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269 決まったよ!

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    こういう時はジーニ様にお願いです。
〖はいはい。サーヤ、魔力は大丈夫?疲れてない?〗
「あい!だいじぶ!」
〖仕方ないわね~じゃあ、三つだけよ?絶対に無理はしないこと!〗
「あ~い!あいがちょ」
〖どういたしまして〗ジーニ様苦笑いです。
『それじゃあ、私がまた育てるわぁ』
「むすびはしゃまみょ、あいがちょ」
『ふふっ。いいのよぉ、私も楽しみだものぉ』
みんな優しい!
『サーヤ、これ飲め~。レンゲ特性はちみつレモンだぞ。少し違うだろ?』
「おいちゃん、れんげ、あいがちょ」
ごくごくごく。ぷはー。
「おいちかっちゃ」
『それはよかった。がんばれ』
『ガンバッテクダサイ』
それじゃ、いくよ~
「たね!でりょ~~」ぽとぽとぽと。結葉様のお手手に出します。
「でちゃ~」
『はい。あらぁ変わった種ね~?でも、任せてぇ。ちょいちょいちょいっと、えいっ!』
ぴょこんっ!するするする。ポンッ!ポポンッ!
「さいちゃ~!あいがちょ~」ぱちぱちぱちぱち
『どういたしましてぇ。あらぁ。ほんと!ちっちゃいお日様だわぁ。可愛いわねぇ』
結葉様もそう思うよね?

『ほんとだ~』
ぴゅいきゅい『『おひさま~』』
『ねえねえ』
『ほんとにお花が』
『『『おひさまにむいてる~!』』』
みゃっ!『ほんとにゃ!こんにちわにゃ!』
ちびっ子同盟もお日様お日様~って喜んでくれました!
『これが』
『たんぽぽ』
春陽お兄ちゃんともぐらさんが、ジィーって見てます。ちょっと嬉しそう?

『ゲンさん、白い綿っていうのは?』
『ふーっもまだ解決してないわよね?』
クゥとフゥがおいちゃんに聞くと
『お楽しみはこれからだよ。結葉様、それを種まで進めてくれるか?』
『え~?もう?せっかく可愛いのにぃ』
『まあまあ、とにかくやってみてくれよ。きっとみんな驚くからさ。な?サーヤ』
「あい!みんにゃ、びっくり!」にこにこ
『そぉお?じゃあ、やるわよ~えいっ』
そうするとだんだん…
『あらぁ?』
〖まあ!〗
どお?どお?おどろくでしょ?

『すご~い!』
ぴゅいきゅい『『まっしろ~』』
『『まんまる~』』
『『『ふわふわ~』』』
みゃ!『なんにゃ?なんにゃ?』
ほら!言ったでしょ?

『サーヤ、お手本見せてやれ』
おいちゃん、いたずらっ子みたいな楽しそうなお顔してます。にやにやです。
「あい!」サーヤもにやにやです。でも、頑張ってお顔には出しません!
『出てますわよね~?』
『隠せないところがかわいいとこにゃ!』
アイナ様たち、なんですか?隠せてるでしょ?きりりっ
『ぐふっ』
『にゅふっ』
みゃ~『おおきいごしゅじん、ねぇね?だいじょうぶにゃ?あかいおみじゅが…』
なんだろね?分からないけど、たんぽぽさん、一本もらうね。ぽきっ!お顔の前で

「ふーっ」ふわふわふわふわ~

『うわ~とんだ~』
ぴゅいきゅい『『すご~い』』
『『やりた~い』』
『『『やりた~い』』』
みゃ~『ココロもやりたいにゃ~』
みんな大興奮だね!

『ふーってこういうこと』
『なるほど』
『くくくっ大成功だな。サーヤ。みんなもやってみたらいいんじゃないか?』
感心するフゥたちにおいちゃんがニヤリと笑います。

『ほんと?おいちゃん!やっていいの~?』
ぴゅいきゅい『『わ~い!』』
『『それじゃあ、まずわぁ』』
ぽきっ!ぽきっ!
『はい!どうぞ!』
『はるひくんと~』
『もぐらさんから』
みゃ!『どうぞにゃ~!』
ちびっ子たちが折った、たんぽぽの綿毛を春陽お兄ちゃんともぐらさんに渡します。みんないい子!渡された二人は
『『え?え?』』とワタワタ中です。なんか、似てる?

〖くすくす。この子達はこの花をもうあなたたちの花だと思ってるのよ〗
『そうそう。早くしてあげないとぉ、この子達の番にならないわよ~?』
ジーニ様と結葉様のいう通りだよね!みんな早くやりたくてうずうずです。

『『あ、ありがとう』』
二人がおずおずと受け取るとみんな『どういたしまして~』って笑ってます。それからたんぽぽをみんなで分けて、『せーのっ』でいっせいに

『ふーっ』ふわふわふわ~

白い綿毛がお空に飛んでいきました。きれいだね~。みんなも、『わ~っ』てしてます。

〖さあ、それじゃ、そろそろ名前も決まりかしら?〗

もちろん!決まったよ!
「あい!ぽぽちゃん!」かわいいでしょ?

〖え?〗
『ぽぽちゃん?』
ジーニ様とおいちゃんが聞き直してきます。

「あい!たんぽぽのぽぽちゃん!」
みんながもぐらさんを見ます。

『え、え?ぽぽちゃん?』

『確かに、なんか分からないけど、しっくりくるな…ぽぽ』
〖え、ええ。分かるわ。でも、男の子にぽぽちゃんは…〗
なんで?かわいいでしょ?

『じゃあ、お名前を「たんぽぽ」にして、あだ名を「ぽぽ」にすればいいんじゃなぁい?』
しーん……今度はみんながまん丸お目目で結葉様を見ます。

『お母様、ほんとにサーヤちゃんが絡むとちゃんとしますのねぇ。すごいですわぁ』
『ホントにゃあ。すごいいい案だと思うにゃあ』
お目目まん丸にしたままアイナ様たちがつぶやきます。
『あなたたち、褒めてるぅ?貶してるぅ?』
『『褒めてますわ(にゃ)』』

「むすびはしゃま、たんぽぽ、おにゃまえ?」
『そうよぉ。じぃじや、亀じぃに、おいちゃんだってあだ名でしょう?』
「しょっかあ。わかっちゃあ」

『あ、あの?』
「もぐりゃしゃん、おにゃまえ、たんぽぽ。どうでしゅか?」
『ありがとうなんだな。今日からオイラは、「たんぽぽ」よろしくなんだな。サーヤちゃん』
「あい!」

ピカーっふぎゃっ!ぽよんぽよんむぎゅー
「ふぎゅっ」く、くるち?
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