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18 賑やかだな~

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〖きっとね、うるさーいって思うほど賑やかになるよ〗
と、神様が言った通り

『お水飲むです!』
『ジュースもあるです!』
『果物もあるです!』
『お粥もあるです!』
『葛湯もあるです!』
葛湯!?
色々突っ込みたいけど、とにかく、神様の言う通り本当に賑やかです。

『こらこらお前たち、嬉しいのはわかるが、少し落ち着け』
『そうね。まずはお水をもらおうかしらね』

『『『はいなのです』』』
『神樹の精様、お水なのです』
どうやってるのか、家妖精さんが自分より大きなグラスにお水を入れて、ふよふよ翔んで持ってきてくれました。どうなってるのかな?

『ありがとう』
ハッ!ぼうっとしてる場合じゃなかった
「ありがちょ」
お礼言わないとね。

『どういたしましてですーっ』ふんすっ
胸張ってかわいいです!

『はい。じゃあゆっくり飲みましょうね』
「あい」くぴ
『う~ん、かわいいわねぇ』
ええと、この人は確か、家妖精さんたちが、シンジュノセイサマって⋯ん?

「しんじゅ⋯?」
しんじゅって、真珠じゃないよね?

『あら?私のことも神様に聞いたの?』
んん~っと

「しょーじゃにゃくて、んちょ、かみしゃまちょ、あいちゃいときは、しんでんか、しんじゅに、おいのりちてって」くぴっ
たしか、そう言ってたよね?いつも会えるとは限らないけどって。神殿は何となく分かるけど、シンジュは分からなかったんだよね。ん、このお水、甘みがあって美味しい!くぴっ

『ああ、そういうことね。私はその神樹の精霊なのよ』にこ
『神樹と言うのは、神がこの世界に一番初めに誕生させた樹なんだ。だから、一番神力が強い、神聖な樹なんだよ』
『それで、この少々変人なハイエルフは、代々その神樹の守り人を務めているの。植物に精通している優秀な薬師でもあるのよ』

「ほほぉ~」
そうなんだね。

『嬢ちゃん、なんか時々発言がちびっ子らしくないねぇ?今いくつなんだい?』じいっ
「う?」
いくつ⋯なんと言ったら良いのか?

『ママ、そんないきなり確信に触れなくても』
『あっ、このやたら色気を振りまいてるのは、家精霊のママよ。家妖精たちの親分的な人ね』
『親分?せめて姉御と言って欲しいねぇ』ふふん

「ほああ」
わあ、そんな後れ毛を払いながら首を傾げたら、またまたお色気がっ
そっか、露出が少ないのにそのお色気は着物の着方が絶妙なんだ!衿の抜き方がっ!

『ほらね?そういうとこだよ。ねぇ?』つつつー

「ほああ」かああっ
顎撫でられた~

『で?いくつなんだい?』
『ママ⋯』
『だからね⋯。もう、仕方ないわね。あのね?私たちはあなたが〖渡り人〗だと思っているの』

「わちゃりびと?」
何?それ?

『世界を渡って来た者、つまり〖異世界人〗のことね』

「あ~」
ん~当たってるじゃん。これはもう、正直に言った方がいいよね?

「えっちょ~わたちは」

〖ちょおっと待った~〗
ぱあああっ

「ほあああ?」
また光った~?

☆。.:*・゜☆。.:*・゜

お読みいただきありがとうございます。
お気に入り登録、エール、感想などもありがとうございます。
お陰様で、『転生したおばあちゃん~』『小さな小さな花うさぎ~』ともに、お気に入り登録230人を超えました。ついでに『転生初日に~』の方もちょっと増えたみたいです。ありがとうございます。
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