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223 地の精霊王様とニャーニャ
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地の精霊王様?
『あら?そんなに驚かせてしまいましたか?』
『無理にゃいにゃ…精霊王様ともあろうお方がこんな性格だったら驚くにゃぁ』
『あら!ひどいですわ!ニャーニャったら』
性格だったら結葉様の方が…じゃなくて
「えちょ、さーにゃ…や!でしゅ!よりょちくおにぇがいちみゃしゅ!」ぺこり!
ごあいさつ大事!
『ゲンだ。よろしく頼む』
おいちゃん、偉そうすぎですよ。
『山桜桃です。よ、よろしくお願いいたします』
山桜桃お姉ちゃん、オロオロです。
きゅるる『絹です。この子達は私の子供たち木綿、麻、紬、カスリ、チヂミ、友禅、更紗です。よろしくお願いいたします』
きゅるる~ん『『『『『『『よろしく~』』』』』』』
みんなで手を振ってます。かわいいです。
『皆様、よろしくお願いいたしますですわ』
『よろしくにゃ!あと、この子は産まれたばかりのケット・シーにゃ。保護してくれてありがとにゃ』
そうでした
「どちて、にゃーにゃー、おちちぇちゃにょ?」
『愛し子さ「さーにゃ!」ま?』
『サーヤさま?どうしたですかにゃ?』
「さーにゃ!にゃにょ!」
『あの?』
もう~サーヤはサーヤなんだよ!
『地の精霊王様、ニャーニャ様、発言よろしいでしょうか?』
山桜桃お姉ちゃんがおずおずしながら聞いてます。
『あら。かわいいうさぎさん。山桜桃さんでしたわね。そんなお気になさらないで、もっと気楽に話しかけてくださいませ』
『ご主人、その口調で気楽とか言われても気後れしちゃうにゃ。山桜桃ちゃん、ほんとに気にしにゃいでにゃ!普通に話しかけてくれた方が嬉しいにゃ!ご主人の話し方はいつもこうにゃ!治らないにゃ!スルーするにゃ!』
ご主人と言ってる割にすごい言い方です!でも、それサーヤと同じです。
『あ、ありがとうございます。それでは、あの、サーヤちゃんも同じなのです』
山桜桃お姉ちゃんさすがです!分かってます!
『同じですか?』
『にゃにとにゃ?』
んもう!さっき自分で言ってたでしょ?ぶー
『あ、あの、先程ニャーニャ様が仰っていたことです。サーヤちゃんも、愛し子様とか様を付けられることがお嫌で、呼び捨てで、普通に話してくれることをご希望されています。私ともう一人の獣人、春陽も呼び捨てにと、言われたのですが出来なくて…』
「しゃま、や!」
そんなのやだもん!
『と、言われて、なんとか「ちゃん」をつけることで、妥協して頂いたんです。ですので…』
『私たちにも呼び捨てで、普通に話して欲しいということですわね?』
『にゃるほどにゃ』
『はい。その通りです』
「あいっ」にこっ
山桜桃お姉ちゃんすごくほっとしてます。でもおかげで伝わりました!ありがとね!
『では、サーヤちゃんとお呼びしても?私は、かわいいものが好きなのですの。サーヤよりサーヤちゃんの方がかわいいですわ!あと、私のこのしゃべり方は、ニャーニャの言う通りもう身に染み付いてしまった癖みたいなものですの。だから、これが普通なんですの!慣れてくださいませね』
「あ、あい」
すご~い!息切れもせずに一気です。
『それじゃあ、ニャーニャのことも呼び捨てでいいにゃよ。サーヤちゃん!ニャーニャもかわいいのが好きだからサーヤちゃんって呼ぶにゃ!ご主人の話し方はこれでも今日はゆっくりな方にゃ!通訳が必要な時はニャーニャにおまかせにゃ!鍛えられたにゃ~』
「あ、あい。にゃーにゃにゃん」最後だけおつかれさま?
『『……』』
あれ?
『『か、かわいいですわ(にゃー)!!』』
がばっと抱きつかれました。うきゃー!
『もう一度、もう一度言ってくださいまし!』
『ニャーニャのにゃまえ呼んでみてにゃ?』
「あ、あい。にゃーにゃにゃん」な、なんだろ?
『『きゃ~っ!』』
『かわいいにゃ!初めてじぶんのにゃまえがニャーニャで良かたったと思ったにゃ!』
『まあ!今更ですの?あ~ん!でも、今ほどニャーニャにして良かったと思ったことはありませんわ!』
びっくりです。何が違ったんだろ?目をぱちくりしていると
『サーヤ、ニャーニャさんがニャーニャにゃんになってるぞ?』
見かねておいちゃんが教えてくれました。
「ほえ?にゃーにゃにゃん、にゃーにゃしゃん。お~」
ほんとだ~。じゃあ
「にゃーにゃ、しゃ『『だめ(にゃ)ですわ!』』ん?」
『是非!ニャーニャにゃんのままで!』
『そうにゃ!お願いにゃ!』
「あ、あい。にゃーにゃにゃん」
『はあ、かわいいは正義ですわぁ』
『同感にゃ!』
ええ~?
