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250 もぐらさん
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トレちゃんたちが、ざばざばと腐葉土を入れてくれてます。
その間にジーニ様が手順の説明をしてくれます。
〖いいかしら?まずはアイナたちとサーヤ、土の妖精たち、ゲンで泉の周辺を耕してもらって精霊樹に落ち着いてもらいましょう。それから青葉たちの所までみんなで力を送りましょう〗
「あ~い!しちゅもんでしゅ」
はいっ!お手手上げて質問です。体がななめになってる?そんなことはありません。
〖あ~ん‼かわいい♪(しっかり斜めよ!) はい!サーヤさん!どうぞ〗
ジーニ様もノリノリです。
「あおばちゃんにょ、あんよにょちょこ、どうやっちぇ、たがやしゅにょ?」
お水の中でも、腐葉土で耕せるのかな?
〖え?〗
シーン……
〖そ、そういえば?水の中の精霊樹なんて初めてだからうっかりしてたけど〗
『そうだよな。腐葉土撒いたところで水中じゃ流れるよな? 』
ジーニ様とおいちゃんが今気づいたという顔です。困った時の眉毛です。
みんなで、どうする?って、してたら、突然どこからか声が?
『ふわぁ~あ。なんだなんだな?どこか耕したいだか?そんただことなら、オイラ手伝うだよ?』
「ふあ?」
『は?』
〖だれ?〗
みんなでキョロキョロ。すると
『あら?あなたは』
『あっ!ご主人がさっき』
みゃっ!『ほりだしにゃっ』
「もぐりゃしゃん?」
さっき畑でアイナ様が掘り出した、大っきなもぐらさんです!
『ふわぁ~よく寝ただ。あんまり背中がぽかぽか温かったべ。気持ちよくてすっかり寝てしまっただよ。だども、気がついたら外にいたんだべ。まぶしくてびっくりしたんだな』
もぐらさんが、お目目くしくししてます。眠いのかな?眩しいのかな?かわいいです。
『あ、あら。それは申し訳ありませんでしたわ。あなたを掘り起こしたのは私ですの。初めまして。地の精霊王アイナと申します』
「もぐりゃしゃん。ごめしゃい。さーや、まほう、りぇんしゅう。あぶなかっちゃ」
『サーヤちゃんは愛し子様だから、魔力強いにゃ。初めての練習だったから安全のために掘り出したにゃ。許して欲しいにゃ』
どう考えても、サーヤたちが悪いので、慌ててごめんなさいです。
『え?地の精霊王様に、眷属のケット・シー様?それに愛し子様だか?』
「さーやにゃにょ!」
愛し子ちがうの!
『サ、サーヤ様だか?』
「さーや!」
様いらないの!
〖くすくす。いきなり驚かせてごめんなさいね。サーヤはね、様とか言われるの嫌なのよ。ね?〗
「あい!じーにしゃま」
ひょいってジーニ様に抱っこされました。
『え、え?ジーニ様だか?まさか?』
もぐらさんのまん丸のお目目が、更にまん丸になりました。
『ああ。魔神様だ。私はエンシェントドラゴンのアルコンだ』
『はい?』
あ、お目目、点になった?
『まあ、次から次に信じられない方たちが現れたら驚きますよ。私はこの森の主、ギンだ。よろしくな』
『フェ、フェンリル様?』よろり
大丈夫?ふらってしてない?
『ギンだって神獣じゃないのぉ。自分だって充分普通じゃないのよぉ?自覚しないとぉ』
『結葉様、その言葉そっくりそのままお返ししますよ』はあっ
『え~?そうかしらぁ?初めましてぇ。かわいいモールさん。珍しい毛色ねぇ?とってもキレイだわぁ。あとで撫でさせてくれるぅ?私は精霊樹の精、結葉よぉ。こっちは精霊樹。よろしくねぇ』
『・・・・・・』
あれ~?固まっちゃった?
『かわいそうに。ギンの言う通りだろうが。はぁー。大丈夫か?しっかりするのだ。お主に聞きたいことがある』さわさわ
『はっ!精霊樹様?は、はいなんだな』
あっ、復活した~。良かったね。
『先ほど、耕すなら手伝うと言っておっただろう?水の中でも出来るのか?』さわさわ
『あ、ああ、そのことなんだな。はい。オイラたちモール族は穴掘りが得意なんだな。土の中に空気の道が出来たりするから、出来る農家はオイラたちをありがたがってくれたりするんだな』
「もぐりゃしゃん、みみじゅしゃん、いりゅ、はちゃけ、いい、はちゃけ」
土、ふかふか
『そうだな。昔からミミズやモグラがいる畑はいい土だって言うよな。よく覚えてたな。えらいぞ』
「えへ~?」
そう?そう?
