃんのお口もあんぐりです。おいちゃんも初めて見たんだっけね。
『素晴らしいのぉ。あのお姿を拝見したのは、何百年ぶりかのぉ』
『相変わらず美しく凛々しいお姿じゃの。また拝見できるとはの』
『『ありがたいの(ぉ)』』
亀じぃ、手を合わせて拝んでる?
じぃじはお座り?
ぴゅいきゅい『『じぃじたち、おとうしゃん、みたことあるの?』』
『ずっと昔に一度だけのぉ』
『ここらを飛んでらしたのを見たことがあるんじゃよ』
『『思わず拝んだの(ぉ)』』
昔も拝んだんだね…
そして、アルコン自身も•••
『ふぅ。久々にこの姿になったが驚いたな。若返ったとは思っていたが、力が滾るだけではないな、かつてないほど力も体も大きくなっているか?』
人型の時でも強くなったと実感があったからな。本来の姿になれば更に強くなってるのではと思ってはいたが、これは想像以上だな。さて、どうすべきか…
〖ちょっとアルコン、間違ってもブレスなんか吐かないでよ?この辺りを更地にした時より大きいじゃないの〗
見透かしたようにジーニ様が話しかけてこられたな。
『ふむ。分かっているのですが、しかしこれ程とは。ジーニ様、一度どこかで力を測れませんかな?』
口では軽く言っているつもりだが、これは…。
内包する力に戸惑っていることをジーニ様も感じ取ったのだろう。念話が聞こえてきた。
〖〖アルコン、それは本気よね?〗〗
その通りです。自分の上限が分かりません。力を誤り周りを危険に晒す訳には•••
今は子らも含め、大切な仲間がいるからな
〖〖それ程なのね。分かったわ〗〗
さすがジーニ様だ。瞬時に理解し対応して下さった。有難い。
〖分かったわ。主神に相談してみましょう〗
『それは助かりますな。よろしくお頼みいたします』
わざとらしく言い合いながらも内心は真剣そのものだ。おそらくは…
『ジーニ様、アルコン様、その時は私もお願いします』
やはり、ギンもか•••
〖ギンもね。了解よ♪〗
その時•••
ぴゅいきゅい『『おとうしゃ~ん』』
『『あっ!モモ!スイ!』』
声が聞こえた方を見ると飛んでくる子らの姿と、フゥとクゥがこちらに向かってペコペコしている姿が見えた。先程のハクに続いてモモとスイもか•••
ぴゅいきゅい『『すごいすごい!かっこいい~!』』
子らはくるくる周りを飛んだと思ったらペトっとくっついてきた。
ぴゅいきゅい『『おとうしゃん、おとうしゃん!おそらとんで!』』キラキラ
『空をか?』
ぴゅいきゅい『『うん!』』キラキラ
『ふむ』
威圧を与えるにはそれも手か?
何より子らが(滅多にない)期待に満ち溢れた目で見上げてくる。期待に答えるべきではないか?
『いいんじゃなぁい?あそこで羨ましそうに見てる子達も沢山いるわよぉ(滅多にない、絶好のチャンスよねぇ)』くすくす
結葉がおかしそうに、双子と同じように目を輝かせているサーヤたち見ている。
結葉、どさくさに紛れて考えてることが、丸わかりだぞ。我は大人だからな。今は見逃してやるがな。
『ふむ。たまには空の散歩も良いか?』
このようなキラキラな目を向けられたら応えたくなるではないか?いや、応えねばなるまい。父として
〖そうねぇ。(父の威厳を見せるいい機会じゃない?滅多にみせられないし?)フゥとクゥを一緒に乗せれば大丈夫じゃない?心配ならゲンと、そうね、蒼と青磁がシールド得意よ。あなたも一応シールドは張るでしょうけど〗くすくす
ジーニ様も勧めて下さっているしな。だが、要らぬことも伝わってきますぞ。
『そうですな。では行くか』
ぴゅいきゅい『『やったぁ!』』
〖良かったわね。行ってらっしゃい(やっといいとこを見せられるじゃない?)〗にやにや
『行ってらっしゃ~い(ダメダメが少しは返上できるんじゃなぁい?)』にやにや
『では、お言葉に甘えまして、行ってまいります(わざわざ余計なことを•••)』
とにかく、久々の空の旅に行くか。
双子を張りつけたまま、ドスンドスンとサーヤたちの元へ。
ぴゅいきゅい『『みんな~おそらいこ~!』』にこにこ
ふむ。子らが嬉しそうで何よりだ。
「ふぇ?おそら?」
