86 / 90
79 レイさんは⋯
しおりを挟む
さて、主神様と天界樹の精様に先導されやって来ました。エルフさんたちの畑予定地。
『さあ、ここなら思う存分、畑仕事に勤しむことが出来るのではないかえ?ちなみに隣の畑は、レイの助言で育てているものじゃ。色々なハーブや、薬草、果物、野菜など、なんと愛し子から種をもらって異世界のものも育てているのじゃ。それらを使ったレイの薬膳料理とは奥が深くての?妾はすっかりはまってしまったのじゃ』ふふん
何やら天界樹様が自慢げに語っています。
〖ふふ。愛し子の特殊能力だよね。僕はデザートが楽しみだな~。カカオでチョコレート!レイさんよろしくね~♪〗
主神様は断然お菓子派!レイさんに甘~いチョコレートをリクエスト!
『あらあらまあまあ、お気に召していただいて嬉しいわ』
こちらの世界、素材は美味しいのに料理が発展していないってもったいないわよね。素材がいいからこそ、そのままで食べられるから工夫しないなんて。私にしてみたら、美味しいからこそ、更に美味しくしたいと思うのだけど。
そういえば、肝心のエルフさんたち⋯は!?
『あ、あらあらまあまあ?』
え、えっと?みなさんなぜそんなにキラキラの目をしていらっしゃるの?ちょ、ちょっと怖いのだけど?
『異世界の植物ですか?』
『異世界の食材とは?』
『薬膳料理とは?』
『ちょこれぇととは?』
『『『『教えてください!』』』』はあはあっ
『あ、あらあらまあまあ?』
皆さんそんな、意気込んで?
『皆さんも興味があ⋯』
『『『『もちろんあります!!』』』』
『は、はい⋯』
あるんですね。そうですか⋯
〖くすくす。レイさん、本来エルフは緑と共に暮らす種族なんだよ〗
『そうじゃな。まして彼らはずっと自給自足で生きてきたのじゃよ。植物を育てることは隠れて生きてきたエルフたちの楽しみとも言えるのじゃよ。その彼らが未知の植物があると聞けば⋯』
『『『『是非私たちにも育てさせてくださいっ!』』』』
『こうなるのは必然じゃ。もう興味津々じゃの』
〖だよね~〗
実に楽しそうに主神様と天界樹様が教えてくれます。
『そ、そうなの⋯』
それにしても、あの控えめなエルフさん達かこんなに前に出てくるなんて⋯ち、近いわ。物理的に。
『ふふん。エルフたちよ、良いか?レイの教えてくれた薬膳料理はもちろん、お茶に至るまで、実に興味深いのじゃ。聞きたいかの?』にやっ
『『『『是非!』』』』
急に天界樹様が口元を扇で隠しながら、意味ありげに語り出した。それに見事に食いつくエルフさん達。
『あらあらまあまあ』
〖ふふ。天界樹ちゃんてば、楽しそうだね~〗
天界樹様ったら、扇の影から片目でちろっと見て、そんなエルフさん達を煽って何を言うつもりかしら?それにしても無駄に色気までないかしら?
『レイの薬膳料理やお茶はの?なんと、美味しい上に、ポーションと同じ、否、ポーションよりも効果があるのじゃ!』ふふんっ
『『『『ええええっ!?』』』』
『ヒエッ!?』
え?え?なに?その反応は!?そんな、大きな声で驚くことかしら?
『ポポポ、ポーションより!?』
『し、しかも、美味しいのですか!?』
『そ、そんなことが!?』
『も、もしや、味は良くとも匂いや見た目が⋯』
『否!味も見た目も香りも素晴らしいのじゃ!』ふふんっ
『『『『な、なんと⋯っ』』』』ピシャーンッ
『え、ええ?』
な、なぜそんな雷に打たれたかのようなショックを?そして天界樹様はなぜそんなに得意げなのかしら?
『レイ、言うたじゃろ?この世界の薬、ポーションはとにかく、とにかく!まずいのじゃ』ギリリ
『ええと、誇張して言ってるだけだと思っていたのだけど⋯』
嫌だわ、天界樹様、扇をそんなに握りしめたら壊れちゃうわよ
『何を言うかっ』ぐぐっ ばきっ
『『『『誇張なんてとんでもないっ!!』』』』ずずいっ
『え、ええと、ごめんなさい?』
なんだか皆さんの迫力が、怖いわ。天界樹様、扇がにぎりつぶされたわよ。
〖くすくす。あのね?レイさん。この世界のポーションはね?誇張でも何でもなく、まずい!臭い!見た目も悪い!と、とにかく酷いんだよ〗
『そ、そんなに?』
だってお薬よね?
