転生美女は元おばあちゃん!同じ世界の愛し子に転生した孫を守る為、エルフ姉妹ともふもふたちと冒険者になります!《『転生初日に~』スピンオフ》

ひより のどか

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82 緊急会議?

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〖ええ~お集まりの皆様、只今より緊急会議を開催致しま~す。あ、料理長、僕には甘いお茶お願~い。ほら、フルーツ入ってる冷たいやつね~〗
『料理長、妾も同じものをお願いするのじゃ』
〖私のケーキ大きくね♪〗
〖お母様、意地汚いですよ。あ、私は桃が載ってるのお願いします〗
『へいへい』とぽぽぽかちゃかちゃ
〖なあなあ、この茶に入ってる果物は食っちゃダメなのか?〗
〖食べていいと思いますよ?〗

緊急会議?会議ってこんなに緩いものなのだろうか?しかも緊急なのでは?と、この場に同席しているエルフ夫妻は首を傾げている。

『考えたら負けだぜ。まあ、食え!美味いぞ!』ニカッ
『『あ、ありがとうございます』』
『『はい!いただきます!⋯⋯おいし~い♪』』
『そうだろそうだろ。美味そうに食うな!おかわりもあるから遠慮なく食うんだぞ!』
『『はい!』』
そんなエルフさんたちに、いつもの事だと慣れっこの料理長がエルフたちにも同じものを給仕している。
そして、エルフ姉妹はおいしそうだと思っていたものが目の前に出されて飛びついている。そんな娘たちを見て自分たちもようやく食べ始めると、途端に美味しいと顔を綻ばせていた。

〖それでね~今日の議題なんだけどね~?あ、料理長~おかわりお願~い。僕、さっきは橘のチーズケーキだったから、今度は仙桃のタルトがいいな~。料理長も食べてね~。それで今日の議題だったね~〗
『主神様、話すか食うかどっちかにしろよ』カチャカチャ
〖まあまあ、だってさ、すっごくおいしいんだから仕方ないよね?〗
『なら仕方ないな』
仕方ないんだ⋯⋯

〖それでね~。エルフさんたちをとりあえず早く聖域に送って、名前をつけてもらおうと思ってね~。明日にでもどうかな~?〗

『『『『明日!?』』』』

〖そうだよ~早い方がいいでしょ~?〗ぱくぱくごくごく

『『『『ええぇ~?』』』』
展開が早すぎてついていけないエルフさんたち。聖域にいつか行くことは分かっていた。でもいきなり明日!?確かにこれはある意味緊急だ!

〖そうだな。武神としての意見としても、はやいとこ名前効果で強くなってくれりゃ、鍛えがいがあるってなもんだしな〗
『怪我のリスクも減るもんな。っていうか、この主はきっと手加減がめんどくせぇんだぜ』
〖龍、いい度胸だな?あとで揉んでやる〗
『おう!返り討ちにしてやるぜ』
〖はいはい。誰かさんたちのお陰でまだ修理中だから却下ね~〗にこにこ
〖主神、正確には修理中ではなく、建て直し中ですよ〗にこにこ
〖あ、そうだったね~。ごめ~ん〗にこにこ
〖うぐっ〗
『お前のせいだぞ武神!』ぺしぺし
武神様、この間盛大に鍛錬場を破壊したものだから、直しまくってる主神様と工芸神様がとっても黒い笑顔で釘を刺してます。

『⋯⋯』もくもく
あれは私の関係ない⋯⋯はずよね
〖レイさん?〗にこにこ
〖自重なさってくださいね?〗にこにこ
『⋯⋯はい』
関係ないわけないよね~

『こほん。まあ、レイも武神様も自重と反省を覚えて頂くとしてじゃ。衣装や防具を担当する妾としても、やはりぴったりと合うものを作りたいからの。賛成じゃ』
〖そうですね。サイズに関しては自動調整を付けますが、デザインや色味はやはり最高に美しくしたいですからね。名前をつけてもらって変化してからの方が良いでしょうね〗
『⋯⋯』ピクっ
ぴったり、美しく⋯⋯
『ヒイッ』びくうっ
『レイ、自重⋯⋯であろ?』にっこり
『はい⋯⋯』
『ううっ』びくびく
天界樹様と工芸神様の言葉に反応したレイさんに、エルフの奥様が震え上がってます。かわいそうに⋯⋯。
天界樹様がこちらも釘を刺してくれたからね。