ふふ。サーヤの目が面白いほど開いているな。
ぴゅいきゅい『『おとうしゃんがつれてってくれるって!』』にこにこ
『アルコン様ほんと~?』キラキラ
ふむ。皆のキラキラの目がますます我に。悪くないな。
『ああ。ジーニ様のお許しももらった。フゥとクゥ、ゲンと、シールドが得意な蒼と青磁がいれば大丈夫だろうとな。もちろん我もシールドは張るぞ。どうだ?空の散歩に行くか?』
「いくー!」
『『やったーっ』』
『『『ありがとうっ』』』
みゃあ『うれしいにゃ!』
『すご~い。ありがとう~』
わ~っと喜ぶサーヤたち。
『私たちまで?』
『い、いいのかな?』
フゥとクゥまで嬉しそうにしているな。
『な、なんとワシらがエンシェントドラゴン様の背にかの?』
『な、なんと恐れ多いことかのぉ』
『『冥土の土産になるの(ぉ)』』
いや、亀じぃたち、何も拝むことはなかろう•••
『分かった。では行くか』
ふむ。期待に応えねばな。しかし•••
『ところで、ハク縮んだな。さっきの反動か?大丈夫か?』
先程は流れだったとはいえ、無茶を言ってしまったからな
『分かんないけど~、どこも痛くないよ~』
ハクはなんともないと言うが
『そうか。無理させて悪かったな。あとでジーニ様に見てもらおうな』
『うん!』
何事もなければ良いが•••
アルコン様が心配していると
〖今来たわ〗しゅんっ
「ふわっ」
『わっジーニ様!』
『ジーニ様』
ジーニ様が突然現れました。びっくり!
〖悪かったわね。ハク。ちょっと見せてね〗
『は~い』
ジーニ様が小さくなったハクを抱っこして様子を見ます。
〖うん。大丈夫そうね。魔力を思ったより使ったのね。魔力が戻れば元に戻るでしょ〗
『ありがとう~ジーニ様』
〖どういたしまして。でも、今度から何かあったらすぐに言うのよ。命は何より大切なんだから。あなたは本当はまだこんな赤ちゃんなんだから、気を使う必要は無いの。分かった?〗ピンッ
ジーニ様がハクのお鼻を軽くピンッて弾きました。
『は~い。分かったよ~』
〖いい子ね。それじゃあ、私は戻るわね。アルコン、あとは頼むわよ〗チュ。
ジーニ様が、弾いたハクのお鼻にチュッて、キスしてからサーヤに渡してきたよ。
『チュッされちゃった~』
「しゃれちゃったにぇ~」むぎゅう
サーヤはむぎゅうして、すりすりです。
『分かりました』
〖じゃあ、みんな気をつけていってらっしゃい〗
「あ~い!」
ジーニ様が手を振ってモグラさんたちの所へ戻ったので、アルコン様の背中に乗せてもらいます。
子グモさんたちも一緒だよ。あとね、山桜桃ちゃん達とアウル達も一緒です。じぃじたちがいるから小さくなった青葉ちゃん達も一緒です。まだまだ余裕です!すごいね~。みんなでお空のお散歩です!
『では、行くぞ。シールド頼むぞ』
『『かしこまりましたですじゃ』』ぽわんっ
じぃじたちがシールドを張ってくれます。
『フゥ、クゥ、青葉たち、ちょうどいい機会だ。蒼達から学ぶといい』
『『『はい』』』
アルコン様が、フゥたちに言うと、みんなしっかり頷いてます。フゥも膜張るの上手だよ。
『それではしっかり捕まっているんだぞ』
ぴゅいきゅい『『しゅっぱーつ』』
アルコン様が、バサッと、羽を広げて羽ばたきました。大きい音がするかと思ったら、風はすごいけど音はあんまりしません。
『風も飛び立つ時だけだ。音がしないのは音で相手に悟られぬようにするため、ドラゴンなら必ず身につけなくてはならないことなのだ』
「ももちょ、すいも?」
今はパタパタだもんね。可愛いけど。
『その通りだ。飛ぶ練習もせねばな。将来サーヤを乗せたいのだろう?』
きゅいぴゅい『『うん!がんばる!』』
「がんばりぇ~!」
サーヤも乗りたい!
ぴゅいきゅい『『うん!いつかサーヤたちのせたげるね!』』
「あい!」
やったー!
そんな話をしながら一度羽ばたいただけでアルコン様は空高く舞い上がりました。
「ふわぁっしゅご~!」
すごいすごい!
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