『そうなんだな!よく分かってくれて嬉しいだよ!それでさっき寝ぼけてたら『耕す』って聞こえたもんだべ、つい口挟んじまったんだなぁ』
ほっぺたぽりぽりすると、キレイなもふもふがふかふか……
「ふわぁ~あ」
もふもふ~もふもふ~
〖あ、あら?サーヤの目がキラキラ?〗
『じーにしゃま、おんりしゅりゅ~』
もふもふもふもふ~
〖え?えぇ。分かったわ〗
訳が分からないままのジーニ様に降ろしてもらったサーヤは、両手を伸ばしてふらふら~っと惹き付けられるように
『え、なんだ?なんだべ?』
もぐらさんがワタワタしてますが、そんなことは知りません。
「もふもふもふもふ~」ぎゅううう
『う、うわぁ!なんだ?なんなんだな?愛し子様?よごれるだよ!皆さん?見てないで助けてなんだな!?』わたわた
「もふもふもふもふ~」
ぎゅううう。ちょうどいいサイズ~。きもち~。やわらかい~。かわいい~。
『か、かわいい?オイラかわいくないだよ!あっ?そんなとこムニムニしないで~!?助けてなんだな~』
「もふもふ~もふもふ~」
一緒にねんねしたい~
『うわぁ~ニャーニャをきっかけにサーヤの病気が復活したわねぇ』
『面白いくらい、同じ身長だなぁ』
フゥとクゥがなんか病気とか失礼なこと言ってますが知りません。
『抱きつきやすそうだね~』
ぴゅいきゅい『『おめめきらきら~』』
『モールさんすごく』
『わたわたしてるね』
『ちょっぴり』
『かわいそ~』
『うわぁ』
ハクたちももふもふ~あとでもふもふ~
『ニャーニャの時と一緒ですわねぇ』
『あれはなかなか怖いにゃ。瞬きもせずにキラキラお目目で迫ってくるにゃ。逃げられないにゃ』
みゃあ『さーにゃにゃん、すごいにゃ』
「もふもふ~ふへへへへ」
むぎゅう~うう。離せません~。
『助けてなんだな~』
『困ったな。話が進まぬな』さわさわ
『青葉たちも困ってるかもしれないしぃ。さすがにそろそろ止めましょうかぁ』
精霊樹さんと結葉様が話してると
『そうしてくれると』ざぱっ
『助かるのぉ。サーヤ』ざぱっ
「うにゅ?」
じぃじたち?泉から戻ってきたの?
『た、助かったんだな…』
ぱたっ
あれ?もぐらさんどうしたの?
その間にジーニ様が手順の説明をしてくれます。
〖いいかしら?まずはアイナたちとサーヤ、土の妖精たち、ゲンで泉の周辺を耕してもらって精霊樹に落ち着いてもらいましょう。それから青葉たちの所までみんなで力を送りましょう〗
「あ~い!しちゅもんでしゅ」
はいっ!お手手上げて質問です。体がななめになってる?そんなことはありません。
〖あ~ん‼かわいい♪(しっかり斜めよ!) はい!サーヤさん!どうぞ〗
ジーニ様もノリノリです。
「あおばちゃんにょ、あんよにょちょこ、どうやっちぇ、たがやしゅにょ?」
お水の中でも、腐葉土で耕せるのかな?
〖え?〗
シーン……
〖そ、そういえば?水の中の精霊樹なんて初めてだからうっかりしてたけど〗
『そうだよな。腐葉土撒いたところで水中じゃ流れるよな? 』
ジーニ様とおいちゃんが今気づいたという顔です。困った時の眉毛です。
みんなで、どうする?って、してたら、突然どこからか声が?
『ふわぁ~あ。なんだなんだな?どこか耕したいだか?そんただことなら、オイラ手伝うだよ?』
「ふあ?」
『は?』
〖だれ?〗
みんなでキョロキョロ。すると
『あら?あなたは』
『あっ!ご主人がさっき』
みゃっ!『ほりだしにゃっ』
「もぐりゃしゃん?」
さっき畑でアイナ様が掘り出した、大っきなもぐらさんです!
『ふわぁ~よく寝ただ。あんまり背中がぽかぽか温かったべ。気持ちよくてすっかり寝てしまっただよ。だども、気がついたら外にいたんだべ。まぶしくてびっくりしたんだな』
もぐらさんが、お目目くしくししてます。眠いのかな?眩しいのかな?かわいいです。
『あ、あら。それは申し訳ありませんでしたわ。あなたを掘り起こしたのは私ですの。初めまして。地の精霊王アイナと申します』
「もぐりゃしゃん。ごめしゃい。さーや、まほう、りぇんしゅう。あぶなかっちゃ」
『サーヤちゃんは愛し子様だから、魔力強いにゃ。初めての練習だったから安全のために掘り出したにゃ。許して欲しいにゃ』
どう考えても、サーヤたちが悪いので、慌ててごめんなさいです。
『え?地の精霊王様に、眷属のケット・シー様?それに愛し子様だか?』
「さーやにゃにょ!」
愛し子ちがうの!