『ゲンさん、この子凄いですね。放り出されたのにまだ寝てます』
『あ、ああ。あの二人のテンションもすごいな。似た者どうしだ』
きゅるる『ジーニ様と意気投合したりして?』
ぞくぅっ
きゅるるん『『『おかあさ~ん』』』
きゅるるん『『『『なんか、寒い~』』』』
子グモさん達まで何か感じたみたいです。
『あら?そんなに驚かせてしまいましたか?』
『無理にゃいにゃ…精霊王様ともあろうお方がこんな性格だったら驚くにゃぁ』
『あら!ひどいですわ!ニャーニャったら』
性格だったら結葉様の方が…じゃなくて
「えちょ、さーにゃ…や!でしゅ!よりょちくおにぇがいちみゃしゅ!」ぺこり!
ごあいさつ大事!
『ゲンだ。よろしく頼む』
おいちゃん、偉そうすぎですよ。
『山桜桃です。よ、よろしくお願いいたします』
山桜桃お姉ちゃん、オロオロです。
きゅるる『絹です。この子達は私の子供たち木綿、麻、紬、カスリ、チヂミ、友禅、更紗です。よろしくお願いいたします』
きゅるる~ん『『『『『『『よろしく~』』』』』』』
みんなで手を振ってます。かわいいです。
『皆様、よろしくお願いいたしますですわ』
『よろしくにゃ!あと、この子は産まれたばかりのケット・シーにゃ。保護してくれてありがとにゃ』
そうでした
「どちて、にゃーにゃー、おちちぇちゃにょ?」
『愛し子さ「さーにゃ!」ま?』
『サーヤさま?どうしたですかにゃ?』
「さーにゃ!にゃにょ!」
『あの?』
もう~サーヤはサーヤなんだよ!
『地の精霊王様、ニャーニャ様、発言よろしいでしょうか?』
山桜桃お姉ちゃんがおずおずしながら聞いてます。
『あら。かわいいうさぎさん。山桜桃さんでしたわね。そんなお気になさらないで、もっと気楽に話しかけてくださいませ』
『ご主人、その口調で気楽とか言われても気後れしちゃうにゃ。山桜桃ちゃん、ほんとに気にしにゃいでにゃ!普通に話しかけてくれた方が嬉しいにゃ!ご主人の話し方はいつもこうにゃ!治らないにゃ!スルーするにゃ!』
ご主人と言ってる割にすごい言い方です!でも、それサーヤと同じです。
『あ、ありがとうございます。それでは、あの、サーヤちゃんも同じなのです』
山桜桃お姉ちゃんさすがです!分かってます!
『同じですか?』
『にゃにとにゃ?』
んもう!さっき自分で言ってたでしょ?ぶー
『あ、あの、先程ニャーニャ様が仰っていたことです。サーヤちゃんも、愛し子様とか様を付けられることがお嫌で、呼び捨てで、普通に話してくれることをご希望されています。私ともう一人の獣人、春陽も呼び捨てにと、言われたのですが出来なくて…』
「しゃま、や!」
そんなのやだもん!
『と、言われて、なんとか「ちゃん」をつけることで、妥協して頂いたんです。ですので…』
『私たちにも呼び捨てで、普通に話して欲しいということですわね?』
『にゃるほどにゃ』
『はい。その通りです』
「あいっ」にこっ
山桜桃お姉ちゃんすごくほっとしてます。でもおかげで伝わりました!ありがとね!
『では、サーヤちゃんとお呼びしても?私は、かわいいものが好きなのですの。サーヤよりサーヤちゃんの方がかわいいですわ!あと、私のこのしゃべり方は、ニャーニャの言う通りもう身に染み付いてしまった癖みたいなものですの。だから、これが普通なんですの!慣れてくださいませね』
「あ、あい」
すご~い!息切れもせずに一気です。
『それじゃあ、ニャーニャのことも呼び捨てでいいにゃよ。サーヤちゃん!ニャーニャもかわいいのが好きだからサーヤちゃんって呼ぶにゃ!ご主人の話し方はこれでも今日はゆっくりな方にゃ!通訳が必要な時はニャーニャにおまかせにゃ!鍛えられたにゃ~』
「あ、あい。にゃーにゃにゃん」最後だけおつかれさま?
『『……』』
あれ?
『『か、かわいいですわ(にゃー)!!』』
がばっと抱きつかれました。うきゃー!
『もう一度、もう一度言ってくださいまし!』
『ニャーニャのにゃまえ呼んでみてにゃ?』
「あ、あい。にゃーにゃにゃん」な、なんだろ?
『『きゃ~っ!』』
『かわいいにゃ!初めてじぶんのにゃまえがニャーニャで良かたったと思ったにゃ!』
『まあ!今更ですの?あ~ん!でも、今ほどニャーニャにして良かったと思ったことはありませんわ!』
びっくりです。何が違ったんだろ?目をぱちくりしていると
『サーヤ、ニャーニャさんがニャーニャにゃんになってるぞ?』
見かねておいちゃんが教えてくれました。
「ほえ?にゃーにゃにゃん、にゃーにゃしゃん。お~」
ほんとだ~。じゃあ
「にゃーにゃ、しゃ『『だめ(にゃ)ですわ!』』ん?」
『是非!ニャーニャにゃんのままで!』
『そうにゃ!お願いにゃ!』
「あ、あい。にゃーにゃにゃん」
『はあ、かわいいは正義ですわぁ』
『同感にゃ!』
ええ~?
『ゲンさん、この子凄いですね。放り出されたのにまだ寝てます』
『あ、ああ。あの二人のテンションもすごいな。似た者どうしだ』
きゅるる『ジーニ様と意気投合したりして?』
ぞくぅっ
きゅるるん『『『おかあさ~ん』』』
きゅるるん『『『『なんか、寒い~』』』』
子グモさん達まで何か感じたみたいです。
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