〖そう。匂いに敏感な種族は気絶しちゃったり、飲んだあとの方が具合悪くなっちゃったり〗
『あらあらまあまあ?』
それは、薬なの?毒の間違いじゃ?
〖いやいや、効き目はあるんだよ?ポーションの飲みすぎは体が慣れてしまって効きが悪くなるから、まずいのは、その予防になるにはなるんだけどね。ただね~〗
『不味すぎて飲むのを渋るあまり、重症化したり間に合わなくなることもあるのじゃよ』
『『『『うんうん』』』』
『えええ⋯』
それほんとに薬?
『じゃからの?レイの作るハーブティーや薬膳料理は、ありる意味、劇薬じゃな』
〖そうだね~広めたらまずいよね。がめつい人間なんかに知られたら、下手したら戦になるかも。あはは〗
『主神様、笑い事じゃないぞえ?レイの作るものには美肌効果や若返り効果まであるのじゃよ。天界と聖域以外には門外不出じゃの』
〖そりゃそうだね~あはは〗
『えええぇ⋯』
そ、そこまで?
『レイさん、主神様方が仰っていらっしゃることは決して大袈裟ではないと思いますよ』
『『『うんうん』』』
『えええぇ⋯』
エルフさん達まで?
『失礼ながら、レイさんはご自分の規格外ぶり⋯貴重性を分かっていらっしゃらないかと』
『え?』
エルフさん、今、規格外って⋯そこまで言ったら言い直したって無駄よね?
『こほん。このまま下界に下りて冒険者になり、レイさんのその知識や料理を他のものが知れば、レイさんを我がものにしようと争いが起こる可能性があります。それはすなわち、娘たちをも危険に晒すことになるでしょう』
『あ⋯』
そうだった。私だけの問題ではないのだわ。まして私が一番年長で、私が巻き込んだのだから、私のせいで危険に晒す訳にはいかないわ。
『そうなんじゃよ。妾たちもそれを危惧しておってのぉ。レイはこの世界の常識を知らぬからのぉ』
〖そうなんだよ。かといって僕らも下界の常識からかけ離れてるからねぇ。エルフさん達でレイさんにその辺のこと教えて貰えないかな?〗
神様たちもそこは気にしていたところ。丁度話題に出してくれた~とばかりにエルフさん達に話した。
『私たちの知る範囲のことでしたら。ですが、私たちも隠れて暮らしておりましたから、大分世の中のことには疎いのですが⋯』
〖僕たちよりマシだよ~。お願いするよ〗
『かしこまりました。できる限りお伝えさせていただきます』
〖ありがとう~。だって!先生ゲットだよ。良かったね!レイさん♪〗にこにこ
『え、ええ。そうですね。皆さん、よろしくお願いいたします』
良かったけれど、なんだか規格外だとか、常識が無いとか、なにか釈然としないような?
『まあまあ、レイ。とにかく、先生が見つかって良かったの』にこにこ
『そ、そうね』
やっぱり、釈然としないわ⋯
『『レイ姉様』』つんつん
『エルフちゃんたち』
上目遣いで私の服を可愛らしく引っ張るエルフ姉妹。癒しだわ
『『がんばろう!』』
『はい⋯』がくっ
『とどめじゃの』
〖とどめだね~〗
可愛いエルフ姉妹にも、めでたく規格外非常識認定をされたレイさんでした。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読み頂きありがとうございます。
更新なかなか出来なくてすみません。日々、父に振り回されて中々時間がとれず⋯一緒に介護申請したはずの母まで振り回されてます。
次の更新お待ちいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
『さあ、ここなら思う存分、畑仕事に勤しむことが出来るのではないかえ?ちなみに隣の畑は、レイの助言で育てているものじゃ。色々なハーブや、薬草、果物、野菜など、なんと愛し子から種をもらって異世界のものも育てているのじゃ。それらを使ったレイの薬膳料理とは奥が深くての?妾はすっかりはまってしまったのじゃ』ふふん
何やら天界樹様が自慢げに語っています。
〖ふふ。愛し子の特殊能力だよね。僕はデザートが楽しみだな~。カカオでチョコレート!レイさんよろしくね~♪〗
主神様は断然お菓子派!レイさんに甘~いチョコレートをリクエスト!
