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232 地の精霊王様の、番!

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    可愛いもの大好きな地の精霊王様とニャーニャにゃんにより、ココロはサーヤのことを『さーにゃにゃん』と呼ぶことになりました。ねぇね、呼ばれたかった…くすん。

『まあまあ、サーヤ。可愛いからいいじゃない?ねぇねはその内呼んでくれるかもよ?』
『それにまだ終わってないんだぞ?』
「うにゅ?」
『忘れたの?地の精霊王様のお名前』
『これから付けるんだぞ?』
「しょ、しょうぢゃっちゃ…」
忘れてました……

『さーやちゃん、疲れてたらまた後でもいいですわよ?』
『そうにゃ。無理はいけないにゃ』
「だいじぶ!」

『だいじぶ?』
『あ~たぶん、大丈夫って言いたかったんだろ? 』
さすがクゥ!

『あの、地の精霊王様、ニャーニャさん、おそらく二人くらいじゃ問題ないかと…』
『そうだよなぁ、二人で無理なんて言ったらなぁ…』
黄昏ながらそう言う二人の目線は…
やっぱり結葉様でした。
「しょう…ふちゃりにゃんちぇ」
サーヤのおめめも結葉様を見ます。
『し、死んだおさかにゃの目にゃ…にゃにが…?』
『な、なんですの?』
サーヤたちの目線をたどったニャーニャにゃんと、地の精霊王様、何かを悟ったみたいで

『『あぁ…すでに…』』

『申し訳ないですわ、サーヤちゃん。後でお母様にはよく、よく…』
くっと涙を堪えてたけど、
『ダメですわ…よく言ってもダメなのが、言わなくても分かりますわぁ…うっうっう』
だめだったみたいです。
『同感にゃ…うっうっう』
ニャーニャにゃんもだめでした。
言う前に分かるなんて、よっぽど苦労したんだね…ぐすん。

『ま、まあ、気を取り直して再開しましょう』
『そ、そうだな。見せてもらおうサーヤ』
「あい。ちのしぇいりぇいおうしゃま、みちて?」
『は、はいですわ』

『地の精霊王様、頑張ってください』山桜桃お姉ちゃんが応援します。あれ?
『え、ええ。ありがとうございますですわ。ですが、私が頑張るのですか?サーヤちゃんではなく?』
『間違ってないかにゃ?』
二人、不思議そうにしてます。サーヤもです。でも、
『いいえ。間違ってないです。頑張ってください』
『わ、わかりましたわ?』
なんだろね?みんなは、分かってるみたいで、なんだか苦笑いしてます。ぶー。教えてよぉ。

『まあまあ、サーヤ、ほら、お願いしてるんだからちゃんとしましょ』
「あ~い」
じーっと地の精霊王様を観察です。じーっ
『あ、あの?』
『わ~  ご主人に穴あきそうだにゃ~』
あかないですよ?あいたら痛いです。
「かみのけ、ふわふわ。やさしいちゃいりょ。きりぇいにぇ」
『ええ。素敵ね』

『あ、ありがとうございますですわ』
『うわぁ~ だにゃ~無自覚のストレート攻撃だにゃ~』
『これからですよ』

何か言ってるけど、頑張って観察です。じーっ
「おめめみょ、きりぇいにぇ。きりゃきりゃ、べっこうあめちゃんちょ、はちみちゅにょいりょ。おいちしょう」じゅるり
『そうね、キラキラでとっても綺麗ね。だけど』
『サーヤ、よだれ…』クゥが拭いてくれます。

『あ、あの…』
『あ~、サーヤちゃんのお目目もキラキラにゃ~』
『まだまだですよ』

「ぱっちりおめめ、ちょっとたれめ、やしゃちいにぇ」ちょっと結葉様に似てます。
『そうね。ぱっちり大きいめで、少しタレ目なところが優しい感じね』
「あい!」

『あ、あの、それくらいで…』
『きっと、まだにゃ』
『はい。まだまだです』

「ふんわり、おっとりびじんしゃん。やっぱち、ぼんっきゅっぼんにょ、うりゃやまけちかりゃんぼでぃ!」

『サーヤ、それもおばあちゃんか?うらやまけしからんボディって…』
おいちゃんが呆れたように言ってきます。
「あい!おばあちゃんゆっちぇちゃ!おんにゃにょちぇき!」
『あ~。言いそうだなぁ。スレンダー美人だったからなぁ  それにしても女の敵ってのは』
おいちゃん、完全に呆れてます。

『ま、まあ、ふんわり柔らかい美人さんよね』
「あい」

『うぅ…』
『がんばるにゃ!』
『そうです!頑張ってください!』

「やちゃちくちぇ、いっちょけんめいぢぇ、かわいいにょ、すち」
『そうだなぁ。サーヤのこともココロのことも、気遣ってくれてたよなぁ』
『しかも、一生懸命お願いしてくれてたものね』
「あい!」とってもいい人です!

『あ、あう~』
土の精霊王様、なんでお顔、両手で隠して下向いちゃったのかな?お顔赤い?
「おにぇちゅ?だいじぶ?」

『にゃはは  大丈夫にゃ!熱はないにゃよ!』
「ほんちょ?」
『本当にゃ!』
「わかっちゃ~」おだいじにね?

『も、もうこの辺で……』
『すごいにゃ、褒め殺しってこういうこというにゃにぇ~』
『頑張ってください!』
『あう~』


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