〖じゃあ決まりだね~。明日出発ね。あ、でも~明日は何だか聖域の体力測定?とかいうのやるんだって~。それが終わってからがいいかな?バートと医神ちゃんが妙に張り切ってたから~、もしかしたら愛し子たち疲れきってるかも~。ちびっこたちが眠ってからがいいかな~〗
〖よりによってその二人なの!?〗ヒクヒク
〖そうなんだよ。不安だよね~〗
〖不安しかないわよ!〗
〖だよね~あはは~〗
主神様、魔神様、当たりだよ。

『ふむ。なれば妾の果樹や作物が役立ちそうじゃのぉ』
『それを使って俺が料理すれば更に最強じゃねぇか?』
『ほほ。そうじゃな』
『はいはい!私も手伝うわ!疲れてるなら薬膳!薬膳はお料理だけじゃないのよ!デザートも作るわ!』
『レイ、じゃから自重⋯⋯ん?』
『これに関しちゃしなくていいんじゃねぇか?』
『そうじゃのぉ』
『やった!』
え?大丈夫?天界樹様と料理長、レイさんと関わりすぎて感覚麻痺してたりしない?
『もうすでにやらかしてるからの』
『今更だよな』
たしかに⋯⋯

〖それじゃあ、誰が連れていくかだけど~僕でいいよね〗
〖〖〖〖『『却下!』』〗〗〗〗ビシィッ!
〖なんで!?〗がーんっ

〖仕事たまってるでしょ!〗
〖後でやるから~〗
〖ダメよ!〗
〖そんな~じゃあ、魔神ちゃんもいかないよね?僕が逃げ出さないように見はらなきゃなんでしょ?〗
〖汚いわよ、主神〗ぐぎぎ
〖じゃあ、一緒に行く?〗
〖それはいいわね〗ころっ
〖お父様、宮殿の修繕が待ってますよ。あ、これは工芸神もですね。お母様も手伝われたらいかがですか?〗にんまり
〖うぐっ〗
〖娘に裏切られた!?〗
〖なっ!?私まで巻き込むとは⋯⋯〗ぐぬぬ
〖なんのことかしら?うふふ〗
今度は女神様が黒い⋯⋯

〖主神も魔神も何度も行ってるだろ!次は俺だ!〗
〖〖〖〖『『却下!』』〗〗〗〗
〖なんでだよ!?〗
〖行くのは夜だって僕、言ったでしょ~?〗
〖あんた絶対!愛し子に突進するでしょ!〗
〖かわいい愛し子を叩き起こすつもりですか?〗
〖他の子たちも起きてしまいますよ〗
『それでなくとも騒がしいのじゃ。夜になど考えられぬのじゃ』
『歩く騒音だもんな』
〖言いたい放題だな!龍!お前俺様の相棒だろ!何とか言ってやれよ!〗
『いや、全部真実だし?』
〖うおおおっ酷すぎる!敵ばっかりかよ!〗ぐおおおっ
それが既にうるさいんだよ。と、みんなが思っている。

『じゃあ、俺だよな!』ニカッ
〖〖〖〖〖『却下!!』〗〗〗〗〗
『なんでだよ?俺は静かにできるぞ!この筋肉は料理のためであって決して脳筋ではない!』
美味しい肉のためなら自分で肉を狩りに行く料理長。その腕は丸太のよう⋯⋯

〖料理長が行っちゃったら僕たちのご飯誰が作るのさ~?〗
〖そうよ!私たちのご飯大事よ!〗
〖俺たちの胃袋はお前さんの料理じゃなきゃ満足出来んからな〗
〖行くなら大量に食事をストックしてくれませんとね〗
『料理長、明日ではとてもじゃが間に合わぬじゃろうの』
〖何しろ皆さんよく食べますからね。お弟子さんだけではきっと大変ですよね〗
『うぐぐっ』
料理長、かわいそう⋯⋯

『それでは残るは妾だの。喜んで行かせてもらうのじゃ』ふふ
〖あら、天界樹、私もいるわよ〗
『む、そうであったな』
こうなると残りは天界樹様と女神様の一騎打ち!でもそこに

『ちょっと待ったぁ!』バン!

ここに来て横やりが

『な、なんじゃ、レイ』
〖もう、びっくりするじゃないですか〗
『茶をこぼすところじゃったぞ』
〖お茶が宙で止まってますね。グッジョブです。お母様〗グッ!
〖まっかせなさい!〗パチンっ
おお、逆再生のようにこぼれたお茶がグラスの中に戻っていきます。そう。テーブルにバンっと手をついて意義を唱えたのは愛し子のおばあちゃんであるレイさん。

『あらあらまあまあ、私としたことがごめんなさい。魔神様ありがとうございます』
〖いいのよ~〗ひらひら
手を振ってこれくらい宮を直すことに比べたらなんでもないわ~と、魔神様。そりゃそうだ。

〖それで、何がちょっと待ってなのかしら?エルフたちだけ聖域に送る訳にはいかないわよ〗
〖そうだね~。この二人だったら夜にお伺いしてもうるさくしないと思うよ~〗
〖そうですね。この二人なら例えうるさくなるような状況になっても魔法で対処するくらいの配慮はすると思いますよ〗
主神様、魔神様、工芸神様の比較的常識のある神様たちもこの二人なら止める理由はないよね?と思っている。

『分かってます。分かってますけど、そうじゃないの』ぷるぷる

〖〖〖そうじゃない?〗〗〗はて?
この場にいる皆んながナゼ?と首を傾げていると

『だってだって、天界樹様、私が孫に会えるまで一緒に我慢してくれるって約束したじゃないの~っ』

『あ』
〖〖〖〖〖『あ』〗〗〗〗〗

『そ、そういえば、そんなこともあったやもしれぬの?』たら~
嫌な汗が天界樹様の背中を伝う

〖言ってたかも~〗
〖言ってたわねぇ〗
〖で、でも、レイさん、今回の場合適任者がね?〗
〖そうだよな〗
〖ええ。仕方ないと思いますよ〗
『レイだって、疲れた孫が叩き起こされたら嫌だろ?』
自分が行きたがってた神様たちもレイさんの剣幕に、思わずみんなで天界樹様の擁護に⋯⋯

『そうだけど、そうだけど、天界樹様は私を裏切らないと思ってたのに~』うわぁんっ
レイさん、年甲斐もなく大泣き
『若返ったんだからいいのよ!』
いや、こんな時だけ⋯⋯

『わ、悪いとは思っているのじゃ。すまぬ、レイ。じゃがの⋯⋯』
『い~や~』えぐえぐ。がしぃっ
『ひいっ』
〖わあっレイさんが天界樹ちゃんにくっついちゃったよ!〗
『く、苦し⋯』ぎゅぎゅぎゅ~
腰が~
『ずるいわ~』ギリギリ
〖レイ!天界樹を離しなさい!〗ぎぎぎぎ
〖剥がれないわっ〗ぎぎぎぎ
〖おい!レイ!天界樹の中身が出ちまうぞ!〗
〖武神ちゃん怖いこと言わないで~〗
〖その前に骨が折れるのでは?粉々に〗
〖ひいっ工芸神ちゃんもやめて~〗
 『おいレイっ、マジで天界樹死ぬぞ』
天界樹様、危ない!