『あらあらまあまあ、お気に召していただいて嬉しいわ』
こちらの世界、素材は美味しいのに料理が発展していないってもったいないわよね。素材がいいからこそ、そのままで食べられるから工夫しないなんて。私にしてみたら、美味しいからこそ、更に美味しくしたいと思うのだけど。
そういえば、肝心のエルフさんたち⋯は!?
『あ、あらあらまあまあ?』
え、えっと?みなさんなぜそんなにキラキラの目をしていらっしゃるの?ちょ、ちょっと怖いのだけど?
『異世界の植物ですか?』
『異世界の食材とは?』
『薬膳料理とは?』
『ちょこれぇととは?』
『『『『教えてください!』』』』はあはあっ
『あ、あらあらまあまあ?』
皆さんそんな、意気込んで?
『皆さんも興味があ⋯』
『『『『もちろんあります!!』』』』
『は、はい⋯』
あるんですね。そうですか⋯
〖くすくす。レイさん、本来エルフは緑と共に暮らす種族なんだよ〗
『そうじゃな。まして彼らはずっと自給自足で生きてきたのじゃよ。植物を育てることは隠れて生きてきたエルフたちの楽しみとも言えるのじゃよ。その彼らが未知の植物があると聞けば⋯』
『『『『是非私たちにも育てさせてくださいっ!』』』』
『こうなるのは必然じゃ。もう興味津々じゃの』
〖だよね~〗
実に楽しそうに主神様と天界樹様が教えてくれます。
『そ、そうなの⋯』
それにしても、あの控えめなエルフさん達かこんなに前に出てくるなんて⋯ち、近いわ。物理的に。
『ふふん。エルフたちよ、良いか?レイの教えてくれた薬膳料理はもちろん、お茶に至るまで、実に興味深いのじゃ。聞きたいかの?』にやっ
『『『『是非!』』』』
急に天界樹様が口元を扇で隠しながら、意味ありげに語り出した。それに見事に食いつくエルフさん達。
『あらあらまあまあ』
〖ふふ。天界樹ちゃんてば、楽しそうだね~〗
天界樹様ったら、扇の影から片目でちろっと見て、そんなエルフさん達を煽って何を言うつもりかしら?それにしても無駄に色気までないかしら?
『レイの薬膳料理やお茶はの?なんと、美味しい上に、ポーションと同じ、否、ポーションよりも効果があるのじゃ!』ふふんっ
『『『『ええええっ!?』』』』
『ヒエッ!?』
え?え?なに?その反応は!?そんな、大きな声で驚くことかしら?
『ポポポ、ポーションより!?』
『し、しかも、美味しいのですか!?』
『そ、そんなことが!?』
『も、もしや、味は良くとも匂いや見た目が⋯』
『否!味も見た目も香りも素晴らしいのじゃ!』ふふんっ
『『『『な、なんと⋯っ』』』』ピシャーンッ
『え、ええ?』
な、なぜそんな雷に打たれたかのようなショックを?そして天界樹様はなぜそんなに得意げなのかしら?
『レイ、言うたじゃろ?この世界の薬、ポーションはとにかく、とにかく!まずいのじゃ』ギリリ
『ええと、誇張して言ってるだけだと思っていたのだけど⋯』
嫌だわ、天界樹様、扇をそんなに握りしめたら壊れちゃうわよ
『何を言うかっ』ぐぐっ ばきっ
『『『『誇張なんてとんでもないっ!!』』』』ずずいっ
『え、ええと、ごめんなさい?』
なんだか皆さんの迫力が、怖いわ。天界樹様、扇がにぎりつぶされたわよ。
〖くすくす。あのね?レイさん。この世界のポーションはね?誇張でも何でもなく、まずい!臭い!見た目も悪い!と、とにかく酷いんだよ〗
『そ、そんなに?』
だってお薬よね?
〖そう。匂いに敏感な種族は気絶しちゃったり、飲んだあとの方が具合悪くなっちゃったり〗
『あらあらまあまあ?』
それは、薬なの?毒の間違いじゃ?
〖いやいや、効き目はあるんだよ?ポーションの飲みすぎは体が慣れてしまって効きが悪くなるから、まずいのは、その予防になるにはなるんだけどね。ただね~〗
『不味すぎて飲むのを渋るあまり、重症化したり間に合わなくなることもあるのじゃよ』
『『『『うんうん』』』』
『えええ⋯』
それほんとに薬?