『サ、サーヤ様だか?』
「さーや!」
様いらないの!
〖くすくす。いきなり驚かせてごめんなさいね。サーヤはね、様とか言われるの嫌なのよ。ね?〗
「あい!じーにしゃま」
ひょいってジーニ様に抱っこされました。
『え、え?ジーニ様だか?まさか?』
もぐらさんのまん丸のお目目が、更にまん丸になりました。
『ああ。魔神様だ。私はエンシェントドラゴンのアルコンだ』
『はい?』
あ、お目目、点になった?
『まあ、次から次に信じられない方たちが現れたら驚きますよ。私はこの森の主、ギンだ。よろしくな』
『フェ、フェンリル様?』よろり
大丈夫?ふらってしてない?
『ギンだって神獣じゃないのぉ。自分だって充分普通じゃないのよぉ?自覚しないとぉ』
『結葉様、その言葉そっくりそのままお返ししますよ』はあっ
『え~?そうかしらぁ?初めましてぇ。かわいいモールさん。珍しい毛色ねぇ?とってもキレイだわぁ。あとで撫でさせてくれるぅ?私は精霊樹の精、結葉よぉ。こっちは精霊樹。よろしくねぇ』
『・・・・・・』
あれ~?固まっちゃった?
『かわいそうに。ギンの言う通りだろうが。はぁー。大丈夫か?しっかりするのだ。お主に聞きたいことがある』さわさわ
『はっ!精霊樹様?は、はいなんだな』
あっ、復活した~。良かったね。
『先ほど、耕すなら手伝うと言っておっただろう?水の中でも出来るのか?』さわさわ
『あ、ああ、そのことなんだな。はい。オイラたちモール族は穴掘りが得意なんだな。土の中に空気の道が出来たりするから、出来る農家はオイラたちをありがたがってくれたりするんだな』
「もぐりゃしゃん、みみじゅしゃん、いりゅ、はちゃけ、いい、はちゃけ」
土、ふかふか
『そうだな。昔からミミズやモグラがいる畑はいい土だって言うよな。よく覚えてたな。えらいぞ』
「えへ~?」
そう?そう?
『そうなんだな!よく分かってくれて嬉しいだよ!それでさっき寝ぼけてたら『耕す』って聞こえたもんだべ、つい口挟んじまったんだなぁ』
ほっぺたぽりぽりすると、キレイなもふもふがふかふか……
「ふわぁ~あ」
もふもふ~もふもふ~
〖あ、あら?サーヤの目がキラキラ?〗
『じーにしゃま、おんりしゅりゅ~』
もふもふもふもふ~
〖え?えぇ。分かったわ〗
訳が分からないままのジーニ様に降ろしてもらったサーヤは、両手を伸ばしてふらふら~っと惹き付けられるように
『え、なんだ?なんだべ?』
もぐらさんがワタワタしてますが、そんなことは知りません。
「もふもふもふもふ~」ぎゅううう
『う、うわぁ!なんだ?なんなんだな?愛し子様?よごれるだよ!皆さん?見てないで助けてなんだな!?』わたわた
「もふもふもふもふ~」
ぎゅううう。ちょうどいいサイズ~。きもち~。やわらかい~。かわいい~。
『か、かわいい?オイラかわいくないだよ!あっ?そんなとこムニムニしないで~!?助けてなんだな~』
「もふもふ~もふもふ~」
一緒にねんねしたい~
『うわぁ~ニャーニャをきっかけにサーヤの病気が復活したわねぇ』
『面白いくらい、同じ身長だなぁ』
フゥとクゥがなんか病気とか失礼なこと言ってますが知りません。
『抱きつきやすそうだね~』
ぴゅいきゅい『『おめめきらきら~』』
『モールさんすごく』
『わたわたしてるね』
『ちょっぴり』
『かわいそ~』
『うわぁ』
ハクたちももふもふ~あとでもふもふ~
『ニャーニャの時と一緒ですわねぇ』
『あれはなかなか怖いにゃ。瞬きもせずにキラキラお目目で迫ってくるにゃ。逃げられないにゃ』
みゃあ『さーにゃにゃん、すごいにゃ』
「もふもふ~ふへへへへ」
むぎゅう~うう。離せません~。
『助けてなんだな~』
『困ったな。話が進まぬな』さわさわ
『青葉たちも困ってるかもしれないしぃ。さすがにそろそろ止めましょうかぁ』
精霊樹さんと結葉様が話してると
『そうしてくれると』ざぱっ
『助かるのぉ。サーヤ』ざぱっ
「うにゅ?」
じぃじたち?泉から戻ってきたの?
『た、助かったんだな…』
ぱたっ
あれ?もぐらさんどうしたの?
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