『うぐぐっ、レ、レイ、聞いて欲しいのじゃ、悪いとは思うのじゃが、妾には行かねばならぬ理由がもうひとつあるのじゃっ』
なんとか話を聞いてもらおうと必死に声を出す天界樹様

『えぐえぐ、他の理由?』
『そ、そうじゃ、とにかく、一度⋯はな』がくうっ
もうダメじゃ⋯⋯無念

〖わああっ天界樹ちゃんが死んじゃったぁぁぁ~っ〗
〖死んでないわよ!まだ!〗
〖レイっとにかく離してくださいっ〗
〖神殺しは重罪だぞ!〗
〖拘束しますか?〗ピンッ
『工芸神様、そんな縄こいつなら引きちぎりますよっ』

『あ、あらあらまあまあ?ごめんなさい?』ぱっ
どさぁっ

〖天界樹ちゃ~んっしっかり~っ〗ゆさゆさっ
〖主神、落ち着きなさい!ヒール!〗
『ううっ⋯⋯』
〖良かった、顔色が戻りました〗ほっ
レイさん、どんだけ⋯⋯

『ごめんなさい。天界樹様』
とにかく、土下座で謝ろう

『いや、大丈夫じゃ。じゃが、次はないことを祈るのじゃ』
『すみません⋯⋯』
『こほん。と、とにかくじゃ、妾が聖域に行かねばならぬもうひとつの理由はの?』
『理由は?』
『精霊樹の精じゃ』
『へ?精霊樹の精様?』
〖〖〖〖『ああ~⋯⋯』〗〗〗〗
レイさんはポカンとしてるけど、神様たちは何だか分かったみたいです。

『彼奴は少々聖域でやりたい放題のようだしの?それに普段はふざけまくっておるくせに、肝心なことは言わぬようじゃからのぉ。少しばかり灸を据えてやらねばならぬ。そして、この役目は妾がせねばならぬのじゃ』ゆらゆら

『なぜ、天界樹様が?』
何だか天界樹様の後ろに黒いオーラが?

〖不思議ですか?精霊樹の精はね、天界樹が落とした種から生まれたのですよ〗
〖まあ、娘みたいなものよね〗
『妾は姉じゃ』
〖お姉様って呼ばせてるもんね〗
『当たり前じゃ』
うん。話を聞く限り母親よね?
『姉じゃ!さもなくばあの失礼極まりない精霊王ども、妾を『ばばあ』などと呼ぶのじゃぞ。そんなこと許すものか』ふるふる
『そ、そうよね。それはいけないわ』
女はいくつになっても女。ばばあなどと呼ばせてはいけないわ。それにしても、このお若く美しく見える天界樹様をよくそんな風に呼べるわね?

『とにかくじゃ、そういう訳で妾は彼奴の性根を叩き直さねばわならぬのじゃ!』めらめらめら
『あ、あらあらまあまあ』
天界樹様が燃えてるわ⋯⋯

〖ふふ。そんなわけだからさ、レイさん、他に適任者もいないわけだし、許してあげてよ〗
〖そうねぇ。そうだ、あなたも一緒に行きなさい。大丈夫だと思うけど、天界樹がやりすぎないように一応お目付け役としてね〗
〖はい。分かりましたわ、お母様。ふふ、役得ですね〗
『分かったわよぉ⋯⋯その代わり、孫がどんなだったかちゃんと教えてね』
『もちろんじゃ』
そんなわけで、誰が聖域に行くかようやく決定。

『ねえ、父様、母様、会議ってこんな感じなの?』もぐもぐ
『随分激しいんだね』ぱくぱく
『いや、そんなことは』
『ないはずよね?』
すっかり忘れられた存在のエルフさんたちは、この状況を眺めながらお茶を堪能していました。

そして⋯⋯

『やっぱりずるいわ~』うわぁんっ
『ええいっ離すのじゃレイっ』ずるずるずる
〖レイ⋯往生際が悪いわよ〗
出発する天界樹様にしがみついてズルズルと引きずられるレイさんがいたのでした。

☆。.:*・゜☆。.:*・゜

お読み頂きありがとうございます。先日更新したレイさんの孫が主役の『転生初日に~』の前日のお話になります。良かったらそちらもお読みいただけたら嬉しいです。
お気に入り登録、いいねや、エール、感想などもありがとうございます。

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