『じゃからの?レイの作るハーブティーや薬膳料理は、ありる意味、劇薬じゃな』
〖そうだね~広めたらまずいよね。がめつい人間なんかに知られたら、下手したら戦になるかも。あはは〗
『主神様、笑い事じゃないぞえ?レイの作るものには美肌効果や若返り効果まであるのじゃよ。天界と聖域以外には門外不出じゃの』
〖そりゃそうだね~あはは〗
『えええぇ⋯』
そ、そこまで?
『レイさん、主神様方が仰っていらっしゃることは決して大袈裟ではないと思いますよ』
『『『うんうん』』』
『えええぇ⋯』
エルフさん達まで?
『失礼ながら、レイさんはご自分の規格外ぶり⋯貴重性を分かっていらっしゃらないかと』
『え?』
エルフさん、今、規格外って⋯そこまで言ったら言い直したって無駄よね?
『こほん。このまま下界に下りて冒険者になり、レイさんのその知識や料理を他のものが知れば、レイさんを我がものにしようと争いが起こる可能性があります。それはすなわち、娘たちをも危険に晒すことになるでしょう』
『あ⋯』
そうだった。私だけの問題ではないのだわ。まして私が一番年長で、私が巻き込んだのだから、私のせいで危険に晒す訳にはいかないわ。
『そうなんじゃよ。妾たちもそれを危惧しておってのぉ。レイはこの世界の常識を知らぬからのぉ』
〖そうなんだよ。かといって僕らも下界の常識からかけ離れてるからねぇ。エルフさん達でレイさんにその辺のこと教えて貰えないかな?〗
神様たちもそこは気にしていたところ。丁度話題に出してくれた~とばかりにエルフさん達に話した。
『私たちの知る範囲のことでしたら。ですが、私たちも隠れて暮らしておりましたから、大分世の中のことには疎いのですが⋯』
〖僕たちよりマシだよ~。お願いするよ〗
『かしこまりました。できる限りお伝えさせていただきます』
〖ありがとう~。だって!先生ゲットだよ。良かったね!レイさん♪〗にこにこ
『え、ええ。そうですね。皆さん、よろしくお願いいたします』
良かったけれど、なんだか規格外だとか、常識が無いとか、なにか釈然としないような?
『まあまあ、レイ。とにかく、先生が見つかって良かったの』にこにこ
『そ、そうね』
やっぱり、釈然としないわ⋯
『『レイ姉様』』つんつん
『エルフちゃんたち』
上目遣いで私の服を可愛らしく引っ張るエルフ姉妹。癒しだわ
『『がんばろう!』』
『はい⋯』がくっ
『とどめじゃの』
〖とどめだね~〗
可愛いエルフ姉妹にも、めでたく規格外非常識認定をされたレイさんでした。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読み頂きありがとうございます。
更新なかなか出来なくてすみません。日々、父に振り回されて中々時間がとれず⋯一緒に介護申請したはずの母まで振り回されてます。
次の更新お待ちいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
48
お気に入りに追加
412
あなたにおすすめの小説

小さな小さな花うさぎさん達に誘われて、異世界で今度こそ楽しく生きます!もふもふも来た!
ひより のどか
ファンタジー
気がついたら何かに追いかけられていた。必死に逃げる私を助けてくれたのは、お花?違う⋯小さな小さなうさぎさんたち?
突然森の中に放り出された女の子が、かわいいうさぎさん達や、妖精さんたちに助けられて成長していくお話。どんな出会いが待っているのか⋯?
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
『転生初日に妖精さんと双子のドラゴンと家族になりました。もふもふとも家族になります!』の、のどかです。初めて全く違うお話を書いてみることにしました。もう一作、『転生初日に~』の、おばあちゃんこと、凛さん(人間バージョン)を主役にしたお話『転生したおばあちゃん。同じ世界にいる孫のため、若返って冒険者になります!』も始めました。
よろしければ、そちらもよろしくお願いいたします。
*8/11より、なろう様、カクヨム様、ノベルアップ、ツギクルさんでも投稿始めました。アルファポリスさんが先行です。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました
ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】
ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です
※自筆挿絵要注意⭐
表紙はhake様に頂いたファンアートです
(Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco
異世界召喚などというファンタジーな経験しました。
でも、間違いだったようです。
それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。
誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!?
あまりのひどい仕打ち!
私はどうしたらいいの……!?

【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる