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260 念話をやってみよう!

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   青葉ちゃんと一緒に、青葉ちゃんの精霊樹さんにお願いです。
「こんこんこん。あおばちゃんにょ、しぇ、せいれいじゅちゃま、さーやでしゅ。きこえましゅか~?きこえちゃら、おっきちてくだしゃーい」
 
ずるっとみんな転けた。
「うにゅ?」

〖サ、サーヤ?それは、なにか違うわ〗
あれぇ?何が違うのかなぁ?首をこてんってします。

『え~とねぇ、それじゃあ、土に力を送った時みたいにしてみたらどうかしらぁ?』
珍しく結葉様が困ったように話してます。そこにアイナ様たちが
『そ、そうですわね。サーヤちゃん!お母様の案はとってもいいと思いますわ!』
『そ、そうにゃね!それで一緒に声に出さずに念話の練習もしてみたらどうかにゃ?』
う~念話?まだやったことないよ?それにさっきは声に魔力乗っけるって言ってたのにぃ。
「ぷー」さっきと違うこと言う~。

〖こほん。そうよね?ごめんね。サーヤ。そうしたら、両方やって見たらどうかしら?〗
「りょーほー?」どうゆうことかな?
〖まずはね、声に出して自己紹介して、もちろん魔力を乗せてね?そのあと、今度は声に出さずに語りかけるの。魔力を乗せてね。それで、精霊樹の声も聞こえるように、お耳と心をよぉく澄ましてね。お耳にも心にも話しかけてくれるかもしれないから〗
心とお耳に?それじゃ
「さーやみょ、こころに、はにゃちかけちゃら、いい?」
〖そうね。それはとってもいいことだわ。やってみて〗ジーニ様がニッコリしながらいいこいいこしてくれます。えへへ~

「あ~い」がんばるよー!
『私もやってみます』
〖いい子たちね。頑張って〗
青葉ちゃんも一緒!じゃあ、やるよぉ~

「あおばちゃんにょ、せいれいじゅちゃま、さーや、でしゅ。よろちくおねがいちましゅ」

『お~大分、言えるようになってきたなぁ。えらいぞ』えへへ~。おいちゃんにほめられちゃった♪

『水の精霊樹。お願いがあるの。お話を聞いてください』
青葉ちゃんも声をかけてます。あとは二人で心でお話です!

「「せいれいじゅちゃま、きこえましゅか~?はいってましゅか~?おっきちてくだしゃーい!さーやちょ、あおばちゃん、おねがいがありましゅ。きこえたりゃ、おへんじちてくだちゃ~い」」

またみんなが転けた!
「うにゅ?」

〖だ、大丈夫よ。続けて。あと、もう少し精霊樹だけに声をかけてみましょう。ね?〗

「あ~い。わかっちゃあ」
なんだか分からないけど、精霊樹さんだけにお願いするんだね?あれ?でもさっきからしてるよね?あれぇ?

『惜しいわねぇ。念話にはなってるんだけどぉ』
『周り中に聞こえてましたわねぇ。可愛いですわ』
結葉様とアイナ様たちが苦笑いしながら話すと
『入ってますか?言ってたにゃ~ニャハハハ』
ニャーニャにゃんが笑いながら続きます。すると
『まったく、トイレじゃないんだから』
おいちゃんは頭抱えました。
『ほっほ。まぁ、サーヤらしく可愛くていいんじゃないかのぉ』
『それに、ほれ。念話はこちらには聞こえなくなったぞ?成功したんじゃないかの?どうですかの?ジーニ様』
じぃじたちが楽しそうにジーニ様に尋ねると
〖ふふっそうね。うまく精霊樹に集中出来てるみたいよ。このまま様子を見ましょうか〗
ジーニ様は困ったように、でも楽しそうに言います。なぜならジーニ様には聞こえてるからです。さすが魔神様!

「あにょね~?サーヤちゃち、せいれいじゅちゃまに、ぷりゅぷりゅちてほちいにょ~。にぇ?あおばちゃん」
『ぷ、ぷるぷる…え、ええと、そうね。精霊樹、このままだと天井にぶつかってしまいそうなの。お願い。自分の力で枝を振り分けることは出来ないかしら?』
「おにぇがい、ぷりゅぷりゅちて?」
『お願い』
二人でお願いします。

『ふ、ふふ。ぷりゅぷりゅ?面白い子らよの』

「うにゅ?」
『え?』
今、声がした?青葉ちゃんと顔を見合わせます。

〖あら。来たみたいね〗
『ええ。応えたみたいねぇ』
『良かったですわ~』
ジーニ様と結葉様、アイナ様たちは何か感じたみたいです。
『あっほんとにゃ。感じるにゃ!』
『私達も感じます』
『ただ、感じるだけで』
『まだ何を言ってるかまでは…』
ニャーニャにゃんと水の精霊さんたちも、ジーニ様たちが感じたことで気づいたみたいです。

『愛し子様に、我が精霊だの。今更、初めましてはおかしいかもしれんが、初めまして。私が水の精霊樹だ。よろしく頼む』

やったあ!精霊樹さん、おっきしてくれたよ!あおばちゃん!
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